■ゆうべの夢ゆうべの夢にわたしをおいてあなたはゆくのね くちづけおいてゆうべの夢に のこる噛みあとあまくうずくわ なぞる耳たぶかなしいひとはかなしみ好きよしあわせなひとはしあわせが好きゆうべの夢は ゆうべの夢よ朝のひかりに 目覚めてきえるゆうべの夢に 夢などみないわあなたは私の ゆうべの夢なのゆうべの夢が 肌に巻きつくやさしくまどろむ声がきこえるゆうべの夢は水夫と人魚ね漕ぎ手をなくしたはかない船よひと...
私が書いた歌詞のようなフレーズのどこかがあなたのこころにふれますように。なお私の作品は評価を期待するものではないこと、解釈を特定するものではないことをご了承ください。
■貸し倉庫軸にふれたようにカモメが一勢に飛び立つ私の髪が風に膨らむ埋め立て地のこの一帯貸し倉庫(コンテナ)は架空の名義で埋まってゆく閉められた秘密の鍵束は誰が持ってる猶予期間はあと半年ふたりの一切合切を倉庫で保管してもらってるあたしたち 一体 ナンだったのサ倉庫には密入国者が中にいるかもねきっとヤバいものどこか潜んでいるかも睦(むつ)みあう若い子が中にいるかも知れないコンテナに押し込んだのはあたしたち...
■ホット・サマー・イン・ザ・アイスゼッタイ言わねえと思うこと気づけば僕は君によく言ってた マジで好きとか愛してるとかゼッタイ言わねえと思うことあり得ねえほど言ってたまだこころがジリジリ日焼けしてるフラレてアタマ蒸発したあれからもうかなり経つのにもうわすれたよと、は言ってみたものの通学路の制服たちに 今も君を見る僕もついにオジサン化したよ ゼッタイ言わねえ ゼッタイ言わねえ心がグラサンかけている太...
■マイ・ディア ねむる前 今日のできごと 少しだけ ふりかえってる ランプ・シェードのあかりにふときみの着信を とるのが日課どれくらいわたしを好きか言葉にしてときみは言うどうしてそんなこと聞くの? ぼんやりため息行きかうマイ・ディア 朝まできみにつきあうよスピーカー・フォンで話しながら 眠ればいいマイ・ディア 今日に出会い別れるきみの胸のどこかに 僕がいればいい おはようとおやすみをそう直接 言うため...
■純白 なんにもないけど 純白を捧げたいまっさらな気持ちで あなたをみつめたいぼくはあなたに 純白を誓いたい鳩が通うように あなたを愛すだろうあなたとぼくのあいだにそよ風が抜ける あゝこれがしあわせ出会えてよかった 出会えてよかった純白ってこころがふたりだとわかるんだぼくはあなたを 純白でつつみたい純白にみつめて あなたと歩きたいぼくはあなたと 純白つらぬきたい純白なときめき はじめてかんじてるあな...
■タキシード・レイディ気障なポーズ 腰で決めては派手に笑う 板についてる男役 Ah無性に 誰か欲しくて仇(あだ)な言葉で手招いて だれかれかまわず 今夜の相手口説いてる※鏡を抱くように 愛し合いましょうその時々のショウ・タイムライトが廻るとこの夜もまるで表情もちがってるどこかでふたり会ったみたいようこそここで 極楽を見たら地獄もたのしいわごきげんよう遊びましょ 男と女 とっばらって タキシード・レイディ...
■RUBYウップン晴らしのようにサヨナラがひらめいた あとはどちからが口火を切るだけなのにタグ付けする気持ち代弁するワイパーため息つくように車内に響いてるダサイよね こんなの目も当てらんない愛のなれの果てさRUBY RUBY RUBY フロントグラスに大粒の雨つぶ 赤信号宿してまるで世界じゅうが RUBY RUBY RUBY叩きつけるEmergencyしらばくれる頬に きざむよ おわりのRUBY聞かれたくないことは言うはずもない同じところをま...
■今、はじめてあなたを見た (Jewelry Night)男に口説かせるすきを与えるのが淑女のたしなみと言えるかもしれない今、はじめてあなたを見たサヨナラするには出来過ぎな夜をちょっとハズしたくなるぶしつけな あなたの手が心に触れる光りを招いて踊ろうとささやくあゝあゝJewelry Night Jewelry Night100カラットより 夜はきらめく今、はじめてあなたを見たわかれの支度をすませた背中であやうくあなたをあきらめる寸前今、はじ...
■Next.Goes On 醜悪に見える この街のどこかにまだ汚れていない場所が おいでおいでしてる このスニーカー はきつぶすまでぼくは行けるとこまで そう行ってみたいな 猫背の夢にヘタな歌うたいながら Next.Goes On On And On その次に行こう誰かがむこうが呼んでるよNext.Goes On On And On ダメでも 負けても 泥だらけでも きっとその先に光はある”もどき”がいい 知ったかするよりワケ知り顔 成りすましするよりいわ...
■It Sounds GoodSuger Pie Honey Bunch星座のカード まき散らしてぼくは きみの 白磁の手の中 きみには内緒で魔法にかかった 振りもいいねそっち こっち どっちに行きたい幸せまでの Meanwhileみんな途中経過 It Sounds Good 感じ方しだいで Good Goodness身のまわりにHappyな色あつめて Suger Pie Honey Bunch思いっきり笑って 鼻を鳴らしたらIt Sounds Good 瞳のリューズ 逆さに巻いて時計の文字盤の上でふたりそっと踊...
■ROSEいくたびか 胸砕けうなだれるときいくたびか 夢やぶれ涙ぐむときわたしは思い出すあの誇らしげなRoseなにをも恐れず奮い立つ あの姿を人生がバラ色でないと感じる時バラ色にしてゆく人生をおもうこころが咲かせるものは決して枯れはしないそれは 特別なOH ローズわたしは思い出すこの胸にまだあるRoseさびしいひとたちはかりそめの 花にしずんでバラはバラであるがかならずしもバラではないその言葉の不思議いつかわたし...
■総武線がオレンジだった頃をぼくらは知らない総武線がオレンジだった頃をぼくらは知らないけどさっき写メで撮った この一枚はよく知ってる作り笑い Ah Bye Bye きみの 携帯が鳴ってるよ出ればいいのに あたらしい彼なんだろ?もう仲良しゴッコなんて出来ないただほほえみあうなんて出来ないYES 弁解なんてしない きみも同感だろろくでもない仮面が いくつ転がっても 今ぼくらが悲しんでいるとしたら悲しみをルーペで拡大し...
■Novemberしずかなことが欲しくなる指でまぜるモルトNovember ピアス・キャッチに君の涙がつたう枯れ葉は さびしいこころが舞う時に 枯れ葉と呼ぶのよ君が外したリングキャビネット November 何も言わないことがやさしさのように思えてくるNovember November 僕らは卑怯さその手 この目 November折れそなタバコでふざけた君は薔薇で...女神で...November 運がよくてもわるくてもわかれたくちびるなぞれば 愛しくても過ぎ...
■花の置いてない花屋あなたは花の置いてない花屋そこにいるだけであなたが花だからそれでいいあなたはお酒を飲ませないBARそっと微笑むたびぼくを酔わせるからそれがいいシェフのいないレストランレシピのない料理あなたととりとめもない会話をしてるUm それが花だ ふたりは花の置いてない花屋さあなたは花の置いてない花屋ざわめきが舞うよあなたが花だから陽も射すよふたりは楽譜からとぶメロディ自由自在に日々のアドリブをプ...
■りんごちゃんくたばっちゃいなよ あたしの魅力にあなたはおちたのさヒールゆらしてる あたしのかかとにキスしてもいいのよあたしはりんごの かたちしてるだけ手のひらにのせたらひんやりとあまいささやきであなたうっとり酔わせるよ白雪姫 それとも 魔女のしわざ ウフフフあなたはどっちのあたし 好きなのかしらメラメラ メラメラ 色つき女さそう りんごちゃんだよ くいついちゃいなよ この魅力にもうあなたはまけちゃう...
■円僕は見えない もはやだれにも そして唇は幾重にもかさなり 声たちはしじまになる僕の指から つばきのひとつ落とせば寄ってくる金や銀のうろこ 円(まどか)にきみの口紅いろもほどかれていのちは 短き恋の 筆談の如く見えなきものが見えるそんなひとの不幸せ きみの手と僕の手はひとつの梃子(てこ)なんと なんと 古寺には笹鳴きが伝うだけ貌(かたち)を持たぬ 僕はきみのすべてになりうる運命(さだめ)の転てつ機は き...
■Dance The NightSo So Starry... ダンスしましょ ガラスのフロアー踊り倒してうせたいのふたりとも心ならあさってよ終わっちゃったひと 同士じゃない今夜が最後だとしても最初の夜のように振る舞うわそのほうが哀しいでしょもとから他人よあなた Watch Me Danceチップ・ネイルで空をうずめても浮かない気分よ だから Dance Dance The Night Awayちょっと あなたの頬につけた くちべにがエンド・マークLet’s Stay Our Dance ...
■オデッセイかざられた ショウケース 夜のなか消えちまう お互いの うでのなか 美しい 布を 交換しても なぜか人生は 出来損ないの Odyssey恋して怪我(けが)をして 長引くのは男のほうだよ 女はあっさりと切り捨てて 怪我ごと 捨ててゆく 何番目かの夜のなかで出会ってもすれ違うなら すげなく 他人のままでほほえみが こわれたら 告げようかささやかな 抵抗も 無防備で溺れるだけ あまりにも 愛しすぎたら 俺...
■Kiss of DeathTシャツの胸プリントに 稲妻荒くれ騎士(ナイト)野蛮な太陽に跨(またが)る騎手となれNot Givie Up, Not Give Up夢にあぶれても 懲りずにまだ夢をみてる無精ひげにひざの抜けたジーンズドアノブが外れていてもKnock Knock 自分にケリを入れてよ烙印を押されても 僕らは怪獣さ 死の渓谷 縦横無尽にすべる命綱もつれてもSo Tears or Fears 自分の影からは誰も逃げられやしない宙返りすると さかさまになる地球を...
■嘘泣きから本泣き映画なんて誰も本当は観ていない座れる場所さえあればよかったレイトショー嘘泣き、本泣き泣けばわらえるコメディよ嘘泣き、本泣き大丈夫だなんて 誰に言うのよわたしは主婦のような名女優にはなれないましてや愛人なんて役不足もいいとこ嘘泣き、本泣きつらい今日を生きられたようにつられてついでにあしたも生きてゆけそう電話で済ませてしまったわかたちに何ものこらないようにしたなれてるはずのさよならが...
■Dance The NightSo So Starry... ダンスしましょ ガラスのフロアーにぎやかに踊り倒してうせたいのよ 私たちの心なら もうあさってよ終わっちゃった人同士 それもいいわ今夜が最後だとしても最初の夜のように振る舞うわそのほうが哀しいでしょもとから他人よあなた Watch Me Danceチップ・ネイルで空をうずめても浮かない気分よ だから Dance Dance The Night Awayちょっと あなたの頬につけた くちべにがエンド・マー...
■ブルネイの少年冴えるしじまは 暗い闇にとけて星たちがランタンを帰しに行くもうじき朝ぼらけ 洞窟で見つめてた一睡もせずに きみと見た天体ショウ今頃どうしてるかしら Budak Brunei記念切手のような町はるかな異国の海は私の国ともつづいてるさびしくなったら吹こうと言ったおそろいの笛 私の音色だけ聞こえるの Oh Boy I Miss You Soきみとめぐった 神秘の山々ふもとではいろんな文化混ざるのいのちは神々の祭典なのだとき...
■角打ち 夕日のハンカチが商店街を包むもうじき最座が並ぶ三丁目のバス停に飲みたい理由がない時いいことがあった時きみと飲む酒屋でひっかける一杯がうれしい一騎討ちみたいな明け暮れに悪酔いする 下戸のよういいのさ きみとポツポツと 手酌で鋭い矢は折れてしまう 光る刃は自分にむかう言いたいことはきみに吹く風 きみはどこ吹く風なんだよとたがいに顔見合わせて きみと角打ちたぶんこの世ってねしらふの大トラのよう...
■音楽ルージュとはあなたのその口のききかただあざやかなうらぎりはグッドよりバッドがいいよ服着ていても裸で僕を薔薇いろの抱擁に包むヒゲのモナ・リザあなたのドレスときたら何よりも心は軽やかなほうがいい決めすぎよりふたりも少しハズスほうがいい恋するだけじゃ恋じゃない そうささやくあゝなんてなんてひどい女だ 今夜こそふたり音楽になるドクターも牧師も弁護士もお手あげさだまし絵の夜にいるとグッドよりバッドがい...
■きみへのLongingきみだけに 目覚めてく 属性不明な想いがあんだよあやしくて おかしくて 胸のドキドキがなんだかくやしい傷つけあうのが 人間の特技だとしても愛しあうのも よほどの離れわざだきみと自然にいようとするたびその不自然さに気づくよ どうでもいい特別なものよりありふれたたったひとつのものでありたいきみに一度だけのLongingこの胸に ずっとそう 埋蔵されてたつぶらな想いが耳たぶまで 燃やすから はじめ...
■ちょる節朝までたむろする店だ 添い寝してくれる女(ひと)の胸だあるいは霧笛がともる夢だ 訊かれても答えない場所だふるさとなんて わすれたよと言えば今夜はやけに酒がしみるひかりは影に 影はひかりに注ぐ云わぬがわかれさ ちょる節さ嘆きとほろ酔いはとても似ている 迷いと人生は通じちょるねふるさとたずね歩く者がふるさとからまたとおざかるなみだがほろりとこぼれたらすべてははらりと逃げる金魚女は生まれついての ...
■バッタと禅問答きみとは 突如リンク切れの閉鎖サイト 気づけば ByeByeチャットのうすい 会話だけだった数発 関係持っただけこれも失恋っていうのかな半年ぶりに 乗ろうとした自転車の後輪がパンクしてたただひとつだけ明解なことがあるとしたらきみの好きな水道橋には もう僕は行かないっていうこと運命ってやつは愉快犯さ しかもバグだらけくぐもる空 不吉にひき裂いてゆくようなサイレンみたいだね逆境に励まされている...
■Black Pumaカムチャツカからの風が吼えるお前の眉のような細い月のど輪をおさえて Baby砕けるほど噛みつけ野生の瞳ふたりが抱く深い流れはとてもしずかさBlack Puma 駆けぬけろ 心拍数よりはやくお前はどこまでも Ah 女だね いくどもスクリュー音こだましてくお前が招くあたりは赤い警告が鳴り響く Honey潜伏先をふたり転々とするお前が牙を剥くそのたびに薔薇の破片(かけら)散るBlack Puma 軽蔑しろ そうさ こけおど...
■ちぎり絵の町明るい ひまわりをちぎってならべた日の光りあおぞらの悲しみをはじめて知ったのよあなたのくちびるだけがぼやけていた今日の今日まで 私 思わなかったさよならが綺麗で 癪だわちぎり絵の町よ一緒に来てくれとあなたに云われる夢みてたあの娘と異動さきに行くとあなたは告げたせまい会社の中で 顔をあわせて廊下で会釈した つらい日々さえ過ぎされば なつかしくなるちぎり絵の町よあなたと あのときに別れな...
■ダイジョウブデスカ?トイレでうずくまって泣いているのは僕だけだろうかとなりのトイレではベルトを外す音がしている何本見送っただろう 電車の音がするこんな時アニメの主人公なら なんて言うだろうか君の髪は最後に静電気のように流れたどんな声にかき消されてもきみの声だけはわかると云ったIt's lie so lieトイレでうずくまって泣いているのは僕だけだろうかちかくのトイレでは悪臭とヤバい声が反響してる僕はうなだれ 膝...
■I Touch My OwnI Touch My Own Own あなたに この指は動くYou Touch Your Own Own イヤリングゆれることするのボリュームをあげてわたしの喉もとに光を連れてきてそそのかしてみて Ah Ah Ah Ah わたしたちは まだそう怪しくてもいいただの男と女じゃきっとくさってしまうわI Touch My Own Own この夜がどこに行くのかYou Touch Your Own Own あなたには決して教えない二人はまだ会ってないもっと出会うために二人は話してはいけ...
■夜明けは恋人たちのために眠り足りない手のひらをしばらくは分けあっていたい 話し足りない切なさのもどかしさに浸(ひた)っていたい想いのつよさとはうらはらに言葉はありふれたものになる夜明けは恋人たちのために夜明けは恋人たちのために しあわせはまた生まれてく時間もきっとふえてゆく沈黙にくすぐられていたい二人好きにしかなれない綺麗さ 君の長い髪にほら朝日がゆっくりと 昇ってゆくよ夜明けは恋人たちのために夜明け...
■愛はくりかえさない空き缶のバカ なによ けがするとこだったわやたらと しみてくるストライプの雨があなたのネクタイの柄のように斜めにMissing Missing Miss You声にはならない あなたなど忘れた 孤独が好きよMissing Missing Miss YouI Miss You…I Miss You...Missing I Miss You I Miss You...街のバカ バカばかり回送タクシーの列ビミョーなぐらいに 好きだったあなたがいないことは今の私にはすごく大きいのMissing M...
■日本海は来なかったダイヤのみだれに 心もみだれて動かない表示 みつめる構内ここまで来たのに 足止めくらうなんて時計の音が 急かして聞こえる 驫木駅は 雪に閉ざされる約束だけが ちぎれとぶあなたは来ない わたしも来ないならば来いと願うけどああ やっぱりふたりに 日本海は来なかったシャトルバスに乗り 近くの宿に着くベッドに投げた 電話のサブスク陽気なナンバー 場違い過ぎてそれでも化粧 なぜかしらなおし...
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■ゆうべの夢ゆうべの夢にわたしをおいてあなたはゆくのね くちづけおいてゆうべの夢に のこる噛みあとあまくうずくわ なぞる耳たぶかなしいひとはかなしみ好きよしあわせなひとはしあわせが好きゆうべの夢は ゆうべの夢よ朝のひかりに 目覚めてきえるゆうべの夢に 夢などみないわあなたは私の ゆうべの夢なのゆうべの夢が 肌に巻きつくやさしくまどろむ声がきこえるゆうべの夢は水夫と人魚ね漕ぎ手をなくしたはかない船よひと...
■小夜曲(セレナーデ)投げたリップスティックから曙(あけぼの)がはじまるおちそうなガウンに手にしてるロシアン・ティー Ah聞こえないわ さよならが つまらないあなたの指がふと背中でとまるあなたは彼女の赤を選ぶ同じ赤い花がゆれても彼女のもとへ行くのなら せめて私を殺してからにするのね一番目のよそおいは そうクロークにロング・ファー二番目の昼にはスカートにながれた小花模様消しあう瞳のキャンドルかなしみがパッ...
■YESing銃声よりも 僕のRAPでぶちぬく怪気炎を上げろ 耳をつんざけ 頭からっぽにして 踏み鳴らせ この星のリズムを 撒き散らせなんてそのくちのききかた存在感増す生意気きまぐれ大人げない愛想のなささえきみは魅力で僕もうぶっ壊れた I'm sick for you 呼応する思い 手をかさねて 大きなうねりで 世界動かそう YESing YESing YESing触れるものは なんだって楽器さそこらじゅうに 浴びせ倒したい 溢れる音楽で 君を抱擁...
■孔雀の時刻(とき)午後20時と午前7時の女の見分けがつくかしらかかとで殺して たぶらかしてる今日のわたしとても意地悪よ違う男(ひと)を好きになった ただそれだけよあなたのために綺麗になるそれは別れを秘めてるからルージュ色のうらぎり それも女の甲斐性なの愛のために 自由にさせて後悔ならば 彼としたいわすべてを持つ あなたの手からどうぞ飛ばせて 孔雀の時刻(とき)よ相手が男なら殺してやる相手が女なら口説こうく...
■レストラン・シンジケートグルメの行き着くところは三つ星の名店ではない立ち飲みワインとありあわせ弾む会話があれば それがご馳走ルージュがほどけることをしよう手づかみでお行儀悪いことたがいを料理にたとえたら月明かりにダイヤを見つけるそう それだ その食いっぷりだ僕が惚れているのは気っぷのいい女とどこへでも出かけてゆくDrastic Night なんか笑える消えてなくなるものに すべてを惜しまないレストラン・シンジケ...
■スクリーン夜の水槽からまた漏れてゆくわたしたちは愛の重さにうすれる剥き出しのモーターが赤くただれるあなたは携帯など見ていないわたしのいない世界を見てるわたしはベッドで泣いているため息のかずだけ あわがたちのぼるもがくたび 鱗は剥がれ光るそれでもさよならは云わないキスがただの唇の感触になる会話がただの言葉のら列になる世界の黒は白があるからそして今あなたのまなざしはわたしをすり抜け彼女を見ている偶然が...
■一本の長い髪の毛彼女かわいいひとね 一本の長い髪の毛 ピロー・ケースのわき あなたは否定もしない 一本の長い髪の毛 男という生きものいいわ 今度 彼女を食事にさそって 手を組むわ匿名配送ね一本の長い髪の毛これも愛のクーポンわたしいい人ぶらない一本の長い髪の毛気にするだけ損よ いいわ うばわれたらうばいかえすそれしきのことだわいいわ 今度 彼女を食事にさそって 手を組むわ一本の長い髪の毛C'est bonC'est bon ...
■夜明けなんて来なくていいとおもうの消えのこるネオンはネックレスこの世に深刻などない深刻ぶってるのは 自分だあきらめて あなたがよ夜明けなんて来なくてもべつにいいとおもうの朝のひかりは清純そうな悪魔すべてをむごたらしくさらしだす 暗闇がかくしてくれるものわりとあるとおもうの夜明けなんて来なくていいとおもうの朝が来て見えるのは 常習犯のわかればかりよ心変わり あなたのつめに書いてあるわたしが先に心変わ...
■スカイラウンジ一杯だけならつきあうわそっけなく返事をしたあなたからの電話の声に心ふるえたわたしなのに可愛いものよ ふたり さっきからなんてことない話題ばかりよお互いちがうフライトを待つ日付も変わる 空港のスカイラウンジ食器を洗って忘れるの雑事にまぎれて生きるのよむかしの彼と彼女のため束ねてすてるスペア・キーせめて最後に うらみごとを云わせてね 愛してるわ時間が過ぎてゆくのを待つわそれぞれの旅路 明...
■私たちは青空で逢いましょう必死でやりくりしてるあれからやせっぽちの日々私のすべてが まだあなたを向いていてもまだある世界が愛のためにあったとしても無視するわ 優しすぎることは優しさではないと手のひらを読みあってあなたと別れたけれど私たちは青空で逢いましょうSunshine In The Rain 青空の心でせめて心は歩いてゆく そのうちまた青空みたいな私たちに逢える知ってたいつしかあなたは私を見なくなっていたこちらを...
■エゴサショー・ウィンドゥのディスプレイに見とれてたら 夕映え雲がすべった恋する手首 恋する瞳恋する脚 恋するハイヒール私にとっては 過去の傷を今はむねに飾れることが ジュエリーエゴサ 知らず知らずに自動検索するようにエゴサ このゆび この髪に心を思い出す 私がいるさよならという言葉が ただのさよならという意味だったらいいのに花のないかびん 悲しみは薔薇になる だから私は咲いてる恋する涙 恋するlips...
■ロイヤル・スィート・トレジャー男の嘆きも女の涙もひとの痛み悩み多きことはぜい沢曖昧もいい抱きしめ切れずふれられもせず一杯女におごられたあれから何があったか覚えちゃいないが胸しばるかなしみだけが俺のロイヤル・スィート・トレジャー男も死んだ女も死んだ時代(とき)の流れにピストルも持たずにこころを撃ち抜く女だてらにふざけてやがる君もやるよな一杯最後におごらせてくれカタリと溶けるこおりが何かを話すだろう用...
■ネイルが仕上がるまでネイリストに右手をあずけて左手であなたと手をつなぐホテルの午後のアンサンブル漂うアロマのディフューザーあなたの手の表情を読んでいるだから他愛ない話をするのこの手とその手がしてきたことはなんだったのかしら罪かしら男は逃げるものを追いかけ女は追われるものから全力で逃げるのネイルが仕上がるまで あなたが恋人でいてくれたらそれでいいネイルが仕上がるまで 黙ってそばにいてくれたら それがさ...
■磧礫(せきれき) ただの石ころかも知れない私たちは激しい水の中 いのちを削り削られながらいくさを聞く流るる川音に あなたと拾い集めた日々は岸辺の石だったかも知れない石には森や木やそよいでて二人にはそれが世界だったふと胸をつらぬく 互いの目をみつめあの時さびしさを聞いた難儀(なんぎ)なものです 人の世は 人と人とがなぜ難しいでもふたりは知っていたなぜこんな石ころが美しいのか吸い込まれてゆく石の中には老...
■Tumbling Beat赤いRECの文字と赤い丸ふいに動画で撮ってるものはきみの髪と化粧と香水と生理の匂いが入り混じったようなもの実体のないものや正体不明なものが監視カメラをすり抜けるそんな夜の抜け道は美しい死のようだTumbling Beat 消毒しすぎて手が荒れる僕という下等動物最上階に近づくたびにTumbling Beat 狂う惑星 軌道逸れるたび僕たち上機嫌に屈折してる暗いビー玉の光のような Tumbling Beat 女の敵はやっぱ女だ...
■Good Heartbreakこれで良かったそう思うしかないじゃないのあなたにとって私にとってGood Heartbreak これまでの日々を惜しむように好きだったものたちたとえば好きだった歌好きなひとはあなたのままなのにまるでちがってしまった私たちかんがえる前に 美しいことをするのそれがさよならだとしても涙がとまらなくても あなたの首にすがるしかなくても Good Heartbreak , Good To MeGood To You否定できないいいとこしか思いつ...
■カレンダーガールきみはCalendar girl僕は毎日めくる胸のCalendar 笑うCalendar girl会う日のスニーカーがかぞえたCalendarロマンス色にくちびるがひらかれると日ごと夜ごとため息のドラムを叩く僕はスティックさばきもおぼつかないおいでSlender girl風のインクの手紙をたどる 月のランプなのにCalendar girl着信途絶えて互い違いに終わるカレンダーオレンジのスカーフたなびかせて去るきみのGoodbye 日付けが止まったままのき...
■風色(かぜいろ)テーブルにはソーダのぬけたスコッチ 昨夜ふたり何を話したのだろうまるでペイ・パー・ビュー見ているようによわまる陽ざしがかたむくきみからの電話は用件だけ告げて切れたありがとうって言葉の意味はグッバイ忘れたよ きみの全身に書かれた長いラブ・レター 言わないで 何もガレージにきみの車はもうないふたりもう ほら 風色(かぜいろ)さ愛していないなんて言えば言うほど 愛している証拠みたいで嫌になる...
■あの日にレイアップ・シュートボールにもなぜだかさわらせてもらえなかった先輩に挨拶してもガン無視されたコーチは何も教えてくれなかった帰る前 死ぬほど床をモップがけした僕のシュートはいつもあと少しのところでリングに嫌われた悔しいって気持ちが今もある大人になっても そこ めがけてる僕がやってることはあの日にレイアップ・シュートさっきまでの試合空気が天井にのぼる上達する方法はすり傷 絶やさぬこと人生はそ...
■夜の寝覚(よわのねざめ)Um...Hey Hey Heyさっぱりよ ひじ掛け椅子で深夜にまんじりともしないのよ私あなたは寝息を立てている細目に開けた冷蔵庫のあかり床にすわってワイン 注いで寝るまでのあそびよ 並べる掛詞あなたにすれば「私」と「彼女」は掛詞私にすれば「愛」と「哀」も そう私にわきあがってゆく想いは実現されない方がいいさよならは殺人者の言い分よ女は深く微笑むのよ 要注意よ愛が重いから すてたいわあなた...
■ロイヤル・スィート・トレジャー男の嘆きも女の涙もひとの痛み悩み多きことはぜい沢曖昧もいい抱きしめ切れずふれられもせず一杯女におごられたあれから何があったか覚えちゃいないが胸しばるかなしみだけが俺のロイヤル・スィート・トレジャー男も死んだ女も死んだ時代(とき)の流れにピストルも持たずにこころを撃ち抜く女だてらにふざけてやがる君もやるよな一杯最後におごらせてくれカタリと溶けるこおりが何かを話すだろう用...
■ネイルが仕上がるまでネイリストに右手をあずけて左手であなたと手をつなぐホテルの午後のアンサンブル漂うアロマのディフューザーあなたの手の表情を読んでいるだから他愛ない話をするのこの手とその手がしてきたことはなんだったのかしら罪かしら男は逃げるものを追いかけ女は追われるものから全力で逃げるのネイルが仕上がるまで あなたが恋人でいてくれたらそれでいいネイルが仕上がるまで 黙ってそばにいてくれたら それがさ...
■磧礫(せきれき) ただの石ころかも知れない私たちは激しい水の中 いのちを削り削られながらいくさを聞く流るる川音に あなたと拾い集めた日々は岸辺の石だったかも知れない石には森や木やそよいでて二人にはそれが世界だったふと胸をつらぬく 互いの目をみつめあの時さびしさを聞いた難儀(なんぎ)なものです 人の世は 人と人とがなぜ難しいでもふたりは知っていたなぜこんな石ころが美しいのか吸い込まれてゆく石の中には老...
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