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  • 裏六甲、奥の細道。

    (お得に美味しい@神鉄おもてなしきっぷ)今回の神戸電鉄訪問に使用したのが、企画乗車券の「神鉄おもてなしきっぷ」。神戸電鉄の1日フリー乗車券と、沿線の飲食店で特典メニューがいただけて1,200円と大変お得なキップになっている。確か前回来た時にも似たような企画乗車券を買っているのだが、その時は折角の特典も使わずに、ひたすら全線乗り潰しに向かってしまったのを覚えているのだが、そこまで急ぐ旅でもなし・・・ということで、再び神鉄電車の人に。午前中は長田と鵯越の駅でがっつり電車撮りをしていたら、あっという間にお昼。フルーツを並べた駅前商店が迎える箕谷の駅で、早速「おもてなしきっぷ」の権利行使を目論む。箕谷は、六甲山の北麓にある谷あいの街で、背後には山と神戸の都市高速が迫るニュータウン。駅前から三ノ宮駅前行きの直行バス...裏六甲、奥の細道。

  • 源平の 歴史に残る 逆落とし。

    (鵯越の坂落とし@鵯越駅)時は1184年(元暦元年)。数々の戦いの中で功を遂げ、朝廷に近い位置に上り詰めて権勢栄華を極める平家一族。傍若無人さを極める圧政に苦しむ中、平家の総大将ともいえる平清盛に立ち向かったのが源頼朝・義経を中心にした源氏の一族。国を東西に分かつ戦いの中で、両軍が相まみえた摂津国一ノ谷。陣を張る平家側の兵士たちを、松明をくくりつけた鹿とともに断崖絶壁の上から急襲し平家側を撃破した源氏軍。その危険を顧みぬ勇猛な進撃は、「鵯越の坂落とし」と呼ばれ、後世に語り継がれる源平の戦いの一幕ともなっています。そんな歴史に名を遺す「鵯越」の地を、50‰の急勾配で越えて行く神鉄の電車たち。トンネルの向こうのレールが見えないあたりに、その勾配の厳しさが窺い知れます。神鉄の勾配は最大で50‰となっていて、1k...源平の歴史に残る逆落とし。

  • シンテツ・ダウンタウン・アンダーグラウンド。

    (急傾斜地の住宅街@神戸電鉄・長田駅)湊川から乗った西鈴蘭台行きの各駅停車を、長田で降りる。湊川から1コしか乗ってない。湊川から長田の駅間距離は1.9km、距離だけであれば歩いても来れそう・・・となるのですけど、標高0mの湊川を出るとすぐさま六甲山地越えに向けての急勾配に差し掛かる神鉄電車。長田までで約70mの標高を稼ぐため、駅間の平均勾配は35‰を超えます。この蒸し暑さの中、とてもじゃないがそんな登り坂を歩いて来れるほど元気はありません。長田の駅は住宅街の中の無人駅。かつては駅員配置だったんでしょうけど、神鉄もだいぶ合理化が進んでると見え。自動改札を導入して駅は無人化、鈴蘭台のお客様センターで集中管理みたいなパターンの駅がほとんどですね。駅前からは六甲山地に向けての前山を切り開いた住宅街と、海へ続く坂道...シンテツ・ダウンタウン・アンダーグラウンド。

  • メトロに揺られて~新神戸から湊川~

    (ミナト神戸は坂の街@新神戸駅)連休初日のひかり533号は西へ。新横浜を6:00に出て、新神戸が8:30少し前なんだから、まあ新幹線ってのは速い。チャーハン弁当とレモンサワーでウトウトして、車販のお姉ちゃんから買ったアイスコーヒーをチューチューしてたらあっという間に着いてしまった。そうそう、ひかり533号、どっちかって言えば始発の新横浜より途中の小田原・静岡からのニーズがかなり高い。どちらからもかなり大勢のお客が乗って来て、そういう需要が多いんだなあって思いましたよね。両駅にとって、新大阪以西へ出る最速の始発列車なのだからさもありなんと言った感じなのだが・・・新神戸から神戸市営地下鉄へ。神戸に来たのも久し振りだ。久しぶりに来たら、新神戸から谷上に向かう北神急行が市営になっていた。「山を越えて北区」のキャッ...メトロに揺られて~新神戸から湊川~

  • 夏の関西、ひかりに乗って。

    (相鉄民の恩恵@新横浜駅)普段は、横浜行き直通の削減に、東急線の遅延に引きずられての遅延増大と、まあ碌なことのない相鉄新横浜線。東急の下に置かれたかのような我々が相鉄新横浜線の恩恵を受ける瞬間というのが、年に何回あるか分かりませんが「新横浜から新幹線に乗る時」なのは間違いありません。今までは相鉄の始発に乗ってかないと間に合わなかった新横浜始発のひかり533号。お馴染みの神奈川県民の乗り得列車ですが、家を出る時間が20分くらい遅くなりました。早朝時間帯の20分ってデカいよ。朝4時起きが、4時半くらいでもギリギリ間に合うようになったから。さて、GWからこっち、約70日くらい連休のない日々を過ごして、待ちに待った三連休。前半二日の外出を家族に取り付ける。中国~北九州地方、そして今回は北東北の日本海側と今年も例年...夏の関西、ひかりに乗って。

  • にしがまの、未来に何を描こうか。

    (重厚な家並み@西尾市吉良町)渋焦げ色の板塀に、水神様と思しき小さなお社。三ヶ根山の西麓に源を発する、矢崎川という小さな川のほとりに広がる吉良の街。2011年に周辺市町村と合併し現在は西尾市に含まれていますが、かつての幡豆郡吉良町の中心街。三河湾に面した漁業と農業の街で、あの「忠臣蔵」の吉良上野介の生まれ故郷としても有名です。江戸時代以前から西尾藩に属する古い街らしく、そこかしこに雰囲気のある家並みが続いています。愛知県の三河湾沿岸は、東海道本線と新幹線、東名高速道路が通る内陸部から遠く離れていることがネックなのか、開発や都市化の波からは遅れている印象で、アサリやカキ、ノリなどの養殖や小規模な沿岸漁業で生計を立てる第一次産業の街。それだけに、華美な商業施設や繁華街などは影も形もなく・・・吉良の街からお隣の...にしがまの、未来に何を描こうか。

  • 三河の海よ、豊かな恵みよ。

    (三河湾コーストライン@東幡豆~西幡豆間)少し高い場所から、幡豆の街を走る白帯車を眺めれば、線路の向こうに三河湾の入江と浮かぶ小島。島の名前は前島と言うらしい。陸との間には東幡豆の干潟が広がっていて、アサリやハマグリなどの大変良い漁場でもあります。ちなみにこの三河湾沿岸って、とにかく春の潮干狩りが一大レジャーなんですよねえ。潮干狩りなんて、この令和の時代に何だか昭和のレジャーっぽいように思うのだけど、いやー、三河の人々の潮干狩りはガチです。幡豆の街を少し走れば、浜辺には潮干狩り用の番屋みたいなのがたくさん並んでますからね。時期になれば浜を網で囲って潮干狩り場にして、番屋に入った漁協のジジババが料金を取って観光客に潮干狩りをやらせる訳です。そして、漁港や浜辺のあちらこちらにロープで囲っただけのやたらと広い草...三河の海よ、豊かな恵みよ。

  • 確かに、そこにあった、はず。

    (あの夏、静かな凪の入江@東幡豆海岸)蒲郡線は、三河湾に沿って走りますが、残念ながら車窓から海が見える場面というのは殆どありません。ただ、一番海に近い場所にある東幡豆の駅からは、駅からほんの少し歩くだけで海岸に出ることができます。蒸し暑い一日でしたが、さすがにまだ海水浴には早い梅雨の最中。ガクアジサイの咲く浜辺で、地元の親子がチョイ投げ釣りしていたり、波打ち際で遊んでいたり・・・ビニールのホーム上屋に、なんとなく市民プールのプールサイドのような懐かしさがあるような東幡豆の駅。かつては開通以来の雰囲気のある木造駅舎が建っていたそうですが、老朽化と合理化のために二年前に取り壊されてしまいました。真新しいアスファルトに、そこにあった「はず」の駅の姿を偲ぶのみで、郵便ポストだけが寂しく残っています。名鉄の蒲郡線は...確かに、そこにあった、はず。

  • 日向道、紫陽花の道。

    (梅雨の僅かな晴れ間に@西幡豆~東幡豆間)基本的には梅雨空だったこの日の三河湾沿岸、朝方に少しだけあった晴れ間を使って、いい感じに紫陽花の咲いた小川の土手を歩いてみる。ローカル私鉄は概して本数が少なく、カット数を稼ぐのに難儀するものだが、30分ヘッドでどちらかからは電車の走る蒲郡線。アングルを決めて待つ時間もちょうど頃合いで、手数とコマ数には心配がない。これが15分おきだとアングルが固まらないし、1時間だとさすがに列車間隔が長すぎて間延びしてしまうんだよな。特にこれからの夏場、炎天下の線路っぱたで何時間も列車を待つのはさすがにしんどい。紫陽花って、植物だから一応日光は嬉しいもんなんだろうか。それとも、雨を吸って人間みたいにエアコンで涼みたい・・・なんて思っているのだろうか。湿気の強い海風に蒸され、ぽたぽた...日向道、紫陽花の道。

  • 白帯車、潮風の街を行く。

    (ノコギリ屋根の、軒を掠めて@形原~西浦間)名鉄の蒲郡線は、高架になった蒲郡の駅を出ると、線路は蒲郡の市街を抜け、海岸線沿いの街を走って終点の吉良吉田までは約17km。沿線は豊かな三河湾の漁場を抱えた漁港町で、そこかしこに港湾関係や漁業関係の会社や工場が多い。漁具、撚糸、船を係留するロープ、ヨットやテントの帆布、スフ、ディーゼルエンジン、船体を作るFRPの工場、冷凍機の看板。観光客向けの磯料理のお店や、シマノやがまかつの看板を掲げる釣り具屋釣り餌屋・・・そんなゆるりとした街並みに足を止めると、なんとも昔ながらのノコギリ屋根が連なる工場を発見。どうやら、船や港で使われるロープを作る工場らしい。蔦の絡まる風合いに、相当古くからある工場とお見受けしますが、家に帰って調べてみたら、なんと創業120年だとか。潮の香...白帯車、潮風の街を行く。

  • 三河湾、梅雨の朝を鮮やかに。

    (にしがま線リターンズ@名鉄蒲郡線・形原駅)梅雨のとある週末。一応の晴れ予報に一日お暇をいただいて、夜の新東名を一走り。西側に行くのも久しぶりな感じだったのだけど、新東名はやっぱり走りやすいねえ。静岡県を軽く一跨ぎして、三ケ日から東名本線へ。音羽蒲郡ICから三ヶ根山を抜けて、やって来たのは蒲郡の街。昨年の暮れに、思い付きで乗った名鉄の蒲郡線。中京の大手私鉄である名鉄の末端部分、のんびりしたローカルムードに惹かれた。そんな雰囲気をファインダーに閉じ込めたくて、ファーストショットは形原駅。三河湾に沿う漁港街、朝早い駅にのっそりと現れた白帯の6000系を、部活に出かける子供たちが待っています。駅前のバス停は、蒲郡と西浦温泉を結ぶ路線のもの。形原の駅から、かつては温泉へ向かう行楽客もいたのだろうか。県道の踏切をゆ...三河湾、梅雨の朝を鮮やかに。

  • 早くも半年が過ぎて。

    (紫陽花の季節@大平台隧道東口)もう6月も終わってしまい、今年も上半期が終了。相変わらず季節の過ぎ行く早さが恨めしく、そして過ぎ行く季節を目にしてあれやこれやと撮りものを探しつつある週末の暮らしである。ま、とはいえ最近はすっかりやることもルーティン化しているような感じで、6月になったらとりあえず箱根に行く。梅雨で天気もすっきりしないし、あんまり天気の良くない中で遠出するくらいなら、朝から半日とりあえず大平台でも行って紫陽花眺めてくるかなあ・・・くらいの感じ。んで、大平台で昼まで撮って、帰りは最近ひいきにしてる風祭の温泉でひと汗流して14時くらいには家に帰るのが、ちょうどいい休日の過ごし方。梅雨空の大平台隧道東口、ここの紫陽花が好きだったんだが、花付きが悪くなったのか全部抜かれてボウズになってたんだよな。苗...早くも半年が過ぎて。

  • デハクハコンビ、梅雨雲の下を。

    (デハクハコンビ・富岡ローカルに立つ@上州富岡駅)夕方の富岡ローカルに入ったデハクハコンビ。富岡市は、鏑川沿いの西上州の中心都市で人口は5万人弱。高崎から碓氷峠を通って軽井沢へ抜ける中山道の脇往還として、古くから陣屋町・宿場町として栄えた町でもあります。この町を有名にしたのは、ひとえに明治維新からの官営・富岡製糸場の開場に尽きるのですが、上信電鉄の乗客の流動的にもここで一段落ちる。そのため、一日に三往復くらい富岡折り返しの電車があって、ダイヤ上のアクセントになっています。この日のデハクハ、夕方の富岡ローカルを一往復こなした後、下仁田行きになって下仁田で滞泊の運用となっていました。折角なのでひと乗車してみようかという事で、上州富岡から上り高崎行きの客に。前の方の車輛に集中しがちなワンマン列車、ガラガラなデハ...デハクハコンビ、梅雨雲の下を。

  • 地方私鉄の苦労と苦悩。

    (安全の証、ミドリ十字@吉井駅)上信電鉄の駅に大きく垂れさがっているミドリ十字の旗。工事現場とか交通事業体なんかでよく見るこの旗は、「株式会社日本緑十字社」というところが作っている「安全衛生旗」というものらしい。構内踏切の向こう、ちょっと古めかしいトタン屋根とモルタルの駅。その改札口に、大きな緑の旗が良くマッチしている。この旗一枚風になびいているだけで、いかにも「現場!」という感じが強くなるからだろうか。吉井駅の、おそらくは元貨物ホームであったスペースには、現在上信電鉄の施設区(保線の詰所)が設置されています。無数に積み上げられたレールの継ぎ目の部品や枕木、安全帯や絶縁のためのゴム手袋なんかが大量に干ささっている様子を見ると、男の職場だなあって感じがします。この日も上信電鉄の保線職員がトラックから荷物を積...地方私鉄の苦労と苦悩。

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