医師でクローン病患者のtoroです。医師としての理想像と患者自身としての限界とのギャップに、日々葛藤しながら生きています。『ありのまま人生』と題して、クローン病患者としての日々の悩みや、医師として収集した役立つ医療情報などを発信しています。
以前に、免疫抑制薬使用中の新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種についてお話ししました。 この記事では、炎症性腸疾患(IBD)患者さんにおける主要な治療、インフリキシマブ使用中のCOVID-19ワクチン接種の効果についてお話しし
【IBD】抗TNF-α抗体使用中の不活化ワクチンの効果と安全性
この記事では抗TNF-α抗体使用中の不活化ワクチン接種についてまとめています。 最近長い記事が多くて読みづらいかと心配しております。 凝り性なもので(笑。 でも、この記事は短くまとめました! 目次 1 抗TNF-α抗体使用中の不活化ワクチン
【最新】炎症性腸疾患におけるアドレノメデュリン療法【新規治療】
今日はアドレノメデュリンについてお話ししたいと思います。 アドレノメデュリンは新たな炎症性腸疾患の治療薬として期待されている薬です。 筆者は今回、アドレノメデュリンのことを初めて学びました。 データを見る限りは、難治性UCにかなり効果が期待
IBD患者さんと健康な方とQOLはどう違う?【統計学的理解】
炎症性腸疾患(IBD)であることは、健康な方と、どう違うのでしょうか? 「しんどいって思うけれど、これって自分だけ?」「気持ちの問題?」「気のせいかな?」など、自分自身の状態がよくわからないことってありませんか? 今日ご紹介したいのは、IB
免疫抑制薬使用中の新型コロナ(COVID-19)ワクチン接種に関する情報を検索しました。 この記事では、筆者が集めたいくつかの情報を共有したいと思います。 目次 1 免疫抑制状態でのCOVID-19ワクチン接種について1.1 「難治性炎症性
【活用したい】クローン病でのレミケードと経腸栄養との併用効果
以前の記事で、クローン病患者さんでは、ハーフEDが寛解維持に有効であることをお話ししました。 この記事では、クローン病患者さんでは、インフリキシマブ(レミケード®︎)と経腸栄養(enteral nutrition:EN)との併用が有効ですよ
【最新】炎症性腸疾患とロイシンリッチα2グリコプロテイン【粘膜評価】
前回の記事では、炎症性腸疾患の治療においては、粘膜治癒がその治療目標となっていることをお話ししました。 この記事では、粘膜の炎症を反映する新たなバイオマーカー、ロイシンリッチα2 グリコプロテインについてお話ししたいと思います。 目次 1
クローン病や潰瘍性大腸炎では、腸管の粘膜治癒が長期予後に重要であることがわかってきています。 この記事では、その根拠となる論文をみていきたいと思います。 目次 1 粘膜治癒と手術リスクの減少(2007年報告)1.1 潰瘍性大腸炎での粘膜治癒
この記事では、クローン病患者さんにおける手術に関するデータをまとめています。 累積手術率 手術の理由 累積再手術率 記事の最後に、手術回避のために重要な点をまとめています。ご参考になさってください。 目次 1 1. 累積手術率1.1 日本の
【重要】IBD治療でレミケードの効果が落ちてきたら?【対処法】
「レミケードが効かなくなったら」という不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。 この記事では、具体的な対応についてみていきたいと思います 主には、以下の3つです。 ・レミケード投与方法の工夫 ・他の薬剤を併用 ・別の薬剤に変更 目次 1
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