ツイッターやヤフコメのなどのネット心理の分析、 いじめ・差別問題などに対して、 書籍や論文紹介などを通して、 ブログを読んでくれた方が、 優しく、強く、他人に煽られない考え方に つながるといいなあ、と考えているブログです。
その意見、自分で考えてますか?【自分の頭で考える日本の論点】
0.はじめに 日本の様々な社会問題に対して、色々な議論、意見が交わされます。 ただ、正しい議論を行う為には、論理的な思考が不可欠ですが、 論理的な思考の為には、その思考の基となる、根拠が必要になります。 ただ、実際には、根拠に説得力が薄く、 主観的な「~であるべき論」だけを論じる、 感情的な意見の応酬となってしまうことが多いのが現実です。 意見に主観が入るのは悪いことではないのですが、 感情や願望に基づいた意見では、論理的な議論は成立しません。 今回は、日本の代表的な諸問題に対して、 その論理的な思考力を深めるための考え方と、 基礎知識もつけさせてくれる、非常に秀逸な一冊を紹介させていただきま…
0.はじめに コロナ禍における報道の検証がはじまりました。 未知への事柄の対処なので、 憶測が出てしまうことは仕方がないのかもしれませんが、 テレビでは、ほぼ毎日、毎時間、憶測が流れ続けました。 ワクチンが普及し、飲み薬も出そうな中で、 アフターコロナ、ウィズコロナへの兆しを感じます。 そんな中でコロナ禍の主に報道面の検証は始まっています。 今回紹介させていただくのは、 そんなコロナ禍での報道での主にコメンテーターの方々の検証本です。 ちょっと語り口が過激なので、 好き嫌いが分かれてしまうかもしれませんが、 コロナ禍の様々な検証本の一つとして、 読み込んでいきたいと思います。 今回の目次です。…
0.はじめに コロナ禍で、教育関係はダメージを受けました。 もちろん、飲食、観光など、ビジネスとして非常に大きな ダメージを負った業界も多岐にわたりますが、 教育の問題は、働く人と同時に、 教育を受ける側にも大きな問題に突き当たりました。 今回は、コロナ禍の大学教育を振り返り、 これからの大学教育を論じている本を紹介させていただきます。 この約1年半、大学生は非常に可哀そうな状況で、 ニュースなどでも多く報道されていたので、ご存じの方も多いと思います。 特に2020年入学の人たちは、ほぼ完全に大学1回生を 失ってしまったといってもいいでしょう。 「大学生が学校で授業を受けることは不要不急なのか…
ヤフコメ民のプロファイル(ヤフーニュースコメント欄(ヤフコメ)関連記事まとめ)
0.はじめに 皇室の方と、一般の方の結婚問題は、一部の掲示板で炎上し、 ネット投稿のあり方に大きな一石を投じました。 ポータルサイトのヤフージャパンのコメント(通称ヤフコメ)は、 投稿内容のチェックにAIを導入して、炎上の火消しに躍起でした。 対象のニュースに対するコメント欄が封鎖されると、 あげくの果ては、関係ないお天気のニュースにまで、 今回の結婚問題の批判を書き込む人まで現れて、 かなり異常な状態になりました。 また、結婚の記事に対して、 「離婚を望む」「自分の子どもならあり得ない」など、 個人の感想というには、かなり余りある 悪意の強い表現も多く見られました。 この様子は、以前の記事、…
オッサンが劣化できないのは社会不安の一因か【劣化するオッサン社会の処方箋】
0.はじめに 「オッサン」「ジジイ」は、 ネットで、書籍で、そして会社で批判され続けています。 以前の記事でも、「ジジイ」を批判する書籍紹介をさせていただきました。 もちろん、「オッサン」も「ジジイ」も、 中年男性、高齢男性そのものではなく、 その奥の、ある特定の考え方、行動に対する批判であることは、 読めば簡単に理解出来て、十分に承知していますが、 色々な差別の原因である、 「ステレオタイプ」が中年・高齢男性に対して生まれてしまっているのも 想像に難くありません。 確かに、ある程度長く続けていれば、 ある程度のポジションを得られる、という時代は終わって、 能力・成果重視の評価に変わってきてい…
男性が自身の男性性を読み解く、鋭い感性の一冊【さよなら、男社会】
0.はじめに このブログでも多数のジェンダー問題を論じた書籍を 多く紹介させていただいていますが、 ジェンダー問題の書籍の多くは、 いわゆるフェミニズム(女性解放思想)に基づいた書籍が多く、 女性が男性社会と戦う構図が描かれている傾向が感じられます。 ちなみに、ジェンダーとは、 概念としての性差のことを指し、生物的な性別とは異なり、 「男らしさ」「女らしさ」を示します。 LGBTQのあり方も絡まってきて、 ジェンダー問題は、非常に複雑な問題になっています。 ただ、今まで多く見られたのは、先にも述べたように ・女性が男性社会を批判する ・LGBTQの当事者が自分たちの在り方を発信する というのが…
ネット民の実像と「ジジイ」化とは【他人をバカにしたがる男たち】
0.はじめに 他人をバカにするコメントは、 ネットでもリアルでもよく見られます。 ツイッターでも、上から目線だけではなく、 はっきりと文字で、「こいつバカなんじゃないの?」と書かれているコメントが 色々な話題に対して飛び交います。 文字で直接書いていなくても、相手を見下してるコメントは非常に多く、 いつもどんな人が、どんな心理で書いているんだろう、というのは、 このブログのテーマの一つで、 多くの書籍やネット記事を使って読み解こうとしています。 今回も、その実像や原因に迫っている書籍を紹介いたします。 ネット内で飛び交う、特に経済や企業活動に対する 偉そうなコメントなどを読み解くのにつながる書…
0.はじめに ハーフの方、と聞くと、 うらやましいと思ってしまう方も多いのではないでしょうか。 イケメンで、もしくは美人で、バイリンガルで、 とテレビで出ているハーフのタレントの様な方を想像してしまいます。 まさにステレオタイプというやつです。 ネット上でもそれを補強するような情報にあふれています。 ハーフは優性遺伝だからイケメン、美人になりやすい、と解説されて いるサイトなどもありますし、 かわいいハーフの赤ちゃんがほしいなら、○○人の方と 結婚しようみたいな書き方のサイトまで・・・ ただ、ちょっと考えれば、そんなはずないだろうと気づくと思います。 あくまで、ハーフの方の顔立ちがいい、という…
0.はじめに テレビのワイドショー、ネットで良く出てくる、 「日本はだんだん悪くなっている」「昔は良かった」の話ですが、 もともとは、ご年配の方が、 自分の若く元気でハツラツとしていた時代を思い返して 回顧するコメントなのだと私は思っていました。 しかし、近年は若い人、中年の人たちも 日本の経済成長が他国に比べて進んでいない事などに組み合わせて、 「良かった昔を成長、維持できなかった責任」という論理で、 形を変えた「昔はよかった論」が展開されています。 教育制度の改革から生まれた「ゆとり世代」を揶揄したのは、 主には、年配の方ではなく、 その世代の少し上の世代が多かったとも言われます。 昔はよ…
0.はじめに ポピュリズムってご存じですか? 今回の選挙でも、この言葉が散見されます。 私は、世界史の授業で、古代ギリシャでの 「衆愚政治」という意味で習いました。 古代ギリシャのアテナイという国(今のギリシャの首都アテナの古い名前) での衆愚政治は、民衆から議員をくじ引きで決める制度で、 リーダーシップや専門知識の無い人が政治に関わった為、 民主主義が成立しなくなった。とあります。 今の利権政治や汚職も問題だと思いますが、 これはこれで、公平ならば民主主義、という訳ではないことはわかります。 この後、疫病が原因でアテナイはスパルタとの戦いに敗れ、 民主主義は、一部の人に政治地位を独占された形…
0.はじめに ジェンダー問題はLGBTQを除いても、 男性対女性の二元論では済まない、 多様性を認め合う必要が大きな分野だと考えています。 理由として「ジェンダー」と「セックス」の違いが挙げられます。 セックスは、生物学上、また生殖機能・役割の違いの事で、 この違いは、人間有史変わっていません。 比べて、ジェンダーは、「社会的・文化的な性差」を指し、 いわゆる「男らしさ」「女らしさ」の違いで、 こちらは、歴史、文化に基づいたものなので、常に変化を続けています。 また、概念的なものなので、個人の認識の差も生まれる為、 なかなかすり合わない部分が生まれます。 いわゆるジェンダー問題です。 ジェンダ…
0.はじめに 2020年度の不登校と、子どもの自殺者が過去最多だった ニュースが上がりました。 いじめの件数も去年は過去最多件数となりました。 自殺者が多くなるのは、本当にやるせないし、子どもが気の毒になります。 www.asahi.com いじめ、不登校は学校が報告するようになった、 という側面もあると思います。 また、今回の記事にさせていただく、不登校は、 昔は、それこそ首に縄付けてでも、みたいな雰囲気がありましたが、 最近は、「嫌ならば無理して学校に行かなくてもいい」 という考え方も広まっている部分があると思います。 学校は、どうしても学校の運営や管理から制度ができている側面もあり、 必…
0.はじめに 東京オリンピックの開催直前に起こった、 小山田圭吾さん(コーネリアス)の 過去の雑誌インタビュー記事で書かれていた、 自身がいじめに関わっていたことからの批判、 オリンピックの音楽担当からの辞任に至った問題は、 ネットとワイドショーでの炎上から、当面の活動も休止され、 オリンピックも開催に至り、 報道とネットはいったんの収束を見ました。 今では、オリンピック、パラリンピックの選手の活躍の余韻を 楽しみ、当時の炎上騒動は忘れられはじめています。 あれだけ起こっていたオリンピック反対運動を検証や総括する 動きも待たれるところです。 個人的には、この件には総括、検証の記事や本が出て、 …
ヤフコメ民の依存度を見る方法 「スーパーヤフコメ民」を探そう
0.はじめに ヤフーニュースのコメント欄(通称ヤフコメ)は、 たびたび、一方的な批判や誹謗中傷が問題となり、 10月からは、AIによる、不適切発言の自動削除などもはじまり、 ちょっと、この傾向は下火になるのかな、と思ったり、 いやいや、やはりコメントの多くは、 正義感に基づいて、「許せない」を振り回しているな、 というコメントが並んでいるように見受けられるので、 自分こそは、正しいコメント欄の使い方だろう、 という人はまだまだ多そうだな、とも感じます。 自動削除導入のきっかけになったのは、 もちろんAIが導入しやすくなったことなどもあると思いますが、 皇室の方と、一般の方との結婚問題だと言われ…
0.はじめに 何だか、外国の映画か、アニメの登場人物か、 みたいなタイトルになってしまいましたが、 いずれも心理学の用語です。 人間の錯覚や思い込みの原因となる認知行動での書籍で出てきます。 バイアスについては、以前の記事でも 紹介させていただきましたが、 多くは「認知バイアス」を指すことが多く、 先入観や思い込みを生み出す原因となる認知に伴う行動です。 ことばそのものは、偏りや偏見と示す意味で使われます。 今回紹介するヒューリスティックは、 「必ずしも正しい答えではないが、経験や先入観によって直感的に、 ある程度正解に近い答えを得ることができる思考法」と解説されています。 「経験則」と同義で…
0.はじめに ネット民もワイドショーも、不倫バッシングは大好物です。 最近は、不倫が原因で離婚した俳優に、新しい恋人ができた記事が、 一日のヤフーニュースでの一時的なコメント数一位になっていたのを見て、 日本は平和だな、と思うと共に、何でこんなに 不倫にまつわる内容は標的になりやすいのだろうと感じました。 他に気になるニュースはないのかな、 スポーツニュースや、政治の話よりも 不倫の方がコメントが集まるのはなんでだろう、 離婚など、何らかの当人同士での決着がついた話まで、 報じられて、一定の注目を集めるのだろう、 当然、ゴシップ誌などは「売れる記事」を書いて発信します。 不倫に関わる話って、あ…
0.はじめに このブログでは、ネット心理、いじめ・差別問題を 取り上げていますが、リラックス、メンタルヘルスに つながる本もありますので、テーマとして5冊まとめてみました。 いずれも、メンタルヘルスそのものをテーマにしている本ではなく、 関連するテーマから導かれて、メンタルヘルスにもつながっていく、 という書籍です。 このブログで紹介させていただいている本は、 実は、いずれも読むことで精神的な補強に何らかでつながって、 ネットでの悪意あるコメントや、 実生活での差別やいじめに向かい合う力になるといいな、 という点からは、全ての本がメンタルヘルスにつながる本なのですが、 その中でも、その要素が大…
0.はじめに 以前の記事で、「ヤフコメ 偉そう を読み解く」という ネットのコメントが偉そうなことが気にかかる、 という記事を書きました。 なぜ偉そうなのか、という感じ方の一つに、 上から目線で物事が書かれている、という理由があると思います。 匿名なので、どのような方がコメントやツイートを 書かれているのかはわかりませんが、 立場が上であったり、命令調であることから、 「何で匿名の掲示板で、偉そうに書いているんだろう」 と内容よりも書き方に気持ちが奪われてしまって、 書いてあることが受け付けられなくなってしまいます。 これは双方に損なことだな、といつも思ってしまいます。 せっかく伝えたい内容が…
0.はじめに 科学的な議論をしよう、科学的ではないものは信じられない、 など、コロナ禍では、「科学的」という言葉も、 非常に多く聞かれたり、見られたりしました。 科学的、という言葉は、 「ある事物に対する説明や行為が科学の方法に合っているさま」 と定義されています。ちょっと論理的に似ている感じです。 では、何を科学と呼び、何を科学ではないと呼ぶのか、 の境界線は実は、科学者の方にもあいまいな部分があり、 今日、紹介させていただくのは、 染色体やウィルスなど、ある意味今一番ホットなジャンルを 最先端で研究されている生物学者の方が書かれたエッセイ本です。 「科学」の見方が深くなる、興味深い一冊です…
0.はじめに ヘイトスピーチは、差別思想に基づいた発言や行動を指す言葉ですが、 日本では、多くは在日コリアンの方、在日中国人の方に (今回紹介させていただく著書の表現に合わせています) 向けられることが多く、その様子がメディアに上がることがあります。 実は、私は京都と東京で、ヘイトスピーチを昔に 遠くで通りがかりですが聞いたことがあります。 まだ、今の様なヘイトスピーチを禁止する法律も、 ヘイトスピーチによる刑事罰も行われていない時だったのですが、 遠くで、注意せずに通過してしまったせいもありますが、 後で、報道を見て文字で見て何を言ってるのかを確認するぐらい、 怒鳴り騒いでいた、というのが第…
0.はじめに ビジネスの中で重視されている思考で、 ・論理的思考:ロジカルシンキング ・批判的思考:クリティカルシンキング という言葉がよく出てきて、 コミュニケーション能力と並んで、 必要なビジネススキルと取り上げられています。 ビジネス本などでも、たくさん取り上げられている用語になります。 クリティカルシンキングという言葉も、 ゲームのクリティカルヒットみたいに、必殺技的な印象を感じて、 目を引く言葉ですよね。 以前の記事で論理的思考については、 わかりやすく解説されている書籍を紹介させていただきましたが、 難しそうと思われていますが、あまり意味の誤解は少ないと思われますが、 一方の批判的…
0.はじめに 今回紹介するニーチェに限らず、 哲学は、どうしても難解で一種の「教養」と捉えられている方は、 多いのではと思います。 どうとでも取れるような言い回しがあるので、 占いや予言のような印象を受けたり、 哲学が他の人文・自然科学の様に、新発見を繰り返して、 新しい社会や技術に反映されている側面も見えにくいからかもしれません。 「哲学的」の意味は、 「生命に関する深遠な疑問、人の基本的信条、観念、姿勢に関係する」 と検索結果が出ます。 遠回しであったり、すぐには役立たない、という印象が 持たれているのでは、と思います。 今回紹介させていただく書籍は、 哲学を図解化してわかりやすくしている…
0.はじめに 今日も、テレビやネットでは、 色々な人が世の中に怒っています。 以前の記事で、ネットでの誹謗中傷は、 脳への自傷も伴う危険性があることを紹介しました。 hanasakutarou.hatenablog.com 今回は、脳が怒っているときに、どのような状態になっているか、 また、怒りにくい脳の使い方について、わかりやすく 解説されている書籍を紹介させていただきます。 怒られることが、脳に良くない影響が出ることは、 広く知られるところになってきました。 特に子どもの発育時に受ける影響は、かなり深刻であるという 専門家のデータも出て、それを受けて育った子どもたちの 発達の影響などが紹介…
0.はじめに 諦める(あきらめる)ということは、 一般的にはネガティブな言葉です。 今回紹介する本でも触れていますが、 諦めることは意志が弱い、努力を続けないなど、 既存の価値観の中では、良くない印象を感じてしまいます。 諦めずに続けることで、成果にたどり着いた成功例、 諦めないためのメンタルについて論じている本は非常に多いと思います。 そのような中で今回、紹介させていただく本は、 「あきらめること」にアプローチしている本です。 諦めることについてふれている書籍ももちろんありますが、 ただ、よくある 「いったん別のこと考えてリラックスしよう」 「三日坊主でも、また続ければ大丈夫」 「頑張らない…
0.はじめに 差別問題の書籍は、その解消にせまるほど、 差別の現状に向かい合って、他者の悪意や、 自分自身の差別感情にも向き合うことになるので、 良書ほど、読むのにエネルギーを使うことも多く、 なかなか読みやすい差別問題に関する書籍って少ないな、と思います。 その中で、今回紹介させていただくのは、 読みやすい、差別問題のノンフィクション作品になります。 壮絶なノンフィクションルポタージュというよりは、 海外在住の方が直面している日常的かつ深刻な差別問題について、 小説の様に読みやすく描いている作品、となるでしょうか。 海外の話と捉えてしまう書評などもありますが、 決して外国の話とはいいきれない…
0.はじめに 情報は、その時間経過や取材の深さによって、 得るべき情報や、情報への向かい方が変わります。 特に、発生から時間が経ち、 考察やコメントが加えられた情報は見る時に注意が必要です。 特にネットニュースは、 ・新聞 ・週刊誌 ・ゴシップ誌 ・エッセイ ・インタビュー ・検証記事、論評 などがヤフーなどのポータルサイト上に混在しています。 手に取る際に既に区別されている紙媒体とは違い、 見る側で情報の違いは区別しなければいけません。 また、テレビはコメンテーターのコメントなどが ニュースに加えられることも多いので、 情報が偏ることがないか、注意が必要です。 残念ながら私たちは、自分たちの…
0.はじめに 今までの記事で行っている書籍紹介のうち、 いじめ・差別問題で取り上げている書籍を 5作、まとめさせていただきます。 優しく、読みやすい本から、厳しい現実を突きつけられる書籍まで、 ありますが、いじめ・差別問題の書籍は、 心に一種の負荷をかけるような面もありますので、 とにかくどんどん読みましょう、というよりは、 読むときの心の状態と相談して読まれた方がいいと思います。 いじめ・差別問題の書籍は、 できるだけ他人事にせずに、「自分事」にできるような 書籍が理解を深める上で効果的だと思うので、紹介の際のポイントにしています。 今回の目次です。 0.はじめに 1.「この国の不寛容の果て…
0.はじめに いじめがなくなるといいな、ということは 多かれ少なかれ、みんなが考えています。 真剣に考えている人、めんどうだからなければいいという人、 遭うのが嫌だから、見るのが嫌だから、理由は様々でも、 なくなればいいことだとは思う人がほとんどだと思います。 今回、紹介する方法と書籍は、 タイトル通り、いじめを減らす具体的な方法が書かれた本では、 ベストバイの一つになると思います。 今までも、個人的な見解ながらも、 読んだ方が得になると思う本しか紹介していませんが、 今回は、その中でも一押しの一冊になると思います。 ただ、この本で書かれていることは、 確かにいじめの扱い方としてと、伝え方をま…
0.はじめに タイトルのパーソナリティ障害という言葉、ご存じでしょうか? 2000年代前半から、人格障害という表現から切り替わってきた 経緯があるそうです。 ことばの変化と共に、だんだん広く知られる様になってきていますが、 一般的には、性格や行動がかなり極端な傾向を示す症状、 と扱われていることが多いと認識しています。 広く知られてくると同時に、それなりに多くの人に見られる ある意味一般的な症状でもあることも知られ、 現代人の生きづらさの結果の一端が、 このパーソナリティ障害であるとも言われています。 今回紹介させていただくのは、 どちらかというと、パーソナリティ障害の古典本になりますが、 一…
0.はじめに ニュース全般を見ていて、マスコミの報じ方に、 違和感を感じてしまうことは、少なくないと思います。 特にテレビの報道などは、 ・ニュースなのか、誰かの意見なのか ・論評なのか、取材に基づくものなのか ・行政の発表の数字なのか統計なのか、また引用先は何か などがごちゃ混ぜになってしまっていることが多いこと、 また、情報に「空気」「雰囲気」をつけてしまって、 見る人に、印象をつけて伝えてしまっていることがあります。 ワイドショーやコメンテーターがいるニュース番組では、 必ずしも専門的ではない見解が、ニュースに付随して放送されるので、 見る人の判断をゆがめてしまう危険性は感じます。 新聞…
0.はじめに ネットで他人を許せない人が、非難や誹謗中傷を繰り返してしまう、 「正義中毒」という話については、他の記事で紹介させていただきました。 今回は、「自分を許せない」という症状から、自分を解放する方法に ついてふれた書籍の紹介です。 自責、自己嫌悪、罪悪感、無力感など、自分への責めが厳し過ぎると、 生きることが非常につらくなります。 また、他人を許せない原因が、自分を許せないことに、 端を発しているケースもあると言われています。 この書籍では、他人の怒りから身を守る考え方にもふれています。 ネットでの強い社会批判や、エスカレートしてしまった 非難、誹謗中傷への解決につながり、 巻き込ま…
0.はじめに ニュース、ビジネスプレゼン、議論の場で、 内容、主張に論理的な根拠や信頼性を高める為に、 統計やグラフなどの数字を用いた資料をよく用います。 文章だけでは、思い込みの主張と感じられてしまうことも あるため、もはやデータの提示は必須で、 信ぴょう性がないプレゼンや議論だと思われてしまうぐらいです。 しかし、資料としているデータが適切かどうかについての 検証はあまり行われることなく、鵜吞みにされてしまうことが少なくはなく、 結果、間違った主張が信じられてしまったり、 間違った議論が行われてしまっている現実もあります。 今回紹介するのは、統計のトリックを紹介している書籍になります。 ロ…
0.はじめに この記事を書いているのは2021年10月初旬ごろになりますが、 ネットでは、皇室の方の結婚問題で沸いています。 多くは、結婚相手の方の母親の金銭問題が解決できて無い為、 皇族の方との結婚が適切ではない、との問題からの結婚反対に 端を発したコメントで、エスカレートが続いていて、 批判からヘイトスピーチに変わってきています。 今回は、ベストセラーの「無理ゲー社会」の書籍紹介ですが、 著者の橘玲さんは、ツイッターで、 今回の問題への行き過ぎたネットでのコメントに、 ツイートしています。 皇族結婚問題の本質は、東京五輪のキャンセルカルチャーと同じで、「公にかかわる(自分より幸福そうな)者…
0.はじめに SNSを中心とするネットで見られる「ネット心理」は、 どうしても架空の世界での出来事にされがちですが、 実際には、リアルの世界と同じ、人間の心理作用が反映されます。 ただ、顔が見えない、匿名のネットの環境により増幅されてしまう 側面もあります。 今回は、これまで紹介させていただいた、ネット心理につながる、 書籍紹介記事のまとめの、第二段をまとめさせていただきます。 今回の目次です。 0.はじめに 1.ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言 (光文社新書) 2.フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書) 3.「正義を振りかざす「極端な」人の正体」(光文社…
0.はじめに 今の生きづらい社会の原因の一つに、 コミュニケーションの不足を理由に挙げる人は少なくないと思います。 いじめ問題の解決にも、コミュニケーションは欠かせません。 コミュニケーション能力の必要性が社会的に高まっている傾向は、 もう随分長い年月が経ってきたと思います。 企業が社員に求める能力のトップにコミュニケーション能力が挙がって、 もう十年以上が経つそうです。 じゃあ、そのコミュニケーション能力ってなんですか? となると、その解釈は企業だけでなく、日本語としても あいまいな現状があります。 質問を質問で返すと失礼になってしまうかもしれませんが、 「その必要なコミュニケーションってな…
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