ソミンがイ・ヒョクと大学に行った。イ・ヒョクは刑事だからソミンを任せても安心だろう。それにイ・ヒョクには妻がいる。前々世では私の妹だったソンという妻がいる。そう言えばウンタクが大学の合格発表を前に家出したことがあった。産神に私の剣を抜かなければウンタクが
ソミンがイ・ヒョクと大学に行った。イ・ヒョクは刑事だからソミンを任せても安心だろう。それにイ・ヒョクには妻がいる。前々世では私の妹だったソンという妻がいる。そう言えばウンタクが大学の合格発表を前に家出したことがあった。産神に私の剣を抜かなければウンタクが
数日後、私は大学で入学手続きをしようと部屋を出るとキム・シンさんと死神さん……じゃなくてイ・ヒョクさんがいた。二人がこの家にいるとまるでウンタクだった頃に戻ったような気持ちになった。「イ・ヒョクさん、来てたんですね?おじさん、私、大学に行って入学の手続き
ソミンの大学に合格祝いに二人でデートに出掛た。場所はケベックの街だ。カエデは既に散ってしまって、この日のケベックは曇り空だった。雲のせいで少し寒いくらいだった。ソミンは私と腕を組み身体をくっつけている。「寒いのか?」「うん、少しだけね。ソウルが晴れてたか
二日後ーー。ついに合格発表の日が来てしまった。キム・シンさんから合格することを聞いて知っていても『もしかしたら未来が変わっていて大学に落ちているのでは?』という不安で無意味に部屋を歩き回っていた。前世のウンタクと同じでソバ君をギュッと抱きしめて。ふとそん
その夜、私は一人自分の部屋に籠もり考えた。昼間ソミンに問われたようにあのままウンタクが生きていたら私とウンタクの間に子供がいたのだろうか?もし子供が生まれていたら……。ウンタクと子供は歳を重ね、私は一人が取り残されたのだろうか?「私は……あのまま消滅する
私が4回目の人生を終えた後、キム・シンさんはたった独りで生き続けるのだろうか?それとも……。それとも私に代わる次の花嫁が現れるのだろうか?新しい花嫁には【剣を抜く】と言う使命はないけどキム・シンさんがこれからを生きるための支えになるのだろうか?「ねぇ?おじ
ソミンが問うたーー。死神が旅立った時のことを……。ウンタクが去った時ーー。私はあんなに早くウンタクとの離別の瞬間が来るとは思っていなかったがことは確かだ。結婚して……幸せの絶頂にいた。そんな中での別れだったーー。900年という永い永い歳月をずっと独りで過ごし
大丈夫!!大丈夫だから避難してっ!!!できる限り、可能な限り高いところに避難してっ!!!日本海側には大津波警報出てますっ!!!津波は繰り返し襲ってきます!!最初よりも2回目の方が大きいこともあります!!とにかく身の安全の確保をっ!!!
あぁ!!ついにっ!!ついにサニーさんの口から結婚したと言う報告がされた!!前々世ではパク・チュンホンという男の野望に操られ、哀しい結末に終わった二人ーー。前世では死神と飲食店経営の美女という、またも絶対に結ばれることのない時間を過ごした二人ーー。そして現
2024年です。1月1日です。どうも、明けましておめでとうございます危うく『2004年1月1日』とするところでした(笑)過去にタイムスリップそーいえば去年は結婚20年でした。すっかり忘れてましたそんなわけで今年もよろしくお付き合いくださいませ。正直……。こ
Happy Xmas新年は通常通り1月1日に公開です。どうぞ良いお年をお迎えください。二ノ宮香衣にほんブログ村
記者会見が始まった。今朝ゴシップ紙が【女優のサニー、結婚かっ!?】といった見出しの不確かな情報を綴った新聞があったせいもあり、大勢の記者が押しかけているようだった。そのゴシップ紙ではこの撮影期間中に妹は恋人と別れ、今回共演している男と新しい恋をして、そい
サニーさんが記者発表で結婚を報告すると言う。私はテレビに張り付いてサニーさんの記者発表を今か、今かと待っていた。「ソミンさん。記者発表まであと30分もありますよ?」そんな私を見てウヒョンさんが笑った。「そう言うお前だって、さっきから5分置きに時計を見てるぞ?
ソミンの受験も終わり、合格発表までのなんとも言えないピリピリとした時間が流れていた。合格発表を二日後に控えた日の午後だった。妹が長期海外ロケをしていたあの作品の記者発表が行われた。前日の夜、イ・ヒョクと妹が訪ねて来た。そして妹は言った。『明日、映画の記者
パーティーから数日ーー。大学のテストも終わり、昔懐かしいキャンパスを散策した。そうそう、ウンタクもこうして散策していて偶然にテヒさんに再会したんだった。思わず頬が緩んだ。ウンタクの頃は幽霊たちが私のことを『トッケビの花嫁』と呼ぶ意味が分からず、普通にテヒ
死神が元死神に相談があるとかで、なんとなくパーティーは終宴となった。ソミンやドンウクが片づけを申し出たが生まれ変わった妹はそれを許さなかった。ソミンには受験勉強をするように言い、ドンウクには『いくらこの人に仕える忠実な家臣だとしてもご高齢の方を夜遅くまで
ささやかなパーティーは死神……ウヒョンさんがイ・ヒョクさんに相談があると言って部屋に連れ込んだことがきっかけとなっておしまいになった。社……女優のサニーさんとキム・シンさんが二人で食器を洗ったり片付けを始めた。私も手伝おうと思ったら『あなたはこれからまだ
「先輩、ちょっと相談が……。」そう人間へと転生した先輩を部屋に招き入れた。先輩は懐かしそうに部屋を見渡した。「俺もこの部屋を使っていた。それにしても、お前、よくまた引っ越しが出来たな?」先輩は僕を見て言った。確かに死神は死神になってすぐは支給された家に住
キム・ウビン……ううん、イ・ヒョクさんとなった死神さんと女優になった社長の結婚のお祝いと私の修能試験の終わりをひとまずお祝いするささやかなパーティーが開かれた。ドンウクさんやウォンソクさんも駆けつけてくれた。社長……ううん。女優のサニーさんが言った。「ド
二ノ宮の義父は東北地方出身なんですが……。就職で上京して結婚。私の旦那を含めた子供たちが成人して、うちの双子が生まれて、双子が2歳の時に生まれ故郷に移住と言いますか、戻ったと言いますか……。とにかく現在は生まれ故郷の東北地方に住んでいます。なので旦那の【実
青白い炎となって現れた男はトッケビだった。「お前を助けに来たわけではない。」ヤツはそう言って俺を見下ろした。「お前が死ねば妹が悲しむからだ。」こうも言った。「何でもいいっ!!早く助けてくれっ!!」ヤツはロープを解くと迫りくる炎を消した。……出来れば炎を先
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俺、イ・ヒョクはある麻薬密輸組織の内偵調査の真っ只中にいた。この仕事が終われば結婚する。相手は今をときめく女優のサニーことイム・ソンだ。マスコミにはまだ俺たちの関係はバレていない俺もサニーも前世の記憶を断片的に持って生まれた。俺の前世は死神で300年以上もの
キム・シンさんは夜になっても帰って来なかった。「一体何処へ行ったんだろう?」そう言えばウンタクの時もこうして何処かへ行ってしまったキム・シンさんを待ったことがあったな……。あの時は死神さんに剣を抜いたらどうなるのかを教えて貰って、キム・シンさんが帰宅する
ソミンに追い出されたあと、私はやはりソミンのことが気になった。そっと彼女の部屋を覗いてみると静かな寝息を立てていた。怖かった。ソミンがこのままいなくなるんじゃないかと怖かった。ウンタクのように突然私の目の前から消えてしまうんじゃないかと怖かった。眠るソミ
お医者様は流行りの風邪だと言って、お薬を処方してくれた。キム・シンさんは何かとうるさい。『ちゃんと寝てろ!』『栄養のある物を食べろ!』「そんなにうるさく言うならおじさんの力で風邪治してよっ!」「私の力はそう簡単に使うモノではない。絶対的な力には……。」「
コンとか言う医師はソミンの両耳の下辺りを念入りに触っている。「お、おいっ!私のソミンに何をしてるっ!?」「リンパの腫れがないか確認しております。」医師はこちらも見ずに答え、聴診器を取り出した。「お、お前、まさか……」「もうっ!!おじさんうるさいっ!!これ
熱で魘されながらもキム・シンさんがオロオロしていることは分かった。私が死んじゃうんじゃないかと死神さんに捲し立てている。死神さんは落ち着いていて、とにかく太い血管があるところを冷やすように指示を出している。キム・シンさんは終いには『ソミンの名簿が来てたん
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。【トッケビ〜君のくれた愛しい日々〜】の二次小説は毎月1日、15日の更新です。どうぞお付き合いよろしくお願い致します。二ノ宮香衣にほんブログ村
Merry Christmas良いCHRISTMASをお迎えくださいませ。二ノ宮香衣にほんブログ村
昨日の夜からなんだか身体が怠かった。大学修学能力試験を控えているから勉強しなきゃ……。そう思うけれど怠いしなんだか寒気もする。「こんな時に風邪だなんて……。」テキストに向かい合うけど今日は全然頭に入ってこない……。いつの間にか私は机に突っ伏して眠っていた
大学修学能力試験を一週間後に控えた水曜の朝、ソミンは珍しく起きてこなかった。いつもなら朝食前には制服を着てコートや荷物を持って降りてくるのに……。昨夜よほど遅くまで勉強をしていたのだろうか?私は心配になりソミンの部屋の戸を叩いた。「ソミン。朝食の時間だ。
「それは……。」「『それは』?」「……恐らく、僕は自ら命を絶ったからです。」死神さんが言った。「……えっ?」「自らの命を粗末にした。それが死神の大罪なんだと思います。先輩もそう言ってました。それにチェヨンさんの前世の中で見た僕はチェヨンさんと身分違いの恋
どうも、二ノ宮です。お話以外での登場は……久々です皆さん、お変わりありませんか?お話、楽しんで頂けていますか?こちらの【トッケビの花嫁】は鍵……といいますか、読者制限をしておりませんので、どうぞ皆さんWELCOMEなブログになっております。二ノ宮のもう一つのブロ
ソミンが私の家に住むようになったある朝のことだった。『ウンタクのお葬式ってどんな人が来てくれたの?』などと言い出した。朝からお葬式の話など……。そう思いながらも私はあの日のことを思い出していた。本当は思い出したくもないあの日のことを……。「ラジオ局の人や
Trick or Treat!!