一念岩をも通す
今週のお題「試験の思い出」 もう何十年も前にもなりますが、 高校生の時、教室の窓からぼんやり外を眺めていたYat、 「あっ、今鳥の恐竜が飛んでいた!」 「嘘つくな!」とA、 「それ、きっとサギじゃない」とB、 信じる者など誰もいない。 だけど隣の席の、学級委員長でずんぐりむっくりのマコトは 「いたんだね。どんなのだった?」 と庇ってくれた。 「うん、羽がこんなで、頭に・・」 鳥恐竜の影 マコトは、クラスのマドンナ的女の子を好いていた。 歌手を目指し、TVのオーデション番組にも何回か出たこともある子だった。 その後、マコトはマドンナに振られて落ち込んでいる。 と誰かが笑って言っていた。 Yatの…
2022/02/26 12:33