出版関係、原発・核などについて書いています。今は、田舎暮らし中ですが、どう伝えれば、役立つ情報になるのか考えています。
八百八狸(はっぴゃくやだぬき)の話は、江戸末期に創作された講談によって全国に広まったとされている。 神通力を身につけた変幻自在のタヌキ・隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)をリーダーとする八百八狸は、藩の守護神として人々に尊敬されていた。 ところが、享保のころ、城代家老によるクーデターが起こった。隠神刑部は、藩のお家騒動に巻き込まれて戦うことになったが、不思議な杖を使う忠臣派の武士に捕らえられて、洞窟に閉じ込められた。 しばらくしてから、刑部狸は、これまでの功績に免じて、罪を許され、里人たちと仲良く暮らした、という物語だ。 江戸時代に創作された講談は、時を経て民話となり、里のタヌキ信仰へと変化していった。 いまでも、タヌキのことを「おタヌキさん」と呼ぶ人がいて、境内にタヌキの祠(ほこら)がある神社や、タヌキを祀(まつ)...過去からの使者。故郷へ(2)
早朝に目がさめた。何かの音で起こされた気がしたので、時計を見たら午前5時30分だった。 首都圏とはいえ、真冬の朝なので、気温が下がっている。そのまま起きる時刻ではないので、布団を整えて、二度寝しようと思った。 「コン、コン」今度は、はっきりと聞こえた。誰かが、玄関のドアをノックしている。 こんな早朝に?いったい誰が?なんの用で?私はノックを無視して寝ようとした。 私の住むアパートは、丘の中腹にある。坂道を上がって、ひと息ついたところにある、典型的な二階建てのアパートだ。 道路から敷地に入ると住民用の駐車場があり、建物に向かって左側に金属の階段がついている。階段を上がると右側から奥に2階の廊下があり、201号から206号まで、1DKの部屋が6つ、並んでいる。 安いアパートだから、オートロックなどはなく、誰でも玄関...過去からの使者。故郷へ(1)
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