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わさびの日記 https://blog.goo.ne.jp/tsuki29_1954

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

わさび
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2021/08/08

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  • 京都鉄道博物館

    孫とかみさん、息子の嫁とで京都鉄道博物館に行ってきました。昔は梅小路の蒸気機関車だけでしたが、今は立派な鉄道博物館があり、大勢の人が来館しています。小さな子供に人気のあるのは、きかんしゃトーマスです。扇形車庫前の転車台には実物大のきかんしゃトーマスが停まっていて、鮮かや青い車体がひと際目立っています。その前で、天気が良くて眩しそうな顔をしている孫と記念撮影をしました鉄道博物館では1/80スケールの鉄道ジオラマの15分間のショーがありす。何両も繫がった模型の電車が蛇のように快走し、暗くなった夜には電車の照明が神秘的な雰囲気になります。昔、弁天町の交通科学博物館で鉄道ジオラマを観た記憶がありますが、弁天町は2014年に閉館になり、この京都鉄道博物館に移転したそうです。ジオラマはその時のものが移転したのではないでしょ...京都鉄道博物館

  • 徒然草第七十一段 (かねて思ひつるまゝの顔したる人こそなけれ)

    「かねて思ひつるまゝの顔したる人こそなけれ」、山田太郎さんの顔は、名前から平凡な人の顔を想像する。会ってみるとえらいハンサムだったということがあります。逆の木村拓哉さんの顔は、当然、キムタク似のハンサムと思っていたら、会ってみるとゴツイおっさんだったということです。コロナ禍になって、ほとんどの人はマスクをしています。初めて会った人でも、顔の半分、いや三分の一しか分かりません。目とまゆ毛で鼻と口を想像すると、とんでもない妄想をしてしまい、何かの拍子にマスクを取るとがっかりということになります。特に、相手が女性の場合は、どうしても美化しがちですから、空想が過ぎると落胆の色が相手に伝わってしまうので注意しましょう。新しい職場で4か月が経ちましたが、未だにほとんどの人の本当の顔を知らない状態です。顔が分からないと、どう...徒然草第七十一段(かねて思ひつるまゝの顔したる人こそなけれ)

  • 期日前投票

    選挙の投票日は孫が来るので、昨日、期日前投票に行ってきました。駅前のショッピングセンターの一画に臨時の投票所が設けられています。本来の投票所は丘の上の小学校なので、こちらの方が坂を登らなくてよいので、これからも此処がいいかなあと思ったぐらいです。平日の昼間ということもあり、人は多くありませんでした。小選挙区と比例の投票、最高裁判所裁判官の国民審査と順番に投じます。衆議院選挙については、投票する候補者や政党を決めていたので、問題なく投票できました。国民審査は、事前に調べて誰に✖するかリストを作ってましたが、それを家に忘れてきてしまいました。ただ、何番目の人に✖するかは憶えていたので、その通りに✖しましたが、順番が正しかったか疑問です。後で確認すると一人だけ間違ってました。もうひとつ失敗したので、ついつい✖以外に〇...期日前投票

  • 徒然草第七十段 (そくひを持ち給ひたる)

    「そくひを持ち給ひたる」、’そくひ’とは、飯で作った糊だそうです。今でこそ、便利なフエキ糊がありますが、昔はごはん粒で作ったようです。そういえば、子供の頃、封するとき、御釜からご飯粒を一二粒取り、それをのり面にこすり付け、すりつぶして接着したものです。フエキ糊も成分はデンプンです。原料はトウモロコシですが、米と同じように分子構造は炭水化物です。デンプンは、空気中の二酸化炭素と水から太陽の光エネルギーによって作り出される、いわゆる光合成によって出来る物質です。米も植物の産物ですから同じということです。フエキ糊を漢字で書くと「不易糊」です。この「不易」は中国の旬氏の「萬世不能易也」(永遠に変わることなし)に因んで命名されたそうです。いつまでも変わらない品質ということでしょう。ただ、あの赤いキャップのフエキ糊、しばら...徒然草第七十段(そくひを持ち給ひたる)

  • 名前が無くなります

    勤めていた会社の年金基金から定期的に決算報告などの会報が届きます。あまり興味がないながらもチラチラと見ていると、基金の名称が変更になるとの記事がありました。それは、元勤めていた会社の社名が変わるからです。在職した時に合併して、両社の社名をくっつけた新社名になりました。それから、15年が過ぎ、とうとう出身の旧社名は消滅することになりました。寂しい気持ちになるとともに、当時のこちらが存続会社の対等合併だという説明の白々しさを思い出します。出身大学の名前がなくなり、新卒で入社した会社の名前もなくなり、どんどんと過去の記憶が勝手に消去されていくような気持ちです。名前というものは、やはり人の心の中では大切なものです。結婚によって、それまで使っていた苗字が使えなくなる理不尽なルールは改定すべきと改めて思います。名前が無くなります

  • 徒然草第六十九段 (六根浄にかなへる人なりけり)

    「六根ろくこん浄じやうにかなへる人なりけり」、六根とは、眼、耳、鼻、舌、体、心の働きを起こす力です。そして、淨は、それらの本来の働きを会得することでしょう。ただ見たり、聞いたり、臭ったり、味わったり、感じたり、思ったりするだけでなく、それぞれに本質を見抜く力のことです。世間には真偽混在して大量の情報が溢れています。その中から真実を見つめ、さらに本質を見抜くことは大変なことです。昔は、フェイクニュースは4月1日の専売特許でしたが、今や何時でも何処でもフェイクが存在し、また何が本当か分からない時代です。前のアメリカ大統領は地球温暖化はフェイクだと言って、パリ協定から離脱しました。世界のリーダーとも言える人の六根が不浄だと、地球は破滅します。いや、地球ではなく、人類が滅亡します。日本では選挙が行われます。候補者の言っ...徒然草第六十九段(六根浄にかなへる人なりけり)

  • 徒然草第六十八段 (土大根を万にいみじき薬)

    「土大根つちおほねを万よろづにいみじき薬」、子供のころ、大根は体に良いからと、やたらと食卓に出ました。大根を菜っ葉と醤油味で煮込んだ料理を食卓に出すと、母親は「こんな美味しいものはない」と食べ始め、「ああ、美味しい、美味しい」と連呼します。私しにとっては、大根の苦み、菜っ葉の渋み、それに苦手な醤油味の三重苦の食べ物でした。太い大根を料理すると、毎日のように食卓に出たものでした。大根は生で食べるのが一番です。大根おろしや刺身の剣は、苦手ながらも僅かな醤油をかけて食べるのが良いです。最近は、舌の感覚が老化したのか、煮た大根でも味付けが濃くなけれ苦なく食べられるようになりました。否、かみさんの料理の仕方が良いからでしょう。館に押し入った敵を大根が撃退してくれたというのは、恐らく夢の話しでしょう。好きなものを思い続けて...徒然草第六十八段(土大根を万にいみじき薬)

  • 最高裁判所 裁判官の国民審査

    選挙と同時に実施される国民審査は、これまで投票会場に行ってから、ああそうだったと気づき、ほとんど✖を付けずに出していたように思います。いい加減だったと反省しています。今回は、しっかり事前に調べておこうと思います。NHKのHPを見ると、国民審査については、「夫婦別姓を認めないこと」と「2019年の参議選の一票の格差」が違憲が合憲かをどう判断したかが載っています。夫婦別姓については、住民票での旧姓併記できるようになり、手続き上は多少は改善されていますが、小手先の改善に過ぎないと思います。家族の絆を大切にするならば、女性が社会進出する中、結婚によって姓名が変わることの社会的不利益、それに伴う事実婚にする傾向の方がもっと問題だと思います。昔は、平民は○○村の〇平とか呼んでましたから、姓名を家族と結びつけたのは明治以後、...最高裁判所裁判官の国民審査

  • インフルエンザの予防接種

    今年はインフルエンザが大流行するかも、一方、マスクと消毒を徹底していてそれ程でもないとの予測もあります。ただ、コロナよりもインフルエンザの方が重症になり、死亡率も高いと聞くので、用心するに越したことはありません。かかりつけの医院で予約しようと行くと、「今日、どうですか」と云われ、早速、接種しました。コロナのワクチンの副作用に比べると、ほとんど何もなく、少し体が怠いぐらいです。怠いのは単に疲れているだけかもしれませんが。世間では、ワクチンパスポートやらが取り沙汰されています。ワクチンの効果も衰えてくるので、三回目の接種の話しも出てきました。三回目も二回目のように熱の出る副作用があるのか気になるところです。国産のワクチンも今年度中に申請とか。副作用の少ないことを期待します。色んなワクチンを接種して、体はどうなってい...インフルエンザの予防接種

  • 徒然草第六十七段 (常に百首の歌を詠みて)

    「常に百首の歌を詠よみて」、昔は、良い歌を詠み、先人の優れた歌をそらんじることが教養人の証だったようです。歌を詠む能力とは、その場の状景に人の心を絡ませ上手く表現する能力、文学的なセンスなのでしょう。一方、歌をそらんじるには記憶力が必要です。タイムリーに記憶の中から引き出せなければなりません。頭の能力には、記憶力以外に思考力があります。考える力も大切ですが、記憶力があっての思考力です。どれだけの情報が記憶しているかで思考の幅が決まるからです。その記憶力にもレベルがあります。一度読んだことは一言一句そのまま写真のように記憶できる能力は憧れます。ドラマで、弁護士が法律の条文をすらすら言い放つ場面がありますが、実在するとすれば、そのレベルの記憶力の人でしょう。記憶力に自信がない上に、齢とともにその記憶力も衰えてくるの...徒然草第六十七段(常に百首の歌を詠みて)

  • 徒然草第六十六段 (盛りなる紅梅の枝に、鳥一双を添へて)

    「盛りなる紅梅の枝に、鳥一双いつさうを添へて」、満開の梅の枝を切り、それに雉を二羽縛り付けて持ってこいと、時の関白が命じた話しです。桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿との故事もあるように、梅の花が咲いている枝を切るのは問題ないでしょう。ただ、それに夫婦の雉を縛り付けるのは動物虐待ではないかと思います。雉は日本の国鳥です。大切にしなければなりません。かつては、鬼ヶ島に行く桃太郎のお供も務めた日本古来の鳥です。地震の多い日本では、ナマズと並んで、地震予知能力があると云われていて防災面でも貢献できる鳥です。また、オスは巣に外敵が近づくと威嚇攻撃して巣を守り、メスは敵がどんなに近づいても卵を温め続ける、強い絆の夫婦愛があります。それなのに、縛り付けるとは何て罰当たりな所業でしょう。関白の部下の鷹匠が、一羽だけ縛り付けて持参したの...徒然草第六十六段(盛りなる紅梅の枝に、鳥一双を添へて)

  • 2021古文書解読実践 第6回課題

    第6回目の課題の添削が返ってきました。評価は◎Aでした。目出度し/\とにはいきません。今回の課題は、比較的優しいのに誤読した箇所もありました。そのため、まだまだだなあというのが実感です。今年度の課題は残り4回、少なくとも2回は◎Aを狙いたいものです。そのためにも、実力アップを図らなければなりません。また、来年度の古文書検定準1級合格のためにも、確実な解読力が必要です。過去に読んだ古文書で誤読した理由を分析し、同じ間違いをしないよう復習に重きを置きたいと思います。先月から『古文書学入門』(佐藤進一著)で古文書学の勉強を始めました。古文書の各種様式やその使われ方を知ることが解読の役に立つと考えたからです。古文書の様式は、奈良時代の大宝令、養老令で規定されたものが、鎌倉時代から室町時代にかけて、いわゆる公家政治から武...2021古文書解読実践第6回課題

  • 気温が20℃を切ると光熱費が心配

    昼間の最高気温が20℃を切ると、服装も長袖のシャツに上着が欲しくなります。特に、朝方は冷えるといった寒さになってきました。お風呂も、夏場はシャワーだけで済ましてましたが、やはり湯舟に浸かって体を温めることも必要です。最近、原油の値段が上がり、ガソリンや電気代が値上がりしています。ガスも天然ガスが供給不足で値上がりすると聞きます。我が家の暖房は床暖房とエアコンですから、冬場のガス代と電気代が心配です。選挙で、候補者のエネルギー政策の公約などを見ると、原発に対する姿勢が少しずつ異なりますが、肝心の再生可能エネルギーに対する具体策が乏しいように感じます。塗装屋さんから壁の塗り替えの案内が来ました。前回からもうすぐ10年が経過するので、そろそろの時期です。大規模リフォームしたときは、壁と屋根は足場を組むので先延ばししま...気温が20℃を切ると光熱費が心配

  • 徒然草第六十五段 (この比の冠は、昔よりははるかに高くなりたるなり)

    「この比の冠かうふりは、昔よりははるかに高くなりたるなり」、昔の貴族にとって冠は必須アイテムだったのでしょう。今日で言えば、ネクタイに当たるのかもしれません。勤務地が工場や物流センターだったときはノーネクタイで出勤していました。ところが、再就職したら、如何なる場合もネクタイをするのが暗黙の服装ルールになっていて、ネクタイを着けざるを得ません。男性の場合、スーツはそれほど変わり映しないので、個性を出せるネクタイは捨て難たいのかもしれません。ただ、首の周りに紐を巻きつけるのは、犬の首輪を連想して、個人的には好きではありません。ノーネクタイで済むならそれがいいです。世間では、夏場はクールビスと称してノーネクタイを推奨しのすが、期間が過ぎると皆な一斉にネクタイを締め始めます。人と接する際に、ネクタイをしないと相手に不快...徒然草第六十五段(この比の冠は、昔よりははるかに高くなりたるなり)

  • 徒然草第六十四段 (車の五緒は、必ず人によらず)

    「車の五緒いつつおは、必ず人によらず」、高級車に乗っているから、金持ち、偉い人とは限りません。「いつかはクラウン」の宣伝文句がありましたが、高級車に乗ることが一つのステータスとされていたのは昔の価値観です。最近、道を走っている車を見ていると、外車が増えていると感じます。キザナこだわり感があるのかもしれません。もちろん、無駄にデカい米車ではなく、スタイルの良い欧州車です。クラウンやレクサスに乗っているのは、横柄な態度で運転するヤクザっぽいおっさんという印象があります。昔、銀行の支店長は客先にクラウンで乗り付け、信用の証としていたようですが、バブル崩壊後は銀行への反感を意識してか、ワゴン車、場合によっては小型の営業車で来ることもあります。これからはESG投資で電気自動車になるのかもしれません。今日、高齢者の運転操作...徒然草第六十四段(車の五緒は、必ず人によらず)

  • 徒然草第六十三段 (盗人にあひにける)

    「盗人ぬすびとにあひにける」、猫にさかなを盗まれたことはありますが、人に物を盗られた経験はまだありません。ただ、以前、近所に空き巣が入ったことがあり、かみさんは戸締りに神経質です。最近の泥棒は何を盗むのでしょうか。昔のように、自宅に現金を置いている家は少なくなったと思います。財布の中でさえ現金は少なく、クレジットや電子マネーの支払いが増えているからです。自宅にある貴重品とは、貴金属、宝石、美術品、楽器、電化製品などでしょうが、警備会社の調査では、バック、財布、時計、キャッシュカード、預金通帳、クレジットカードなどもよく狙われるそうです。戸締りも大切ですが、狙われやすい物の保管方法についても見直しておく必要がありそうです。本当は、家に居て、ひたすら見張っているのが一番安心ですが徒然草第六十三段(盗人にあひにける)

  • 中村屋一門 歌舞伎鑑賞

    新しい文化芸術センターで開催された、中村屋一門の錦秋特別公演2021を鑑賞しました。歌舞伎を観るのは10年ぶりです。まだ、十八代目中村勘三郎が存命で、上本町に移転した新歌舞伎座での復帰公演だったと思います。勘三郎さんとは同世代なので、子供たちの世代も近く、芸が引き継がれていることにじんと来るものがあります。演目は「浦島」と「甦大宝春日龍神よみがえるたいほうかすがりゅうじん」です。「浦島」は踊りが中心ですが、扇子を落とさないかハラハラしながらも、最後の玉手箱を開けたら老人になる早変わりは見事でした。「甦大宝春日龍神」は、春日大社の奉納舞踊として平成二十六年に創作された演目で、中村勘九郎、中村七之助の息が合ってるのか素人には分からないものの、龍神、龍女になって荒々しく舞い踊る場面は見ものです。最後のトークショーでは...中村屋一門歌舞伎鑑賞

  • ちょっと美味いビール

    昔のように浴びるようにビールを飲むどころか、ゴクゴクと飲むことも出来なくなってきました。美味しい料理に合うビールを少し飲み、それでもほろ酔いになり、少しウトウトするぐらいがいいです。そのまま、天国に行ってしまえば、さらに幸せかもしれません。最近は、インターネット(KIRINDRiNX)で1本600円もする高級ビールを注文しています。ほんの数年前までは、お酒の安売り店でケース単位で買っていたのとは大違いです。かなり割高ですが、週に1本飲むかどうか程度だとすれば出費はあまり変わりません。来月、娘がパートナーを連れて食事に来るそうですが、底なしにビールを飲むらしいので、その調子で飲まれると堪りません。少し安いビールも用意しておこうかと思ってます。ちょっと美味いビール

  • 徒然草第六十二段 (恋しく思ひ参らせ給ふとなり)

    「恋しく思ひ参らせ給ふとなり」、幼い娘が父親を恋しく思い歌を詠んだ話しです。幼いころに子供が親を思うのと、大人になった子供が年老いた親を思うのとでは大きく気持ちは違ってきます。頼る、頼られるの立場が逆転し、養育から介護になります。子供が親を頼るのは当然で、親も子を育てる責任があります。そこには無償の愛があります。ところが、老いた親がこれから老いる子を頼ると、無償の疲れしか生じません。親が子を頼るのをすべて否定するつもりはありませんが、子が親の面倒を見るのは当然だとすのは違うと思います。生まれた子供に対して親は責任はあります。そして、その子に頼らなくてすむ、自立した老後の準備をする責任もあります。母親が多少は子供に厄介かけながらも、老人ホームで幸せな人生を終えたのを参考にしたいと思います。徒然草第六十二段(恋しく思ひ参らせ給ふとなり)

  • 徒然草第六十一段 (下ざまより事起りて、させる本説なし)

    「下ざまより事起りて、させる本説ほんせちなし」、庶民の風習は何の根拠もないので、気にする必要はないということです。そうはいっても、神仏に関わることは世間並みにしないと、天罰がくだるような気がします。我が家には先祖代々の墓と立派な仏壇、それにご先祖様から遺されたお薬師様がいらっしゃいます。お墓にはなかなか行けていません。この秋のお彼岸もサボってしまいました。年末までには、お墓参りしなければと思っています。仏壇はリフォームして綺麗なになりましたが、せめてお供えぐらいはしないと思っています。お薬師様は居場所が無くて仏壇の上に居られますが、床の間を整理してお祭りしなくてはと思っています。母親から教えられた仏事の風習を思い起こすと、春と秋の彼岸には墓参り、できれば毎月一回は墓参りに行くこと。墓参りに行けない月は仏壇にお線...徒然草第六十一段(下ざまより事起りて、させる本説なし)

  • フレンチレストランと百済王神社

    かみさんと近所にあるフレンチレストラン(フレンチパルplatte)でランチしました。パンケーキの日で、今日はモンブランのパンケーキ、コース料理の最後のデザートに食べました。昼から、ステーキとは贅沢ですが、プレミアム商品券を日用品ではなく、このような非日常に使うのが消費の喚起につながり、良かったのではないかと思います。料理の肉は年寄りには十分過ぎるボリュームで柔らくてとても美味しかったです。店内に貼られているメニューの写真を見るとジビエ料理が特徴のお店のようです。クマ、ウサギ、ハト、カモといった野生の動物の肉料理のメニューがありました。今日は、ブラックアンガス牛の肉料理ですが、ジビエ料理にも一度、挑戦するのも良いかもしれません。お店に入る前に、かみさんの情報でその店の裏の小高い丘の上にあるという祠に行きました。「...フレンチレストランと百済王神社

  • 徒然草第六十段 (尋常ならぬさまなれども、人に厭はれず)

    「尋常よのつねならぬさまなれども、人に厭いとはれず」、好き勝手に生きても、人から嫌われないというのは大切なことだと思います。人から嫌われる原因は、迷惑をかたり、悪口を言ったりすることです。嫌われ者は、世間に背を向け、自分勝手な毒舌を吐いているのが常です。齢をとると、どうしても自分勝手になりがちです。昔から意地悪婆さん、頑固爺が年寄りのトレードマークです。意地悪と頑固、固定観念に凝り固まり、柔軟な発想が出来ないことが共通しています。固定観念とは、過去の経験から何時までも自分の考えが絶対に正しいと錯覚し、それを固持する姿勢です。柔軟な発想ができない、それは裏返すと何が起きるか分からない世界に足を踏み入れたくない。理解できないことや経験したことのないことに出くわすと、年甲斐もなく混乱してしまうのを恐れるからです。好き...徒然草第六十段(尋常ならぬさまなれども、人に厭はれず)

  • 徒然草第五十九段 (さながら捨つべきなり)

    「さながら捨つべきなり」、終活としう言葉が流行っていますが、人生の終着に向かってやるべきことは捨てることかもしれません。捨てる際の判断は、大切なもの、必要なもの、なくてはならないものに絞っていくことでしょう。また、これからの行動についても、やることを決め、そのことだけに集中し、それ以外は切り捨てなさいという教えです。とはいっても、老後に路頭に迷うわけにはいきません。意に反して小銭稼ぎのために働き、時間を無駄に過ごすのもやむを得ないかもしれません。還暦を過ぎ、定年の年齢を過ぎても、人生100年時代、30年も40年も生きるわけです。その一方で、年金は将来どうなるかわかりません。世間は選挙、成長と分配、経済を発展させると公約していますが、物価が上がってしまうと、年金暮らしは厳しくなるばかりと不安は拭えません。そんな雑...徒然草第五十九段(さながら捨つべきなり)

  • 自転車保険に加入

    自転車保険にインターネットで加入しました。条例で加入が義務付けられているので、通勤に自転車を利用している限り、何時までも未加入というわけにはいきません。年間で3000円程度でした。自転車保険は賠償責任補償と示談代行サービス付を重視して選びました。3億円まで補償されます。ほんの数分の通勤で事故に遭う確率はどれほどかと思いますが、何があるか分かりません。昔、フラフラ歩いて来たお婆さんが背後からぶつかり、勝手に転倒したのに、周りの人が突き飛ばしかのような冷たい目で見られたことがありました。あの時は、お店の人が見ていて冤罪にはなりませんでしたが、世の中、どんな不運が待ち受けているかわかりません。用心するに越したことはありません。賠償責任補償以外に、ケガで入院すると一日6000円、手術は6万円、死んじゃったら1000万円...自転車保険に加入

  • 徒然草第五十八段 (閑かならでは、道は行じ難し)

    「閑しづかならでは、道は行ぎやうじ難し」、雑念があったり、誘惑があったりする環境では、修行はできないということでしょう。確かに、一つのことに集中できる環境は必要です。朝から晩まで、山に籠って修行をするのでなくても、朝のひと時、誰にも邪魔されない環境をつくるのでも、手始めには良いかもしれません。リフォームして、狭いながらも、書斎スペースを作ったのは正解でした。齢をとると早起きになり、午前中を書斎で過ごすのは有意義なことです。今は、古文書の勉強に多くの時間を費やしていますが、このブログも、その合間というか、疲れた時の気分転換に書いています。結構、深く考えてしまうため、ある意味、精神修行になっているように思います。午後は、昔からの休日の習慣で昼寝をします。夢の中で、違った視点の発想が浮かぶこともありますが、気候が良く...徒然草第五十八段(閑かならでは、道は行じ難し)

  • 印鑑の廃止について

    前行革大臣が行政手続きの脱ハンコに取り組み、提出書類には印鑑の捺印が不要になっています。印鑑は日本の文化だと反対の声もありましたが、一気に進められました。なお、印鑑は、登録している印影のことで、正しくは印章だそうです。古文書の勉強していると、印章の歴史を知ることができます。奈良時代に律令制度で公文書の様式が規定され、官印が押されるようになり、それが私的な使用にまで広がりました。鎌倉時代、朝廷から武士に権力が移ると公式の文書様式も変化し印章は用いられなくなりました。ところが、室町時代に入って中国の影響を受け、花押の代わりに印章が用いられるようになり、戦国時代以降、江戸時代に急速に広がったようです。印章は花押の代わりで、下達文書など権力の象徴として用いられたため、対等あるいは上位者への文書では用いないのが普通でした...印鑑の廃止について

  • 徒然草第五十六段 (我が方にありつる事、数々に残りなく語り続くる)

    「我が方にありつる事、数々に残りなく語り続くる」、久しぶりに会ったら、近況を一方的に話す人がいて、ちょっとは人の話しも聞けよということでしょう。人は、齢をとると、人の話しが聞けなくなり、興味も持てなくなるのではないかと思います。同窓会やOB会に出ると、自分の話しを声を大にして話している人や、こちらが話しているのに他の人と話している人がいます。若いころとは雰囲気が違うと感じてしまいます。それは、その後の人生の違いなのかもしれませんが、それだけでも無さそうです。若いころは、すべてが未知で、自分以外から何でも吸収しようとしますが、齢を取ると過去の経験からある程度先が見えて、人の話しなどどうでも良くなる。むしろ自分の経験や考えが正しいことを確認したく自分自身の話しをしたくなり、他人の話しには耳をかさなくなるのではと思い...徒然草第五十六段(我が方にありつる事、数々に残りなく語り続くる)

  • 久しぶりにランニングの話し

    朝の空気が冷たく感じる季節になってきました。走り始めるとすぐに汗をかきますが、バテるような暑さの日差しはなくなりました。夏の間、ランニングをお休みしていたので、調子が戻るのに時間がかかりそうです。秋の訪れとともに、体は慣れてきたように感じますが、まだペースにムラがあり、後半になると心拍数が増えていくため、目指す楽な走りにはなっていません。昨年から、タイムよりも心拍数やピッチ数、歩幅も気にするようになりました。できるだけ心拍数を抑え、歩幅も伸ばしていきたく思っています。後半に効果的な有酸素運動を意識することで、体脂肪、特に内臓脂肪を減らし、脂肪肝を改善したく思ってています。次回の健康診断で、その成果が出ることを期待します。最近のランニングは、河川敷の3.5Kmの周回コースを2周走っています。最後に土手に上がる約2...久しぶりにランニングの話し

  • 徒然草第五十五段 (暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり)

    「暑き比ころわろき住居すまひは、堪へ難き事なり」、住宅は暑さに堪えられる造りが良いということでしょう。昔はクーラーが無かったので暑さを凌ぐといえば、水を打つか、風を通すかくらいでした。それも気休めにしかならなかったのかもしれません。一方、寒さは暖房具、火鉢、湯たんぽ、暖炉と色々あり、着込めばそれなりに寒さは我慢でます。やはり暑さをどう凌ぐかが課題だったのでしょう。地球全体の温暖化の原因は温室効果ガス、その代表格が二酸化炭素だと、気候変動モデルを開発した真鍋叔郎氏がノーベル物理学賞を受賞されました。一般に、惑星は誕生以降、どんどんと冷えていき極寒の死の世界になるそうです。それは、宇宙空間に放出されるエネルギーが、恒星(太陽系では太陽)あるいは惑星内部から供給されるエネルギーより多いからです。地球は、大気があり、エ...徒然草第五十五段(暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり)

  • 徒然草第五十七段 (いとも知らぬ道の物語したる)

    「いとも知らぬ道の物語したる、かたはらいたく、聞きにくし」、芸術の鑑賞は、それが音楽であれ、美術であり、演劇であれ、心に響くものがあれば、その人にとって素晴らしいということだと思います。ただ、よくも分かりもしないで、感動もしていないのに、聞きがじった人の話しだけで批評するのは良くないということなのでしょう。かみさんや娘のコンサートを聴きに行きますが、プロの演奏ではないので、ミスもあけば不完全な部分もあります。ただ、身内の晴れの舞台であり、また頑張ってきたことを知っているだけに、心の高ぶりは抑えられません。終われば、素晴らしかったという感情しか残りません。プロの完成度の高い、芸術的な演奏を聴けば、それは感動しますが、それだけが芸術の楽しみ方ではないと思います。徒然草第五十七段(いとも知らぬ道の物語したる)

  • 徒然草第五十四段 (あまりに興あらんとする事は、必ずあいなきものなり)

    「あまりに興あらんとする事は、必ずあいなきものなり」、小細工をしすぎると、失敗するという教訓です。似たような言葉に「策士、策に溺れる」というのもあります。何事もシンプルに行く方が良いということでしょうか。ただし、悪行はいずれにしても、悪人の思い通りいって欲しくはないものです。某マンモス大学の理事が背任容疑で逮捕された事件、ワイドショーの情報で偏っているのかもしれませんが、お金の還流の方法は小細工というより、すぐに分かるシンプルなものでした。これはむしろ世間を舐めています。理事長とその理事の関係などを聞いていると、胸糞が悪くなり、反社の世界のようです。とても教育機関の話しとは思えません。このような事が堂々と教育の神聖な場で行われていても、誰も何も口出し出来ず、糺すこともできない組織には失望するばかりです。以前に話...徒然草第五十四段(あまりに興あらんとする事は、必ずあいなきものなり)

  • 保険の見直し

    秋になると、色々な保険の更新や加入の案内がきます。一番、嵩んでいるのは自動車保険です。2年前に新車を購入した際、前の車が1年目に事故ったことから、車両保険を付けて高額になっています。3年契約なので今回を最後にしたいと思っています。がん保険は、昨年見直し、高度医療の特約を止めました。癌になるリスクはありますが、高額な治療をしてまで寿命を延ばす年齢ではないかと判断しました。基本のがん保険は続けてますので治療費の足しになりますが、癌にならない安心にはならないのが保険です。最近、近いながらも自転車で通勤しています。多分、条例で自転車保険加入が義務付けられているでしょうから、早急には加入しなければと思っています。ただ、新しい自転車を買うことも検討しているし、齢とってきているので、ケガのリスクを考えると、保障範囲の広い傷害...保険の見直し

  • 徒然草第五十三段 (抜かんとするに、大方抜かれず)

    「抜ぬかんとするに、大方おほかた抜かれず」、宴席の悪ふざけが悲劇になった話しです。足鼎あしがなへを無理やり被るなんてバカなことをしたものですが、よくよく考えると、笑い話しでは済ませられないような話しです。今日ならば、「決して、頭から被らないでください」と説明書に注意書きを表示することにでもなるのでしょうか。使い方を間違うととんでもないことになる物はあります。そのため、使用説明書には、そんなことする人がいるのかと思う内容まで注意書きしています。世間の常識が通じない人に、子供、老人、バカな若者がいます。子供の場合はチャイルドプルーフという考えがあり、間違って飲んでしまったり、事故になったりするのを防ぐ工夫のことです。これは、痴呆の老人にも応用できそうですが、バカな若者には無駄かもしれません。そこはやはり教育しかない...徒然草第五十三段(抜かんとするに、大方抜かれず)

  • プレミアム商品券を使いました

    駅前のドラックストアで、プレミアム商品券を使いました。1枚500券になっていて、お釣りは出ないので、端数を現金で払うことになります。ボディシャンプーなどいくつか持ってレジに行くと1484円、おっと500円券3枚にならないか。財布から100円玉と小銭をかき集めて支払いました。商品券を使えたのは良かったのですが、端数が思惑以上でちよっと当て外れのような気持ちです。先日、理髪店にいくと、おかみさんがスマホでプレミアム商品券の取扱店登録をしてました。上手くログインできないようで苦労してます。散髪が終わるまで頑張ってましたが、「もうあきらめた!」とさじを投げてしまいました。いやいや、登録してもらわんと次回使えないやん、頑張って下さいと激励して帰りました。で、登録的一覧には載って無かったのでそのままのようです。このような商...プレミアム商品券を使いました

  • 徒然草第五十二段 (先達はあらまほしき事なり)

    「先達せんだちはあらまほしき事なり」、石清水八幡宮の参拝の話しです。今はケーブルカーがあるので、山頂まで楽に行くことができます。それでも、初詣は頑張って歩いて登れば、この1年間、何か良いことがあるような気がします。ただ、山登りは年寄りには辛いもので、法師も極楽寺と高良神社だけで、拝りできたと勘違いされたのなら、それはそれで幸せなことでしょう。石清水八幡宮は、平安朝以来の古文書が最も多く残る神社だそうです。古文書の内容は大半が社領の荘園に関するものです。奈良時代以前は土地の私有が認められてませんでしたが、経済が発展して人口が増えてくると、土地の開墾が必要になり私有を認めるようになりました。歴史で学んだ通りです。寺社は独自に開墾を進め寺社領を増やし、立場の弱い農民は租税軽減のために寺社へ土地を寄進する動きが広がった...徒然草第五十二段(先達はあらまほしき事なり)

  • メサイア・コンサート

    コロナで昨年は開催できなかった、かみさんの合唱グループのコンサートに行ってきました。最初からドジしてしまい、大ホールでの開催なのに、小ホールに入ってしまいました。合唱団の発表会のようですが、舞台にピアノが鎮座していて、あれオーケストラじゃなかったの、貰ったパンフレットを見て間違いに気づきました。入り口で渡した半券を見て注意してくれなかったのと不満に思いながらも、半券を取り戻して大ホールに無事入場できました。題目は「メサイア」です。娘たちも来てくれて一緒に聴くことになりました。音楽の専門家の娘の話しはためになります。娘が大学の管弦楽部員だった時、クリスマスの時季のメサイアを思い出します。休憩の間、第三部でのトランペットの事件、奏者が音を出せなくて大変だった、それから何時もハラハラして聴くことになったとのエピソード...メサイア・コンサート

  • 仕事の余裕と付加価値生産性

    10月はスポーツの日が7月に移動したため、祭日のない月になりました。先月は強制的に夏休みを取らされたこともあり、出勤日がやたらと忙しく、バタバタと気持ちに余裕がありませんでした。再就職して、一番の不満は、仕事に余裕がないということです。週に3日しか出勤しないので、休みの時間は長いですが、少ない出勤日の短い勤務時間内で仕事を片付けなければなりません。働き方改革ということが話題になり、時間外の削減、休日の確実な取得、それに最近ではテレワークなどが取り上げられます。結果的には、時間に余裕がなく、一見短時間で仕事が片付き生産性が上がっているようですが、働く側からするとしんどくなっているだけということもあります。日本の生産性の低さは付加価値を生み出す力の弱さが原因だと云われています。付加価値生産性を上げるには、労働時間を...仕事の余裕と付加価値生産性

  • 徒然草第五十一段 (万に、その道を知れる者は、やんごとなきものなり)

    「万よろづに、その道を知れる者は、やんごとなきものなり」、何事もプロに任せれば間違いはない。素人がやってはうまく行かないということでしょう。プロとは、お金をもらってやるわけですから、貰ったお金以上の価値を提供しなければなりません。そのため失敗は許されません。「私、失敗しませんから」はプロとしては当たり前ということです。その意味では、プロの域に完全に達したことはありませんが、歳とともにどんどん遠ざかっているようにも感じます。うっかり、思い違い、見当違い、記憶違いとミスが多く、失敗だらけです。その原因の一つは記憶力の低下です。昔、同僚が上司の無能さを揶揄って、「メモリー不足の〇〇部長」と云ってましたが、将にそのメモリー不足に陥っています。徒然草第五十一段(万に、その道を知れる者は、やんごとなきものなり)

  • プレミアル商品券の引き換え

    先日、抽選で当たったのか、外れたのかよく分からないプレミアル商品券の引き換えにかみさんと行ってきました。応募で5000円1セットを最高の5セットを応募しましたが、抽選の結果は3セットしか当たりませんでした。引き換え場所は、市役所で予約してましたが、横の旧市民ホールに変わってました。入り口で順番札を渡され、パイプ椅子に座って待ちます。窓口は5つあり、順番が来れば呼ばれます。かみさんと窓口の進み具合を見ていると、なかなか引き換え手続きの終わらない人が何人かいます。ただ、引き換えるだけにどんなけ時間かかってるのと疑問に思ったりします。窓口から「はい、それでは5セットですね」とか「はい4セットです」と聞こえてきます。3セットしか引き換えできないのは将に外れだったと思い知らされます。自分の時は「3セットですね」と聞こえる...プレミアル商品券の引き換え

  • 徒然草第五十段 (人のわづらふ事侍りしをぞ)

    徒然草も50段まで来ました。50回記念ということで、特に何があるわけでもありません。これからも気の向くままに書くだけです。全部で243段ありますからネタは尽きません。「人のわづらふ事侍はべりしをぞ」、何時の時代も伝染病は人々を不安にさせててきました。昔は、ワクチンも特効薬も無かったので、伝染病を鎮めるには神に祈るしかなかったでしょう。神に祈って、じっとしていると、人にうつす機会が減り、鎮める効果はあったかもしれません。奈良時代も天然痘が大流行して人口の3割が死んだそうです。聖武天皇は、飢饉と天然痘による社会不安を取り除くため、精神的よりどころとして大仏を建立したと云われています。歴史の中でも、伝染病、自然災害、そして戦争が常に人々の不安の原因になってきました。それらを如何に防ぐかが国のリーダーの役割です。子分を...徒然草第五十段(人のわづらふ事侍りしをぞ)

  • 東京ノート

    戯曲「東京ノート」を観てきました。演劇の心得のない私が感想などおこがましいですが、どんな話しだったか紹介したいと思います。美術館のロビーに来る人の何気ない会話で芝居は進行していきます。最初、近くに座っている人の雑談が聞こえてくるようで聞き取り難く、その内容も断片的にしか分かりません。それだけに反って、登場する人物達の関係はどうなってるのか知ろうとします。登場する人物全員が何某かの問題を抱えているようで、さらに何となく戦争の匂いからか暗い雰囲気が漂っています。登場人物は、主役だろう中年女性とその兄弟姉妹、長男と次男の嫁の全部で7人が三々五々集まってきます。それとは別に、相続した絵を美術館に寄贈に来た若い女性とその男友達、立会人の弁護士、担当する美術館の学芸員ともう一人の学芸員、その学芸員とかつて反戦運動を共にして...東京ノート

  • 徒然草第四十九段 (老来りて、始めて道を行ぜんと待つことなかれ)

    「老来りて、始めて道を行ぜんと待つことなかれ」、これは兼好法師が幾度となく説いている教えです。歳をとってからゆっくりと始めようとしても、すぐに死んでしまうかもしれない。思いついたら、さっさと始めなければ後悔するというものです。今年のノーベル物理学賞は真鍋淑郎氏に授与されることが決まりました。氏は、研究で一番大切なことは好奇心だと云われます。好奇心とは、すぐに取り掛からないと居ても立っても居られない気持ちにさせるものです。その気持ちが大切ということは、兼好法師の"直ぐに始めなさい"との教えに通じるものがあります。振り返ると、古文書はほんの思いつきで始めましたが、今では色々と興味が湧いてきています。それなのに、未だに俗世のしがらみに捉われ、片手間になっています。そろそろ本気で考えなければ時間切れになってしまうかもし...徒然草第四十九段(老来りて、始めて道を行ぜんと待つことなかれ)

  • 徒然草第四十八段 (やんごとなき事なり)

    「やんごとなき事なり」、そのままにはしてはおけない、後々困ったことになる事です。取り合えずその場を繕うために胡麻化し、いずれ時間が解決すると安易に考えます。しかし、ネット社会では、人の記憶と異なり、デジタル記憶(記録)はそう簡単に無くなりません。森友・加計や桜を見る会の問題、それに加え種々の汚職や不公平はたとえ法に触れなくても倫理感の問題です。政治は、綺麗ごとだけではやれない面もあるでしょうが、それ以上に政治家の驕りを感じます。それが政治への不信として現れているように思います。特に、年寄りの政治家はそのことに鈍感です。ここらで、政治に纏わる問題や姿勢を糺す必要があるでしょう。それを次の選挙で国民の声として示せるか、へんてこな政治家が云っていた国民の民度だと思います。徒然草第四十八段(やんごとなき事なり)

  • 徒然草第四十七段 (有難き志なりけんかし)

    「有難き志なりけんかし」、年寄りというものは思い込むと手に負えないものです。意思が堅いというか、信じ切っているからたちが悪いです。信じるとは、他の事をすべて排除し、一途に一つの事を貫き通すことですが、他の事は雑念、一つの事は真念です。真念とは、自然の摂理、神様の法則、そしてそれが人々を幸せに導く唯一の手段です。自然や神様が出てくると理屈ではなくなります。誰がなんと云っても揺るぎないものになってしまいます。若者は悩みますが、年寄りは妄信します。悩んでいる間は若いということでしょう。「四十にして惑わず」と孔子さんの言葉がありますが、これは道理を知って迷わないということです。道理とは物事の正しい道筋ですが、今日は何が正しいのか混とんとしている時代です。そうすると、孔子さんには申し訳ありませんが、六十にしても、いや七十...徒然草第四十七段(有難き志なりけんかし)

  • 自転車の買い替え

    娘から不用になった折りたたみ自転車をもらい受け、通勤に使っています。サドルに破れがあり、あちこちに錆が来ていて乗り心地も悪いです。雨が降った翌日、自転車で通勤すると、お尻がびっしょり濡れてしまいました。サドルの中のスポンジが雨水をたっぷり吸っていたのです。そんなこともあり、とりあえず自転車カバーは買って、雨水は防ぐようにはしましたが、走りの快適な自転車に買い替えようか悩んでいます。自宅周辺は坂道があり、登りは自転車を降りて押していますので、坂道に強い電動自転車がいいかと思っていました。自転車屋さんで見ると10万円以上して結構高いです。その上、店員の説明では、バッテリーの寿命は2~3年、買い替えるのに2万円は必要とのことです。値上がりしているので、2年後に2万円で買えるか分からないとのことでした。坂道が楽になるメ...自転車の買い替え

  • 徒然草第四十六段 (度々強盗にあひたるゆゑに)

    「度々強盗にあひたるゆゑに」、強盗に度々合うということは、それなりの理由があるものです。襲われやすい所を通るとか、狙われやすい姿をしているとかです。もう25年程前になりますが、親父狩りという路上強盗が世間を騒がせました。中年の弱々しそうな男性を、不良少年たちが集団で襲い暴行して、金品を奪い取るというものです。被害者の共通点は、中年、メガネをかけている、ほろ酔いの一人歩きです。25年前といえば、私もちょうど中年で、標的になる条件にばっちり当てはまってました。かみさんから「気つけや!」と云われていましたが、幸い被害に遭うことはありませんでした。徒然草第四十六段(度々強盗にあひたるゆゑに)

  • 徒然草第四十五段 (極て腹あしき人なりけり)

    「極きはめて腹あしき人なりけり」、腹あしきとはへそ曲がりということらしいです。何時の時代にも、こう言えばああ言う、ああ言えばここ言うという人はいます。つまり、人の意見に合わせたくないのですね。意見を合わせると負けだ、とでも思っているのかもしれません。年をとると変化が億劫になります。変化だけでなく、変革などと云われると、また面倒臭いことをと思ってしまいます。年寄りが変化を嫌うのは、人生残り少ない時間で今更やり直したくないという気持ちからです。最近、流行りのデジタル化は、老人には訳の分からない魔術です。どんなに説明されてもよく分からない、分かろうとしないのは、このままで何が悪いとの気持ちが強いからです。"デジタル化だ"と如何にも新しいことをするぞとの掛け声もどうかと思います。反って抵抗が強く、知らない内に、しら~と...徒然草第四十五段(極て腹あしき人なりけり)

  • 男と女

    生物には、オスとメス、人間ならば男と女がいます。一般に動物は四つ足で歩行します。そのため、オスはメスのお尻を追いかけます。メスのお尻が赤いのは、オスの気を引くためだといわれています。人間は二足歩行になって、男が女を追いかけるとき、お尻よりも目線が上がってしまってあまり見えません。そのため女は唇を赤くして男の気を引くようになったといわれています。他の動物の唇がそんなに赤くないのは四足歩行だからだそうです。皆さん、知ってましたか。さて、どの生き物にもオスとメスがいます。生き物が命を繋ぐために、メスがオスの気を引いて繁殖するのは自然の法則です。ところが、人間社会では、男と女を区別しない風潮があり、また男でも女でもない人格まであります。これも自然の法則の一貫だとすると何故でしょうか。地球上の人口は80億人に迫っています...男と女

  • 徒然草第四十三段 (かたち清げなる男の)

    「かたち清げなる男の」、今日、LGBTの権利は弱者の問題として取り上げられていますが、明治以前はたとえば「男色」はタブー視されていたわけでなく、むしろ一般的だったようです。その意識が変わったのは明治維新からではないかと考えられます。明治維新は、西洋の文化が入って来て社会は近代化したようですが、新しい秩序を形成するために、都合の良い価値観を庶民に押し付けたのではないでしょうか。成熟してない社会で秩序を維持するためにやむを得ない部分はあったかもしれませんが、その価値観がその後の軍国主義、悲惨な戦争に突き進む結果になったとも考えられます。どうして明治以前の人々の意識は自由だったのか。江戸幕府も、倹約令や風俗取締令などにより秩序の引き締めをしましたが、いずれも成功したとは言えませんでした。むしろ、権力に抗う自由な風潮が...徒然草第四十三段(かたち清げなる男の)

  • アドバイサー

    そろそろ、思い出話しは終わりにして、世間話しの日記に戻りたいと思います。そうは云っても、時々思い出を織り交ぜることになるでしょう。先日、人材紹介会社から顧問案件の相談がありました。今流行りのDX(Digitaltransformation)の推進についてアドバイスできる人材を探しているとのことです。「私は、そんなことは出来ません」とは言いませんでしたので、相手方に紹介されることになりました。ただ、私の経歴を見て、アドバイスしてもらおうと思うかどうか。企業は肩書を重視します。なんとか大学の教授とか、なんとか会社の取締役とか、なんとか協会の理事だとかです。今の私には肩書はありません。DXの推進に肩書は必要ありません。私の経験から、肩書ほど当てにならないものはありません。外部の見識者がちょっと調べたぐらいで何が分かる...アドバイサー

  • 徒然草第四十四段 (笛をえならず吹きすさびたる)

    「笛をえならず吹きすさびたる」、侘しい屋敷で、月夜に若い男が横笛を吹く、若い娘が和琴を弾く、老人が琵琶を奏でるというのは、いかにも訳ありの物語の一場面です。映画やドラマで、見ている人の心情に合った音楽は、その場面を効果的に盛り上げる演出です。ワイドショーなどで、良いニュース、悪いニュース、心温まるニュースに合った音楽とともに伝える番組があります。良いニュースか悪いニュースか、人によって受け止め方が違うことがあり、それを音楽で決めつけて伝えて良いものかちょっと気になります。例えば、コロナのワクチン接種のニュースは、接種が進んだ良いニュースなのか、接種予約がなかなかできない悪いニュースなのか、視聴する人の状況にもより違います。それを決めつけてしまうのは、伝える側の傲慢ではと思うことがあります。最近の皇室の話題につい...徒然草第四十四段(笛をえならず吹きすさびたる)

  • 会社の大変な思い出

    会社を定年退職して、ふり返ると、自分にとって大きな出来事が3回ありました。一回目は、密命を受け、外資の企業と業務提携をする仕事でした。担当したのは、互いの物流センターを統合して相互に利用するというものです。当時、夫々が東京・大阪・札幌・福岡の4か所にセンターあり、互いに2か所を廃止し、2か所を増強するというものです。外資企業は、日本で不動産を持つことは資産ではなくリスクだと考えていました。ところが、日本企業の我が社は資産が減ることは企業価値の低下で同意できませんでした。その以外にも価値観の違いがあり、トップの一言で話しは消滅してしまいました。後始末を任され、憤慨している相手方に気を使い、大変な思いをしました。今日では、物流センターはサードパーティー・ロジスティクス(3PL)が常識になってますが、時代の先取りは早...会社の大変な思い出

  • 徒然草第四十ニ段 (かゝる病もある事にこそありけれ)

    「かゝる病もある事にこそありけれ」、昔は病名がはっきりする病気は少なかったかもしれません。何が原因か、どうすれば癒えるのか、分からないままに死んでしまうこともあったでしょう。今日でも、痛みがあってもよく分からないことはあります。腰の痛みはその一つです。背骨に問題があるのか、内臓に問題があるのか、どこかに石が溜まっ痛いのか原因がはっきりしません。腰の痛みがひどくなって、主治医に相談すると、「捻りましたか」「何か運動して筋肉痛じゃないですか」と一時的なものの様に云います。詳しく調べようとはしません。挙句の果てに、「年取るとあちこち痛くなるものです」と慰めにもなりません。やはり、世間の噂通り、やぶ医者かなあ徒然草第四十ニ段(かゝる病もある事にこそありけれ)

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