石油の話#13/植民地には自立自尊の機運が遅からず現れる
さて。砂漠に滲み出る大地の血を我が物にしていた欧米の吸血鬼/セブンシスターズたちは如何ほどの利益を自分たちのモノにしていたか?? 例えばサウジアラビアの場合。原油FOB価格が1.70~1.90ドル/バレルであるのに対して、各王族に払っていたのは21セント程度だった。イランで起きた動乱は、彼ら王族に「我らはもっと貰えて当然である」という意識をもたらした。しかしその王族自身が砂漠の地で「我らこそ正当な王」と標榜できるのは、英米の武力によってその利権が守られていたからである。それでも愚図れば、黙らせるためにそれなりの甘いキャンディは必要になる。英米は嫌々ベネズエラに続いて1950年、利権折半
2022/08/30 22:49