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一方的な批判・非難ばかりのSNS、いじめについて考える https://hanasakutarou.hatenablog.com/

ツイッターやヤフコメのなどのネット心理の分析、 いじめ・差別問題などに対して、 書籍や論文紹介などを通して、 ブログを読んでくれた方が、 優しく、強く、他人に煽られない考え方に つながるといいなあ、と考えているブログです。

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2021/09/24

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  • いじめとの距離の置き方

    0.はじめに いじめ問題を難しくしているところに、 「いじめを受けている人へ周囲の対処」があると思います。 一番最悪なのは、被害者と加害者を仲良くさせようとして、 いじめをエスカレートをさせたり、 いじめの状況を軽く見たり、隠ぺいをしてなかったことにしてしまい、 その間にエスカレートして、最悪の結果を招いてしまう。 マスコミはこぞって非難し、新しい隠ぺいを生み出す土壌を作る、 という悪いスパイラルを生み出す一方な気もします。 大人だったら、相性が悪い人が会社にいたらどうしますか? まずは、「距離を取る」「近づかない様にする」のではないでしょうか。 ただ、同じ教室で、行動の自由もない上に、 同じ…

  • ネット民の本質を当てている本

    0.はじめに ネット、Webなどの関係の本は、 技術革新に伴って、陳腐化が早いジャンルになります。 新しいハード、アプリ、プラットフォームなど、 最新のものを理解し、活用するための本が、 本屋さんのコーナーには並びます。 そんな中で、今回紹介するのは、 約10年前のネット関係の書籍です。 ネット関連で10年前だと、古い本になってしまうことは 間違いないのですが、 読み返してみると、かなり本質は突いていた本だったことを 再認識させられたので、紹介させていただきます。 10年前だと、ネットは確実に普及していましたが、 まだガラケーの人も結構いる時代です。 SNSのプラットフォームも今とは異なる部分…

  • 取り上げている書籍まとめ5冊 ことば・コミュニケーション編①

    0.はじめに ネットの世界でも、リアル世界でも、 依然としてことばがコミュニケーションの 重要な手段であることは変わりません。 動画や、音声などのSNSも発展を見せていますが、 この先、どうなっていくのかはちょっと置いておいて、 ことば、コミュニケーションに関する知識や考察を重ねることへの、 疑う必要はないでしょう。 今回は、今までの記事の中で、ことば・コミュニケーション関係で、 紹介させていただいた本と記事をまとめます。 どうやって、相手の話を聞いて、自分のことを伝えて、 適切なコミュニケーションをとることができるか、 主張を正しく伝えて、相手の主張を聞くことができるか、 に少しでも近づくこ…

  • 相対的剥奪(はくだつ)とは何か

    0.はじめに 2021年8月に、小田急線の走行中の車内で若い男性が、 「勝ち組の女性を殺したいと思った、相手は誰でもよかった」と 刃物を振り回し、殺人未遂を起こした事件がありました。 原因は、自分の社会的な評価と、自己評価との差から生まれる ストレスから生じたものだとされています。 今回紹介させていただく書籍は、 韓国の女性学者の方が書かれた本になりますが、 韓国の状況もかなり似た状況で、 この事件以前にも韓国で、動機も含めて 同じような事件が起きていることが書かれています。 そのことに驚きながら読み始めた本ですが、 非常にわかりやすく差別について、書かれている本だと思います。 難しいテーマな…

  • みんなでいじめを「自分事」にする やさしい本

    0.はじめに いじめ関係の書籍は、どうしても 加害者、被害者、傍観者、両親・教師・行政などの関係者、 の関係性と、はっきりした事例を揃えて、 白黒つけて、しっかり検証するような傾向はあります。 極端な事例がニュースになって、 報道もよりセンセーショナルになったり、 その反応もより過激になっていきます。 事件や、被害のエスカレートもあるかと思いますが、 報道が興味本位をくすぐる構成に走っていることも一因だとも思います。 考えてみると、まだまだ私の不勉強かもしれませんが、 いじめの入門書的に、 いじめてる人も、いじめられてる人も、そうではない人も、 みんなで読める本は、結構少ないと思います。 そん…

  • ヤフコメ 偉そう を読み解く

    0.はじめに yahoo検索で「ヤフコメ」と打ち込んでみると、 その先に続くキーワードの自動選定に 「ヤフコメ民」 「ヤフコメ 偉そう」と出てきます。 ヤフーコメント(通称ヤフコメ)に並ぶ、 上から目線の、偉そうなコメントにモヤモヤして、 つい検索してしまった、という方の履歴が積みあがったの だろうと考えます。 私も、このブログを書こうと思ったり、また書き続けている 動機の一つは、ネットでのコメントにモヤモヤ・ザワザワが 湧き起こったことです。 私は、人を非難したり、誹謗中傷しているコメントが 一番気になりますが、上から目線で偉そうなコメントも 確かに気になるのは理解できます。 なぜ偉そうなの…

  • アンケートの数字を疑ってみる

    0.はじめに ニュースでは、世論調査など、アンケートの数字が溢れています。 数字から、世の中の傾向の変化を報じたり、 社会問題を浮かび上がらせて、その問題を論じたり、 数字を根拠にして、情報を組み立てていく現象は、 ニュースだけではなく、バラエティ番組ですら、日夜目にします。 私がよく使うアマゾンの評価も一種のリサーチデータになり、 ある意味、私たちは数字に、日常でもかなり影響されています。 今回は、その数字を見る時に、その見方について、 非常に参考になる本を紹介します。 読むことで、ニュースを見る目は随分変わると思います。 今回の目次です。 0.はじめに 1.紹介する本 2.内容まとめ 3.…

  • 「スマホ脳」の前に読みたい本

    0.はじめに 「スマホ脳」という本がベストセラーとなり、 タイトルが一種のバズワードになっています。 内容がセンセーショナルだったり、 確かに、スマホを常に見続けている現代の生活が、 心にも身体にも、良いと思われるはずはなく、 その不安に、見事に上手くハマったな、と思います。 確かに、スマホ開発者の子どもが スマホ使用を制限されてた、なんて話があったら、 切り取って使いたいし、大好きですよね。 今回紹介するのは、 国内の脳科学者が書いた、ネットが脳機能に与える 様々な影響を解説している本です。 「スマホ脳」に比べて、 センセーショナルな内容を振り回すわけではないので、 タイトルや目次などは、地…

  • 良い議論、ダメな議論

    0.はじめに 一定の理解の共通性を求める議論や交渉には、 論理的な思考が有効ですが、 論理的思考は、字の割に難しくはなく、 立場の違いを平等に理解し合う為には、有効な手段である、 ということは、以前の記事で紹介させていただきました。 (記事末の関連記事で紹介しています) 今回は、論理的な思考を元にして、 良い議論、ダメな議論を考えてみようという本を紹介いたします。 議論の場は、ビジネスの場や、テレビの討論番組だけではありません。 SNS上でも、様々な議論がなされています。 ツイッター上では、色々な議論が行われています。 このブログでも、ツイッターで意見の応酬が多い、 ジェンダー問題について取り…

  • 取り上げている書籍まとめ5作 いじめ・差別問題編②(マンガ作品あり)

    0.はじめに このブログで紹介させていただいている、 いじめ・差別問題の書籍まとめの2回目をさせていただきます。 このブログでは、いじめは誰でもが行ってしまうきっかけを 持ってしまっていて、加害者が加害者になってしまう、 また、いじめがエスカレートする仕組みを知ることで、 少しでも加害者が出ないことで、いじめ・差別問題が 減ったり、解消することを考えています。 一番は、今起こっているいじめの被害者の心が 少しでも楽になることが最優先です。 ただ、今回紹介している本は、被害者の方に向けての対処は、 要素としては少ないと思います。 3.の本の一部に攻撃的な人への対処法が出ている部分がありますが、 …

  • 論理的思考は、難しくなくて、役に立つ

    0.はじめに 議論や説明をするときに、 「論理的に」という表現がでます。 おおまかには、筋道立てて話すさま、が論理的という捉えられ方で、 何となく賢そうに説明していれば、論理的に見えてしまいます。 最近は同じ意味の「ロジカルに」、がよく使われています。 「ロジカルシンキング」という言葉は、たくさん出てきます。 最近は、自民党の総裁選や、総選挙も近いので、 政策の議論をするテレビやネットの番組が多く見られますが、 どれがどの意見が論理的で、どの方が論理的に話されて、 論理的だと、説得力があるのか、論理的だと論破できるのか、 そもそも論理的って何だろう?と考えます。 なんで論理的が良いことのような…

  • 人間の生産性と不寛容

    0.はじめに 相模原事件は、いたましい事件であったと共に、 加害者の発言と、それに対する社会の反応に、 二重のショックがもたらされた事件だと捉えられています。 今でも、毎年事件の前後の日には、 事件後の社会と被害者の周辺を検証するテレビ番組が放映され、 社会の関心の高さがあらためてうかがわれます。 かけがいのない命がたくさん、一方的な誤った認識で、 失われてしまったことが何に変えても、あってはならないのですが、 同時に、加害者の事件の動機と、それに対するそれなりの数の賛同が、 大きな社会問題となりました。 誰もが持ってしまっていながらも、良くないと思っている 優生思想感に向かい合わされました。…

  • 声が小さい人の発信に向かい合う

    0.はじめに 「声が大きい人」という表現が使われます。 大きな声で喧伝してまわる人、発信力がある人、 強い立場を利用して、自分の保身を強くはかる人、 という人たちを表現している言葉で、 あまりいい意味ではない受け取り方をしてしまいます。 今回紹介するのは、「声の小さい」側の人たちを 取材されてる方を取材されたノンフィクションです。 声が小さい理由は様々です。 ・いいにくいデリケートな問題である。 (伝えたいこととは別の部分が興味本位で見られてしまう) ・声に出すことで、自分も傷つけてしまう。 ・少数派である。 ・声が大きい人の主張にかき消されてしまう などですが、この様な場合は、情報の見方を …

  • ネットと読書の違い

    0.はじめに 読書そのものに関する図書は、 ネット時代でも、多く出版されているものの、 ・情報がネットの方が早い ・本代がもったいない ・著者が印税が欲しいからだろ ・出版社や書店、広告代理店の思惑だろう ・ネットについていけない年配の懐古主義だろう ・ネットで必要な情報はすぐにアクセスできるから本は要らない ・読むのに時間がかかる ・ウィキペディアで十分知識は得られる など、読書批判ももちろんたくさん見られます。 つまらない結論ですが、個人的には、 「メディアの違いの特性を理解して、ネットと読書を併用するのがベスト」 だと考えています。 ただ、こんなブログを書いてるぐらいなので、読書は好きで…

  • 差別感情のタブーと矛盾を直視する

    0.はじめに ネットでの差別感情について触れている記事は このブログでも多く書いてきています。 差別の加害者感情が起こる仕組みに積極的に触れている著書は、 いじめ同様に少ないのが実情だと考えています。 いじめ同様に、差別は「悪いこと」「存在してはいけないこと」 自分は、自分の家族は、自分の属する組織は、 「差別 =(イコール)悪いことはしていない」 として、明らかにならなかったり、 なかったことにされてしまっていることも問題だと思っています。 今回紹介する本は、差別をする側の感情や仕組を論じて、 その矛盾やタブーに踏み込んでいる本です。 今回の目次です。 0.はじめに 1.紹介する本 2.内容…

  • 思考の偏りを改善する良書

    0.はじめに 人間の思考の偏りについては、 様々な記事で解説してきましたが、 今回は、総合的にその思考力を改善する本を紹介します。 バイアスや、科学的な思考への理解は、 単にマスコミの情報や、ネットを読み解くだけではなく、 ビジネスや身近な人とのコミュニケーションにも非常に有効です。 教科書的な本という位置づけですが、 本の展開のバランスが優れている本です。 トピックも多く、専門書を読む苦痛も感じません。 無駄や蛇足に感じるところも少ないと感じます。 私個人は、趣味的な読書での知識だけなので、 なかなか、哲学書の原書や、専門書を読んでも、 読んだだけで、理解が正しくできたのか、読み解くことがで…

  • いじめた経験に向き合う

    0.はじめに いじめ問題がなかなか改善しない原因は、 ・もともと相性が合わない人たちを同じ集団(クラス)に入れながら 「仲良くすること」を強要して、ストレスを生んでしまうこと ・加害者を生むメカニズムに焦点を当てないこと だと考えて、書籍や映画の紹介を行ってきました。 今回紹介させてもらうのが、 はじめてのジャンルで、マンガ作品になります。 人気作品で、読んだことがある人もとても多いかと思いますが、 いじめの加害者、被害者、傍観者、加担者、周囲の人間、 関係性や心情がよく考えられ、表現された作品だと思います。 いじめ問題の一つに、いじめを悪いことと規定してしまうあまり、 悪いこと(タブー)に向…

  • 「普通」のワナから抜け出そう

    0.はじめに 「普通でいい」「普通がいい」「せめて普通に」 「フツーそうだろ」「普通じゃない」 「普通」という言葉は非常に多く使われ、 使う人はあまりに簡単に使ってくるのに、 どうしてもその感覚とずれてしまい、 この言葉の難しさに悩んだり、 苦しめられている人は非常に多いと思います。 かといって、 普通以外が全て自分らしさや個性と 簡単に言い切ってしまえるものでもなく、 極端な言葉より、難しい時も多い表現です。 笑い話で、婚活サイトで女性が考える、 「普通」の男性像の条件を絞りこみ、 探してみたところ、なんと0.1%しかサイト内には存在しなかった、 なんて話もあります。 普通を定量化してしまっ…

  • 取り上げている書籍まとめ5作 いじめ問題編①(DVDもあり)

    0.はじめに いじめ問題は、このブログでのメインテーマの一つなので、 たくさん書籍を紹介してきました。 整理も含めて、まとめて紹介いたします。 紹介する書籍を選んでいる基準は、 ・いじめが起こる原因を客観的に解説している ・加害者の心理や脳作用の解説をすることで、加害者の発生防止を意図している 点になります。 今回の目次です。 0.はじめに 1.ヒトは「いじめ」をやめられない(小学館) 2.「許された子どもたち」(DVD) 3.「いじめを本気でなくすには」(KADOKAWA) 4.「同調圧力の正体」(PHP新書) 5.「いじめの構造-なぜ人が怪物になるのか」(講談社現代新書) この記事の最後に…

  • ツイッター上の意見の応酬の構図

    0.はじめに 今までの記事では、ヤフーコメント(ヤフコメ)関係の 記事を上げていましたが、 今回は、ツイッターでの非難、誹謗中傷について、 取り上げている書籍を紹介します。 ヤフコメは、一つのニュースに関して、 基本一つのコメント、 それに対する返信はいくらかやりとりされていきますが、 あまり長期戦に及ぶことも少なく、 すぐ次のニュースに移っていきます。 現在は気に入らないコメントやコメント投稿者の個人に対して 「そう思わない」を集中的につけにくいシステムになったこともあり、 意見の応酬みたいなことはあまり見られません。 ツイッターも匿名が可能であったり、一人で複数のアカウントが 取得できるの…

  • 同感から共感へが、多様性を認めるカギ

    0.はじめに ネットのコメントを見ていると、 ジェンダー問題や、LGBTQなどの 社会の多様性への対応に関するコメントは、 否定的なコメントが多く見られます。 これは、社会的な風潮と逆行することもあり、 差別的なコメントのマイナスイメージと、 コメント欄が寄与する閲覧数の数字の効果に、 ヤフーコメント(通称ヤフコメ)を運営するヤフージャパンも 閲覧数とマイナスイメージのせめぎ合いが 悩ましいところがあると考えている、という記事を 以前に紹介させていただきました。 hanasakutarou.hatenablog.com ただ、ヤフコメやツイッターに顕著なのは確かですが、日本では国内全体で、 世…

  • 「攻撃行動」を知り、被害の軽減やネットを読み解く

    0.はじめに 他人から、不本意な悪意を向けられている時、 どうしても、冷静な感覚を失ってしまいます。 また、それが長い期間続いていると、異常な状態が恒常化して、 心身に悪い影響が出ます。 今回は、その不本意な悪意が、 「攻撃」の形で出てしまうケースを、詳しく説明している本になります。 相手コメントの一方的な否定や、自論の押しつけ、社会全体の否定など、 ネットのコメントやそこに隠されている心理を読み解く際にも とても参考になる書籍です。 今回の目次です。 0.はじめに 1.紹介する本 2.内容まとめ 3.感想とまとめ 関連記事 1.紹介する本 「他人を攻撃せずにはいられない人」(PHP新書) 著…

  • いじめは仕組を知らないと解決につながらない

    0.はじめに いじめを本当になくしたい、と思った時、 被害者の保護と、加害者の非難を中心にしてしまっている、 現在の報道などに疑問を持っている、という話は、 以前の記事で書かせていただきました。 確かに一番は、今、つらい人を何とかするのが、 最優先するのは大事なことだと思います。 ただ、加害者を非難して、マスコミやネットが成敗しても、 いじめはなくならないと考えています。 実際に、いじめ問題をワイドショーで、ニュースで、特集番組で報道しても、 いじめのニュースは後を絶ちません。 ただ、いじめの解決に取り組む人たちの中では、 加害者が発生する仕組みを誰もが理解することで、 加害者発生を抑止する考…

  • 同調圧力の変化を知り、ネット社会やいじめを考える

    0.はじめに 同調圧力という言葉は、このコロナ禍でよく知られた言葉です。 自粛警察、マスク警察などは極端な例かもしれませんが、 みんなが守るべきことの空気・雰囲気を生み、 その空気を読んで、守らざるを得ない状況になってしまう、 というものです。 日本での、新型コロナウィルス感染での死亡者数、死亡率が、 海外の他の国に比べて低いのは、 この同調圧力のおかげ、という評価もあります。 同調圧力に功罪があることは、 冷静に知るべきことだと思います。 同調圧力は、言葉として広く知られたのは、新しいかもしれませんが、 昔からずっとあることだとも理解されています。 今回紹介するのは、 いじめ、パワハラを生み…

  • 正義のエスカレート

    0.はじめに ネットでの非難・誹謗中傷に対して、 侮辱罪が厳罰化される検討がされている報道がありました。 言葉や、ネットに書いた文字でも、 対象となった人のダメージはとても大きく、 時に命の問題ともなっていますので、 法の厳罰化や書き込みを行った人の 特定の短縮化などは、とても有効だと思います。 思いとどまるブレーキは、いくらでもあった方がいいと考えています。 一方で、ネットでの非難・誹謗中傷やデマが 一種の正義感に基づいたものであったり、 道徳心の価値転換から起こってしまうことでもあるので、 「悪いこと」と思わないまま、事が起こってしまったり、 エスカレートしてしまうので、 厳罰化もはかりな…

  • 承認欲求は、ネット民だけを表す言葉ではない話

    0.はじめに 「承認欲求」という言葉は、随分有名になりました。 ただ、若い人がネットで注目され、「いいね」をもらう為に、 常軌を逸した行動をしてしまう、 若いネット民を表す言葉、という捉え方をされてる向きも見られます。 「承認欲求が強い、イタイやつ(残念な人)」 というような表現で、使い方は限定的に感じます。 ただ、承認欲求はネット以外でも非常に広く見られる現象で、 年配の人にでも、承認欲求を満たすために、家族や、 会社の部下などに、悪い影響を及ぼしてしまっていることも 大変多く見られます。 確かに、SNSは承認欲求を「いいね」「そう思う」などで、 数値化してくれる為、わかりやすい例にはなった…

  • 取り上げている書籍まとめ6冊 ネット心理編①

    0.はじめに いつも記事で紹介している書籍が多くなってきたので、 後から読まれた方、紹介している本だけ知りたい方用に、 ジャンル別に数冊ずつ、記事の簡単な振り返りと一緒に まとめます。 今回は、「ネット心理編」です。 ネットのコメントの心理を読み解く助けになる本を紹介します。 人を否定したり、知ってることでマウントを取るのではなく、 非難や誹謗中傷を読んでも、できるだけ心がざわつかなかったり、 自分が同じ状況になった時に、状況を理解して、 コントロールしやすくなるために知識を重ねるのが 理想だと考えています。 ちょっと本を読んだぐらいの知識で、 ネット上のコメントを一方的に決めつけるのは、 ネ…

  • ネットの不平等を知る(読書の自由を知る)

    0.はじめに インターネットのスタート当初は、 誰もが等しくたくさんの情報にアクセスできる、平等な社会の実現、 新しい時代の到来、と捉えられていました。 確かに、SNSの発達は、 大規模な設備と資力を持ったマスコミ以外でも、 情報発信を可能となり、情報に対する考え方は、 随分変わったのは事実だと思います。 ただ、時代は進み、実は自由なはずのインターネットも 経済の論理が大きく働き、GAFAMに代表される 大企業が寡占する状態になってしまっています。 アプリの利用ができるなら別に構わない、 特に不自由は感じないなら、すなわち自由だ、 お金がかからない範囲の利用で満足しているから、 特に不平等だと…

  • シャーデンフロイデとは

    0.はじめに 他人の不幸を喜んでしまうコメントは、 ネットでのコメントで多く見られます。 芸能人の離婚や、エリートの社会的な転落の話、 一流企業の経営悪化の話などは、 コメント数が伸びてるニュースになります。 ネット時代の心の荒んでしまった部分なのかと思いがちですが、 実は、昔から、人の不幸は嬉しいニュースなのです。 しかも、日本人だけの話ではなく、世界共通の話、 というのが今回の記事内容です。 今回の目次です。 0.はじめに 1.紹介する本 2.内容まとめ 3.感想とまとめ 関連記事 1.紹介する本 「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感」 著者:中野 信子さん(幻冬舎新書) シャー…

  • バイアスに気づく

    0.はじめに バイアスとは、先入観や偏りを示す意味合いが多く使われて、 「バイアスがかかっている」とは、 先入観が入っている、というニュアンスで使われています。 今回は主に「認知バイアス」いう心理学用語で使われる内容に ついて、わかりやすく説明した本について紹介します。 人間の認識力は、全てを体験や実感していては、 多分、昔の時代には生命の危険にさらされてしまうので、 ある程度の情報から先入観を持ってガードしてしまうことが 知られています。 ただ、情報のやりとりやコミュニケーションにおいては、 この認知バイアスが歪みを引き起こしてしまって、 お互いに上手く伝わらない、 果ては、そもそも聞いても…

  • フェイクニュースと陰謀論

    0.はじめに ネットでニュースのコメントを見てると、 しばしば、フェイクニュースや陰謀論という 言葉に出会います。 2020年のアメリカ大統領選挙の時に、 トランプ前大統領が、フェイクニュースだ、 都合の悪い報道を流すように陰謀が仕掛けられている、 というのが、近年では印象的です。 最近では、コロナウィルスのワクチンに対して、 様々な情報が本当に氾濫している状態です。 何が本当で、何が嘘かわからない、 コメントやリツイートしてる人ですら、確証はないまま、 情報の発信、再発信を繰り返すから、さらに混乱します。 メディアの特性を掴み、 情報と上手く付き合う必要がある、ニュース・リテラシーについては…

  • いじめをなくしたい

    0.はじめに いじめを減らしたい、なくしたいと どれくらいの人が思っているのか、 いじめの報道を見た時、感じてしまうことが多くあります。 いじめも一つのニュースであり、単なる出来事であり、 ネタの一つであり、 「本当にひどいいじめですね、加害者は悪いやつですね、 被害者はかわいそうですね、 さあ、次のニュースは・・・」 と流れていくと、本当に無くそうとは思ってないだろうなあ、 ととても残念な気分になります。 もちろん、世の中にはいろいろなニュースがあり、 私も、いじめのことばかりずっと考えている訳にはいかず、 仕事などももちろんしていますが、考えられる時は、かなり本気で考えています。 このブロ…

  • いじめをきちんと両面から考える

    0.はじめに いじめについてのニュースを見る時、 いつも加害者側の情報の不足を感じます。 何で、いじめを行ったのか、 いじめをする心理状態や、前提となる条件などはあまり明かされず、 いじめ被害のひどさを、ある意味、テレビや雑誌が盛り上がるように、 加害者を悪、被害者を善として、 成敗感情を全開にして、ある意味「いじめ返し」を行います。 残念ながら、いじめを本当に無くす為ではなく、 社会問題を考えるフリをするネタの一つとなってしまっています。 結果、いじめは犯罪、悪だから発覚次第成敗する、という繰り返しで、 加害者が発生しない為の検証が行われない、 本当は、加害者心理の発生を防がないと、いじめは…

  • ヤフコメのトップに上がる為の攻略法を知ると、「ヤフコメ民」を知るヒントになる

    0.はじめに ヤフーニュースのコメント欄、通称ヤフコメを見てる時、 オーサー(専門家)の次に出てくるコメントって、 数万の「そう思う」がついていたりして、 すごい数の人が見ているのだと感心します。 コメントの並び方で、「おすすめ順」または「そう思う順」 で並び替えた時、上位に上がる為にはどうすればいいのでしょうか。 その方法を知ることで、 コメントの書き方、ニュースのチェックの仕方が、 どのように行われているかがわかります。 理解することで、ちょっとコメントの見方も変わったり、 コメントを見て、心がざわつくことも減るかもしれません。 この記事の目次です。 0.はじめに 1.紹介する記事 2.内…

  • ニュースの作られ方を知り、ニュースを読む

    0.はじめに ネット記事に対するコメントで、 マスコミが信用できない、フェイクニュースだ、 操られた情報だ、マスゴミ、など、 ニュースそのものと、マスコミを批判するコメントは、 非常に多く見られます。 ネット時代になり、情報発信の手段に、大きな組織や設備が 要らなくなり、誰もが情報の受信と発信が簡単にできるようになりました。 情報の量が多くなってくる中で、 読む側の情報の適切な識別と、取捨選択が重要になります。 今回紹介するのは、 ニュースの作り手側だった著者が、ニュースの作られ方、 またニュースの在り方、作る側の様々な事情などを、 これからのニュースを発信することを目指す若者に向けてわかりや…

  • ヤフコメはどのような人で構成されているのか

    0.はじめに 昔からの「ネット民」のステレオタイプとして、 ・中年男性 ・引きこもり ・無職、ニート などのイメージが強くあり、現在でも その様な人をネット民として揶揄されていることも多いです。 シンクタンクがヤフーと協力して、 ヤフーのコメント欄に投稿する人、 いわゆる「ヤフコメ民」はどんな人たちで、 どのようなニュースに反応する傾向があるのか、 などの調査を行いました。 匿名掲示板なので、職業、年収などはわかりませんが、 顔が見えず、多数の人間なはずなのに、ある一定の傾向を持つ ヤフコメ民の傾向やコメントする人たちの実態は、とても興味深かったので、 是非ご覧ください。 今日の目次です。 0…

  • ネトウヨとレイシズムの検証

    0.はじめに ネトウヨについては、 以前の記事「ネトウヨとパヨク」で紹介させていただきました。 hanasakutarou.hatenablog.com 簡単におさらいすると、 ネトウヨは、「ネット右翼」、パヨクは「ネット左翼」のそれぞれ略語ですが、 単純に右翼、左翼のネット活動という訳ではなく、 ネット民の特徴があること、 また、紹介させていただいた本の中では 簡単ではないが、対話での解決策などが挙げられていました。 今回は、ネトウヨのノンフィクションものの本を 紹介させていただきます。 政治的な思想は、このブログでは考えていないのですが、 ネトウヨの定義や活動の中に、 ・自分と考えが合わな…

  • 「一言」の違和感を知る

    0.はじめに よく、他人の一言に違和感を感じてしまう時があります。 たまに、その一言や言葉の使い方が気にかかってしまって、 その先の話に集中できなることもあります。 会話で流れていく言葉でも引っかかる場合も多いのに、 文字化されている、ネットのコメントだと、 余計に違和感を感じやすくなってしまうことはよくあると思います。 ネットコメントへの返信でも、言葉の使い方に対するツッコミのコメントは、 結構多く見られます。 コメントの内容よりも、言葉に対するコメントばかりになってしまった場合、 せっかく伝えたいことがあって書いたはずなのに、 うまく伝えられなかったことになってしまって、残念だな、と思って…

  • 批判と非難、誹謗中傷の違い

    0.はじめに このブログでは、 ネットでの一方的な批判、非難・誹謗中傷についての 原因、心の流れ、また防止策などを、 様々な書籍、引用から読み解いていますが、 前提となる、 「批判」「非難」「誹謗中傷」 の違いは何か、 どこに問題があるのか、 を一種の前提条件としての定義の意味合いも含めて、 確認してみたいと思います。 今回の目次です。 0.はじめに 1.紹介する記事 2.内容まとめ・言葉の定義 3.適切な批判は必要 1.紹介する記事 日本語学者からの言葉の違い 弁護士からの法的な定義 の2つで比較をしてみたいと思います。 www.huffingtonpost.jp best-legal.jp…

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