障がいは力だ久し振りに事業所「あうん」メンバーさんたちの作品が焼きあがってきました。写真をとりながら、障害は様々ありながらも、内に秘めているパッションと夢が少しずつ開花し始めているのを感じます。障がいは力だ
風があなたのふるさとの風が橋にこしかけてあなたのくる日を待っている少年光る砂漠影をだいて少年は魚をつる青い目ふるえる指先少年は早く魚をつりたい小道がみえる……小道がみえる白い橋もみえるみんな思い出の風景だ然し私がいない私は何処へ行ったのだ?そして私の愛は(絶筆)作品「風が」は、風が擬人化されたシンプルな短詩で、作中の〈あなた〉は矢沢宰自身でしょう。長い療養生活の中で彼は幾度も故郷へ想いを馳せたに違いありません。遺稿詩集『光る砂漠』のタイトルは、「少年」の詩の一節から採られました。作者は魚釣りを愛好していました。しかし、砂漠で魚を釣るとは、実に矛盾した光景です。〈光る砂漠〉とは、川面の光り輝く波紋が、砂漠の波紋に似ていることから発想したといわれています。一滴の水もない砂漠と川という相反するイメージの対比が、緊張感...早逝の詩人・矢沢宰「光る砂漠」
田沢温泉機織虫が夜どほしないてゐました青い蚊帳の上を銀河がしらじらとんながれてゐましたこぼれた湯が石に冷え燈火に女の髪の毛のやうにほっそりと秋がゐました黒薙温泉一湯気にぬれた箱洋燈の硝子にたれか指先でかいたかはふしぎにさびしいかほおお山のかほ夜冷えがする凍るやうな夜冷えがする二こころぼそい箱洋燈のあかりそのあかりの映えた湯気にさあっとあをくかかる渓流のしぶき湯槽にさらさらとすすきのさむいかげ湯のにほいがしんみりとやせている谿間の山葵田雪溶けの水がいっぱいの山葵田夜は星の光が魚のやうに泳いでゐるぼくは、この二行きりの短詩が大好きだ。花も遅い信州の山里にさきぶれた春をあらわすのに、雪水の山葵田ほど好個な詩材はない。つづく詩も、春日遅々山門に草餅売うつうつと居眠り庫裡を流るる水に蕨の浸してあると、信州のなつかしい暮ら...詩人・田中冬二
したかわら焼人形弘前市に200年続いている、今は2軒しかない「したかわら焼」の阿保商店さんを、カミさんと一緒に訪ねてみました。弘前市のはずれにある、奥まった場所にそのお店がありました。大きな焼き物から、小さな鳩笛など様々な人形が展示されており、その中から、干支の丑、ひな人形、鳩笛などを買い求めて帰宅。早速玄関に飾ってみました。したかわら焼人形
北帰行20210315朝6時30分北帰行20210315朝6時30分
柳田邦男氏は私の心の水平器だ。心が揺れ動く時に読むと、なんだかもう一度バランスが良くなるのだ。文藝春秋社の「人生読本」を読んでいたら、「禅僧が女を抱いて川を渡る時」というテーマで彼の文章があった。『初めに「こだわる」ことの心理について。こだわるとは、漢字では「拘る」。「常用字解」(白川静・平凡社)によれば、「ほう」という外側の包み込む字は、「身を曲げた死者を横から見た形」で、「人を執(とら)えて、身を屈するようにおさえるのを「拘」という。つまり、「拘」は「とらえる、おさえる、かがむ」の意味を持つようになったという。「拘束「拘泥」「拘留」という言葉の意味がリアリティを持って迫る。普通の人々の中にも自分の生き方や周囲の人々との関係で、「こだわり」が高じて抜け出せずに苦しんでいる人が多いのではないだろうか。「もっと淡...心の水平器
コロナ禍の無形文化や冴え返るコロナ禍の無形文化や冴え返る
白神山地(青森県と秋田県をまたぐ世界自然遺産)の峰々が白く輝き、そのふもとから流れ出す一滴が岩木川となって滾々と日本海を目指します。お休みの温かな一日、隣村まで約2kmを届け物がてら、水辺の鳥を写真で撮影してきました。今回は1種類で「カワアイサ」で、北からの渡り鳥です。あまりたくさんで蒸れないようですが、雄の頭が黒、雌は赤茶色に見えました。行きつ戻りつの春がしばらく続きそうです。小さき旅野鳥観察水ぬるむ
昨日は令和3年3月3日。珍しく3が三つ並んだ桃の節句でした。事業所のひな祭りは例年と異なってコロナ禍にあり、ボランティアさんや来賓の招待をしながらも結局クラスター騒ぎもあって内輪だけとなりました。雛段にみんなで、弘前市に伝わる「下川原焼」のひな人形を飾りました。お昼は雛ランチ、そして午後はお抹茶の茶会です。うぐいす餅と道明寺の和菓子をいただき、お抹茶をいただきました。みんなで集まっての行事は餅つき会以来ですね。雛段を囲みて願う厄払い
3月3日(水)-4℃/+2℃曇り晴今日は「ひな祭り」。山形県酒田市の本間家や本間美術館一帯にある、昔から伝わるひな人形を見学に出かけたことがありました。大切に保存されている沢山のひな人形のすばらしさを、心に留め戻りました。酒田の大火でも、よく被災しなかったもんだと、ふと思いました。時超えて古(いにしえ)の雛語りくる
3月1日(月)曇り3℃/10℃今日から弥生、3月がスタートです。追われるようにバタバタと、2月が過ぎてしまいました。私と下の娘の誕生日は、偶然にも同じ2月8日です。私は69歳、娘は42歳です。94歳で逝去した新潟の母が、娘たちに送ってくれたお雛様をカミさんが飾りました。父は交通事故で68歳で逝去しましたので、今生きていれば97歳でしょうか?私も来年はいよいよ「古希」で、70歳です。父の逝去した年を1歳超えたことで、それが私の新記録と呼んでいます。垂乳根の孫に送りし雛飾る
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