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1件〜100件

  • 鬼龍院花子の生涯

    あては高知九反田の侠客・鬼龍院政五郎の、鬼政の娘じゃき。なめたら、なめたらいかんぜよ!ー映画『鬼龍院花子の生涯』より「宮尾登美子と戦後女性作家の世界」という心ときめく特集に惹かれて神保町シアターへ。『鬼龍院花子の生涯』(1982年東映)監督:五社英雄原作:宮尾登美子出演:仲代達矢、夏目雅子、岩下志麻ほか大正、昭和の高知を舞台に、侠客鬼龍院政五郎(通称・鬼政)とその娘花子の波乱万丈の生涯を、12歳で鬼政夫婦のもとへ養女に出された松恵の目線から描いた作品。-五社英雄といえば、『吉原炎上』か『鬼龍院花子の生涯』か。という感じでタイトルは知っていたけれど、『鬼龍院〜』の原作が宮尾登美子だったとは…確かに、腸チフス看病のあたりは小説『きのね』と通じるところがある。そしていろいろ興味深い作品であった。夏目雅子が鬼龍院...鬼龍院花子の生涯

  • シン・ウルトラマン

    マスク付けた大人は、スーツ姿の男より少し怖いー映画『グリーン・ホーネット』よりノってるやつにはのっていけ、ツイてるやつにはついていけということで、話題の映画をウキウキで観に行く。『シン・ウルトラマン』(2022年東宝)監督:樋口真嗣総監修&脚本:庵野秀明出演:斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊他1966年に放送された特撮テレビドラマ『ウルトラマン』を現在の時代に置き換えたリブート作、空想特撮映画。キャッチコピーは「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」「空想と浪漫。そして、友情。」-ワクワクの連続。冒頭の流れるような禍威獣(かいじゅう)の説明から始まり、禍威獣特設対策室(禍特対・カトクタイ)の解説、ウルトラマンのシルエット、禍威獣・外星人の動き、対戦シーンなどなど…ウルトラマンの知識が全くない私でも心躍るシ...シン・ウルトラマン

  • нет войны

    人間であるということは、自分には関係がないと思われるような不幸な出来事に対して忸怩(じくじ)たることだ。ーサン・テグジュペリ『人間の土地』より最近ラジオから毎日のようにジョン・レノンの『イマジン』が聴こえてくる。昨日は1日で3回も聴いた。ただ、この曲は日本のリスナーではなく、ロシアのプーチンさんに届けてほしい。政治も歴史も国家のことも全くぜんぜんわからないのだけれど、一体全体、何がどうしてこうなったのか。♪けんかをやめて〜二人を止めて〜けんかというよりは、一方的な弱い者イジメにみえるけれど、なぜ誰も止められないのか。難民を受け入れたり、お金や武器を援助したり、国連で会議したり、制裁措置をとったり、強い言葉で非難したり…どれも重要な行動だけれど、こう、もっと直接的に止める方法はないものなのだろうか。例えば、プーチ...нетвойны

  • 月曜日のユカ

    彼女を愛しているんです。だからなんでもする。ー映画『モロッコ』よりめちゃくちゃ可愛いと噂の加賀まりこを大画面でみようと神保町シアターへ。『月曜日のユカ』(1964年日活)監督:中平康原作:安川実脚本:斉藤耕一、倉本聰出演:加賀まりこ、中尾彬、北林谷栄、加藤武横浜を舞台に、ナイトクラブで働く18歳のユカの自由奔放な日々を描いた現代の寓話。-噂に違わず、加賀まりこがめちゃくちゃかわいい…!リアルリカちゃん人形というか、ゴダール映画の中のアンナ・カリーナというか、、森本美由紀のイラストから飛び出してきたんですか?と何度も思う。監督が編集大好きマンのようで、カット割や映像に並々ならぬこだわりが感じられます。それが良い方向に作用しているのかは不明だけれど、そして90分がとっても長く感じる映画ではあるけれど、ひたすら加賀ま...月曜日のユカ

  • Coda コーダ あいのうた

    「聾(ろう)文化」とは、聴覚という感覚を持たないことで発生した手話という言語や、視覚と触覚を重視した生活から生まれた文化である。私は、聾者というものは、健聴者とは異なる文化を持った「少数民族」のようなものだと思えるようになったのである。ー「全国高校生読書体験記コンクール」で文部科学大臣賞(最優秀賞)に選ばれた作品「聾者は障害者か?」より映画のタイトルを目にした当初は、大島渚の本番がある映画かな?と思ってスルーしていたのだけれど(節子、それは『愛のコリーダ』や…)、オールナイトニッポンゼロでTVプロデューサーの佐久間さんが大絶賛していたので、無性に気になりはじめいそいそと観に行く。(ラジオショーでノブコブの徳井さんも絶賛していた)『Codaコーダあいのうた』(2021年米仏豪合作)監督:シアン・ヘダー出演:エミリ...Codaコーダあいのうた

  • ハウス・オブ・グッチ

    Gucci,Gucci,Gucci.(グッチ、グッチ、すべてグッチよ!)ーマドンナ(1995年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで、着ている衣装の説明を求められた際の発言)『ハウス・オブ・グッチ』(2021年米)監督:リドリー・スコット原作:サラ・ゲイ・フォーデン『ザ・ハウス・オブ・グッチ』出演:レディー・ガガ、アダム・ドライバー、アル・パチーノ他世界的ファッションブランド「GUCCI」の創業者グッチ家の経営権争いと、1995年に起きたマウリツィオ・グッチ殺害事件を元に描かれた伝記クライム映画。-ハイブランドにまつわる映画なのに、おしゃれ感を感じさせないのがすごい。鑑賞前は、トム・フォード監督の映画『シングルマン』や『ノクターナル・アニマルズ』的な雰囲気を想像していたけれど、もうぜんぜん違った。そりゃそうか...ハウス・オブ・グッチ

  • 寿式三番叟

    とうとうたらりたらりら、たらりあがりららりとうちるやたらりたらりら、たらりあがりたたりとうー文楽『寿式三番叟』より年末に生まれて初めて文楽を鑑賞し思ったことは、物語を楽しむ段より、踊りを愛でる段の方がわかりやすくて好きということ。『仮名手本忠臣蔵』でいうと、切腹の段より道行嫁入りの方が好きだった。ちなみに、文楽の作品は以下の3種類に大別されるのだそう。1.時代物:歴史上の人物や事件を扱った作品。(例:義経千本桜、仮名手本忠臣蔵)2.世話物:江戸時代の町の人々の生活や風俗などを背景とした作品。(例:曽根崎心中、心中天網島)3.景事(けいごと/けいじ):能狂言、歌舞伎などから独立・発展したもので、音楽的で舞踊の要素がつよい作品。(例:釣女、五条橋)ということは、「景事」の演目を狙って鑑賞すると自分の趣向に合ってより...寿式三番叟

  • 信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)

    人は芸術作品で装うか、あるいは芸術作品になるべきだ。ーオスカー・ワイルド吉田修一の小説『国宝』を読んで、歌舞伎に興味が沸き、小説の主人公・喜久雄のような当代随一の女形というものを見てみたい!と切に願っていたら、2021年12月の歌舞伎座にて、坂東玉三郎の出る『信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)』という演目がかかっているではありませんか。これはもう行くしかないでしょう。しかも、今回は奮発して、1階1等席を予約。1万5千円!!!たかーい!その前に。小説『国宝』を読み、歌舞伎座の1等席まで予約して興奮ぎみの私に、母親が「歌舞伎が舞台といえば、宮尾登美子の『きのね』という小説もある」と教えてくれ、さっそく読書を開始。しかし、主人公の性格にイライラが止まらなくなり即座に中断。『きのね』著者:宮尾登美子初版発行:...信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)

  • 文楽『仮名手本忠臣蔵』

    映画『モダン・タイムス』でチャップリンは、ルネ・クレールの『自由を我等に』で描かれた流れ作業の様子を真似していたから、僕はルネ・クレールに会った時に「チャップリンはあなたの真似してますね」って聞いてみたんです。そしたらクレールは「そうじゃない。私がいつもチャップリンの映画を真似している。さまよったり、幸福を求めたりする愛情を、いつも真似してますよ。それは芸術家同士がキャッチボールをしているようなものです」なんて言ってた。そういう考え方も面白いね。ー雑誌『20世紀映画のすべて淀川長治の証言』より新年早々、年末感満載の忠臣蔵の話。あれは2021年11月。吉田修一の小説『国宝』を図書館で借りて読み始めたら、そりゃどうしたってぇ歌舞伎が観たくなる物語だったので、取るものも取りあえず、歌舞伎座でかかっていた『花競忠臣顔見...文楽『仮名手本忠臣蔵』

  • エモーショナルが分からない

    年をとっているのは確実に私のようである。電車の車掌や、床屋の職人や、あるいは巡査、といった、いわば「目上」の職業の中に、自分より年下の人があらわれるようになったころから、私は年をとり始めたのだと思う。大学生なんていうのも、なんとなく老成した人びとだと思っていたのだが、いつの間にかただの子供っぽい連中に変質してしまった。ー伊丹十三『女たちよ!』よりあれは確か、PUFFYが『アジアの純真』で衝撃?のデビューをした頃だったと思う。父親が「最近の若者が使う『やばい』の感覚が分からない」とボヤいていたことがあった。「悪い意味で使う『やばい』は分かるが、この頃は良いことに対しても『やばい』と言っている。あの感覚がさっぱり分からん…」そんな父の言葉を、近ごろよく思い出す。なぜなら私も、最近の若者が使う「エモい」の感覚がぜんっ...エモーショナルが分からない

  • ワクチンの予約が取れず怒っている間にコロナを患った(?)話

    これオハジキやろ、ドロップちゃうやんか。ー映画『火垂るの墓』よりコロナことCOVID-19のワクチン接種の予約がぜんぜん取れない。区の予約サイトは7月中旬からずーっと「国からのワクチン供給量が減少しているため受付している予約枠は概ね定員に達しました」というお知らせを表示しているだけだし、かかりつけ医(数年前に風邪の症状で1度診てもらった)に電話しても「コールセンターから予約してください」と言われ、そのコールセンターに電話をすると「国からのワクチン供給量が減少しているため受付している予約枠は概ね定員に達しました」と定型文を読み上げられるという謎のサイクル。電話代返してください。あと予約フォームがマジで使いづらいです。どーなっとるんや。江東区。(パラリンピックの学徒動員にもノリノリだし、気は確かなのか江東区)自衛隊...ワクチンの予約が取れず怒っている間にコロナを患った(?)話

  • プロミシング・ヤング・ウーマン

    自分で戦ったほうが、裁判よりも、手っ取り早いと思ったんですー映画『刑事ニコ/法の死角』より自転車を盗まれた。1年くらい前に奮発して購入した見た目もかわいくてよく動くミニベロ。移動の手段やちょっとした気分転換に乗り回していた大切な自転車が、つい先日盗まれたんです!鍵をかけず、アパートの駐輪場に停めて。したら翌日なくっていた…。悲しい気持ちで交番に行き、盗難届けの手続きを進めつつ、鍵をかけていなかったという話をしたらお巡りさんが「あ〜鍵かけてなかったのか〜」って言うんです。それまで親身になって話を聞いてくれていたお巡りさんのテンションが一気にトーンダウン。…おや?この一連の出来事を友人に愚痴ると「鍵をかけてなかったあんたが悪い」と一蹴。え?私が悪いの?盗んだ人が100%悪いんじゃないの?ワタシ被害者ナノニ、ナゼ非難...プロミシング・ヤング・ウーマン

  • 逃げた女

    夫と離れたのは今回が初めて。愛する人とは何があっても一緒。それが彼の考えだから。ー映画『逃げた女』より映画やドラマを観ていると、ときどき、無性にかきたくなる人物が出てくることがある。エロい意味ではなくて、純粋に「描きたくなる」のだけれど、無意識にエロい目線で見ているのかもしれない。特に、着回し上手な登場人物をみるととても描きたくなる。先日観に行った映画『逃げた女』の主人公はまさにそれだった。『逃げた女』(2019年製作韓)監督:ホン・サンス出演:キム・ミニ、ソ・ヨンファ、ソン・ソンミ、キム・セビョク他主人公(キム・ミニ)が、5年間の結婚生活で一度も側を離れたことのない夫の出張を機に、3人の女友だちと再会する3つのエピソードから構成された作品。-予告編が面白そうだったので観に行ったら予想外のラストで、思わず「え?...逃げた女

  • 戦場のメリークリスマス

    本当に切腹する時脂身がでないよう、腹筋だけにしようと思っているんだー三島由紀夫マヂカルラブリーの深夜ラジオで、トトロの挿入歌(トトロが夜中にさつきちゃん達とどんぐりの芽を発芽させ大木にするシーンで流れる曲)と、戦場のメリークリスマスのテーマ曲(MerryChristmas,Mr.Lawrence)と、ファミリーマートの入店曲とがごっちゃになってしまうという話をしていて、そういえば、映画『戦場のメリークリスマス』が4Kリマスターでリバイバル上映中だったなぁということを思い出し、週末に映画館へ。(緊急事態宣言の緩和でようやく映画館が開いたかと思ったら、『ノマドランド』が終わっていた…)戦場のメリークリスマス……坂本龍一の作った有名なテーマ曲は聞いたことがあるし、爆笑問題の太田光が「メリークリスマス!ミスター・ローレ...戦場のメリークリスマス

  • 街の上で

    わたしたちのこのありふれた平凡は本当はとてもこわれやすくてなくさないことは奇跡ー魚喃キリコ漫画『南瓜とマヨネーズ』より2021年のゴールデンウィークは必ずや『ノマドランド』を映画館へ観に行くー!と気張っていたのに、緊急事態宣言の発出?発令?によって近場のTOHOシネマズがこぞって休館…なので『ノマドランド』はあきらめ、緊急事態宣言下でも颯爽と営業してくれている劇場で上映していた&前から気になっていた『花束みたいな恋をした』をwebで予約。しかし!開始時間をなぜか1時間遅く思い込んでいて(おばさんにありがちなやつ!)、劇場に着いた頃にはすでに上映真っ最中…。ダメ元で受付のスタッフさんに「この見逃したチケットで、次の回みせてくれませんかねぇ」と図々しいお願いをしたら(おばさんパワー!)、「今回だけ特別にいいですよ」...街の上で

  • 白鳥の湖

    準備段階で全力投球してこそ余裕が生まれるー志村けん「人生で一度は観ておきたい、クラシックバレエの真髄がここに!」というラジオCMに心惹かれ、生まれて初めて、バレエの公演を見に行く。公演バレエ団は、1999年に創設された日本のKバレエカンパニー。昔(1997年頃?)のインスタントコーヒーのCM「熊川哲也は知っている」(♪ダバダ〜ダバ、ダバダ〜)でおなじみ?の熊川哲也が芸術監督を務めるバレエ団です。演目は、ディス・イズ・バレエというか、バレエといえばこれしか知らない、そう『白鳥の湖』。『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』と並び「三大バレエ」と称されるのだそう。(どれも作曲はチャイコフスキー)「♪ミ〜ラシドレミ〜ドミ〜ド〜」つって、あの有名な旋律は口ずさめるし、純白のチュチュを着たヒロインの姿もパッと頭に思い浮かぶけ...白鳥の湖

  • VIO脱毛という名の刑罰

    (眉毛は)親からもらった身体で唯一いじっていい場所ー下田真生(コウテイ)先日、初めてVIO脱毛というものを体験。ワキと膝下の脱毛は10数年前にエステサロンで受けたことがあるものの、VIOは人生初。あと、医療脱毛も初体験。ここで用語解説。VIOとは、脱毛界用語?で、ビキニライン(=V)、女性器周り(=I)、肛門周り(=O)のこと。要はアンダーヘアというか、あそこの毛を3分割して見た目で呼んでるのですな。サロン脱毛とは、エステサロンで行われている脱毛で、施術者はエステティシャン。比較的低価格&痛み少なめで受けられる。医療脱毛とは、クリニックなどの医療機関で行われる脱毛で、施術者は医療行為を行える資格所有者。サロン脱毛に比べると高額&痛みが強い。あと、どうでもいいけれどVIOの全てを脱毛しツルツルの無毛状態のことを、...VIO脱毛という名の刑罰

  • 細雪のキャスティングを考える

    お前が結婚すればそれが嬉しい。お前が結婚しなければそれも嬉しい。—武者小路実篤「こいさん、頼むわ。———」というわけで(?)図書館のブラウジング中に目があった、谷崎潤一郎の小説『細雪』を、数ヶ月かけてちょっとずつ読んでいます。『細雪』作者:谷崎潤一郎1936年(昭和11年)秋から1941年(昭和16年)春までの大阪船場の旧家を舞台に、蒔岡家の四姉妹(鶴子・幸子・雪子・妙子)の日常生活の悲喜こもごもを綴った作品。-以前『春琴抄』と『富美子の足』を読んで、文学っていうかエロ小説やんけ!と思っていたけれど、『細雪』はぜんぜん雰囲気も異なり、とっつきやすい上に戦前の富裕層の暮らしぶりや結婚観、やわらかな船馬言葉(関西弁)、美しい四季の移り変わりが味わえる上等な文学だった。「細雪」というタイトルだけあって、三女の雪子ちゃ...細雪のキャスティングを考える

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