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本と宴 https://sutage.net/

読んだ本をネタバレなしで書評していきます。本を読んでみよう。次は何を読もう。と迷っている方はご来訪お待ちしております。

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2021/03/15

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  • 思弁的だからあかんかった。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 思弁的になりたい。 もしくはそれで困っている。 人はなぜ人を殺すのだろう。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 町田 康さんの『告白』だ。 告白 posted with ヨメレバ 町田康 中央公論新社 2008年02月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 人はなぜ人を殺すのか―。河内音頭のスタンダードナンバーにうたいつがれる、実際に起きた大量殺人事件「河内十人斬り」をモチーフに、永遠のテーマに迫る著者渾身の長編小説。第四十一回谷崎潤一郎賞受賞作。(「BOOK」データベースより) 告白 あまりにも思弁…

  • たまたま通りかかるわけがない。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 奇遇な出会いに憧れる。 夜に出歩くのが好き。 乙女に会いたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 森見 登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』だ。 夜は短し歩けよ乙女 posted with ヨメレバ 森見 登美彦 KADOKAWA 2008年12月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そ…

  • 悪意と欺瞞に満ちた奇妙なもの。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? グロテスクの意味を知りたい。 女性たちの憎悪と欺瞞をのぞきたい。 階級社会ってほんと嫌。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 桐野 夏生さんの『グロテスク』だ。 グロテスク(上) posted with ヨメレバ 桐野 夏生 文藝春秋 2006年09月05日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 名門Q女子高に渦巻く女子高生たちの悪意と欺瞞。「ここは嫌らしいほどの階級社会なのよ」。悪魔的な美貌を持つニンフォマニアのユリコ、競争心をむき出しにし、孤立する途中入学組の和恵。ユリコの姉である“わたし”は二…

  • 無色透明の殺意。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 実は自分、透明人間なんです。 アイドルオタクでもあります。 たくさんのミステリに囲まれて余生を送りたいです。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 阿津川 辰海さんの『透明人間は密室に潜む』だ。 透明人間は密室に潜む posted with ヨメレバ 阿津川辰海 光文社 2020年04月22日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 透明人間による不可能犯罪計画。裁判員裁判×アイドルオタクの法廷ミステリ。録音された犯行現場の謎。クルーズ船内、イベントが進行する中での拉致監禁―。絢爛多彩、高密度。ミステリ…

  • 手紙が繋ぐスイカジュース。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 七つの子が好き。 文通をしてみたい。 日常に彩りを添えたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 加納 朋子さんの『ななつのこ』だ。 ななつのこ posted with ヨメレバ 加納朋子 東京創元社 1999年08月20日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。わが町のトピック「スイカジュース事件」をそこはかとなく綴ったところ、意外にも作家本人から返事が。しかも、例の事件に客観的な光を当て、ものの見事に…

  • ひねくれたええじゃないか。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 自分は間違っていない。 太陽の塔を見たい。 ええじゃないか、ええじゃないか。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 森見 登美彦さんの『太陽の塔』だ。 太陽の塔 posted with ヨメレバ 森見 登美彦 新潮社 2006年06月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描いたデビュー作。第15回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。(「BOOK」データベースより) 太陽の塔 滅茶苦茶に森…

  • 浦島太郎と携帯電話と女子高生。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 浦島太郎が好きだった。 中国へ亡命したい。 30年後の日本へ行きたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 矢作 俊彦さんの『ららら科學の子』だ。 ららら科學の子 posted with ヨメレバ 矢作 俊彦 文藝春秋 2006年10月06日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 男は殺人未遂に問われ、中国に密航した。文化大革命、下放をへて帰還した「彼」は30年ぶりの日本に何を見たのか。携帯電話に戸惑い、不思議な女子高生に付きまとわれ、変貌した街並をひたすら彷徨する。1968年の『今』から未来世紀の…

  • 風に吹かれたから本屋を襲う。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 本屋を襲いたい。 途中参加でいいから物語に入りたい。 ボブディランが好きでたまらない。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 伊坂 幸太郎さんの『アヒルと鴨のコインロッカー』だ。 アヒルと鴨のコインロッカー posted with ヨメレバ 伊坂幸太郎 東京創元社 2006年12月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑!?そんなおか…

  • この種の犯罪は存在しない。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? ソ連の実態はどうなっていたのだろう。 凶悪な殺人鬼を知りたい。 危ない橋を渡りたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 トム・ロブ-スミスさんの『チャイルド44』だ。 チャイルド44(上巻) posted with ヨメレバ トム・ロブ・スミス/田口俊樹 新潮社 2008年09月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこ…

  • 不思議な道具が照らす光。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 藤子・F・不二雄先生は天才。 ドラえもんが好き。 少し不在だ。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 辻村 深月さんの『凍りのくじら』だ。 凍りのくじら posted with ヨメレバ 辻村 深月 講談社 2008年11月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素…

  • 文章の新たな楽しみ方と可能性その2。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 変わったエッセイが読みたい。 もうエッセイじゃなくてもかまわない。 感情の果てを見てみたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメのエッセイがある。 町田 康さんの『テースト・オブ・苦虫〈2〉』だ。 テースト・オブ・苦虫(2) posted with ヨメレバ 町田康 中央公論新社 2008年10月25日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 生きていると出会ってしまう不条理な出来事の数々。口中に広がる人生の味は甘く、ときに苦い。「打ち合わせで打たれて歌ってる」「俺さんの研究」「だれが理解するかあ、ぼけ。」「始まって…

  • 80分しかもたない。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 最近、記憶が80分しかもたない。 大好きな数式がある。 逆に数学が嫌いだ。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 小川 洋子さんの『博士の愛した数式』だ。 博士の愛した数式 posted with ヨメレバ 小川 洋子 新潮社 2005年12月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。や…

  • 大切なことは目にはみえない。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 星が好きで仕方がない。 王子さまに会いたい。 大切なことを知りたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 サン・テグジュペリさんの『星の王子さま』だ。 星の王子さま posted with ヨメレバ サン・テグジュペリ/管 啓次郎 KADOKAWA 2011年06月23日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 砂漠に不時着した主人公と、彼方の惑星から来た「ちび王子」の物語。人の心をとらえて離さないこの名作は、子供に向けたお伽のように語られてきた。けれど本来サン=テグジュペリの語り口は淡々と、潔い。原…

  • 死ねないから戦う。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 戦争のことを知りたい。 必死に生きたい。 守りたかった約束がある。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 百田 尚樹さんの『永遠の0』だ。 永遠の0 posted with ヨメレバ 百田 尚樹 講談社 2009年07月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。記憶の…

  • おとぎ話のような殺意。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 昔話が読みたい。 現代のミステリに飽きた。 ちゃんと驚きたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 青柳 碧人さんの『むかしむかしあるところに、死体がありました。』だ。 むかしむかしあるところに、死体がありました。 posted with ヨメレバ 青柳碧人 双葉社 2019年04月16日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 鬼退治。桃太郎って…えっ、そうなの?大きくなあれ。一寸法師が…ヤバすぎる!ここ掘れワンワン埋まっているのは…ええ!?昔ばなし×ミステリ。読めば必ず誰かに話したくなる、驚き連続の…

  • 対応できない恐怖。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 他人の家が気になる。 保険会社に就職したい。 本当の恐ろしさを知りたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 貴志 祐介さんの『黒い家』だ。 黒い家 posted with ヨメレバ 貴志 祐介 KADOKAWA 1998年12月10日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた…

  • 名もなき色、終わらない色。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 青ってすんごい素敵な色だ。 ボクサーになりたい。 何にでも名前をつけるのはナンセンスだ。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 町屋 良平さんの『青が破れる』だ。 青が破れる posted with ヨメレバ 町屋 良平 河出書房新社 2019年02月06日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ ボクサー志望のおれは、友達のハルオから「もう長くない」という彼女・とう子の見舞いへひとりで行ってくれと頼まれる。ジムでは才能あるボクサー・梅生とのスパーを重ねる日々。とう子との距離が縮まる一方で、夫子のいる恋…

  • 人生、壊せないものはない。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 最近つらいことが重なる。 婚約者に別の女性がいた。 幸せになりたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 よしもと ばななさんの『デッドエンドの思い出』だ。 デッドエンドの思い出 posted with ヨメレバ よしもと ばなな 文藝春秋 2006年07月07日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ つらくて、どれほど切なくても、幸せはふいに訪れる。かけがえのない祝福の瞬間を鮮やかに描き、心の中の宝物を蘇らせてくれる珠玉の短篇集。(「BOOK」データベースより) デッドエンドの思い出 軽快に進んでい…

  • 淡すぎて零れそう。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? とにかく無性にパンが食べたい。 淡い物語に浸りたい。 何だか疲れてしまったので柔らかくなりたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 瀧羽 麻子さんの『うさぎパン』だ。 うさぎパン posted with ヨメレバ 瀧羽麻子 幻冬舎 2011年02月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ お嬢様学校育ちの優子は、高校生になって同級生の富田君と大好きなパン屋巡りを始める。継母と暮らす優子と両親が離婚した富田君。二人はお互いへの淡い思い、家族への気持ちを深めていく。そんなある日、優子の前に思いがけない女性が…

  • 臆病な魔法使いに魔法をかけられて。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 魔法を使いたい。 マジシャンになりたい。 ボーイ・ミーツ・ガールが好き。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 相沢 沙呼さんの『午前零時のサンドリヨン』だ。 午前零時のサンドリヨン posted with ヨメレバ 相沢沙呼 東京創元社 2012年10月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ ポチこと須川くんが一目惚れしたクラスメイトの女の子、不思議な雰囲気を纏う酉乃初は、凄腕のマジシャンだった。放課後にレストラン・バー『サンドリヨン』で腕を磨く彼女は、学内の謎を抜群のマジックテクニックを駆使して解い…

  • 人生とは一匹の猫と不思議な出会い。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 最近同じ夢をよく見る。 最近不思議な出会いをした。 いくじなし。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 住野 よるさんの『また、同じ夢を見ていた』だ。 また、同じ夢を見ていた posted with ヨメレバ 住野よる 双葉社 2018年07月12日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん…

  • 死の議会は廃病院で。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 死にたい、と思ったことがある。 廃病院に常日頃から通っている。 ヘルペスにかかった。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 冲方 丁さんの『十二人の死にたい子どもたち』だ。 十二人の死にたい子どもたち posted with ヨメレバ 冲方 丁 文藝春秋 2019年01月05日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 廃病院に集まった十二人の少年少女。彼らの目的は「安楽死」をすること。決を取り、全員一致で、それは実行されるはずだった。だが、病院のベッドには“十三人目”の少年の死体が。彼は何者で、なぜここに…

  • 夢と前兆を信じるということ。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 旅に出たい。 ピラミッドを目指したい。 夢と前兆を信じたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 パウロ・コエーリョさんの『アルケミスト-夢を旅した少年』だ。 アルケミスト 夢を旅した少年 posted with ヨメレバ パウロ・コエーリョ KADOKAWA 1997年02月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠…

  • もう1度噛みしめたい思い出。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? おやつが食べたい。 ライオンって強そうだ。 1日1日を大事にして生きていきたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 小川 糸さんの『ライオンのおやつ』だ。 ライオンのおやつ posted with ヨメレバ 小川 糸 ポプラ社 2019年10月09日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことに決めた。そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があった―。毎日をもっと大切にしたくなる物語。…

  • 挑戦と失敗はおめかしに通じるシルクロード。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 服に興味がある。 オシャレに生きたい。 いやいや、『オシャレ』ではない、『おめかし』なのだ。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメのエッセイがある。 川上 未映子さんの『おめかしの引力』だ。 文庫 おめかしの引力 posted with ヨメレバ 川上未映子 朝日新聞出版 2019年09月06日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ ぶったおれるほど最高で、起きあがれないくらい不安。夢中にさせる、これなあに。気づけばいつも泣き笑い、“おめかし”をめぐる失敗、憧れ、エトセトラ。朝日新聞で6年にわたり連載された大人気爆…

  • 残酷なのは人か、それ以外か。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 神様以外何も信じられない。 後味が悪い話は最高だ。 犯人は○○だと思う。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 麻耶 雄嵩さんの『さよなら神様』だ。 さよなら神様 posted with ヨメレバ 麻耶 雄嵩 文藝春秋 2017年07月06日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 「犯人は○○だよ」。クラスメイトの鈴木太郎の情報は絶対に正しい。やつは神様なのだから。神様の残酷なご託宣を覆すべく、久遠小探偵団は事件の捜査に乗り出すが…。衝撃的な展開と後味の悪さでミステリ界を震撼させ、本格ミステリ大賞に輝…

  • 盤上の上に広がる世界で咲いた才能。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 将棋が今熱い。 才能ってなんだろう。 ブラジル生まれの金髪美少女に目がない。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 橋本 長道さんの『サラの柔らかな香車』だ。 サラの柔らかな香車 posted with ヨメレバ 橋本長道 集英社 2014年09月19日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ プロ棋士を目指して挫折した26歳の瀬尾は、自暴自棄に暮らす日々の中で、ブラジル生まれの美少女サラに出会う。コミュニケーションのとれないサラに瀬尾が将棋を教えこむと、彼女は徐々に強くなり、いつしか驚くべき才能が開花…

  • 立ちはだかる雄大な脅威。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 海が好きだ。 それよりも老人が好きだ。 でも一番はカジキマグロが好きだ。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 ヘミングウェイさんの『老人と海』だ。 老人と海 posted with ヨメレバ アーネスト・ヘミングウェイ/高見 浩 新潮社 2020年06月24日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。4日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にく…

  • 愛しているから気持ち悪い。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 人形が好きでたまらない。 愛することは真剣なことだ。 人間なんて嫌いだ。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 山下 紘加さんの『ドール』だ。 ドール posted with ヨメレバ 山下紘加 河出書房新社 2015年11月19日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 僕はユリカを愛していたんです。愛なんです。先生とか、クラスの連中には、わからない愛。僕は真剣でした。真剣なことを、気持ち悪いなんて言わないで欲しい。時代を超えて蠢く少年の「闇」と「性」への衝動。(「BOOK」データベースより) ドール…

  • 抱きしめたい家族。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 家族が大好き。 嫁が不貞をはたらいている気がする。 誰でもいいから抱きしめたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 小島 信夫さんの『抱擁家族』だ。 抱擁家族 posted with ヨメレバ 小島 信夫/大橋 健三郎 講談社 1988年02月01日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 妻の情事をきっかけに、家庭の崩壊は始まった。たて直しを計る健気な夫は、なす術もなく悲喜劇を繰り返し次第に自己を喪失する。無気味に音もなく解けて行く家庭の絆。現実に潜む危うさの暗示。時代を超え現代に迫る問題作、「抱擁…

  • 見えない心が2人を繋ぐ。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 悪女に騙されたい。 暗躍する人生を歩みたい。 光と闇に触れたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 東野 圭吾さんの『白夜行』だ。 白夜行 posted with ヨメレバ 東野圭吾 集英社 2002年05月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つ…

  • 関西弁とゾウが叶える夢。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 自分を変えたい。 ガネーシャを信仰したい。 啓発本のような小説を読みたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 水野 敬也さんの『夢をかなえるゾウ』だ。 夢をかなえるゾウ1 posted with ヨメレバ 水野敬也 文響社 2021年04月08日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様“ガネーシャ”。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なもの…

  • 異国の地がジャーナリストを問う。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? ネパールへ行ってみたい。 ジャーナリストになりたい。 王族になりたいけど、殺されたくはない。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 米澤 穂信さんの『王とサーカス』だ。 王とサーカス posted with ヨメレバ 米澤穂信 東京創元社 2018年08月30日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 海外旅行特集の仕事を受け、太刀洗万智はネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうとしていた矢先、王宮で国王殺害事件が勃発する。太刀洗は早速取材を開始したが、そんな彼女を…

  • その森の入り口はハンブルク空港。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? ビートルズ『ノルウェイの森』は名曲だ。 激しく混乱し、動揺している。 自分が今どこにいるのかわからない。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 村上 春樹さんの『ノルウェイの森』だ。 ノルウェイの森(上) posted with ヨメレバ 村上 春樹 講談社 2004年09月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 暗く重たい雨雲をくぐり抜け、飛行機がハンブルク空港に着陸すると、天井のスピーカーから小さな音でビートルズの『ノルウェイの森』が流れ出した。僕は一九六九年、もうすぐ二十歳になろうとする秋のできご…

  • 恋も友情も青春もマッチングアプリで。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 青春時代に戻りたい。 マッチングアプリに興味がある。 人とのつながりを大切にしたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 加藤シゲアキさんの『オルタネート』だ。 オルタネート posted with ヨメレバ 加藤 シゲアキ 新潮社 2020年11月19日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。全国配信の料理コンテストで巻き起こった“悲劇”の後遺症に思い悩む蓉。母との軋轢…

  • ノートに書かれた叫びのようなもの。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 母親の豊胸手術はきついものがある。 性って不思議だよね。 ノートで会話したい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 川上 未映子さんの『乳と卵』だ。 乳と卵 posted with ヨメレバ 川上 未映子 文藝春秋 2008年02月25日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 娘の緑子を連れて大阪から上京してきた、「わたし」の姉でありホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取り憑かれている。一方で、緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。夏の三日の間に展開される哀切なドラマは、…

  • 目を凝らせば見える色。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 絵画があれば何もいらない。 持病の恋愛体質に困っている。 絵具は白しか使いたくない。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 西 加奈子さんの『白いしるし』だ。 白いしるし posted with ヨメレバ 西加奈子 新潮社 2013年07月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛み…

  • 変わりたい気持ちが生んだ形。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 幸せって1つじゃないよね。 美しいって何だろう。 ああ、整形したい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 姫野 カオルコさんの『整形美女』だ。 整形美女 posted with ヨメレバ 姫野カオルコ 光文社 2015年05月12日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 二十歳の繭村甲斐子は、大きな瞳と高い鼻、豊かな乳房とくびれたウエストを持つ女性だった。だが、彼女は名医・大曾根に懇願し、全身整形をする。一方、同郷の望月阿倍子も、社会人となった新生活を機に整形。その姿は甲斐子そっくりになった。正反対…

  • 悩める患者と滅茶苦茶な精神科医。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 精神科に行こうと思っているが躊躇している。 空中ブランコを飛んでみたい。 注射するのも、されるのも、どっちも好きだ。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 奥田 英朗さんの『空中ブランコ』だ。 空中ブランコ posted with ヨメレバ 奥田 英朗 文藝春秋 2008年01月10日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が…。…

  • 熱くても熱くても。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? トンネルを愛している。 熱い場所が好きだ。 命がけの仕事に就きたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 吉村 昭さんの『高熱隧道』だ。 高熱隧道 posted with ヨメレバ 吉村 昭 新潮社 2010年07月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 黒部第三発電所――昭和11年8月着工、昭和15年11月完工。人間の侵入を拒み続けた嶮岨な峡谷の、岩盤最高温度165度という高熱地帯に、隧道(トンネル)を掘鑿する難工事であった。犠牲者は300余名を数えた。トンネル貫通への情熱にとり憑かれた男たちの執念…

  • 奇妙な館に閉じ込められて。

    ご来訪に感謝。ところで、こんなことを思う時がないだろうか? クローズドサークルに閉じ込められたい。 ビックリしたい。 十角館に行ってみたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 綾辻 行人さんの『十角館の殺人』だ。 十角館の殺人 posted with ヨメレバ 綾辻 行人 講談社 2008年09月30日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 十角形の奇妙な館を訪れた大学ミステリ研の七人。彼らを襲う連続殺人の謎。結末に待ち受ける“衝撃の一行”とは?本格ミステリの名作がYA!に登場。(「BOOK」データベースより) 十角館の殺人 ミステリーにはいくつか大事なもの…

  • 終わったけれど終わっていない。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? どんな時でも友情は大切なものだ。 戦時中ってどういう状況だったのだろう。 戦争は当事者にどんな傷をもたらしたのだろう。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 中脇 初枝さんの『世界の果てのこどもたち』だ。 世界の果てのこどもたち posted with ヨメレバ 中脇 初枝 講談社 2018年06月14日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。…

  • 娘の成長と親の成長。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 広告社に仕事を頼みたい。 ヤクザに狙われている。 別居中の娘に会いたい。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 荻原 浩さんの『なかよし小鳩組』だ。 なかよし小鳩組 posted with ヨメレバ 荻原浩 集英社 2003年03月 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。ところが、その中身はヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略、というとんでもない代物。担当するハメになった、アル中でバツイチのコピーライター杉山のもとには、さらに別居中の娘まで転がり…

  • どうか届きますように。

    ご来訪に感謝。 ところで、こんなことを思う時がないだろうか? 家族がうっせぇわ。 夫婦とは何なんだろうか。 思えば言い訳ばかりの人生だった。 ちょうどよかった。 そんな人にオススメの小説がある。 西川 美和さんの『永い言い訳』だ。 永い言い訳 posted with ヨメレバ 西川 美和 文藝春秋 2016年08月04日頃 楽天ブックス Amazon Kindle あらすじ 人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、妻が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。悲劇の主人公を装うことしかできない幸夫は、妻の親友の夫・陽一に、子供たちの世話を申し出た。妻を亡くした男と、母を亡くした子…

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