あるの絵がコンクールに出されることになったよ。 こんなあるの声が聞こえて来たのは、 秋が深まった頃のことでした。 まさか、我が子の絵が、コンクールに出されることになるだなんて、 考えてもみませんでした。 とても素敵な絵だね。 素晴らしい! 素晴らし過ぎる!! うちの子は天才だね! 会場へ展示された絵を観に出かけた日は、 みーくんと2人、親バカ全開でこんな感想を述べました。 褒めちぎる私たちの言葉を、 嬉しそうに聞いてくれていたあるの笑顔は、今でも大切な宝物。 そうしてやはり、 後々持ち帰ってくることは分かっていても、 その素晴らしい作品の写真を、 何枚も撮ってしまったことも笑ってしまう思い出で…
我が子が大きくなってくると、遊びの幅がどんどん広がって、 どんどん楽しい時間が増えていきます。 みーくんの提案から、 パターゴルフなるものへ、家族3人で挑戦した日がありました。 みーくんはゴルフ経験者ですが、 私はそれまで、ゴルフをしたことがありませんでした。 ゴルフは難しいのだと、こんな話を聞いたことはありましたが、 いやいや、だって、 止まっているボールを打つだけでしょ?と、 こんなふうに舐めてかかっていたのは、私です。 まずは、みーくんのお手本を。 次に、 あるがみーくんを真似て、挑戦してみます。 あるは、なんでも器用に熟すみーくんに似て、非常に飲み込みが早いです。 初めてのゴルフですが…
あるが1歳になった頃、 ロングだった髪を短く切ってからというもの、 あれからの私は、一度も髪を伸ばすことがなくなりました。 一度短い髪に慣れてしまうと、少し伸びただけで、 すぐに切りたくなってしまうのは、何故なのでしょうか。 いつも通り、美容室へ行き髪を切ると、 短くなった髪を見たあるは言いました。 どうやら、私の髪が長かった頃のことが、 なんとなく記憶に残っていたようで、 その時みたいに髪を伸ばして欲しいと言うのです。 なんというか・・・ これもまた、こっそりと憧れていたアレなのです。 髪、切るなよ。的なシーンは、 少女漫画などにつきものではありませんか。 あるはどれだけ、私の夢を叶えてくれ…
あるは、比較的、慎重なタイプで、 驚くような怪我をすることのない子でした。 どんなに、だいじょばない時でも、擦り傷程度。 順調に成長していたはずだったのですが、 あれは、バランスボールで遊んでいた日のことでした。 柱に捕まって、特に危険な様子もなく遊んでいたのですが、 私が食事の準備をしていると、 突然に、あるが口を抑えて駆け寄ってきました。 イラストには描きませんが、指の間から、血が流れていたのです。 こんなことは初めてです。 ある?大丈夫?大丈夫なの? こんな私の声に、 もう、だいじょばないという言葉も出てきません。 ただ口を押さえて、 痛いことを目で訴えることが精一杯であったのでしょう。…
運動会や、その他イベントごとなんかを観に行くと、 子供たち皆が同じ服装であるために、 うちの子はどこにいるのだろうかと、目を凝らすのが、 保護者の共通の行動であるとも言えるのかも知れません。 幼稚園生だった頃は、必ず先に私たちを見つけて、 手を振ってくれていたあるですが、 小学校へ上がると、 別な姿を見つけるようになりました。 何故だか際立って変な動きをしているのが、 うちの子となっております。 お陰で、いつでも瞬時に、 あるが何処にいるのかが分かりました。 なんでうちの子だけあんな動きしているの? みーくんと2人で、思わず笑ってしまった時間も、 いつでも楽しそうにしているあるの姿を、 遠くか…
学校の授業の中で、 自分が生まれてからのことを振り返るという授業がありました。 思えば、あるが、 自分が赤ちゃんだった頃の姿を知ったのは、 この時が初めてのことでした。 自分が赤ちゃんだった頃の姿というのは、 なんだか不思議な気持ちのするものなのかも知れません。 え?これがあるなの? 赤ちゃんだった自分の姿に驚いていたあるの姿も、 なんだか可愛かった姿でした。 この授業の一環では、 我が子への手紙を書くという私たちへの宿題も出されました。 私たちにとって、 あるが大切な宝物であることは当たり前ですが、 そんな気持ちを改めて言葉にして伝えたのは、 思えばこの時が初めてであったかも知れません。 こ…
あるがおたふく風邪に罹ってしまったのは、 小学2年生になってから間も無くの頃でした。 熱が出て、顔は腫れているものの、 食欲もあり、とても元気そうにしている姿にとても安心したこと、 今でもよく覚えています。 やがて、あるは元気に復活していったのですが、 安堵したのも束の間に、 今度は私がおたふく風邪に罹ってしまいました。 私は、おたふく風邪に罹らないまま、大人になってしまったようです。 おたふく風邪は、大人が罹ると、 症状が重くなることもあるそうですが、 幸いにも、私は軽症で済みました。 ある朝、目が覚めてみると、 とんでもなく顔が大きくなっていることに驚きながら、 それがおたふく風邪だとは気…
例えば、あるが転んでしまった時や、不注意からどこかにぶつかってしまった時、 大丈夫? と声を掛けながら駆け寄れば、 いつの頃からか、返ってくるようになった言葉は、 という言葉です。 だいじょばない。 これは、本当に痛かった時に使われるある独自の言葉なのです。 ある日突然に、新しい言葉や発想が生まれ、 そこに生まれるのは、思わず笑ってしまう瞬間。 それは、あるが生まれてきてくれたから、見える景色です。 我が子という生き物は、何処までも面白く、 そして、可愛さを追求させてくれるものですね。
あるから初めてこんな質問をされたのは、 あるが幼稚園へ上がって間も無くの頃のことでした。 鳥の神様が運んできてくれるんだよ。 私のこんな答えに納得していたあるですが、 再び、この質問をされたのは、 あるが小学2年生になってからのことでした。 あの頃と同じように説明をすると、あるは、納得出来ない様子。 そうして、何度も同じことを聞かれることになったのでした。 どんなふうに説明をしたら良いのだろう。 とても困って、 職場の先輩へ相談してみると、 先輩のお子さんが、 まだ小さかった頃に買ったのだという絵本を譲ってくださいました。 赤ちゃんがどこから来るのかを、 子供に分かりやいように描かれた絵本です…
あれは、家族3人で、テレビゲームをして遊んでいた日のことでした。 私は、あまりゲームをしたことがなく、 格闘技系のゲームは苦手です。 敵に攻撃され続けるばかりで、 上手く操作出来ないでいる私に、あるは言ってくれたのです。 こっこれは! 憧れのシチュエーションではありませんか。 私が危険な目に遭っているところに突如として現れた王子様が、 華麗に私のことを救ってくれる。 まさか、中学生だった私が、少女漫画を読みながら、 密かに憧れたシチュエーションを、 ずっと先の未来で、我が子が演出してくれるだなんてね。 憧れのシチュエーションに、静かにニヤついた私の姿を、 ニヤニヤしながらみーくんに見られていた…
なにやらお風呂場から、 とても楽しそうな声が聞こえてきます。 こっそりとその様子を伺ってみると、 ガラスの向こう側では、声に合わせて、 踊っているらしきあるの影がうっすらと見えました。 これは、あるがひとりでお風呂に入るようになってから見つけた姿です。 みーくんと2人で、笑いを堪えながら、 ガラスの向こう側にいるあるを見守ったことは、 あるが知らない私たちの時間。 ある、お喋りが大好きなキミは、 お風呂場でひとりになった時も、口が動いているんだね。 そんなところも、キミの可愛いところだったよ。 rakuten_affiliateId="0ea62065.34400275.0ea62066.20…
あの、ゲーム機のことがあってから、間も無くに、 あるの7歳のお誕生日を迎えました。 誕生日プレゼントは、持ち運びの出来るゲーム機を贈ることにしました。 ゲーム機にとても喜んだあるの笑顔は、 今でもよく覚えている、可愛かった姿。 あれからのあるはゲーム機を持ってお友達と出掛けるようになり、 ただいまの挨拶と共に聞こえたのは、楽しかった!という声でした。 ゲーム機には、あまり、前向きな考え方を持たなかった私たちですが、 あるの笑顔を見つめながら、 買ってあげて良かったなと感じていました。 たくさん悩んだけれど、こうして良かったと思えることは、 ずっと先の未来でも、また新たな、 「良かった」を見つけ…
みーくんとあるが、 小坊主探検隊へと出掛けた日のことでした。 あるが通う小学校へ寄り道してみると、 あるのお友達が遊んでいるのを見つけました。 パパはここで待っているからお友達と遊んでおいで。 みーくんがこんなふうに声を掛けると、 あるは嬉しそうにお友達のところへ駆け寄って行ったそうですが、 みーくんがそこで見つけたのは、上手く仲間に入れないあるの姿でした。 あの日、偶然会ったお友達は皆、 それぞれに持ってきたゲーム機で遊んでいた様子。 皆、駆け寄って行ったあるを笑顔で迎え入れてくれたものの、 ゲーム機を持っていないあるは、輪の中に入れずに、 お友達が遊ぶ様子を見ているだけという流れになってい…
茹で卵や玉ねぎの皮を剥いて、お手伝いをしてくれていたあるが、 包丁を使いたがるようになったのは、小学校へ上がってからのことでした。 どうしようか、とても悩みましたが、 興味を持った時にやらせてあげた方が良いのかも知れません。 予め、皮を全部剥いて、縦半分に切った大根を、 半月型に切るだけなら、きっと大丈夫でしょう。 静かに、丁寧に、ゆっくりじっくりと向き合うところは、 皮剥きの時から変わりません。 これは、あるペースなのです。 お陰で、怪我の心配をすることもなく、安心して任せることが出来ました。 こうして、小学1年生になったあるは、 皮剥き担当を卒業し、大根担当へと就任いたしました。 emib…
小学生になり、 可愛く生え揃った乳歯から永久歯への生え変わりを迎えました。 なんというか、 歯が一本抜けている口を開けて笑う姿って、可愛いですよね。 あぁ、もうすぐここに大人の歯が生えてくるんだな。 あるはまた成長するんだなと、 あの頃の私は、 一本歯がない口を開けて笑うあるの姿に、 可愛さと感慨深さを同時に感じておりました。
あると一緒に、折り紙遊びをしながら見つけたのは、 いつかのあるが泣いてしまったので、封印していたアレです。 ある?覚えてる? 小さかった頃のあるは、これが怖くて泣いていたんだよ。 だからね、ここに隠しておいたの。 こんな私の声に、ある、笑っておりました。 え?これが怖かったの? あんなに泣いて嫌がっていたのに、 こんなふうに笑っているあるを見つけられる日が来るだなんてね。 あると折り紙お化けの数年振り再会の日に見つけたのも、 あるの大きな成長でした。 emiblog8.hateblo.jp rakuten_affiliateId="0ea62065.34400275.0ea62066.204f…
初めて白湯を飲んだ日も、 初めてリンゴジュースを飲んだ日も、 もの凄く嫌そうな顔を見せてくれたある。 ミルク以外の味は、嫌がるのかも知れないと、こんな私の心配を他所に、 あれから、離乳食の時期を迎えると、 特に嫌がる様子もなく、順調になんでも食べてくれていました。 そんなあるの姿に安心したのも束の間に、 少しずつ、私たちと同じものを食べられるようになると、 あるの嫌いな食べ物を見つけるようになっていったのです。 これも食べてねと、口に入れてあげれば、 あるが見せてくれたのは、あの顔です。 このままでは、この子は好き嫌いが多い子になってしまうのではないかと、 あの頃の私たちは、とても心配していま…
段ボールや画用紙なんかを使って、 ゲーム機に見立てたものを作って持ち帰ってきたのは、 あるが年長さんの頃のことでした。 あれからのあるは、少しずつ、ゲームに興味を持つようになり、 やがて、ゲーム機を欲しがるようになりました。 サンタさんに、ゲームをお願いするのだと、 こんなあるの声が聞こえて来るようになったのは、 クリスマスが近付いてきた頃のことでした。 私たちは、我が子にゲーム機を買い与えるということに対して、 あまり前向きな気持ちにはなれずに、 とても迷いましたが、 みーくんと話し合いながら、 テレビに繋いで出来るゲームをクリスマスプレゼントとして贈ることにしました。 これなら、家族皆で楽…
あるが小学生になり、初めての冬に、 クリスマスのイルミネーションを観に行きました。 いつも通り、みーくんとある、あると私。 そして、あるだけの写真を何枚か。 こんな感じで、写真撮影をしましたが、 あの日のあるは、突然に言ってくれたのです。 パパとママの2人の写真を撮ってあげるよ。 みーくんと2人で写真を撮るだなんて、 何年振りのことでしょうか。 気が付けば、みーくんとある、あると私。 こんなふたりの写真が増えて、 あるが生まれてから、みーくんと私の2人で撮った写真は、ありません。 あるにカメラを渡しながら、 私たちが感じていたのは、あるの大きな成長です。 あんなに小さかったあるがねぇ、 こんな…
あれ? いつからあると手を繋がなくなったのだろう。 こんなふうに気が付いたのは、 あるが小学校へ上がってから、暫くが経ってからのことでした。 気が付けば、 あると並んで歩きながらも、 小さな手を差し出されることもなければ、 私もまた無意識に、 その小さな手を取ることをしなくなっていました。 手を繋いで歩くほど、自分はもう幼くはないのだと、 あるは、自分から、 手を繋いで歩くことを卒業していったのだと思います。 そして、あの頃の私はきっと無意識に、 そんなあるの心の成長を感じ取り、 自分から手を差し出すことを卒業していたのだと思います。 ほんの少し前までは、 当たり前に差し出されていた小さな手は…
みかんがみっかんない! 布団が吹っ飛んだ! マスカラを付けマスカラ! あると駄洒落遊びをした日のことでした。 順番にひとつずつ、駄洒落を言い合いながら、 やがて、知っているネタが尽きたある。 お目目が明太子とは、なんですか? あるの発想が可愛すぎて、爆笑してしまいました。 こんな発想をするところも、あるの可愛いところ。 半分は血を分けた我が子でありながら、 自分とはまた違った感性を持っていて、 私には思いもつかない発想をするあるが作り出すものは、 私にとって、とても新鮮でありながら、同時に可愛さも感じてしまうのです。 お目目が明太子 あの日のあるが生み出したこの駄洒落は、 私の一番のお気に入り…
小学生になって、初めての運動会でも様々な種目を通して、 成長を見せてくれたあるですが、 その中でも、最も印象的だったのは、かけっこです。 順調にスタートを切ったあるですが、 応援する私たちを見つけた瞬間に、何故だか笑い出しました。 応援する私たちの姿が、面白かったのでしょうか。 そうして、 あるはそのまま、大爆笑しながらゴールしました。 何がそんなに面白かったのか、つられて私たちまで爆笑してしまいました。 様々な種目の中、とても印象に残ったかけっこは、 面白くて可愛かったあるの姿でした。 小学校へ上がって、初めての運動会で、 あるは、夢を持ちました。 あるも6年生になったら、応援団長になりたい…
知らない人に、ついて行ってはいけないよ。 知らない人の車には、絶対に乗ってはいけないよ。 これは随分と小さかった頃から、あるに教えてきたことではありますが、 小学校へ上がり、ひとりで家を出る機会が増えていったあるへ、 改めてそれについてを教えながら、何度も練習をしました。 お菓子をあげるから、一緒においで。 お母さんが救急車で運ばれてしまったんだよ。 車で連れて行ってあげるから、一緒に行こう。 そして、 知らない人から手を引っ張られてしまった時の練習では、 この世のものではない何者かにでも遭遇してしまったかのような叫び声を上げるある。 完璧でしょう。 これなら、不審者の方が驚いて、逃げて行くの…
みーくんとあるが、自転車に乗って、2人で出掛けるようになったのは、 あるが小学校へ上がってからのことでした。 いつしか、小坊主探検隊と名付けられたこの旅は、 男同士の旅なのです。 楽しそうに出掛ける2人の姿を見送ったことも、 旅先での出来事を楽しそうに話して聞かせてくれた時間も、 私にとっての掛け替えのないない時間でした。 男同士の旅の中、 きつい登り坂では、2人で必死に自転車を漕ぎながら、 人生には、楽なこともあれば、苦しいこともあるのだと、 みーくんは、あるにこんなことを教えてくれました。 楽しい遊びの時間の中で教えたことも、 いつしかそれは、 ずっと先の我が子への贈り物へと変わっていくも…
フルーツについている網を、 何気なくあるに渡すと、楽しげに頭に被って、私に見せにきてくれました。 見て?世界一涼しい帽子だよ。 フルーツキャップという名を知らなかった当時の私たちは、 それを世界一涼しい帽子と呼ぶことにしました。 フルーツを買った時などに、それがついていると、 一度あるが被ってから捨てるという工程が生まれたのも、 思えばあの頃からのことでした。 あるの発想から、我が家独自の言葉が生まれ、流れが生まれました。 こうして振り返ってみると、 それはなんだか、何気ない日常の中に、 あるが彩りを添えてくれていたようにも感じます。
小学校生活にも慣れて来た頃に、 初めての夏休みがやって参りました。 あるが持ち帰ってきた夏休みの課題表を見つめながら、 小学校の夏休みとは、宿題の山との戦いの期間でもあると、 思わず、そんなことを考えてしまいました。 あるがドリルの問題を解いたら、丸つけは親の仕事です。 それから、絵日記、読書感想文、自由研究、絵画、その他数々の制作。 かつての私たちがそうであったように、 全てをあるひとりで出来るわけではありません。 その手助けをしたり、相談に乗ったり。 小学校の夏休みの宿題とは、 半分は親の宿題とも言えるのかも知れません。 職場の先輩方からも、小学校の夏休みの宿題は、 毎年とても大変だったと…
お風呂場まで着いて行き、 ドアにピッタリと張り付いて、 みーくんに話し掛けていたのは、幼かった頃のある。 相変わらず、お話をすることが大好きなあるですが、 あの頃のように、 何処へでも着いて行って話し掛けることをしなくなった代わりに、 えっと、うんと、えっと、うんと・・・。 話し掛けてから、話すことを考える。 こんなあるへと成長していきました。 こんなところにもまたひとつ、あるの可愛さを見つけました。 お話をすることが大好きで、いつでも賑やかで、明るい子に育ったある。 ずっとそのまま、変わらずにいてね。 みーくんと2人で、そんなふうに2人で願った日がありました。 emiblog8.hatebl…
学校の準備は、ひとりでやらせるようにした方がいいよ。 これは、職場の先輩からの言葉でした。 我が子の持ち物の準備は全て、やってあげていたのだと言う先輩は、 自身の経験から、我が子のためには良くなかったのかも知れないと、 こんな話を聞かせてくれました。 確かに。 少しずつ、自分のことは自分で出来るように促してあげるのも、 大切なことであるのかも知れません。 先輩からの助言もあり、 我が家では、あるが小学生になった日から、 持ち物は自分で準備させるようにしていました。 初めは横について、一緒に見てあげましたが、 ひとりで出来るようになるまでには、時間は掛かりませんでした。 今思えば、それは、 自分…
あるが小学生になって、初めての遠足へ行った日のことでした。 今日の遠足は楽しかった? 何に乗ってお出掛けしたの? あの日の夕方に、私はあるにこんな質問をしました。 うん!楽しかったよ。 えっとね、えっとね、そうだ! え? けんこうバス? 乗るだけで、とても健康になれそうな乗り物の名前が出てきました。 健康バス・・・。 あっ!観光バスだね! それが観光バスであることが分かるまでには、少しだけ時間が掛かってしまいました。 あるが少しだけ言葉を間違えて覚えてしまうのは、 思えば、少しずつお話が上手になった頃からでした。 エスカレーターをアスカレーターと覚えてしまったのは、 あるが幼稚園生の頃のことで…
「ブログリーダー」を活用して、emiさんをフォローしませんか?