子育てパパが1億円貯め、経済的自由を得るまでをつづります。米国株中心に長期投資・資産形成する中で、皆さまに有益な情報を提供していきます!
【書籍】バートン・マルキール『ウォール街のランダム・ウォーカー』(2016/3)
今回は、ロングセラー『ウォール街のランダム・ウォーカー』をご紹介します。 著者は、ウォール街の投資銀行でのアナリストや、投資信託会社の社外取締役を経験したうえで、大学教授の立場から、個人投資家向けの投資方針案を説明します。 タイトルの「ランダム・ウォーク」とは、「過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能で、株価についても同様」という意味です。だからむしろ、市場の銘柄にランダムにダーツを投げるようにしても、プロの機関投資家と同様かそれ以上のパフォーマンスが得られる、と主張します。 そのため、結論としては、インデックス・ファンドのバイ・アンド・ホールド(買ってただじっと待っている…
【VZ:21/1-3決算】Verizon、一株利益は予想上回る。通期見通しは据え置き
4/21、通信大手Verizonの2021年1-3月期決算が発表されました。 EPSは、予想1.29ドルを上回り、1.31ドルでした。 売上高は、予想324億5910万ドル、328億6700万ドルでした(前年同期比+3%)。 EPS通期見通しは、5.00~5.15と据え置きました。 決算発表後、株価は反落しました。8営業ぶりの反落で、0.42%安の58.14ドルでした。 では詳細を見ていきましょう。 決算概要 EPSは、予想1.29ドルを上回り、1.31ドルでした。過去四期も安定的に予想を上回ってきています。 Verizon IR資料より(以下同様) 売上高は、328億6,700万ドルでした(…
4/20、日用品大手P&Gの2021年1-3月期(第3四半期)決算が発表されました。 EPSは、予想1.19を上回り、1.26でした。 売上高は、予想179億7390万ドル、181億900万ドルでした(前年同期比+5%)。 EPS通期見通しは、5.52~5.63と据え置きました。 決算発表後、好業績を受けて株価は反発しました。前日比0.8%高の137.75ドルで取引を終えました。 では詳細を見ていきましょう。 決算概要 売上高は、181億900万ドル(前年同期比+5%)でした。営業利益3,785百万ドル(同+10%)、営業利益率は21%(前年同期比+1ポイント)です。 P&G IR資料より(以…
【JNJ:21Q1】ジョンソン&ジョンソン、予想上回る好決算。増配も発表。
4/20、ヘルスケア大手、ジョンソン&ジョンソンの2021年1-3月期(第一四半期)決算が発表されました。 EPSは、予想2.34を上回り、結果2.59でした。 売上高は、予想219億80百万ドル、結果223億21百万ドルでした(前年同期比7.9%)。 2021年通期EPS見通しは、9.57となっています。 決算発表後、好決算を受けて株価は前日比5.08ドル高(+3.12%)の167.77ドルまで上昇し、3.79ドル高(+2.33%)で取引を終えました。 では詳細を見ていきましょう。 決算概要 EPSは、予想2.34を上回り、結果2.59でした。 過去決算でも、毎回アナリスト予想を上回ってきて…
バイデン大統領が計画しているキャピタルゲイン増税は、NEC(国家経済会議)委員長は、現地時間26日、影響を受ける人は納税者の0.3%にとどまると説明しました(こちら) 100万ドル以上の富裕層に対するキャピタルゲイン課税は、現行20%です。これを39.6%にするものです。戦後33.8%を超えたことがなかったため、実現すると1920年代以来の水準となります。増税による税収の使途は、子育て支援などということです。また、オバマケアも合わせると、連邦政府による富裕層へのキャピタルゲイン課税は43.4%に上ります。 23日の米市場は下落しました。 しかし、影響は短期的とみるなど、それほど大きな混乱とはな…
【書籍】メアリー・バフェット&デビッド・クラーク『バフェットの教訓』(2008)
『バフェットの教訓』は、投資の神様ウォーレン・バフェットの警句を125個紹介しています。 著者は、バフェットの息子ピーターの元夫人メアリー・バフェットと、バフェット家の親しい友人のデビッド・クラークです。二人はバフェットの弟子であり、彼の投資法や投資哲学に詳しいため、バフェットの教訓がわかりやすく解説されています。 今回の記事では、学びがあったと思った教訓をいくつかピックアップしてご紹介します。 ------ No.9 地下鉄で通勤している連中の助言を<ロールスロイス>での乗りつけてきた連中がありがたく拝聴するような場所は、ウォール街以外には存在しない」 ------ 大成功し巨万の富を築いた…
今更ながら、『フリー <無料>からお金を生み出す新戦略』を読みましたので、内容ご紹介します。 著者は、「ロングテール*」の名付け親、クリス・アンダーソンです。 *インターネットにおける販売手法。主な売上げを占めるヒット商品以外に、販売機会の少ないニッチ商品を幅広く取り揃えることで、全体の売上げを大きくすること まずフリーの歴史として、カミソリの替え刃・ジレットにさかのぼります。そしてフリーを以下に大別し、フリーの世界を整理します。 1.直接的内部相互補助 2.三者間市場 3.フリーミアム 4.非貨幣市場 順に内容を見ていきます。 「1.直接的内部相互補助」は、お金を取る他商品と合わせて販売し、…
楽天証券経済研究所客員研究員 山崎元さんの「FIREにおける3つの論点」という動画配信がありました。生き方含む一つの意見として参考になったため、内容をご紹介します(こちら) 動画の内容は、昨今よく聞く「FIREを目指す!」という論調に対し、FIRE実現の方法をの説明した上で、山崎元さんが私見を述べて締めくくるものです。 結論は、 ・FIRE実現の方法:運用利回り年率4%の前提で、手取り収入の50%で生活、50%を投資した場合、19年目に資産が生活費の25倍に到達。そして、資産の利回り4%で暮らすと資産額維持可能(FIRE達成) ・山崎さんのメッセージ:FIREだけを理想として貯蓄と投資にいそし…
投資のアノマリーで「Sell in May」があります。個人投資家は、これについて何か特別アクション取るべきか、少し考えてみました。 結論 ・「Sell in May」は、6月以降相場が下がるので5月には売却して離れたほうがいいが、9月は市場底打ちするので戻ってきた方がいい、というアノマリーです。 ・しかしS&P500の実績を見ると、「6月から下げ、9月頃から上昇」が当たることは少ないです。 ・ただ、過去41年間のうち約8割の年は、5月より10月の株価が上回っていた。そのため、たとえ6月以降株価が下がっても、10月には回復することが多いと思って、積み立てを続けることが大事です アノマリーとは …
経済再開への期待や米国長期金利の動きから、セクターローテーションという言葉を最近耳にすることも多いと思います(例えばこちらのUBS記事) そこで今回は、セクターローテーションの考え方を踏まえ、個人投資家が取れるオプションを検討します。 結論としては、以下がオプションで、私は3)の方針です。 1)セクターローテーションは気にせず、自分の方針を貫く 2)景気局面の変化に合わせて、保有銘柄を組み換え(売却・買付) 3)景気局面の変化に合わせて、保有銘柄に組み入れ(買付オンリー) 4)セクターローテーションのためETFを積立買付 目次 セクターローテーションとは 景気循環とセクターローテーション まと…
先日勤務先の資産運用セミナーを受けました。そこからの学びを紹介します。 セミナーの内容は、よくある信託銀行による確定拠出型年金(DC)の運用アドバイスです。ただ、あえて参加したのは、50-60代向けセミナーがあり、エグジットタイミングのヒントが得られるかもしれない、と思ったためです(私自身は30代ですが)。 というのも、いろんな資産運用の指南が、たいてい「『長期』、『積立』、『分散』で、できるだけ若いころから始めればいいです、以上!」だからです。そのため、「最後はどうしたらいいの?」の答えが気になっていました。 今回のセミナーテーマはDCのため、退職しDCを受領した後の、資産全体を含む最終的な…
【書籍】渡部清二『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』(2018/6)
著者は野村證券で20年以上資産運用のコンサルや営業をしていた方です。四季報を愛する著者が、四季報を活用したテンバガー(10倍株)の見つけ方を紹介しています。 内容的に真新しさはありませんが、新しく投資を始めた方や、四季報を読んだことがない方にとっては、発見があると思います。 10倍株を見つけるポイントは以下です。 1.増収率が高い(3期前から今期の増収率平均もしくは来期増収率20%以上) 2.売上高営業利益率10%以上 3.オーナー企業であること 4.上場5年以内 3については、著者の経験則から、株価右肩上がりの企業には、創業者もしくは創業家出身の経営者(創業者の資産管理会社含む)が筆頭株主と…
【書籍】ジム・コリンズ『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』(1995/9)
今回は、ジム・コリンズ『ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則』を紹介します。 本書でビジョナリー・カンパニーとは、「ビジョンを持っている企業、未来志向の企業、先見的な企業であり、業界で卓越した企業、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与え続けてきた企業」を指します。また、「ビジョナリー・カンパニーは、商品のライフ・サイクルを超え、優れた指導者が活躍できる期間を超えて、ずっと反映し続ける」といいます。 具体的には以下のような企業があります。 3M、アメリカン・エキスプレス、ボーイング、GE、IBM、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マリオット、メルク、P&G、ソニー、ウ…
今回は、楽天証券経済研究所 客員研究員の山崎元さんの『資産運用実践講座I』です。 山崎さんの特徴は、金融機関勤務のバックグラウンドを生かし、あえて中立的な主張をしているところです。というのも、商品を売りたい金融機関の視点で提供される様々な指標や根拠は、実は経済理論からは必ずしも正しくない、といったことを簡単な言葉で説明してくれているのです。 山崎さんいわく、本書は「お金の運用に関する『中級』のテキストブック」といいます。 資産運用の正しい知識が普及していないとの問題意識から、一般的な個人が独習できるよう、以下の構成で説明しています。 第一章 家計の投資余力を判定する 第二章 運用計画の作成方法…
今回は、自身の記録目的で、現在の株式資産構成・保有銘柄を整理し、2021年末時点で目指す資産構成を記します。 現在の運用資産は6,766,276万円です。 そのうち、投資信託や現金を除いた株式保有資産は、5,799,822円です。 株式資産の内訳は、米国株式59% vs 国内株式41%となっています。 これを2021年末には、ざっくり米国株式7割 vs 国内株式3割を目指したいと考えています。 以降では、まず現在の保有銘柄(外国個別株・ETF、国内個別株・ETF)を整理していきます。 外国株 外国株は、米国株のみに絞っています。理由は米国株の安定した成長性です。 個別株 vs ETFは、36%…
投資の失敗あるあるをご紹介します。 それを共有することで、読者の皆様が、同じ過ちを避けられればいいなと思います。 今回は、「方針のブレによる機会損失」です。 簡単に言いますと、購入時は長期保有方針でしたが、株価の下落幅が大きい時期を経て、もう戻らないのではと心配になり、元本回復したところで売却してしまいました。しかしその後、景気回復に伴い、+40%以上の株価になっているようなケースです。以下、経緯をつづります。 基本的な投資方針 そもそも私は株式の購入時、「この銘柄は〇〇の方針で保有しよう」ということを決めます。例えば、 1.米国連続増配株は積立購入し、売らない(基本的な投資方針はこのスタンス…
プライバシーポリシー 当ブログでは、以下の通りプライバシーポリシーを定めます。 広告の配信について 当サイトは第三者配信の広告サービス「Googleアドセンス」を利用する予定です。 広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するために「Cookie(クッキー)」を使用することがあります。 Cookieを無効にする設定およびGoogleアドセンスに関して、詳しくはこちら をクリックしてください。 また、『 Mikeの投資ブログ 』は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amaz…
【書籍】穂高唯希『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』(2020/7)
今回は、『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』(2020/7) をご紹介します。 著者は、ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」の穂高唯希氏です。 FIREとは、Financially Independence and Retire Earlyの略で、経済的に自立し、早期に退職することです。著者は、若い年代で経済的自由を果たし、セミリタイアしたロールモデルが日本にはいないと気づきました。そこで、自身がそれを体現しようと試みたのです。そして、新卒で三菱系企業に入社してから7年半(30歳)で実現しました。 本書の特徴は「再現性」にあります。 投資で一発当てる、とい…
今回は、ハワード・マークスの『投資で一番大切な20の教え』(2012/10)です。 ハワード・マークスはシティバンクでの経験後、オークツリー・キャピタル・マネジメントという資産運用会社を設立した人物です。 本書では、アウトパフォームするためには何が必要かを整理しています。具体的には「二次的思考」が必要と述べています。 著者は、「この企業の見通しは良好だから、株価は上がる」といった将来に関する見解などを一次的思考と表現します。 この段階までの思考は、比較的シンプルであり、難易度は低いものです。しかし、それではアウトパフォームできません。そこで、思考を次の段階まで深める必要があるといいます。例えば…
自身の投資に参考になった書籍をご紹介します。定番ではありますが、まずは、ベンジャミン・グレアム『賢明なる投資家』(1949)です。 本書は、ウォーレン・バフェットの師匠であるベンジャミン・グレアム(1894-1976)の投資哲学をまとめたものです。 グレアムは、自身で投資会社を設立し、その後コロンビア大学のビジネススクールで教鞭をとるといった経歴を持っています。 本書のエッセンスは、以下の4点に集約されます。 ------ 投資とは、詳細な分析に基づいて行うものであり、元本を保全して、適切なリターンを上げることと定義する。この条件を満たさないものを投機という 将来のことはわからないのだから、投…
2021年4月時点での運用資産状況を公開します。 運用資産額は、685万円です。 2019年からの運用資産の推移は、以下のようになっています。 (増加ペースが急激なのは、毎年追加資金を投入しているためです) 2021年4月現時点での資産構成は、国内株34%、米国株49%、投資信託9%、ビットコイン2%、現金6%となっています。 運用方針や保有銘柄については、追ってアップしていきたいと思います。 にほんブログ村 にほんブログ村
30代のマイクです。サラリーマンをしており、現在妻と娘二人と東京で生活しています。 2016年から投資を始め、投資信託、ETF、個別株などに取り組んできました。その中で、やっと最近投資方針が固まりつつあり、「長期」、「分散」での投資を始めました。 今回、長期で資産形成を行うにあたり、その記録が残せるようにしたいと思い、ブログを開設しました。 自身の投資記録に加え、長期での資産形成をお考えの方に参考となるような情報もアップしていこうと思っています。 よろしくお願いします。 にほんブログ村 にほんブログ村
「ブログリーダー」を活用して、Mikeさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。