神恋―29 見えてきた真実中村美智子から転校前の住所の情報をもらった操。「貴重な情報ありがとう、これで分かるかも」「じゃー行くね、又帰省したら連絡するね、今日はありがとう」貴重な情報をゲットした正男と操は、次ターゲット場所を得る事が出来、希望が湧い
神恋―28 旧友の証言正男と操は、3連休となる日を選んで博多の小学校を訪ねる事にした。正男も自分が提案した事でもあり、操が行きたいと言った時に断り切れなかった。この頃の2人の関係は、仲の良い友達という感じであったが、正男は操に惚れていた。先に向った
神恋―27 動き出した過去清水操は、あの事故の日から自分の身に何か変化が起こっている事に気づいていた。幼少の頃の記憶が無かったが、最近では小学校で男の子と遊ぶ光景が頭の中に浮かぶ事が多くなった。しかし、小学校が博多の小学校と違う感じであり、男の子の
神恋―26 阿比留一族この所、正男は山田あやの事が気になって仕事が手に付かないでいた。正男が疑問に思っているのは、山田あやの突然の転校理由、その後の消息、清水操の幼少期の記憶、阿比留阻義男がうちの会社を選んだ理由、阿比留順子は何者か、等々山ほどあった
神恋―25 夢か幻か数日後、正男と清水操は会社へ戻って行った。朝出社すると課長が皆を集めて「皆さん紹介します、今日からうちの課へ配属となった、阿比留義男さんです」 「えー、嘘だろう、そんな偶然があるはずが、、、」正男は腰を抜かしそうになった。「
神恋―24 回復清水操が病院へ入院してから5日目の朝、正男が病室へ入ると清水操が少し動いた様な、手を握ると指がピクと動いた。その後突然「キャー!」と清水操が叫んで眼を開けた。「清水さん、目が覚めましたか?」 返事はないが目を開けて天井を見上げてい
神恋―23 事故正男達は淡路島にフェリーが着くと、その足でリゾート開発会社の事務所に向った。会社の責任者と関係者へのプレゼンを行い、開発中の現場へ清水操と一緒に行く事になった。 大きな区画を掘り起こし、基礎工事の真最中でそこら中が穴だらけで、危険
神恋―22 天使の声正男が深い眠りについた時、天井から小学校2年生の山田あやが顔をだして「まさおくん、大丈夫だよ」「私がついているから、すぐに解決するから安心して休んでね」と囁いて来た。 正男は夢の中にいた、正男は道路の向側に立っているあやを追い
神恋―21 絶対絶命「対馬の厳原小学校へ行ってきたよー」「忙しいのにごめんなさいね」「気にしなくても良いよ、親友なんだから」「結論だけど、小学校に山田あやさんの記録あったよ」「3年生の時に突然お母さんが来て、転校手続きをしていったらしい」「翌日
神恋―20 正男の試練正男が月曜日に出社すると、宮崎の代理店から電話があり宮崎の高千穂峡にある焼酎メーカが、エネルギー転換を計画しているので即訪問してほしいとの事。課長に報告すると「先週末に帰阪したばかりで悪いが、明日にでも宮崎へ飛んでくれるか」「
神恋(初恋の人)1〜19までのあらすじ長崎県の小さな町で生まれた平井正男は、町の小学校へ通っていた頃に可愛くて頭の良い山田あやという女の子に恋をした。正男の初恋だったが、その恋も突然のあやの対馬への転校によって終わってしまう。その後地元の高校を卒業
神恋―19 清水操の秘密下関で泊まった翌日の朝一番電車で博多に向い、博多⇔厳原港(対馬)航路のジェットフォイルに乗船して対馬へ向かった。 午後1時ごろには厳原港に到着、港の近くの回転ずし屋に入り新鮮な魚を食し、早速厳原小学校へむかった。小学校へ着く
神恋―18 記憶操は、阿比留順子の歓迎会が終わり帰宅してシャワーを浴びて、ベッドに横になって天井を見つめていると、阿比留順子の口から出てきた名前、山田あやを聞いた時に自分の体が反応したのを覚えていた。何か、どこかで聞き覚えのある名前だった。「何だろ
神恋―17 阿比留順子の存在阿比留順子の歓迎会が機械課で開催された。正男は、順子が長崎県出身と聞いて何か親近感を抱いていた。「阿比留さん、長崎県では良くある苗字だよね」 「良くご存じですね」「平井さんの出身はどこですか?」「君と同じ長崎県だよ」
神恋―16 派遣社員入社レザと美恵子は、あの事件以来会社へ来ることは無かった。レザは産業スパイの容疑(不正競争防止法)にて指名手配を受け、東京の繁華街を歩いている所を逮捕された。 美恵子については、会社の配慮でレザに騙されて行った事として、罪に問わ
神恋―15 松田の告白週末の土曜日の朝、松田と清水操は大阪の映画館の前で待ち合わせをしていた。「すみません、松田さん待ちましたー」「僕も今来たた所ですよ」 松田も、デートの映画は何にするか考えていた。研究によると、恋愛ものは自分より男前が出てき
神恋―14 逃亡「レザ君、大変な事をしてくれたね」「私これで会社へ戻れなくなったよ」「どうしてくれるの」 「美恵子さん、この際僕と行動を共にしてくれませんか?」「それって、付き会うって事?」「そうですね、僕は美恵子さんより年下ですが、最初会っ
神恋―13 追求「美恵子さん、分かりました、ありがとう」と言ってレザは電話を一方的に切った。正男達は、コピーされた資料がどこかへ伝送されたと睨んで社内中のFAXを当たったが、何処にもその記録は残っていなかった。「紙ベースで運んだか、、、」数日後、正男
神恋―12 産業スパイマルタ島から帰ってきた正男達一行は、早速社内の情報漏洩関係を調べ出した。今回のプロジェクトの資料全般を作っているのは、正男のグループである事から、そこを徹底して調査された。すると、一つの機械からあるデータが出てきた。 当時
神恋―11 プロジェクト失注9月に入り正男達のプロジェクトチームも、中旬に再度ギリシャのオーナへの商談を控えて、資料作りに忙しくしていた。「美恵子さん、この資料を20部コピーしてファイルにしておいてください」正男は、今回のプロジェクトの商談に使う資料を
神恋―10 記憶操と美恵子が入社してから半年余りが過ぎ、社員たちは個々に夏休みを取っていた。操も久し振りに故郷の博多の母の元へ帰省して、親子水入らずの時間を過ごしていた。働き者の母は、家の近くのスーパーの店長を任されていて、今も現役でバリバリ働いて
神恋―9 報酬翌日早速レザからがメモが回ってきた。「平井君がメンバーになっている、天然ガス関連のプロジェクトの情報がほしい」美恵子は正男が最近作成したプレゼン資料、プロジェクトの見積資料等のコピーを渡した。 操が近づいてきて「最近忙しそうだね、
神恋―8 誘惑データ書庫での出来事から数日後、モハメッド.レザから美恵子のデスクへ電話が掛かってきた。会社の外で会いたいと言っているので、美恵子は話を聞くために近くのカフェへ行ってみた。モハメッド.レザが待っていて「すいません、お忙しいのに」慣れな
神恋-7 正男、世界への船出正男の会社へ、海外の提携先の会社からビック商談が突然飛び込んできた。世界的にも有名なギリシャのオーナが、輸送船団に使うエネルギーを石油から天然ガスに転換する計画があると言う。上層部はこのこの話に飛びつき、即プレゼンの為のPR
神恋-6 商社の留学生松田が開口一番「清水さんは何処で生まれて何処で育ったの?」「私は福岡生まれの福岡育ちです」「小さいころ両親が離婚して、それ以来ずーと母と博多暮らしです」「今は兵庫県西宮で一人暮らしです」 「そうか、苦労したんだね」松田がし
神恋-5 パートナー正男は鈴木美恵子がパートナーになった時、一瞬清水操さんが良かったなーと思った。特に意味は無かったが、何となくそう思った自分がいた。パートナーとは、一日中自分の業務のアシストをしてくれる訳で、家庭で言うと夫と妻の関係と様なものだと思
神恋-4 竹馬の友との再会ゴールデンウイークが始まり、正男も長期休暇をとり久々に生まれ故郷の長崎の田舎町へ帰っていた。町には一度都会へ出て帰ってきた友、ずっと田舎で就職している友、都会から帰省の友等、皆が集まって昔話に花が咲いた。正男が口をひらいた「
神恋-3 捨てる神あれば拾う神あり今日の商談先は世界のT社、相手に取って不足なしと意気込んでぶつかっていった。正男にとって吉報だ、全工場(14ケ所)の三分の一のエネルギー転換の計画があり、一番手に正男の会社と商談してくれる事になった。正に渡りに船だ、入社
神恋-2 初めての試練入社して3年目に入った頃に初めて大きな商談がはいり、機械メーカと名古屋の重工業へ商談に行く事になり、正男は少しの緊張と、初めて任されたビッグプロジェクト担当を楽しみにしていた。ユーザを数回訪問してやっと商談が見えてきた時の事、正男
神恋-1 突然の別れ「あやちゃん、今日でお別れだね」「またいつかあえるね、正男君もげんきでね」「引っ越し先も同じ長崎県だから、寂しくないよ私は」「そうだね、同じ空の下だから」平井正男8歳、山田あや8歳、小学校2年の同級生、二人の悲しい別れが長崎県の小さ
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