2022年11月
旦那とは、もはや生活の世話を焼いている、他人である。 先週から続いている、無言という名の冷戦がはじまって7日になった。 子供を介してしか、話題はないし、特に話しかける必要もないので 二人で会話をすることが無い。 面倒な日々ではあるが、これで得をしたのは もう体を彼に提供する...
本を返しに家から3分の図書館に来た。 今は帰りたくないと、図書館の前で日向に当たっている。 通院を始めた夫は、病院に朝行ったきり帰ってこない。 このいつ帰るのか分からない、緊張が辛くて 着の身着のまま、外へ出た。 本人は敢えてそうしてくれているかのように どこへ行くとも言わ...
今日は絶好の布団干し日和。 でもうちの家族は、布団を干されるのを嫌う。 暑い!そうなのだと。 だから私の行為は有難迷惑なのだ。 でも、週間天気とにらめっこをして 朝からチャンス!と、意気込んで全ての布団を干した。 時に干物屋さんのように向きを変え、 位置を変えて。 そう、頼...
同じ空の下で生きているのに、 どうしてこうも自分ばかり不幸なのかと 羨んでしまう。 彼は今日から一週間休暇をとっている。 今日は子供の発表会だそうで、 送迎やらトイレに立ったついでに連絡を入れてくる。 "なんてマメなこと" と心で悪態をつきつつも、 「トイレにこもってないで...
昔から何となく青空と月や星を見るのが好きだった。 若い頃、履歴書に趣味の欄に”空を見ること”と書いて、 不思議ちゃんと思われた痛い思い出は、若気の至りだ。 朝、息子を登校班に送り届ける時には 「今日も雲一つない青空ですねぇ」 「雲あるよ!」 「どこに?ないじゃん!」 「ほら...
15時までの仕事が終わると、すぐさまベランダにむかう。 洗濯物が冷たくならないうちに取り込みたいからだ。 物干し竿越しの空に、飛行機が右から左へ進んでいるのに気づく。 あぁ、この風景最近見たなぁ… 青い空に飛行機雲が伸びて行くのを見ながら漠然と思う。 あぁそうだ、毎日同じ時...
「私の姿かたちに似た屍が、どこかに落ちてはいないかしら」 真っ青な朝空の下、息子の朝のお見送りで見た景色に ふと、そう思った。 自ら死を選ぶのは、まだ嫌だ。 でも、この生活から上手く抜け出すためには、死んだことにして いなくなればいい、それが一番スムーズだ。 自分の母親だっ...
2022年11月
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