【読書感想】セリヌンティウスの舟 石持浅海
セリヌンティウスの舟【電子書籍】[ 石持浅海 ]価格:440円(2022/10/3 12:33時点)感想(0件) 大時化(おおしけ)の海の遭難事故によって、信頼の強い絆で結ばれた6人の仲間。そのなかの一人、米村美月が、青酸カリを呷(あお)って自殺した。遺された5人は、彼女の自殺に不自然な点を見つけ、美月の死に隠された謎について、推理を始める。お互いを信じること、信じ抜くことを、たったひとつのルールとして――。メロスの友の懊悩(おうのう)を描く、美しき「本格」の論理。 あの名作の主人公がとんでもなくひどい奴に思えてきた。 海難事故を共に乗り越えて、深い信頼関係で結ばれた6人..
2022/10/31 00:00