フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
お酒(主にウイスキーとビール)の感想をアップしています。興味のあったもの、好みだったものには★~★★★印を付けています(ウイスキーよりも安価&入手難易度が低いビールの方が★が付きやすい傾向あり)。
ラ ファン デュ モンド トリプル (ユニブルー)/La Fin du Monde Tripel (Unibroue)
香りはトリプルに良くある華やかな黄色いフルーツ感が心地良いが、味は特に余韻にベタっとしたビターさが悪目立ちしてる気がする。悪くは無いが進んで飲みたい特別感はやや欠ける印象。
アードナムルッカン 9年 2014 (アデルフィ)/Ardnamurchan 9yo 2014 (Adelphi)
香りはもっと長熟に感じる上品なシャープさ、味は短熟らしいシャープさが前面に出ている。アデルフィらしい雑味の無い上品な短熟。悪くは無いけど良くも無い。やっぱりアードナムルッカンはピーテッドの方が良いと思う。
カピテル ワトゥ ウィンター/Kapittel Watou Winter
酸味あるベリーの風味がかなりハッキリ。甘さよりビターさが前面に来る余韻も、ウィンターエールとしては少し変わり種な印象。
ボウモア 1997 26年 (アデルフィ)/Bowmore 1997 26yo (Adelphi)
★★ 絶妙な旨さ。ボウモアの長熟にしては少し荒さも感じられるが、それがむしろ良い感じのパンチの強さになっている。★2.5くらい。
フィロウ (キャスティール)/Filou (Kasteel)
★ 暖かい印象のあるトリプル。ボディはかなり分厚く飲みごたえが十分。フルーティさは香りは華やかだが、飲むとそこまで派手ではなく、穀物感が中心の堅実な旨さ。
スペイ ローヤルチョイス/SPEY Royal Choice
少しオクトモアっぽい無骨なオーキーさ、スモーキーさは流石にオクトモアよりはずっと軽いが傾向は近い。それでいて変なえぐみは無く心地いい。Chairman’s Choiceより好み。
★濃厚で滑らか、ラガーとエールの中間のようなバランスの良さ。どっちつかずにはなっておらず、黄色系のフルーツと麦芽の香ばしさが心地いい。
5 IPA シトラ モザイク (ブリュー・バイ・ナンバーズ)/5 IPA Citra Mosaic (Brew By Numbers)
★甘さ強めのIPAで、穀物感やパンチの強さもしっかり。ただし後味はキレよく、食事との相性も良いライン。普段飲みとしては優秀な一本だと思う。
キルホーマン ペドロヒメネス 2023/Kilchoman Pedro Ximenez 2023
★かなりバランスのいいキルホーマン。ちょうどいい甘さと塩気とビターなウッディさ、やや控えめなスモーク感も風味の邪魔をせず良い塩梅。余韻の柔らかいスモーキーさも良い。間違いのない一本。
★ 厚みあるボディと程よい甘さ。飲み進めていくと結構甘さが強く感じてくるが、クリーミーな香ばしい穀物のボディ感が負けておらす、バランスの良い旨味と飲み心地。
デイドリーム (スプリングバレー ブルワリー)/Daydream (Spring Valley Brewery)
★ クリーミーでフレッシュ、バランス良く軽快。特に柚子やすだちのような柑橘感は上品で柔らかく、なかなか海外のビールでは無い面白い風味。ホワイトビールとの相性もとても良いと思う。
★~★★ 香りは絶品な上品さ、味は力強さと上品さが同居したバランス良い分厚い風味。感動するような旨さでは無いが、高レベルで安定している。★★と言うより★1.5位の印象。オフィシャルのコアレンジとしては十二分な出来だと思う。
★ 凛としたフレッシュな柑橘と穀物、ヒノキっぽいかは分からないが余韻にやや青臭さのあるウッディさやハーブは感じられる。なかなか楽しい現代的な風味。
箕面ブリュワリー W-IPA/Minoh Brewery W-IPA
★ホップのしっかりとしたビターさとフルーティさ、それに負けない麦の濃厚さが合わさったIPA。パンチは強いが、意外と食事と一緒に飲めるバランスの良さ。
★心地良いシェリー熟成ボトル。えぐみ無く上品なフルーティさと程よいスモーク。12年と18年物の直線状にしっかりあるのが面白い。普段飲みとしてとても良いボトルだと思う。
アサヒ プレミアム生ビール 熟撰/Asahi Premium Jukusen
クリーミーで滑らか、穀物の香ばしさのまとまりが良い風味。フルーティさは酸味ある柑橘系が中心で、余韻にはホップのフローラルさが広がる。上品な出来。確かに飲食店との相性は良いと思う。
グレンロセス 2013 9年 (ダンカン・テイラー)/Glenrothes 2013 9yo #4939514 (Duncan Taylor)
★~★★ 甘さ、スモーキーさ、穀物感、ビターさのバランスが非常に良く、嫌味なく各要素の良さを楽しめる。年数相応の若さはあるが、嫌味は無く、むしろ程よいパンチに繋がっている。好みの風味。★1.5位。
コクの神髄 プレミアム/Beer Surpise Koku no Shinzui
ボディしっかり目の飲みごたえある風味。通常のラガーと比べると麦芽感が濃いめで柑橘系の甘さも強い。プレミアム感はそこまで無いが、ぼちぼちの出来。
キルホーマン カルヴァドス スモールバッチ No.5/Kilchoman Calvados Small Batch No.5
★カルバドス由来のリンゴ感がかなりはっきり出ていて、キルホーマンらしい麦芽やスモーキーさと良い感じに調和している。結構好き。甘すぎずえぐみも無く、バランスの良い出来だと思う。
★プレモル的な鮮烈なホップの香りも、個人的にはプレモルよりは上品でまとまりがある気がする。フローラルというよりフルーティ。度数も低めで飲みやすい。夏向けのサッパリした風味。
少し荒さは感じるが、しっかりしたフルーティさとオーク感、穏やかなスモークは心地良い。味のまとまりはやや悪い気もする。えぐみは無く、熟成年数相応ではある。
ミケラー サイドアイズ ペールエール/Mikkeller Side Eyes Pale Ale
甘さはっきり目で旨味強め。飲みごたえがあり、余韻はビターさが強めなので甘ったるいような余韻ではなくしつこくは無い。思ったより軽快では無いが、ほどよく軽快。
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フルーツビアらしい風味。甘すぎず、ビールの麦芽感もしっかり残るというか主体となる印象で、フルーツ風味のビールという感じ。意外と食事とも合わせられる
★★ホップ感が絶妙、プレモルよりフローラルさやフルーティさが上品で複雑。香りで特に感じるフレッシュでジューシーなフルーティさは何とは特定しにくいが余り無い感じで面白い。
★★この年数にしては完璧に近いボウモア。スモーキーさやビターさ、赤やダークフルーツの複雑な甘さが調和し、パンチがありながら刺々しさは無く、良い要素だけが出ている印象。ボウモアらしいフローラルさも憎い限り。甘さがやや単調で複雑さと奥行きが足りない以外は完璧。好き。
★蜂蜜9%添加と多めなので香りは蜂蜜感が全開だが、飲むとそこまで強くない。甘さの種類が普段飲むビールとは違う感じで違和感を感じるが、バランスはそこまで崩れていない。ハニービールとしてのバランスは良いと思う。
安定感ある旨味も、後味の柑橘ピール感が少し青臭い印象があった。モルティさはさっぱりして程よく香ばしいので良かったが、その分余韻が少し目立って邪魔な印象。
★柔らかいスモークとシェリー樽の甘さにパフューミーさ満点の風味。間違いなく80年代ボウモアがいると分かる。40年物だが芯の太さがあり、やや枯れ気味ではあるが滑らかさと飲みごたえが両立。個人的にはパフューミーな風味は好きなので★1だが、石鹸感が嫌いな人は厳しいと思う。
シャープでパンチがあるトリプル。少しアルコール感はあるが良い感じにフルーツとモルティさのバランスが取れている。ハーバルなビターさはやや強く、アルコールの嫌なニュアンスを消してくれている印象。
柑橘中心のサッパリ癖のない風味。甘さ控えめで軽いが、パンチはそこそこあるので軽すぎではない。低温発酵の恩恵か雑味は少ない。
★少しパンチの弱くなったアードベッグ19年トリーバンっぽい感じ。シェリー感はあまりないがさっぱりしたフルーティさとバニラのクリーミーさがあり飲みやすい。芯のあるアイラモルトで悪くない。
★ベルギースタイルのストロングエールらしい濃厚な風味。ダークフルーツの甘さは甘すぎず、ロースト感も程よい。少し単調ではあるが悪くはない。複雑な濃厚さが欲しい人には物足りないかも知れない。
ギリシャらしい穀物感強い風味。穀物と柑橘のシンプルな風味で、変な癖は無く飲みやすく、滑らかで香ばしい。しつこさや重さが無く飽きにくい風味なので普段飲みにしやすそう。
かなり荒々しいスモークや塩気、焦げ感がガツンと感じられる。フルーティさや甘さは控え目で、熟成感は18年ほど感じられない。イマイチ。
香りは発酵したような癖のあるトロピカルフルーツが目立ち、飲むとやや控えめになる物のそれでもやや独特の癖は感じる。ビールらしさとフツーティさの調和は取れている。
軽快、口あたり軽いパンやワインぽい雰囲気。フランスらしいおしゃれさが感じられる夏っぽい軽やかな風味も、余韻に少しえぐみがある。
樽感がしっかり出たスパイシーでオーキーな風味。甘さはキャンディ的なオレンジやリンゴ飴、ミントやバニラアイス感も薄っすら。少しオークスパイスが強すぎる印象があるが、ほどよい甘さとボディがあって飲み心地は良い。
軽快でフローラル、穀物感は軽いがクリーミー。アルコール度数が低い事もあり、食事とともに飲むのにも最適な風味。
★小麦やオーツを含むしっかり&ねっとり感のある穀物味が楽しめるトリプル。変な派手さはないが、ベルギーエールらしいフルーティさと濃厚な旨味が味わえる。重くない程度に分厚いトリプルが好きならオススメ。
香りはバーボン樽熟成っぽい素直なスプリングバンクだが、味は結構オーク感がバチバチに来る。ケイデンヘッド社ボトリングというと半分オフィシャルみたいなもんだが、オフィシャルとは違った尖り方があって楽しい。
しっかりしたロースト感にブドヴァルらしい軽快な飲み口のバランスが良い。ダークラガーだが飲みやすく、日本で販売されているダークラガーに系統は近いが、ロースト感はしっかり強め。
★★オーツが加えられているらしさの出た滑らかでクリーミーな穀物感とフルーツ、柔らかいハーブのバランスが非常に良い。分厚いボディに旨味が濃縮されている感じ。こってり目の風味が好きな人にオススメ。
芯がありつつ熟成感があり上品で飲みやすいブレンデッド。ダフトミルらしさがしっかり感じられる。これならダフトミルを飲んだ方が良いが、ブレンデッドとしてのバランスは良い。£135という価格を考えると買うのは少し躊躇するか。
程よいコクと発酵感ある麦汁や黄色いフルーツ。特別感は無いが、飲みやすい癖の少ない風味。普段飲み用だが、淡白な食事だと邪魔かもしれない。
コースタル感ある塩気を纏ったスモークにピリッと刺すようなスパイシーさ、甘さはシンプルなリンゴやオレンジ、余韻にかけてクリーミーなカスタード。バランスは良いがまだ粗削り。
クリスマスエールではあるが一般的なクリスマスエールとは少し毛色が違い、むしろクアドルペルに近い。ジュニパーらしいベリー感はあるがそこまで特徴的ではない。悪くは無いが印象に残らない味。
スタンダードでクセがなく、穀物も程よくコクあるラガー。結構良い。度数も低く特に食事との相性がとても良く、普段飲みのビールとしては優秀。少し★を付けるか迷った。
★フレッシュなリンゴのフルーティさ、蜂蜜やマーマレードのねっとりした甘さ、奥にバニラ、しっかり骨太な麦芽感や藁っぽいスモーキーさと、全体のバランスと風味の移り変わりが良い感じ。
★★甘さはまったり濃厚で複雑だがしつこくなく、しっかりとしたモルティさが主体。スパイス感も程よく、度数ほどはアルコールの棘は感じない、飲み心地の良いストロングエール。
ねっとりしたスモーキーさとややはっきり目の原酒感。ラムの風味もしっかり感じるが、正直個人的に短熟ウイスキーとの相性は悪いと思っていて、原酒の悪い癖も増強されている印象。ハーブ感とスモーク感の組み合わせが好きな人なら行ける。
★度数を感じさせないスッキリしたながら、ベルギービールらしいフルーティさとフローラルさはしっかり感じられる。余韻のハーバル感が強く、グルートらしさを味わえる。インフェルノという名前とは対照的に上品なバランス。
飲みやすいアンバーエール。かなりサッパリした風味で飲み疲れない反面、個人的にはもう少し飲みごたえやパンチが欲しい。
★素朴な麦芽中心の骨太な骨格をしっかり残したまま、熟成感は程よくあってクリーミーなバニラの甘みもちょうど良い。特別良いわけでは無いが安心できる風味。★0.5くらい。
★~★★ほどよいスモーク感とキャラメルや黒蜜、やや強めのイチゴジャムのような甘さ。とは言えスモーク感とも調和していて下品な甘さでは無い。飲み心地がよく、かなり好みの風味。
アップルパイのような香ばしさもあるフルーティさと程いいスモーキーさは調和している。メロン的な青いフルーティさやスパイシーさもピート香との相性は良い。特にこれと言った個性が無いのが残念ではあるが悪くはない。
穀物感が強く、そこに黄色いフルーティさと酵母のフローラルさが広がる。少しコーンっぽい軽さも感じられる。余韻は柑橘ピールのビターさが強く続く。元祖だから当たり前と言えば当たり前だが、ベーシックな風味のトリプル。
★★しっかりした熟成感と複雑さが合いまった旨いオクトモア。ボディも分厚くパンチ十分。樽感はバーボン樽がメインで、奥にワイン樽を感じる程度。少しピークを過ぎた印象もあるが、変な癖は出ておらずまだまだ。
★★しっかりしたピーチの甘さとカルダモンのスパイシーさとミント感、ランビックらしい酸味のバランスが良く、素晴らしい飲みやすさ。出来の良いビアカクテル。余韻に少しビールらしさはあるが変なえぐみは無い。かなり好み。
えぐみはそこまで出ていないが、少し荒さが悪目立ちする。青いフルーツや草っぽい風味が中心で、甘さは下品では無いが余り調和は取れていない印象。
★~★★アイラモルトっぽいどっしりとしたスモーキーさと麦芽の深い風味、コーヒー系のビターさが織りなす落ち着いた風味。変にベタベタした甘さも無く、飲んでて安らぐ。個人的に好きな風味で★1.5くらい。
(1)特徴 (2)テイスティング (1)特徴 ・クワレモント ブロンド/Kwaremont Blond ・デ・ブラバンデール醸造所(ベルギー)/Brouwerij De Brabandere ・6.6% ・ブロンドエール デ・ブラバンデール醸造所はベルギーのウェスト=フランデレン州にある1894年設立の家族経営の醸造所。BavikやPetrusブランドのビールも生産しています。 今回テイスティングしたクワレモント ブロンドは、ベルギーの有名な自転車レースであるツール・デ・フランドルのオフィシャルビールです。商品名もツール・デ・フランドルの難所「オウデ・クワレモント」から取られており、オウデ・ク…
例年よりも少し磯感が強めな印象で、ねっとりした風味。シェリー感は穏やか。個人的な好みとしてはやや劣るが、完成度の高さは相変わらず。