★立志の薬 根津や孝助一代記 初挑戦の時代もの(作者は銀行出身) いろいろな情報がちょこっとずつ、 面白かったです 18歳で、楽種商の養生屋の番頭に出世した孝助 流行り病の原因と対策の人情時代物語 噺家が前解説、次に孝助を取り巻く周りの奮闘の様子の仕立てもわかりやすく ●腎...
2025年7月
★立志の薬 根津や孝助一代記 初挑戦の時代もの(作者は銀行出身) いろいろな情報がちょこっとずつ、 面白かったです 18歳で、楽種商の養生屋の番頭に出世した孝助 流行り病の原因と対策の人情時代物語 噺家が前解説、次に孝助を取り巻く周りの奮闘の様子の仕立てもわかりやすく ●腎...
★元禄お犬姫 綱吉の生類憐みの令の時代 犬小屋支配を務める森橋家の娘、知世(お犬姫)の物語 知世は、どんな犬でも手なずけてしまうことから、「お犬姫」と呼ばれた お犬様をめぐる事件、知世まわりをめぐる人間模様、恋模様がわかりやすく読みやすかったです お犬姫が活躍した元禄時代 ...
★飛越ジャンプ 飛越(ジャンプ)、障害競馬の物語 平地(通常)競馬との違い、騎手、馬主、調教師、生産牧場、厩舎、トレセン(馬のトレーニングセンター)など、わかりやすく書かれ、読みやすかったです 障害競馬は、平地競馬で出れなかった馬を騎手自身が調教助手となり、時間をかけて馬と...
★満月珈琲店の星詠み 本当の願いごと シリーズ2 西洋占星術、猫によるトレーラーカフェ、美味しそうなカフェメニューを上手く組み合わせた物語 イラストも良かったです 占星術は、太陽星座、月星座、アセンダント(その人の生まれた瞬間の東の地平線に昇っていた星座)で、登場人物の特性...
★落日 天才を引きずり下ろすことで快感を得る人=天才クラッシャー 凡人のくせに自分は特別な存在だと勘違いしている人 ※天才クラッシャーが引き起こす事件を通じて、主人公の二人で、交互に物語が進みます ※自己暗示かけたまま努力しているうちはいいが、それが認められなかったり、自分...
★満月珈琲店の星詠み 猫の星詠みマスターがいる満月珈琲店 西洋占星術をモチーフにしたお話 イラストとスイーツも世界観をアップ 満月の夜だけに現れる珈琲店は トレーラーカフェ(プラハ・カレル橋のトレーラーカフェに似ている) スイーツは 水瓶座のトライフル 惑星アイスのアフォガ...
★オバさんになっても抱きしめたい 団塊、バブル、ロスジェネ、ゆとり、世代別な名前 バブル女、山元里佳子 ロスジェネとゆとりの間、才川美結 美結の上司は、天敵?里佳子(主任) 語り口調で、世代特徴、仕事や私生活が交互に出てくる構成 里佳子「そりゃ、昔はいい思いもした あとの...
2025年7月
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★青柳さんちのスープごはん 函館出身の作者、函館を舞台した父と娘の物語 妻を病で失った青柳和佐は、3歳の娘を連れ、故郷の函館に戻ってきた 妻の撮った写真とスープごはんのレシピは大切な形見 レシピを参考にスープごはんを作りながら、新たな職場や仲間、疎遠だった母、娘の両親との関...
★悪いものが来ませんように 予想とことなるミステリー 構成は紗英と奈津子のふたりの関係性 助産院で働く紗英、地銀で働く夫と二人暮らし 子供を望んでいるが、夜勤明けで向かうのは奈津子の家 浮気している夫の愚痴を聞き、紗英の味方をする奈津子 一方、奈津子は専門学校に通っていたこ...
★五つの季節に探偵は 面白かったです 探偵の父親を持つみどり みどりも探偵に、人間の裏を暴く興奮にのめり込んでいく みどりは、依頼者や友人を傷つけることになっても謎を解かずにはいられない 五つの嘘と真実 五話は、そんなみどりが、後輩・相棒の言動に動かされていく ●一話200...
★処方箋のないクリニック 特別診察 医療小説 作者も医学系出身 主人公は内科医、青島倫太郎 殺伐たる医療現場に一石を投じようと、自分の診療所を開いた医師 総合内科の看板をかかげ、診療を医療相談と呼び、森の中のあばら家(元医院)でゆったりと患者を受け入れる 現実離れしているが...
★いつも駅からだった 「文学を社会に浸透させる」という試み 企画会社の休日ハック・移動ニーズを生みたい京王電鉄や書店・作者が「本」を通じて持続可能な取り組みに挑戦 小説と街歩きの掛け合わせ 街歩きには、謎解きの要素も入れ込み、冊子を無料で配付、SNS効果もあり受け入られ...
★東京ロンダリング 都内の事故物件を一ヶ月ごとに転々とする仕事 賃貸の部屋で自殺・事故が起きた場合、次の借り主にその事を告げる義務があるが、そうすると借りることをためらう人もいて、部屋の回転率が悪くなる そこで不動産屋はその部屋に第三者のアルバイトを数カ月送り込む そのあと...
★ごんぎつねの夢 有馬(ライター)が幹事をつとめる中学時代のクラス会の会場に、きつねの面をかぶった男が銃で押し入った 犯人は特殊部隊に射殺されたが、正体は有馬達の元教師の長門(演劇部顧問) 長門の胸ポケットに、有馬宛のメッセージが 【有馬よ、私からの遺言だ、埋もれている...
★彼女が遺したミステリ 亡くなった婚約者の一花から、僕宛(博人)にある日手紙が届く 内容は「謎解き」 彼女から出される謎を解いていき、博人は思い出と喪失に向き合い、やがて再生へ ミステリ好きの一花が好きだった、アガサの「そして誰もいなくなった」の文庫本から、みなとみらい、熱...
★風呂ソムリエ 砂川ゆいみは、風呂・銭湯・温泉好き でも元彼はシャワーのみの風呂嫌い それが原因で、ゆいみは会社をやめ、心機一転、派遣で天天コーポレーションの受付をしている ある日、同じ会社の入浴剤開発員の鏡美月と知り合い、入浴剤のモニターになる 美月は営業部の円成格馬...
★貸し物屋お庸 シリーズ第五弾 貸し物屋とは、現代のレンタルショップ、家財からふんどしまで何でも貸して損料取る 損料屋とも呼ばれる 本店の看板には「湊屋本店 ないものは無い」、本店の主は清治郎(海千山千)、出店の主は庸(17歳) 庸は黄色い地に格子縞の小袖、えんじ色の裁付...
★わたしの猫、永遠 猫をテーマにした4部作目 作者はNY州在住(長年猫と暮らす) 真美絵とケイシー ふたりは京都の書店で出会う 旅好きの二人はインド→東京→アメリカへ 大自然があるNY州の小さな町で、一戸建てに住み猫を飼う ケイシーは近くの大学院に 真美絵はフリーライター...
★食べるのが好き、飲むのも好き、料理は嫌い 食器や食卓まわりの小物が好きな作者 できあいものを利用して、早くて美味しく見栄えのする料理を紹介 手に入れた小物にまつわる思い出や、五十代で東北大学大学院に入学したエピソードも収録 写真とエッセイ 相撲とプロレスが好きな内館さん ...
★三島屋変調百物語 3話収録のうちの、第36話土鍋女房 土鍋女房、当時は、海苔など御用達品を土鍋にのせて献上するところから来ている とか 江戸神田の袋物屋・三島屋の次男富次郎は、変調(風変わり)百物語の聞き手で有名 内容について他言無用 摩訶不思議な物語を利害関係なしの富...
★三島屋変調百物語 今日は、3話収録されているうちの 第37話・よって件の如し 変調(風変わり)な百物語、「よって件の如し」は、前述の通りという意味 江戸神田の袋物屋・三島屋の小旦那の富次郎は、語り手の凶事話を聞いている 誰にも漏らさないという約束で、、 要約すると、化け物...
★ききりんご紀行 りんごエッセイ 🍀りんごの皮をむかずにりんごを煮る 翌日皮をむくと、赤が実にうつる 🍀りんごはりんごに含まれるポリフェノールが酸化酵素と反応し茶色に 🍀変色しない方法は食塩水につけるが、最近品種改良により切っても変色しないりんごができた 🍀りんご...
★わきまえない女だった北条政子 東京オリンピックで、森元首相「わきまえない」発言、東京五輪大会組織委員長を退くことになった、、からつけたそうです 男性優位の江戸時代、政子を悪女と見る見方が支配的だったが、、 吾妻鏡(鎌倉時代)・政子の様子 第一期 頼朝の補完的役割 第二期...
★フランス女性の働き方 パリオリンピックもあり、読んで見ました 別件ですが、プライムビデオのミセス・ハリス、パリへ行く(字幕版)も面白かったです 作者は「フランス女性は太らない」「フランス女性の12か月」で人気を博し、40か国以上に翻訳されてます 過去、シャンパンのヴーヴ・...
★田舎の紳士服店のモデルの妻 普通の私とは、、 何を持って普通なのか? この作品のキーワードはふたつ 1.どっこい生きている 2.私はひとりだ 多くの「妻」と「母」の足下を灯台のように静かに照らす作品〜 🍀あらすじ🍀 東京で好みのイケメンと結婚して、美人で過去はチヤ...
★お迎えに上がりました 国土開発の妨げになる地縛霊を立ち退かせる部署、国土交通省の幽冥推進課に配属された朝霧夕霞 彼女は、その以前は契約社員、やっと正社員になれた会社は倒産など厳しい現実を味わっていた その経験もあり、地縛霊の未練を聞き出し、最後は笑ってこの世から立ち去れる...
★親ガチャという病 親ガチャ、生まれてくる子供たちは親を選ぶことができない、親により人生が左右される、、 「ガチャ」に自ら運命を自虐、諦めが漂う 他にも注目を集めている流行語がまとめられた一冊 ●親ガチャという病(土井隆義・社会学者) 生きづらさからか、固定化された自己像=...
★誰の味方でもありません 社会学者39歳 メディアでもよく見かけますね 週刊新潮・連載からの一冊 味方は、一生味方なわけでもなく、味方にも敵にもなる、だから敵・味方の区別を止める→誰の味方でもありません(表題) 残ったところ 🍀成功者は、大抵人知れず努力していて、そんな努...
★花々 花をモチーフにしながら、登場人物のつながりがうまい具合に書かれて、読後感はすっきりさわやか 若い人に人気があるのもわかります また、そこからいかに生きる意味を見い出すかなどなど、、 「カフーを待ちわびて」のスピンオフ的な姉妹作品、これだけでも充分楽しめました 二人の...
★ホテル・ピーベリー ホテル名のピーベリーは、コーヒーが由来 コーヒー豆は、一つのさやにふたつ豆が入っているけど、ピーベリーというコーヒー豆にはひとつしか入っていなくて希少なんだという 作者はキャラクターを描くのがとても上手いです 例えば、主人公の後ろ暗さや、脇役達の葛藤...
★大人になるってどんなこと? これから大人になる子どもたち、大人になるって難しいと思っている人たちに向けたメッセージ 作者のお父さんは、吉本隆明さん 作者は、気持ちが落ち込んだとき、この本を読み直せば、いつのまにか自分の内面を調律できる そういうお守りのような本が作りたかっ...
★野菜だけで病気を治す 医学博士の作者 難病治療の食事療法・スペインのベンナー病院(にんじんとりんごで作るジュースを毎日飲ませるなど)で研修を積み、東洋医学を取り入れた食事療法の本 漢方は、長く服用しないと効かないイメージがあるが、、葛根湯芍薬甘草湯薬、甘麦大棗湯などは速く...
★世界から尊敬される日本人 作者は、若い頃モルモン宣教師として来日、その後国際弁護士・経営学修士として再来日、40年以上に渡り、日本と海外の橋渡しをしています 日本人だけが知らない、世界から尊敬される人(戦前が主)がいる その知らない理由とは 第二次世界大戦後のGHQ民間情...
★炎上される者になれ! ホリエモンの本、初めて読みました〜 拝金主義、傲慢、生意気の世間イメージでしたが、挫折もあり今はシンプルに考える人だなと 現在は、SNSやメルマガ、オンラインサロン、YouTube、起業コンサル、事業投資、ロケット開発、アプリ開発、万博アドバイザー、...
★2020年6月30日にまたここで会おう 2019年8月49歳で夭折した作者(エンジェル投資家・教育者、小規模起業寄付金を集めたり、、) 伝説の東大講義を完全収録した作品 ホリエモンとは違うタイプ 口語文章だけど、要点がすんなり 生きていたら2024年の現在をどう認識される...
★新・堕落論(我欲と天罰) ※石原さんが東日本大震を天罰と言ったことが非難され、、、被災された方々へのお詫びから始まります 敗戦後からの日本は、アメリカという間接的な支配者の元に培われた安易な他力本願が培養した平和の毒(堕落)にあたっていると 戦争と終戦後の違和感を肌で感じ...
★うつろがみ この時代の権力闘争や複雑な史実に、架空の主人公を配置した平安ファンタジー 平安なのに陰陽師はなし、藤原氏(摂関家)・天皇周りドロドロとか 蝦夷討伐に、鎮守府副将軍として赴任していた源譲(惟忠親王、幼き頃に帝である父(文徳帝)と母(夏萩)を亡くし、現在は臣籍降下...
★幸福な食卓 瀬尾さんの作品、会話表現が上手く、近くで話しているのを聞いているイメージです 「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」印象的な出だしです 父をやめると宣言した父 家出中なのに料理を届けに来る母 元天才児の兄 妹の佐和子 家族との繋がりを中心に、恋愛や学校生活...
★うさぎパン タイトル に惹かれ手に取りました 🍀うさぎパン 若い人達の動静も可愛くて、人気があるのもわかりました 途中不倫とか出生の秘密とかトゲがありますが、キレイな終わり方 出てくるパンが美味しそうです 継母(ミドリ)と暮らす15歳の優子 お嬢様学校から普通の高校へ...