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  • おシャレなせいかつ

    矢野顕子とMISIAの対談を見ていて、急に突然むくむくおシャレなくらしをしたくなった。ってことで、はてさておしゃれな生活ってなんでしょ、って考えるよね。ずっとずっと前、ちょっと私はおシャレなくらしをしていたな。その心はフレイバーティーだし、なにはともあれリーフで飲むお茶だな。アールグレイとかローズティーとかミントティーとか、食器を季節ごとに入れ替えるとかね。そして花を買う。茶器はもちろん玻璃の王様、HARIOだね。高校や大学のころはお茶をちゃんと飲んでいた。紅茶喫茶みたいのに友達と行ったり、デパートの食料品売り場で紅茶缶や、量り売りの日本茶を買ってた。考えようによってはいやったらしいかんじだけど、茶葉やコーヒー豆をゆっくり蒸らして飲んでいた。ケイトグリーナウェイを見ていた頃だね。目についた気に入るものを周...おシャレなせいかつ

  • 誕生日の夜に

    唐突な危険に、私は走っていた。周りの崖からは大粒の石や土がばらばらと降りかかり、土煙の中で景色がかすんだり見えたりしていた。左下には急流が流れ、周りの人は大声で何か叫びながら、とにかく逃げていた。まだ、地面は揺れを繰り返していた。石を飛ばす崖も、眼下の急流もおさまらぬ揺れが造り出したものであるのかもしれない。見も知らぬ人々が、とにかくここから逃げろと叫んでいる。でも、土埃でかすんで、いったいどこが安全な場所なのか、わからない。人が走る方へ、少しでも地面に近い所へ走り下りていこうとするが、よろけてまっすぐ進めない。隣の人が私の手を握り、かすんだ大気から引っ張り出すようにしてくれた。その人は知っている人のようでもあり、私を助けてくれる理由もない人のようでもある。日が暮れたのかあたりは暗くなってきた。やっと平ら...誕生日の夜に

  • upper

    魔改造の夜を見ながら、考える。そもそも日本は何を間違えたのか。これまで日出る国は落日を経験しては来なかった。日の出前というのはあったにしろ、日没する時を知らない。そもそも日本は間違えているのか。何十年か前、アジア諸国の物価を知り、あの国ではヌードル一杯100円以下なんだな、発展途上の国だしねと思ったのと真逆のことが今、この国で起こっている。円のように企業も国も負け負けだし、これはもう、国として終わってるってことじゃないのって思っちゃう。快適で安い食事のできる国って、国内民にとってほんとにいいことなんだろうか。技術立国のお掃除ロボットもコードレス掃除機も高機能ドライヤーも羽根無し扇風機もスマートフォンも外国製だし。頭脳も技術もこの国を捨てて流出しているし。まだ子どもだった時、世の中のいろいろがわからなかった...upper

  • 観音悔過

    一年に一度の、十一面観音の御開帳に行く。観世音の口は慈悲の息を吐こうとし、足は衆生を救おうと踏み出している。闘いまみれの修羅道を救う十一面観音。闘いまみれの私は、跪いてこうべを垂れて、叱られに、救われに、拝む。仏像は相対するものではなく、見上げるお方である。そうしてこの一年の悔過とこれからの一年の正しい行いを祈る。今年の御開帳は誰とも話さず、ただ悔過をし、拝んで、帰ろうと決めていた。蘊蓄やら講釈やらを考えず、ただ祈って帰るべきだと、今年は決めていた。わたしってば、こんなにいろんな観音様を巡ってきたのよ、だのなんだの言いたくなるんだから、それはもう、やめよう、と思った。十一面観音の前には多くの拝観者が、あずまの言葉で像の造作装飾をほめたたえ、聖林寺と似ているなどと時に歓声を上げてペンライトの灯りを当てている...観音悔過

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