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まり☆こうじの映画辺境日記 https://maricozy.hatenablog.jp/

懐かしの特撮映画、ホラーならぬ怪奇映画、昭和の日本映画から、最新劇場公開映画まで! そんな映画の辺境地帯を偏屈に愛し続けるブログです。

まり☆こうじ
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2022/08/06

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  • これケン・ローチが撮ったSF映画では?(違うけど)『PLAN75』

    PLAN75倍賞千恵子Amazon 基本情報 PLAN75 ★★★☆ 2022 ヴィスタサイズ 112分 @アマプラ 脚本:早川千絵 撮影:浦田秀穂 照明:常谷良男 美術:塩川節子 音楽:Rémi Boubal 監督:早川千絵 感想 ■75歳以上の老人は無償(どころか10万円貰える)で安楽死をさせてくれる近未来の日本。失職したおひとり様の後期高齢者の女性(倍賞千恵子)、PLAN75を推進する市役所職員(磯村勇斗)、難病の娘に手術を受けさせたい一心でPLAN75の遺品処理業務につくフィリピン女性(ステファニー・アリアン)の姿を並行して描く、観るのが精神的にきつい作品。■とにかく、このアイディアを…

  • 平成に若君キター!『アシガール』第二部:備忘録(ネタバレありあり)

    NHK土曜時代ドラマ「アシガール」オリジナル・サウンドトラックアーティスト:冬野ユミスザクミュージックAmazon■演出は中島由貴からベテランの伊勢田雅也に代わりました。ええ歳のDですが、軽快にラブコメをぶちかまします。#4で#1の冒頭の三千体一千の合戦場面に回帰しているのですが、気が付かない人もいそうですね。#5「走れ! 初デート」はその合戦の件は意外とあっさり終り(Dが交代したから?)、若君が敵方の高山一族に矢を射られて瀕死の重傷を負ったことから、唯は若君を現代にタイムスリップさせます。その後、平癒した若君はなかなか戦国時代に戻らず、戦国時代では若君が失踪して、唯之助に嫌疑がかかり、城から…

  • 足軽は女子高生?内田ゆき&冬野ユミ&中島由貴トリオの代表作『土曜時代ドラマ アシガール』第一部:備忘録

    NHK土曜時代ドラマ「アシガール」オリジナル・サウンドトラックアーティスト:冬野ユミスザクミュージックAmazon■NHKのP:内田ゆき&音楽:冬野ユミ&NHKのD:中島由貴トリオはいま『光る君へ』で大活躍中ですが、2017年にはすでに代表作を生んでいました。オリジナルではなく、漫画原作ですが、『アシガール』がそれです。■実はフジの『大奥 第一章』を観始めていたのですが、浮気して前から気になっていた『アシガール』を観てみたところ、予想以上に本格的な作りの時代劇なので感心しました。基本的にはラブコメで、タイムマシンなどのSFギミックを絡めたコメディだけど、戦国時代の羽木家が滅亡した謎を巡る因縁を…

  • フジの月9ドラマ『海のはじまり』で何が起こっているのか

    フジテレビ系ドラマ「海のはじまり」オリジナルサウンドトラックアーティスト:得田真裕ポニーキャニオンAmazon■フジの月9ドラマ『海のはじまり』というドラマは、原作のないオリジナルドラマで、ということはかなりの意欲作です。現在のテレビドラマはほとんどがマンガや小説のドラマ化なので、オリジナルの企画開発は異色といっていいくらいです。しかも、オリジナルドラマのほとんどは刑事ものや推理モノなので、ストレートドラマは、いまや極めて稀な貴重な存在です。■まあ、それくらいの意欲作です。もともと7月期のドラマは、夏休みで視聴率が取れない捨て枠なので、局側もあまりやる気もないのですが、ときどき局の締付けが弱い…

  • radikoをオーディオ品質で聴く!ブルートゥース・レシーバー「FX-AUDIO- WR-01J」を紹介

    FX-AUDIO- WR-01J[ブラック] 低遅延 Bluetooth レシーバー 光 同軸 RCA 3系統出力 オーディオ専用設計 ワイヤレス 無線 BT aptX HD LL ブルートゥースFX-AUDIO-Amazon■radikoをしっかりしたオーディオ品質で聴きたいというのが近年のわたしの悲願なんですが、いろいろと試していて、今回はついにブルートゥースに挑戦です。これまではPCでradikoを操作する想定で、いろいろと試行してましたが、ブルートゥースも意外といけるんじゃないかと思い直したのです。基本的に有線のほうが音質的には有利だと思います。これは間違いないと思います。なので、PC…

  • これは海の「にあんちゃん」だ!貧困という現実の中で若者たちが生き方を探る秀作『母ぁちゃん、海が知ってるよ』

    母ぁちゃん、海が知ってるよ浜田光夫Amazon 基本情報 母ぁちゃん、海が知ってるよ ★★★☆ 1961 スコープサイズ 97分 @アマプラ 企画:大塚和 原作:山内久 脚本:中島丈博 撮影:高村倉太郎 照明:安藤真之助 美術:坂口武玄 音楽:小杉太一郎 監督:斎藤武市 感想 ■いかにも日活ならではの非常に地味な文芸映画。といっても有名小説の映画化でもなく、企画経緯には興味が尽きない。この映画の配信原盤はクレジット部分が完全に欠落していて、タイトルもクレジットも全く出ない。だから「終」も出ない。ちょっとシュールな感じがする。でも、本編自体は非常にきれいなリマスターで、日活映画のリアルなモノクロ…

  • だから、どーもくんじゃないってば!『箱男』

    基本情報 箱男 ★☆ 2024 スコープサイズ 120分 @TJOY京都 原作:安部公房 脚本:いながききよたか、石井岳龍 撮影:浦田秀穂 照明:常谷良男 美術:林田裕至 音楽:勝本道哲 監督:石井岳龍 感想 ■嫌な予感はあった。でも、永瀬正敏、浅野忠信、佐藤浩市という平均年齢が高い(?)ベテラン俳優が揃っているうえに、安部公房の有名小説だから、なんとなく刺激的で面白かろうと踏んだのだが、残念ながら珍作どまりだった。公開初日の第1回上映に駆けつけるなんて、よっぽどの好事家みたいだけど、そうでもない。■どこまで原作小説に忠実なのか知らないが、だいぶん違うんだろうな。『第四間氷期』はあんなに面白か…

  • 加藤典洋と山崎貴と『ゴジラ-1.0』:敗戦国はいかにして”誇り”を取り戻すのか?

    ■趣味のブログなので基本的にあまり政治的な記事は書かないようにしているところですが、最近立て続けに読んだ本で、すっかり啓蒙されてしまったので、備忘として記録しておこうと思います。■まず矢部宏治の企画した戦後史再発見シリーズをいくつか読みました。これは衝撃的でした。太平洋戦争で敗北した日本は、いまも米国の属国であることを、機密解除された米国公文書から明かしてゆく、説得力抜群の著作群です。まさに目から鱗が何枚も落ちる経験でした。昔は確かにそうかもしれないけど、経済発展も遂げて、今は違うでしょと、なんとなく思い込んでいたけど、戦勝国が若い国民(兵士)の血で贖った敗戦国に対する破格な特権は、容易に手放…

  • 邦題はもう少し考えて!ブラムハウステレビの小品『呪われた老人の館』

    呪われた老人の館バーバラ・ハーシーAmazon 基本情報 The Manor ★★★ 2021 スコープサイズ 80分 @アマプラ 感想 ■年を取ると、本当にあったことなのか、認知症の進行なのか、判別できないことが起こって、ホントにドギマギするのでございます。。。老人ホームで起こる怪異現象や人間消失は、認知症の見せる幻覚なのか?でも、孫だけは自分を信じてくれるはず。。。■ブラムハウスがアマゾンプライムと組んでオリジナル映画を製作するプロジェクト、「Welcome to the Blumhouse」シリーズの第8弾だそうです。製作規模は映画ではなく、テレフィーチャーのレベルですね。正味80分とい…

  • NHKドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(略称:かぞかぞ)追跡中

    (1)出演者 河合優実Amazon■NHKBS4Kで2023年5月から放送されたドラマで、地上波放送版は5分カットされた短縮版だという。河合優実はその後『不適切にもほどがある!』でブレイクしました。TBSスタッフはこれを観て起用したのかな?まあ、これ観ると、誰しも注目するよね。(⇨実際そうらしい。)■実際、このドラマ非常に良くて、河合優実や福井桃子のナチュラルに挙動不審な演技は、アップではなく、フルショットで映えるし、それは映画的ともいえる。原作は原作者の実体験なのでリアルなのは当然、演出の手つきも実にリアルなんだけど、大九明子独特の漫画的な効果音が異化効果(ブレヒトじゃないよ)を醸し出して、…

  • 民謡は世界共通語だった?「すずめのティアーズ」の驚愕パフォーマンス

    Sparrow’s Arrows Fly so Highアーティスト:すずめのティアーズDOYASA! RecordsAmazon■最近はAM放送をradikoで聴くことが増えて、実はAM放送は珍曲、名曲の宝庫と知りました。聴いたこともない古い楽曲で、もちろんFMではかからない珍曲をいくつか聴きました。■KBS京都に『レコ室からこんにちは』という番組があって、毎日夕方にやってます。そこで聞いたのが、すずめのティアーズという民謡デュオによるポリフォニーのアルバム。ポリフォニーというのがいまだに理解できていないのだけど、単なるデュエットとどう違うん? www.cdjournal.comwww.kb…

  • やっぱり傑作だった!日本名作怪談劇場『怪談利根の渡し』

    ■なんとなく消し難くてHDDに残っていたので何度目かの鑑賞だけど、『日本怪談劇場』『怪奇十三夜』『怪談』などをずっと観てきて、見比べてみてもやはり完成度が高いですね。相当な低予算で、配役も妙に小粒だし、派手(グロテスク)な幽霊が出るわけでもないので非常に地味な話だけど、陰々滅々たる叙情がある。このあたりは耽美派・田中徳三の持ち味で、しかもわざわざ森田富士郎を呼んできて、万全を期している。■ただ、美術も照明も京都映画のスタッフなので、いつもの大映調ではなくて、TV版『座頭市』のような色を殺したモノクロ調(銀残りみたいな)ではない。同じ東洋現像所を使いながら、こんなにタッチが違うのかと不思議に感じ…

  • なんとなく森一生に似ている気がする『平山秀幸映画屋街道 呑むか撮るか』

    平山秀幸映画屋街道: 呑むか撮るか作者:平山 秀幸ワイズ出版Amazon 参考 ■平山秀幸の映画は結構好きで、大半は観ているけど、最近の映画は見逃している。『エヴェレスト 神々の山嶺』『閉鎖病棟』ですね。■なんというか、湿っぽい、いかにもお涙頂戴な描き方をしない人という印象で、人物を撮るときにも、安易にアップには寄らない。むしろ、クライマックスで大きく引いて撮るから、編集技師には映画のメリハリとかリズムがわかってないと、最初は言われたそう。でも、それって森一生に似てるよね。キャメラマンのコンビは柴崎幸三で、山崎貴と名コンビでもある人だけど、演出の姿勢は大幅に異なるので、スタイルを器用に使い分け…

  • 中間管理職は辛いよ!イスラエルと皇帝と嫁の間で板挟みの、俺の名はピラト総督『ゴルゴダの丘』

    ゴルゴダの丘ジャン・ギャバンAmazon 基本情報 Golgotha ★★★☆ 1935 スタンダードサイズ 95分 @アマプラ 感想 ■実際に、タイトル通りの内容で、聖書で有名なエピソード集だけど、もっとこぢんまりとした映画かと思いきや、思い切りスペクタクルな大作なので、呆気にとられる。巻頭から作画とミニチュア撮影とスクリーン・プロセス合成の延々と長いカットから始まり、当時のエルサレムの繁栄を見せつける。他にも豪勢な作画合成は多数あり、かなりの特撮映画だし、技術的にもかなりの高レベル。フランス人特撮技師やるね。■その後は、ユダヤの壮大な神殿をフルスケールで再現したオープンセットで、大群衆を動…

  • 理系女子舐めんなよ!巨大竜巻はわたしが消す!『ツイスターズ』

    基本情報 Twisters ★★★ 2024 スコープサイズ 122分 @TJOY京都(SC5) 感想 ■SC5のスコープ・サイズ上映は、画面の上下が狭くなるタイプなので、ちょっと残念ですね。『ツイスター』の続編かと思いきや、そうではなく、リブートに近い内容ですね。というか、実質リブート企画でしょう。■学生時代、竜巻消滅実験の失敗で3人の仲間を死なせたヒロインが、重い腰を上げて再び竜巻検測計画に参戦するが、竜巻チェイサーのイキったユーチューバーたちもやってきて。。。■正直なところ、いまさら竜巻のCGとか見せられても何も感じないので、要はドラマがどの程度のものか?という部分が見どころなんだけど、…

  • 魑魅魍魎が寄って集って他人の土地で一儲け!森功の『地面師』

    地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団 (講談社文庫)作者:森功講談社Amazon■さいきんネットフリックスで始まった大根仁の『地面師たち』とは違いますよ。『地面師たち』の原作小説はこれです。地面師たち (集英社文庫)作者:新庄耕集英社Amazon■こちらはあくまでノンフィクションで、積水ハウス事件をはじめとする地面師案件の数々を追ったものです。単純にいって、小説版のほうが面白うだろうと思います。本作は、あくまで取材結果に基づいたノンフィクションで、しかも事件の全容がわかったうえで書いているのではないので、かなり茫洋としています。複数の事件が錯綜して、実際警察も及び腰で事件化を見送るほど、…

  • 1972年の寝苦しい夏の夜は『怪談』シリーズに任せろ!備忘録

    怪談シリーズ DVD-BOX天知茂Amazon■1972年7月から9月の夏番組として毎日放送系で放映されたミニシリーズ。東京12チャンネル『日本怪談劇場』、日本テレビ『怪奇十三夜』ときて、ついに毎日放送が製作します。でも実際の制作は、歌舞伎座テレビ室なので、『日本怪談劇場』の系譜に属します。毎日放送なのに、京都製作ではないのです。ややこしいですね。■なにしろ看板がただの『怪談』なので、なんとなくインパクトに欠けます。総じて平凡な出来栄えとの印象です。番組のタイトルくらいは、もっと真剣に考えないといけませんね! #1 四谷怪談 maricozy.hatenablog.jp #2 牡丹灯籠 mar…

  • 第二次特撮ブームの渦中、1971年夏の夕涼み番組『怪奇十三夜』備忘録

    怪奇十三夜 【昭和の名作ライブラリー 第91集】 [Blu-ray]横内 正Amazon■1971年7月から9月の夏番組として日本テレビ系で放映された怪談ミニシリーズ。日本テレビ製作なので、制作は前年に設立されたユニオン映画で、日活芸能も協力しているし、スタッフにも日活系の人が散見される。そもそも副社長が日活の映画担当重役だった江守清樹郎なので、当然ですね。で、東京12チャンネル(歌舞伎座テレビ室)が前年に「日本怪談劇場」で古典的な名作をいっぱい映像化したので、今回はオリジナル作が多め。■前年に日活で『怪談昇り竜』を撮っていた石井輝男が参加したのが異色だし、久松静児なんかが登板するのも、日活系…

  • 「愛」てなんだっけ?『散歩する侵略者』

    散歩する侵略者長澤まさみAmazon■アマプラに入ったので再見したけど、これはなかなか秀作じゃなかろうか。ほとんどプンプン怒ってばかりの長澤まさみが非常に可愛くて好演なのは、偶然の産物なのか。普通にその辺に住んでいそうなアラサー女子、でもよく見るとかなり美人という、ありそうでなさそうな、でもいそうな役柄を、ナチュラルな衣装とメイクでさらっと演じて、実にリアルな実在感。黒沢清の求めていたものがそうだったのだろうけど、長澤まさみの女優力を再認識した。変な漫画原作映画なんて出て、キャラ化してる場合じゃないよね。■長谷川博己のパートは、宇宙人と擬似親子の関係になって、最終的に俺に入っていいよと身体を差…

  • 意外にも図書館にはいっぱい置いてある『縞模様のパジャマの少年』

    縞模様のパジャマの少年作者:ジョン ボイン岩波書店Amazon■映画はむかし観てますが、原作小説が図書館にはたくさん置いてあり、意外とポピュラーな小説らしいことを知りました。基本的に子供向けの小説なので、サクッと読めます。しかも、内容もサラッとしてます。強制収容所とホロコーストがテーマですが、エグい直接描写はありません。子供向けだから。■でも、嫌なサスペンスが積み上がっていくように構成されていて、読み出すと止まりません。一気に読みます。そもそも、お話の中心的なギミックである「フェンス」は完全にフィクションでこんなに緩いものではない。ゆえにお話の訴求力がとか、ホロコーストを軽く扱っていいのかとい…

  • 姉ちゃん、モテたいから頑張る!ホントにそんな(バカ)話だった『海底47m』

    海底47m(字幕版)クレア・ホルトAmazon 基本情報 47 Meters Down ★★★ 2017 スコープサイズ 90分 @アマプラ 感想 ■姉が男に振られて落ち込んでいたので、妹はサメの遊弋する海にケージダイブすれば、この女やるな!ってなるよと提案して、姉妹でケージダイブするが、事故で47メートルの海底に落ち込む。周囲にはサメ、酸素には限度がある、急浮上すれば潜水病で後遺症が残るかも。さあどうする?■まあ単純に姉妹の動機がバカすぎて呆気にとられるのだけどね。男に振り向いてもらうために、退屈な女じゃないと証明するために、サメのいる海に潜る。全く説得力のない動機設定だ。なんのシンボライズ…

  • これオリジナルなの?まるで古典落語な佳作!怪奇十三夜「釘を打つ女」#11

    怪奇十三夜 【怪談釘を打つ女】 [DVD]佐々木功Amazon■脚本:犬塚稔、監督:山田達雄のロートルコンビでおくる小気味いい悪党怪談。撮影:古室好一、照明:高橋勇、美術:福留八郎です。■大店のボンクラ息子(ささきいさお)は借金を片付けるために植木職人(長谷川明男)と図って、狂言で死ぬことにし、葬儀をあげるが、植木職人は裏切って、ボンクラ息子を見殺しにする。だが、親方(富田仲次郎)は計略を見抜いていて植木職人を強請る。ところが、ボンクラ息子は自分で棺桶を抜け出して、親方の元にも現れるが、親分は女房(二本柳俊恵)を寝取っていて、逆に殺されてしまう。そんなこととも知らない植木職人は、ボンクラ息子は…

  • 河内屋与兵衛はサイコパスなのか?夏休み文楽特別公演『女殺油地獄』

    近松門左衛門名作文楽考1 女殺油地獄 (近松文左衛門名作文楽考 1 女殺油地獄)作者:豊竹 咲大夫,尾嵜 彰廣講談社Amazon■文楽劇場に出かけるのも何年ぶりだろう。酷暑の夕涼みにはもってこいの演目だし、浄瑠璃の詞章の予習も万全、たっぷり堪能してきましたよ。さすがに冷房がガンガン効いていて、寒くなってきたけど。 maricozy.hatenablog.jp■「徳庵堤の段」「河内屋内の段」「豊島屋油店の段」だけなので、完全な通し公演ではない。近松の原作では、その後を描く「同逮夜の段」があり、与兵衛の人間性を深く理解するには、必要な段なんだけどね。■「河内屋内の段」の奥では、口上の黒子氏が太夫の…

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