エリザベス2世の崩御を境にして、モダンコインへの関心が再燃しているようです。一時期、モダンコインは価格下落が顕著でしたが、貴金属価格の上昇も手伝って人気が復活しています。 では、2022年に即位したチ
今回は、スイス・バーゼルの1ダカット金貨(1775年発行)を紹介します。 コインの外観 画像引用元:(株)ダルマ コインのスペック 額面:1ダカット 年号:記載なし(1775年) 材料:金 直径:23
(株)ダルマで、イギリスの金貨を網羅した書籍『ENGLISH GOLD COINAGE』を販売していたので、Vol.1とVol.2の両方とも購入しました。今回はこの書籍の紹介です。 コレクターのための
お知らせ この記事は、雑誌『外国為替』Vol.2に掲載された記事に加筆したものです。 私たちが日常的に使うコイン(貨幣)の最高額面は500円ですが、歴史を振り返ると超高額なコインもあります。その最高峰
今回は、1929年にニューギニアで発行された白銅貨2枚を紹介します。この2枚は合計で88,000枚製造されたのですが流通せず、最終的に400セットのみ発行されたという希少品です。 Contents1
1829年から1837年にかけて、米国でCapped Bustと呼ばれる5セント銀貨が発行されました。リバティーキャップ(帽子)をかぶっているのが特徴です。 Contents1 5セント銀貨の外観1.
ゆったり為替は基本的に一人でコイン収集しており、各種グループに参加していません。自分で文献を漁ったりダルマから情報をもらったりして、日々を過ごしています。 とはいえ独りぼっちというわけでもなく、機会が
マルタ騎士団、エマヌエル・ピント(Emmanuel Pinto)の金貨
マルタと聞いて思い出すのは、マルタ共和国でしょうか。それともマルタ騎士団でしょうか。今回は、マルタ騎士団のグランドマスター、エマヌエル・ピント(Emmanuel Pinto、在位:1741年~1773
米国は多数の記念銀貨を発行してきました。今回はその中の1枚、1935年に発行されたハーフダラー(50セント)記念銀貨を紹介します。 Contents1 古きスペイン人の足跡 Old Spanish T
ゆったり為替は時折、コインをあちこちにプレゼントしています。そこで、もらった人がコインの内容を確認できるように記事を掲載します。すなわち、この記事は一般向けでないのですが、ちゃんとした(?)コイン紹介
フランス皇帝ナポレオン3世は1852年から1870年にわたって帝位につき、この間、数多くの金貨が発行されました。この金貨を、一般的にナポレオン金貨と呼びます。 そこで、デザインを確認するとともに多数の
FX雑誌『外国為替』編集長主催忘年会のプレゼントコイン5種【ロシア発行の白銅貨】
2022年11月、FX雑誌『外国為替』編集長主催で忘年会が開催されます。そこで、忘年会を盛り上げるアイテムとして、ゆったり為替からコイン5種(計5枚)を提供します。当選者はどのように決まるのか?それは
イギリス領北アメリカ・ノバスコシアの1ペニー銅貨(トークン)
18世紀後半を中心に、イギリスは国内流通用の貨幣を十分に準備できず、私企業等が自前でトークン(代用貨幣)を発行していました。各自が自由に発行したため、その種類は2万にもなります。イギリス本国がこんな状
アケメネス朝ペルシア。紀元前550年から紀元前330年の220年間にわたって、バルカン半島から今のパキスタンあたりを支配した巨大国家です。 あまりに巨大な国家ですので、王様が全てを支配するのは難しかっ
隔月刊誌『外国為替』に記事を掲載させていただいてから、多くのアクセスをいただいています。ありがとうございます。 FXで資産を増やす場合、損切りの扱いが極めて重要です。損切りを間違えると、1回のトレード
投資としてアンティークコインを買う場合、その保有期間が気になるかもしれません。いつ利食いできると想定すれば良いでしょうか。FXだったら、スキャルピングの保有期間は1分未満で、超長期保有になると年単位で
当ブログに訪問いただき、ありがとうございます。このブログは、主にアンティークコイン情報をお届けしています。 新着情報 日々の新着情報は、主にツイッターで紹介します。 【リンク】ツイッター レアなコイン
投資でコインを買いたいとします。この場合、コイン業者にコンタクトして、質問します。「投資用でコインを買いたいです。予算は○○円で、何を買うべきか分からないのですが…」 そこから続く質問で、これはダメで
極楽鳥のデザインで有名な、ドイツ領ニューギニアの銀貨。今回は、この銀貨の発行者やデザイン制作者等にまつわる話を紹介します。 Contents1 極楽鳥コインのデザイン1.1 デザイン制作者2 ドイツ領
アンティークコインの世界でも、オークションが一般的に行われています。敷居が高いイメージかもしれませんが、簡単なルールを守れば、全く難しくありません。そこで、参加方法や「あるある」をご案内します。 Co
1700年代末、イギリスは産業革命の時代であると同時に、貨幣については混乱の時代でもありました。結果、各地で様々なトークン(代用貨幣)が発行されました。その種類は、実に2万種類ともいわれます。 この背
1700年代末、イギリスは産業革命の時代であると同時に、貨幣については混乱の時代でもありました。結果、各地で様々なトークン(代用貨幣)が発行されました。その種類は、実に2万種類ともいわれます。 この背
イギリスの通貨危機とトークン・車輪銭(18世紀~19世紀初め)
貨幣の流通という点において、イギリスは、18世紀から19世紀初めにかけて混乱状態にありました。18世紀のイギリスといえば、産業革命です。世界に先駆けて機械化を達成し、19世紀の覇権につながりました。そ
南米のコインを検索していると、下の赤枠のデザインにしばしば出会います。腕があり、なぜか棒を持っていて、棒の先にあるのは…綿菓子?これは、帽子です。当記事では、メキシコの8エスクード金貨を題材にしつつ、
物価が急激に上昇しています。これくらいの上昇は過去にもありましたが、直近で何十年もの間、物価は上がりませんでした。このため、物価上昇とは何か?を体感で知らない場合、慣れるまでが大変です。 Conten
株式会社ダルマの公式ホームページを見ると、コインがたくさん並んでいます。では、経営者はどんな人でしょう?公式ホームページでは、その姿が見えてきません。そこで、株式会社ダルマの社長(大谷雄司様)にインタ
スイスでも、様々な種類の金貨や銀貨が発行されてきました。その中でも、比較的入手しやすいのが「ブレネリ」です。コインの世界でブレネリと言えば、この記事で紹介する金貨を指します。一般的には、スイスで主に若
コインの世界には、「影打ち(陰打ち)」という言葉があります。影打ちとは、表と裏が同じデザインのエラーコインを指します。正確には、表と裏のデザインが鏡写しのようになっています。 陰打ちのコイン 下のコイ
ローラーダイとは、コイン製造時に使う金型の一種です。1600年代~1700年代のヨーロッパで使用され、一般的な金型と使い方が異なります。そこで、ローラーダイの仕組みと、この方法で作られたコインを紹介し
アメリカ合衆国に、ロードアイランド州という米国最小の州があります。その州都プロビデンス市設立300周年を記念して、1936年に記念銀貨が発行されました。そこで、デザインや歴史、さらには発行をめぐるゴタ
当ブログへの記事追加掲載と並行して、単語を追記していきます。 用語集(五十音順) 再鋳貨 代用貨幣 磨き 用語集(アルファベット順) medal(メダル) polish(ポリッシュ) restrike
リストライク(再鋳貨)という言葉を聞くと、再発行コインだと分かります。しかし、リストライクには意味がいくつかあります。そこで、それぞれの違いなどを紹介します。 Contents1 リストライクの種類1
イギリスのコインの特徴の一つに、「顔の向き」があります。 代ごとに顔の向きが入れ替わる イギリスのコインには国王の肖像が描かれ、顔は右または左を向いています。そして、代が変わるごとに、顔の向きが右・左
スエズ運河はエジプトにあり、全長193km、幅200mほど、深さ24mほどという巨大さです。完成当初の幅はもっと狭かったのですが、巨大なことに変わりはなく、建設期間は1859年から1869年まで10年
スイス射撃祭コインは、1885年を最後に発行が途絶えていました。しかし、ラテン通貨同盟の終了を受けて、1934年と1939年の2回にわたって再発行されました。そこで、これらのコインを概観します。 18
スイスでは、様々な射撃祭が開催されてきました。そして、記念コインが発行されることもありました。この記事では、1842年から1885年にかけて発行されたコインを中心に概観します。 Contents1 射
アンティークコインを眺めていると、コインに並んでメダルがあることに気づくかもしれません。そして、この2つは似ているものの、価格はメダルの方が安いことが分かります。すなわち、コインとメダルは相場が異なり
古代コインを眺めると、古代ギリシャのテトラドラクマ銀貨に遭遇します。2,000年以上も前のコインなのに、現代に数多く残されているのが驚きです。どれほど大量に生産され、そしてヨーロッパ世界に浸透したのか
ペルーのアンティークコインを見ると、アルファベット2文字の組み合わせが書いてあり、あたかも暗号のようです。また、コイン販売ページ等を見ると、このアルファベットが何の注釈もなく書いてあります。 例として
当ブログだけの特典 (株)ダルマでコインを購入いただきますと、イギリスのハーフペニー青銅貨(この記事で紹介)を「もれなく」差し上げます! プレゼントをもらう条件 以下の2つを同時に満たしてください。
下に、2枚の小判を並べました(左側が表、右側が裏)。色がやや異なることが分かるものの、この画像だけでいつの時代に作られたものか判断するのは、プロやマニアでない限り難しいでしょう。 画像引用:(株)ダル
ブランデンブルク・プロイセン(Brandenburg-Prussia)は、現在のブランデンブルク州からポーランド北部にまたがる地域です。今回は、この地域を統治したフリードリヒ2世の1ピアストル銀貨を紹
ワイマール共和国の3マルク銀貨(ツェッペリン号世界一周記念)
戦間期…その時代には飛行機が既に開発されていて、大西洋無着陸横断も成功していました。しかし、大人数を乗せて世界をくまなく飛び回ろうと思うと、飛行船が優位な時代でした。 そのような時代の1929年、ドイ
大勲位菊花章頸飾(だいくんい・きっかしょう・けいしょく)は日本の最高勲章であり、明治21年(1888年)に制定されました。頸飾(けいしょく)は、首飾りという意味です。 この勲章は、一般に流出することは
アンティークコインのデザインは、為政者の肖像や紋章が多いです。ところが、漫画的な絵が採用される場合があります。今回はそんなコインを紹介します。 Contents1 地球に乗った羊1.1 ラムダカットの
アンティークコインの傷や欠けを修正すると、価値が大きく下がります。また、磨いてきれいにしてしまうと、これまた価値が下がってしまいます。この現象について、実例を踏まえながら考察します。 Contents
アンティークコインを収集するにあたり、品質の良さは重要な基準です。しかし、専門家や造詣の深いコレクターでもない限り、品質を正確に判断するのは困難です。そこで、一般の人でも分かりやすいように、グレードと
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エリザベス2世の崩御を境にして、モダンコインへの関心が再燃しているようです。一時期、モダンコインは価格下落が顕著でしたが、貴金属価格の上昇も手伝って人気が復活しています。 では、2022年に即位したチ
この記事はFX雑誌『外国為替』Vol5への寄稿記事に加筆修正したものです。 1698年銘のニュルンベルク8ダカット金貨(クリッペ)は、現存枚数が2枚とされていて大変な貴重品です。滅多に市場に出てきませ
5ギニー金貨は高額でなかなか市場に出てこないので、完集が大変です。今回はその中の一枚、ウィリアム3世の5ギニー金貨を概観します。 Contents コインの外観表面のデザイン裏面のデザインウェールズは
趣味でコインを触っていると、つまみ食いの知識が蓄積されるばかりで体系的になっていない感じです。それでも構わないですが、何とかならないかな…と考えていたところ、特定のコインについて調査してみようという話
今回は、スイス・バーゼルの1ダカット金貨(1775年発行)を紹介します。 コインの外観 画像引用元:(株)ダルマ コインのスペック 額面:1ダカット 年号:記載なし(1775年) 材料:金 直径:23
(株)ダルマで、イギリスの金貨を網羅した書籍『ENGLISH GOLD COINAGE』を販売していたので、Vol.1とVol.2の両方とも購入しました。今回はこの書籍の紹介です。 コレクターのための
お知らせ この記事は、雑誌『外国為替』Vol.2に掲載された記事に加筆したものです。 私たちが日常的に使うコイン(貨幣)の最高額面は500円ですが、歴史を振り返ると超高額なコインもあります。その最高峰
今回は、1929年にニューギニアで発行された白銅貨2枚を紹介します。この2枚は合計で88,000枚製造されたのですが流通せず、最終的に400セットのみ発行されたという希少品です。 Contents1
1829年から1837年にかけて、米国でCapped Bustと呼ばれる5セント銀貨が発行されました。リバティーキャップ(帽子)をかぶっているのが特徴です。 Contents1 5セント銀貨の外観1.
ゆったり為替は基本的に一人でコイン収集しており、各種グループに参加していません。自分で文献を漁ったりダルマから情報をもらったりして、日々を過ごしています。 とはいえ独りぼっちというわけでもなく、機会が
マルタと聞いて思い出すのは、マルタ共和国でしょうか。それともマルタ騎士団でしょうか。今回は、マルタ騎士団のグランドマスター、エマヌエル・ピント(Emmanuel Pinto、在位:1741年~1773
米国は多数の記念銀貨を発行してきました。今回はその中の1枚、1935年に発行されたハーフダラー(50セント)記念銀貨を紹介します。 Contents1 古きスペイン人の足跡 Old Spanish T
ゆったり為替は時折、コインをあちこちにプレゼントしています。そこで、もらった人がコインの内容を確認できるように記事を掲載します。すなわち、この記事は一般向けでないのですが、ちゃんとした(?)コイン紹介
フランス皇帝ナポレオン3世は1852年から1870年にわたって帝位につき、この間、数多くの金貨が発行されました。この金貨を、一般的にナポレオン金貨と呼びます。 そこで、デザインを確認するとともに多数の
2022年11月、FX雑誌『外国為替』編集長主催で忘年会が開催されます。そこで、忘年会を盛り上げるアイテムとして、ゆったり為替からコイン5種(計5枚)を提供します。当選者はどのように決まるのか?それは
18世紀後半を中心に、イギリスは国内流通用の貨幣を十分に準備できず、私企業等が自前でトークン(代用貨幣)を発行していました。各自が自由に発行したため、その種類は2万にもなります。イギリス本国がこんな状
アケメネス朝ペルシア。紀元前550年から紀元前330年の220年間にわたって、バルカン半島から今のパキスタンあたりを支配した巨大国家です。 あまりに巨大な国家ですので、王様が全てを支配するのは難しかっ
隔月刊誌『外国為替』に記事を掲載させていただいてから、多くのアクセスをいただいています。ありがとうございます。 FXで資産を増やす場合、損切りの扱いが極めて重要です。損切りを間違えると、1回のトレード
投資としてアンティークコインを買う場合、その保有期間が気になるかもしれません。いつ利食いできると想定すれば良いでしょうか。FXだったら、スキャルピングの保有期間は1分未満で、超長期保有になると年単位で
当ブログに訪問いただき、ありがとうございます。このブログは、主にアンティークコイン情報をお届けしています。 新着情報 日々の新着情報は、主にツイッターで紹介します。 【リンク】ツイッター レアなコイン
今回は、スイス・バーゼルの1ダカット金貨(1775年発行)を紹介します。 コインの外観 画像引用元:(株)ダルマ コインのスペック 額面:1ダカット 年号:記載なし(1775年) 材料:金 直径:23
(株)ダルマで、イギリスの金貨を網羅した書籍『ENGLISH GOLD COINAGE』を販売していたので、Vol.1とVol.2の両方とも購入しました。今回はこの書籍の紹介です。 コレクターのための
お知らせ この記事は、雑誌『外国為替』Vol.2に掲載された記事に加筆したものです。 私たちが日常的に使うコイン(貨幣)の最高額面は500円ですが、歴史を振り返ると超高額なコインもあります。その最高峰
今回は、1929年にニューギニアで発行された白銅貨2枚を紹介します。この2枚は合計で88,000枚製造されたのですが流通せず、最終的に400セットのみ発行されたという希少品です。 Contents1
1829年から1837年にかけて、米国でCapped Bustと呼ばれる5セント銀貨が発行されました。リバティーキャップ(帽子)をかぶっているのが特徴です。 Contents1 5セント銀貨の外観1.
ゆったり為替は基本的に一人でコイン収集しており、各種グループに参加していません。自分で文献を漁ったりダルマから情報をもらったりして、日々を過ごしています。 とはいえ独りぼっちというわけでもなく、機会が
マルタと聞いて思い出すのは、マルタ共和国でしょうか。それともマルタ騎士団でしょうか。今回は、マルタ騎士団のグランドマスター、エマヌエル・ピント(Emmanuel Pinto、在位:1741年~1773
米国は多数の記念銀貨を発行してきました。今回はその中の1枚、1935年に発行されたハーフダラー(50セント)記念銀貨を紹介します。 Contents1 古きスペイン人の足跡 Old Spanish T
ゆったり為替は時折、コインをあちこちにプレゼントしています。そこで、もらった人がコインの内容を確認できるように記事を掲載します。すなわち、この記事は一般向けでないのですが、ちゃんとした(?)コイン紹介
フランス皇帝ナポレオン3世は1852年から1870年にわたって帝位につき、この間、数多くの金貨が発行されました。この金貨を、一般的にナポレオン金貨と呼びます。 そこで、デザインを確認するとともに多数の
2022年11月、FX雑誌『外国為替』編集長主催で忘年会が開催されます。そこで、忘年会を盛り上げるアイテムとして、ゆったり為替からコイン5種(計5枚)を提供します。当選者はどのように決まるのか?それは
18世紀後半を中心に、イギリスは国内流通用の貨幣を十分に準備できず、私企業等が自前でトークン(代用貨幣)を発行していました。各自が自由に発行したため、その種類は2万にもなります。イギリス本国がこんな状
アケメネス朝ペルシア。紀元前550年から紀元前330年の220年間にわたって、バルカン半島から今のパキスタンあたりを支配した巨大国家です。 あまりに巨大な国家ですので、王様が全てを支配するのは難しかっ