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  • 小説―新天地を求めて-100 最終章

    幻の幸せヨンジャ達が牛乳で乾杯してから、2時間ほどして建物に人の気配がしてきた。「あれ、玄関に鍵を掛けて行ったつもりだけど、開いているよ」「君が開けたのか?」「いや、私は知らないですよ」「何者かが入ったのかな?」「不用心だなー」ここの牧場主が帰

  • 小説―新天地を求めて-99最終章

    幸せの序章キムヨンジャ達は、これから自分達に訪れるだろう幸せに続く道を、皆で歩いて行こうとしていた。パク医師がキムヨンジャに向って「ヨンジャさん、落ち着いたら僕と結婚してもらえますか?」「こんな私で良ければ、宜しくお願いします」「ありがとう、こんな

  • 小説―新天地を求めて-98最終章

    未来に向かって一件目の牧場から20km程走った所に、大きな牧場が見えてきた。「ここら辺で一休みさせてもらうか?」パク医師が休みたさそうにつぶやいた「そうね、大きくてきれいな牧場だね」車は牧場の入り口に向って進んでゆくと、牛に餌をやっている男の人が見

  • 小説―新天地を求めて-97 最終章

    小樽上陸キムヨンジャ達の乗ったフェリーが、ゆっくりと小樽港へ入港してくる。キムヨンジャが夢にまで見た北海道への上陸である。「きれいな街だなー、好きになりそう」キムヨンジャがつぶやいた。「さー、上陸だー」皆で車に乗り込み上陸を開始した。今日は小樽

  • 小説―新天地を求めて-96 最終章

    ヨンジャの生い立ちキムヨンジャが生まれ育った家は貧しくて、妹と一緒に空腹を抱えて遊んでいた。ランドセルが買えなくて、母が作った布製のカバンを下げて学校へ通っていた。母は朝から晩まで内職の仕事が忙しく、子供を構っている時間もなく、兄弟で二人でいつも遊

  • 小説―新天地を求めて-95 最終章

    物の価値観仙太郎は産業機械メーカの営業マンとして、日本と海外の市場を長い間担当しているが、最近感じている事があった。それは、今までの様に優れた機械を数年かけて開発しても、価格競争力が無ければ市場に残れない。それはメーカに取って何を意味するのか、つま

  • 小説―新天地を求めて-94最終章

    物づくりへの情熱仙太郎は物づくりにおいて、中国、韓国、台湾等の市場を開拓していて感じたことがあった。日本も明治維新から昭和にかけて、機械文明がヨーロッパ、アメリカ等から入って来て、最初は物まねであらゆる機械を製作してきました。その点から見れば、中国

  • 小説―新天地を求めて-93 最終章

    韓国と心中するビジネス-2そんな韓国での商売も、日本の機械メーカに取って難しい面も沢山ある事を仙太郎は体験した。たとえば、日本の機械メーカは歴史が古いメーカーが多く、世界でも名が通っている会社が沢山ある。ヨーロッパのオーナが発注するビッグプロジェクト

  • 小説―新天地を求めて-92最終章

    韓国と心中するビジネス-1この数年間、仙太郎は海外新規市場開拓、新天地を求めて、営業活動に奔走した結果、海外ビジネスも軌道に乗りつつあったが、範囲を広げ過ぎた為に焦点が少しボケた感じとなっていた。中国は大きな市場であると共に製造拠点でもあり、時代的に

  • 小説―新天地を求めて-91 最終章

    新天地は何処に仙太郎が待つ家に着いた恵子と子供。「ただいま、ご心配を掛けました」「良かった、僕が彼女たちに関わった事で、家族にまで迷惑を掛ける事になり申し訳ない」仙太郎は、これまでの事を全て恵子に話して理解してもらった。北社に渡されたら一生会え

  • 小説―新天地を求めて-90 最終章

    逃亡野中の一軒家を朝早く出発したキムヨンジャの一行は、出発地点の大阪万博公園を目指して、高速道路を西へと走っていた。一方キムリーダからの連絡を待っている北社の幹部は、昼ごろになっても連絡がこないので、一軒家目指して車で走っていた。北社の幹部が一軒家

  • 小説―新天地を求めて-89 最終章

    裏切り野中の一軒家で、キムヨンジャ、パク医師、李女子の3人が密かに話していた。 キムヨンジャがパク医師に「私は今回のミッションは実行したくありません」「そこで相談だけど、キムリーダを始末して親子と女性を逃がして、私達も遠くへ逃げませんか?」「そ

  • 小説―新天地を求めて-88 最終章

    仙太郎の嘆き仙太郎に届いた死んだはずのキムヨンジャからの手紙、そこには妻と子供の事が書かれていた。今仙太郎の近くで、今何が起きているのか。キムヨンジャの手紙は続く、、、そして、その実行が貴方の奥様と子供を確保する事です。三国さんが通っている新地

  • 小説―新天地を求めて-87 最終章

    キムヨンジャからの手紙仙太郎は中国の出張を終えて、空港から真っすぐに家族が待つ家に帰ってきた。「ただいまー」家の電気は消えており、誰もいない様子に。「あれー、いないのかな?」仙太郎は自分で玄関の門扉を開けて入り、横の郵便ポストを見ると一通の手紙

  • 小説―新天地を求めて-86 最終章

    実行指令大阪から北へ100㎞程北へ行った海沿いの一軒家で、男女4人が話し込んでいた。KIMリーダー、キムヨンジャ、李女子、パク医師達だった。指令1.30歳女性とその子供2.20歳成年女性指令1と2は絶対に成功させ、北社へ連れて来ること。もし実行出来ない時は

  • 小説―新天地を求めて-85 最終章

    キムヨンジャからの電話仙太郎は、中国新規顧客開拓の為最近では出張が多くなり、一月に2回も長期出張する事も珍しく無かった。仙太郎が出張するのを見計らった様に家の電話が鳴った「もしもし、三国仙太郎さんのお宅ですか?」「はい、そうです」「三国さんの奥さ

  • 小説―新天地を求めて-84 最終章

    偽装工作仙太郎は、海外市場拡大に向けて再び中国へと飛び立って行った。李女子は、道子が働くクラブ北新地へ入り半年が過ぎようとしていた。今では李女子目当てに来る客も多く、クラブのママは李女子をこの店の看板ホステスにと考えていた。しかし一方では、何か裏

  • 小説―新天地を求めて-83 最終章

    日常に迫る影ある日の事、北新地の道子が働いているクラブ北新地へ、一人の男がお客として入ってきた。道子が席で相手をしていると「この店は韓国人のホステスもいるの?」道子は少し怪しいと感じたので「今の所いませんね」「あ、そー」「この近くの店にいるとこを

  • 小説―新天地を求めて-最終章

     これまでのあらすじ大阪・機械メーカの営業マン、三国仙太郎が海外新市場開拓プロジェクトリーダーに抜擢され、韓国・中国・台湾に新天地を求めて精力的に活動。韓国での営業活動中に、一人の女性(北社の工作員)を助けた事から北社の殺し屋に狙われ、助けた女性(キ

  • TOKYO2020を終えて思うこと

     TOKYO2020のオリンピックが閉幕した。オリンピック開催に賛否両論あったが閉幕してみると、やって良かったと思っているのは私だけだろうか?正直なところ、こんな状況下で開催して大丈夫か?開催に不安がいっぱいでした。しかし蓋を開けてみると、選手たちの水を得た魚

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