すべてオリジナル 本当にあった怖い話 不思議な話 闇世界で起きた残酷な事件
誰かにきいたお話を基にして小説風にしたり、ルポ風に記事にしています。 お話をきかせてくれる人は、随時募集しています。
キャプテンのM君にとって、とても忙しい一日になった。朝食の後、2階の奥の部屋で、DとともにKと話をした。話をした、というが、相互にコミュニケーションが取れたとは言い難かった。KはM君が加わったことで、とたんに口を閉ざして感情表現すら乏しくなる。Dがあや
電話はすぐにかかってきた。いつの間にか、落ち着きを取り戻した声でまたいろいろ言うんだよ。命令口調だが、相手はヤクザだとは思わなかった。あれは、堅気のしゃべりだよ。しかし明らかに普段から、下に見た者に指図することに慣れた口調だった。 「ご苦労様
捜査員が図書館で調べものをする場合、適切な資料への最短距離を進むために必要なことは、捜査情報は漏らすことなく本の専門家である図書館司書に協力を仰ぐことだという。これは簡単なようで難しいらしい。このみどりが丘公園の殺人事件でも、被害者に遺された傷跡と謎
M君は顔を洗い歯を磨いてから、食堂で熱いお茶を入れながら考えた。 まずは、Dと相談しよう。そして、あのKをいじめていたという1年生ふたりと話をしよう。Kとも話をしよう。Uさんが叱ってくれたおかげで、みんなにとっていい方向に動き始めたのだ。Uさんにも感謝を
Dが、「続きは明日だな」と言って二人の1年生を部屋から送り出した。意外にも彼らは晴れ晴れとした表情をしているように見えた。4人だけの部屋の中で、何があったのかM君は知りたいと思った。 Dが部屋から出てきて、二人の1年生が軽く会釈をして廊下を遠ざかって
電話の向こうが誰なのかはわからなかったが、若くて冷たい印象だった。事務的っていうのかな、最初は淡々としていて紙を読み上げるような感じかなぁ。ただ、有無を言わせない威圧感はあった。住所を言われてまずそこに行け、インターホンを鳴らして、「ヨシダに言われ
おはようございますこんにちはこんばんは半次郎です。 いつも拙ブログを訪れていただきありがとうございます。 半ばリタイアしている暇人のはずなのに、新しい記事が投入できず、滞り気味の更新で申し訳ありません。ネタの元になっている、聞き書き
ドアを叩いたのはDだった。M君が「どうぞ」と声を掛けた。ドアを開けて、副キャプのDとその後ろからH子が中をのぞいた。「邪魔しないほうがいい?」そのH子の言葉に、M君はUの顔を見た。Uは縁側から和室の畳の上に戻ってきて、いや後は幹事たちに任せたいと思っている
捜査本部が当時まとめた、凶器についての資料、報告書だけで700ページを超える。記録として残されなかったものもあったと考えると、凶器に関して作成された文書は1000ページ以上、いやもっとあったのかもしれない。それほど、調べてもわからない不可解な部分があったとい
Uは布団の上に座って、少し離れた場所に立ち上がったままの二人の1年生をにらみつけていた。三つに分けられた大広間の一番奥の部屋には、低いステージがあった。そのステージの際に二人の1年生が立っている。そして、その足元には誰かが背中を向ける形でまだ布団の上に
「ブログリーダー」を活用して、マルク半次郎さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。