恋愛こじらせアラフォー男子が婚活パーティーに参加した体験を追想します
はじめまして。 恋愛マターが好きです。 アラフォー男性の婚活パーティー体験談を書いていきます。 記事左の通し番号順に続くお話です。 よろしくお願いします。
前回の池袋でのオタクパーティーで失敗した僕は、少しむしゃくしゃした気持ちで次のパーティーを探していた。 社会勉強という点で得るところはあったけど、やはり5000円払って参加したからには、せめて誰かとカップリングしてお茶くらいはしたかった、と今更ながらに考える。 それでこそ知見が広がるというもの…… 妙な欲が湧いてきたところで目にとまったのが、「憧れの職業」を謳ったパーティーだった。 人気職業の女性と出会うチャンス。 場所は渋谷ラウンジ。 男性側の参加条件は…… それなりに厳しいが、なんとかクリアしている。 正直、セレブな雰囲気にためらいを感じた。 男性にとっての女性の人気職業といえば、自ずと想…
やっぱりな、としか感想が出てこない。 でもこれで、こちらが好意を持っていることは伝わったはず。 万にひとつの奇跡を求めて、4番さんをカップル希望の相手に選ぶ。 そして5番さんは…… ちらっと横を見ると、興奮気味に喜ぶ姿。 意中の人からいいなアピールをもらって、カップリングへの期待を高めているのだろう。 それでいい。 彼女に執着してるわけじゃない僕は、4番さんだけを選んだまま、カップル希望を送信した。 今日はダメかな。 まぁ社会見学できたしよしとしよう。 諦めの心境になりかけた時、カップル希望の結果を知らせるアナウンスが流れた。 タブレットを確認すると、すかさず「成立せず」の文字が現れる。 お隣…
最初の個室に戻るとすぐに、いいなアピールの受付が始まった。 愛想よくジブリの話に付き合ってくれた隣の5番さんをまずはポチっと。 次は…… やはり仲良く会話できた数人を選ぶ。 その中には僕があまりオタク系のアニメに通じてないとわかった上で、話を合わせてくれた人もいたに違いない。 そして…… 4番さんで指がとまった。 もし次の機会を得られたら、オタク的でない話題で盛り上がれるかもしれない。 先ほどの様子からすると、カップリングの可能性は極めて低いけど…… 様子を探るつもりで、4番さんもポチって、いいなアピールの送信を完了する。 「趣味の合う人はいましたか?」 結果が出るまでの合間に、5番さんに話し…
……虫の居所でも悪いのかな。 それともプロフィールの段階から僕に興味がなくて…… 「他に好きなアニメとかゲームはありますか?」 「アニメはたまに観ますけど、ゲームはあまり」 「ジブリ作品はどうですか?」 アニメネタはしつこいかな、と思いつつも、別のネタをこしらえるまでの時間稼ぎのつもりで訊いてみる。 すると4番さんは「あの」と前置きしてから、予想外のことを口にした。 「私、このパーティーがそういうテーマってのはわかってましたけど、特にオタクってわけじゃないし、もっと軽い気持ちで……」 苛立ちが含んでいる声を聞いて、得心した。 おそらく彼女は、ちょっと興味が引かれて試すくらいのつもりで参加したの…
その後のトークタイムも順調にこなした。 ジブリ作品のおかげで。 パーティー参加の目的が本来のものからちょっとずれてしまっているのを感じながらも、これはこれで楽しく、いよいよ社会勉強の趣を帯びてきた。 異なる文化圏に触れる旅。 次はどんなオタク女子かな? 多少の余裕すら持ち始めた僕は、鼻歌でも歌い出しそうな勢いで4番の個室に入る。 本日最後のトークタイムだ。 「こんにちはー」 そこで待っていたのは…… 切れ長の目が特徴的な美人さん。 「こんにちは」 最初の5番さんとは対照的な、冷ややかな声で迎えられた。 突き放すような素っ気なさに、長い髪が微かに波打つ。 背筋はすっと伸び、首元の白い肌が見え隠れ…
5番さんの可愛らしい声が、アニメ好きという一面といかにもマッチしているように思えて、微笑ましくなった。 「たくさんあって迷ってるんですか?」 「はい、好きなのたくさんあって。もう書きましたか?」 「いいえ。実は最近、ちょっとアニメから遠ざかってて」 少しごまかして話すと、「お仕事が忙しいんですか?」と、これまた可愛らしく訊いてきた。 彼女にすれば「アニメ好き」は当たり前のことで、そこを疑う気持ちは生まれないらしい。 このパーティーの趣旨からいっても異質なのは僕の方で、申し訳なさを感じると同時に、フォローしなければと思った。 「仕事もそうですけど、ゲームやってて、時間が」 「わかります。睡眠時間…
いつも婚活パーティーの体験談をお読みいただき、ありがとうございます。 たまに婚活パーティーに関してちょっと知りたいことがあるのだけど、とのお言葉をいただきますので、電話でお話できるサービスを始めてみました。 有料ですが、思ってたのと違うな、と感じましたら、すぐに通話を切っていただいて構いません。 パーティー全般のことから恋バナまで、なにかお役に立つことができれば幸いです。 下記リンクから、お気軽にご利用下さればと思います。 よろしくお願い致します。 婚活パーティーのあれこれアドバイスします 91回の個室式婚活パーティーへの参加経験者 !function(d,s,id){var js,fjs=d…
池袋ラウンジに着くと、受付でいつものタブレットの他にシートを渡され、記入を勧められた。 好きなアニメと推しキャラを書く、というもの。 詳細は憶えてないが、他にも記入事項があったような。 正直、困った。 僕が好きで観ていたのは新海監督の「君の名は。」といった一般的にも広く受け入れられているようなアニメ。 同じヒットアニメでも、例えば視聴者層が夕方や深夜枠に固定されているようなタイプのものではなかった。 これ書かなきゃ嘘になるよな…… まずったかな、と5番の個室の中でペンを回していると、相席であろう女性がやってきた。 「あ、すみません」 通路側の席に座っている僕が、その女性が奥の席に進めるように一…
パーティー情報を眺めていると、「オタクパーティー」なるものが目に入る。 そういうパーティーがあるのは知っていたが、自分には縁のないものだとたいして気にとめてなかった。 ちょっと興味が引かれてクリックしてみる。 「オタクだっていいじゃない。アニメ・ゲーム好き集まれ!」 こんな宣伝文が現れた。 う~ん。 熱心なファンではないけど、嫌いってわけじゃない。 ゲームは年で1、2本だけど、映画やドラマが好きなことからアニメは比較的観ている方だと思う。 話題作になれば映画館にも出かける。 1ヵ月の休み明けだし、軽く参加できそうで悪くないかな…… 問題なのは参加する女性のタイプだった。 当然、オタクな女子が来…
新宿で3つのパーティーをはしごした翌日から、僕は体調を崩した。 原因はわかっている。 あの日、3つめのパーティーまでの時間潰しで立ち寄ったマンガ喫茶のエアコン。 おそらく掃除をしてなくて、ハウスダストのアレルギーが反応したのだ。 鼻をぐちゅぐちゅさせて、息苦しさを覚えながら考える。 世間は夏休みで、会社もそろそろお盆休みだ。 夏でも一番暑い時期。 パーティーは開催されるけど、無理に行くこともないだろう。 思えばパーティーにも週3ペースで通い詰め、その疲れも出ているのかもしれない。 心と身体を休ませるいい機会かな。 たまには遠くに遊びに行ってゆっくり温泉にでも…… 結局、アレルギーが収まるまでひ…
072. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(16)
「お待たせしました! カップル希望の結果でました! お手元のタブレットをご確認下さい!」 多少の緊張を感じながら、タブレットを更新する。 「今回はカップリングが成立しませんでした。」 ……そうか。 カップリングはなし。 10番さんからもらえなかった…… ほっとしたような気持がなかったといえば嘘になるが、迷いがあったにせよ僕はカップル希望を送ったのだから、彼女からもらえなかったのは失望が大きい。 やはり僕が幼く見えたのだろう。 年齢がどうこう以上に、ひとりの男性として。 自覚があるからなおさら堪えた。 このパーティーでも、マッチングと関係なしに気になった女性に事務局を通して連絡先を伝えることがで…
071. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(15)
相席の女性がいない最初の個室に戻って、静かにタブレットをいじる。 結局、隣の女性は欠席だったようで、計11名と話した。 気持ちが揺れたのは10番さんひとり。 その他、楽しく会話してくれた4名の人にいいなアピールを押した。 この頃になると、いいなアピールを重く考えることはなく、楽しく話ができた人にお礼の意味を込めて、気軽に送信するようになっていた。 さて、肝心の10番さんだけど…… アピールはいいとして、問題はその後。 カップル希望をどうするか。 出したとして、彼女が出してくれなかったらそれでいい。 寂しいけど、様々な理由を言い訳にして諦めもつく。 なにより彼女にはお子さんがいて…… そうこうし…
070. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(14)
「お子さん、おいくつなんですか?」 「高校生」 「もう大きいんですね」 真ん中をとって高校2年とすれば大体17歳で、10番さんが45歳だから、28歳のときの子供になる。 ごくごく普通のことだろう。 むしろ少しでも驚いた自分の方が幼くて、ずいぶん甘ったるい時間を過ごして来たのだと思い知らさせるようだ。 世間並の経験値がない。 薄々は気付いていたけど、少しの恐怖と恥ずかしさが込み上げてきた。 「早く自立したいって言ってるから、好きにさせて、私もそうしようかなって」 それで再婚ですか、と口に出そうになって、やめた。 婚活パーティーに来ている以上、それは訊くまでもないことで、これまでの苦労とこの先の不…
069. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(13)
パーティーも半分ほど終わって、僕は10番の部屋へと向かう。 その時点でトークタイムを一緒した女性は、良くも悪くもプロフィール通りという印象。 男性がそうであるように、女性もそれなりに年齢を重ねると、軸がぶれないというか、振り幅が小さくなってくるのだろう。 「こんにちは」 「こんにちは」 笑顔で迎えてくれた10番さんは、気立ての良さそうな美人さんだった。 年齢は年上の45歳。 バツ1であることはわかっているが、その理由が妙に気になってしまうほどに綺麗だった。 男から三行半を突き付けられたってことはなさそうだな。 勝手な空想の中でもつい贔屓してしまう。 離婚の原因は……なんて質問から会話を始めるわ…
068. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(12)
どのパーティーでも男女問わず数人の遅刻はあったりするけど、最初の個室で当たったのは初めてだった。 開始前の時間が一人きりなのは、相席の女性と仲良くなれる機会がなくなってちょっと残念だな、くらいは思うけど、その分、他の参加者のプロフィールをじっくり見るなど、手持ち無沙汰になることはない。 しかし、一旦パーティーが始まると、最初のトークタイムの相手は相席した人なので、一人目が不在ということになる。 こんな場合、どうなるんだろう? そう思っていたら、スタッフの方がやってきて、お相手様はまだ会場に到着していません、なので最初のトークタイムが終わるまではここにいて、終わり次第、次の席にお移り下さい、女性…
067. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(11)
その日最後のパーティーは、「婚姻歴理解者」のテーマがついていた。 男女とも、×歴所有者の参加が予想される。 僕は未婚だったけど、相手女性の経歴は気にならない。 「今」のその人を偏見なしでみれる、というのが、なにかとこだわりがちな僕のせめてもの長所かもしれない。 その一方で、ひとつだけ条件があった。 お子様がいないこと。 これを書いている2021年時点では別の観点を持っているが、当時は無理だと思っていた。 正直にいうと、元々が子供が苦手で、どうしても欲しいというわけではない。 他人の子となれば、なおさら自信がなくて、それ以前にピンとこなかった。 加えて、その子の目にも母親の交際相手の男は微妙に映…
066. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(10)
結果として、次の「結婚前向き」パーティーでいい出会いはなかった。 自分にとってもそうだけど、もらったいいなアピールが少なかったことを思えば、参加女性にとっても僕は望ましい相手ではなかったということで、多少の申し訳なさを感じる。 参加女性にとって、男性参加者枠のひとつを潰してしまったことになるから。 でも実際、そこまで考えてたら参加できないよな…… そんなことを思いながら、時間を潰せる場所を探して新宿の街中を歩く。 急遽追加したパーティーは同じ新宿西口ラウンドで開催される18時開始のパーティーだ。 ゆうゆう3時間はある。 カフェに3時間滞在する勇気はないな…… そこでスマホを検索して、マンガ喫茶…
065. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(9)
炎天下の新宿の人ごみの中を、食事処を求めて歩いた。 ランチ営業をしているお店はたくさんあったけど、男一人ではちょっと気が引けて。 暑さからかさほど食欲もなかったし、チェーンのサンドイッチ屋さんで済ますことにした。 涼しい店内の席について、一息つく。 さっきのパーティーは…… 参加してよかったと思う。 しんみりもしたけど、タイプと思える女性もいた。 実際にもっと多くの時間を過ごすと、その人とはうまくやっていけないことがわかったとしても、自分の好みという最初の段階をクリアしてくれる女性と出会えたことは、とても貴重だ。 面倒すぎて嫌になる自分の性質。 チャンスはもらったと思える。 さて、次のパーティ…
064. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(8)
迷いから解放されるために7番さんと8番さんにはカップル希望を出さなかったけど、ちゃっかり3番さんには出していた。 ダメ元は悩まなくていいから最高に楽、それでもしカップリングしたら超ラッキー、という具合。 その上、連絡先は条件なく希望の人に送れるので、これも3番さんに送る。 他人がみたらやけくそにも見えるだろう。 多少の自覚もある。 そしてカップル希望の結果が出て…… 「今回はカップリングが成立しませんでした。ですが……」 2名の方からカップル希望が届いていました、と続いていた。 2名…… そこはかとなく罪悪感が満ちてくる。 例によってそれが誰かは記されていないが、今回は見当がついた。 そのうち…
063. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(7)
「いいなアピールの結果でました! 続いてカップル希望の送信をお願いします!」 アナウンスが流れて、スマホの画面を更新する。 届いたハートマークは3つ。 その相手を確認すると…… 7番さん、8番さん、それに2番さん。 やっぱり3番さんはないか…… 予想通りとはいえ、少し残念。 2番さんはあまり憶えてない。 そして7番さんと8番さん。 ここが悩みどころだった。 仮にこちらがこの2人にカップル希望を出したとしても、向こうが出してくれるとは限らないし、むしろ一般的に言えばその可能性は高くないので、出してしまえばいいのだ。 出して、カップリングしたら、その流れに乗ってしまえばいい。 それが楽だし自然だと…
062. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(6)
最初の個室に戻ると、すぐにいいなアピールの送信時間になった。 スマホをいじって、まずは3番さんを選ぶ。 トークタイムでの手ごたえは皆無。 反応はないだろう。 そうと断定できるほどなのに、まっさきに選んでしまう。 いつもはネチネチ悩むのに。 やっぱり外見の好みは強いよね…… 次は直前の7番さん。 形容しがたい感触に、後ろ髪を引かれる思い。 付き合いたいという明確な意思は生まれてないけど、もう一度会って、お茶でもしたいという希望はある。 いいなアピールを送るには十分すぎる理由だ。 3番さんに続き、7番さんも選ぶ。 そして最後に…… 何気ない風を装って横に視線を移す。 パーティー開始前よりは落ち着い…
061. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(5)
次に入ったのは7番の個室。 今日の最後の部屋になる。 3番さんと同じく、プロフィール的に興味を持った女性だった。 7番さんはうつむき加減で話をするため、全体の輪郭をつかめず、表情も読み取りにくい。 それでも会話自体は楽しくて、こちらのちょっとした言葉付きにもすぐに反応してくれる。 トークタイムの相手としては非常にありがたいタイプだ。 頭の回転が速くて、気遣い上手。 そんな好印象を受けつつも、ちらっと見えた飾り気のない素顔を、どうしてもさっきの3番さんと比べてしまう。 足して2で割ったら完璧だな…… とんでもない自己中なことを考えつつ、そんなことはおくびにも出さずに7番さんとの会話を楽しんでいる…
060. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(4)
ちょっと身なりを整えてから、3番の個室に入る。 ざっとプロフィールに目を通した限り、今日の参加者の中で一番の好みだった。 「こんにちは」 挨拶をしつつ3番さんの横顔を盗み見ると、プロフィールではわからなかった外見も、見事にタイプだった。 よし! 頑張らなきゃ! と内心で気合を入れる。 といってもそれが表に出てしまっては相手が引きかねないので、気持ちを落ち着かせて、差し障りのないペットの話題から軽く始める。 動物が好きで飼っている、という共通点も、プロフィールを見た段階で高感度が上がった理由の1つだった。 「ワンちゃん、いま、何歳ですか?」 「ちょうど10歳です」 「だんだんおじいさんですね」 …
059. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(3)
相席した8番さんのプロフィールに素早く目を通していくが、これといって気にかかるものはなかった。 平凡というか、あっさり。 プロフィールへの記載を重視していないのだろう。 そう思ったのは8番さんも同じようで、僕のプロフィールに特に興味を持てなかったせいか、なにかを口に出そうとする気配はしてくるものの、実際に言葉は出てこなかった。 それでも僕は、こんな場面での会話の紡ぎ方くらいは心得ていたので、小さな事柄から多少は関心を引けるくらいの話にまで広げていく。 「お仕事は……販売員さん、ですね。忙しいですか?」 「今、人が少なくて、残業とか多めです」 「大変ですね。サービス業だったら、休日は週末とは限ら…
このパーティーの参加人数は8人だった。 これまでは12人くらいのパーティーを選んでいたので、ちょっと少なく感じる。 その分、一人当たりのトークタイムは長くなるとのこと。 「今日も暑いですね」 パーティー開始まで時間がないので、相席の女性にもこのくらいしか言えない。 「ええ。本当に暑いですね」 そういってハンカチを頬に当てる8番さんは、たしかに暑さに参っているようで、呼吸が浅く感じられた。 グラスもすでに空になっているのに気付き、自分の分もあるので、と言って、彼女のグラスにおかわりを注いで持ってくる。 ここのドリンクはセルフサービスだった。 「ありがとうございます」 「いえ、でもこれからたくさん…
057. 婚活パーティー 真夏の新宿ラウンジをハシゴして(1)
とりあえず回数をこなそう。 出会いの確率を上げるにはそれしかない。 真夏の日差しを真っ向から受けながら、新宿駅東南口下のエスカレーターを下っていく。 目指す場所は新宿南口ラウンジ。 初めての会場で、少し迷ってしまった。 結局、駅の改札を出てから20分ほど彷徨った後、11時ぎりぎりでなんとか到着した。 パーティーのテーマはたしか、「高身長で自慢の旦那様」どうこうだったと記憶している。 僕は特に身長が高いわけではないけど、なんとか基準を満たしていたので、参加してみることにした。 心の中では、このパーティーに参加する女性は当然、高身長男性を求めているに違いなく、基準すれすれの僕では見向きもされないだ…
婚活パーティーは条件無視! フィーリングで突っ走っていいんじゃない?
婚活の仕方はいくつもあって、どう進めるかも人それぞれ。 結婚相談所を利用したり、アプリを使ったり、親による代理婚活まで。 そして多くの場合、「条件」を重視します。 たとえば婚活アプリの場合、理想の条件で検索をかけて、ヒットした順に目を通していく。 というのが通常の流れ。 しかし…… これを婚活パーティーにまで持ち込んでしまう人がいます。 トークタイムで対面して、好印象を得てもなお、いざマッチングの希望提出となって一人悩むのです。 でも学歴が、職種が、年収が、年齢が……あと少し、と。 これは婚活パーティーのメリットを自ら潰してしまう、非常にもったいない行為だと思います。 婚活パーティーでは条件に…
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