夏の夜、ふと耳をすませば聞こえてくる虫の声――その音に「風情」を感じるか、「雑音」と思うかは…実は脳の使い方と文化の違いに関係しているのです!今回はそんなちょっと面白くて不思議な現象、**「外国人には虫の声が雑音にしか聞こえない!?」**という話題をお届けしま
過去40数年に渡り収集した切手(主に医学関係切手)を使用して、医学に関する事項を分かりやすくかつ興味が持てるように解説していきます。
マンデラエフェクト(マンデラ効果:Mandela Effect)とは、事実と異なる記憶を不特定多数の人が共有している現象を指すインターネットスラングです。なお、マンデラエフェクトは、インターネットスラングであるため、その定義や範囲は明確ではありません。また、マンデラエフ
使いかけの調理粉を台所で保管しておくと中に侵入したダニが繁殖し、その粉で調理した料理を食べてアレルギー症状を起こすことです。 欧米では パンケーキミックスが原因で起こることが多いため、パンケーキ症候群と呼ばれるようになりました。パンケーキを食べた後に全身に
シイタケを食べた後に激しいかゆみと共に、ひっかいたあとに一致して全身に線状の発赤が出現する皮膚炎でじんましんに似た皮膚の症状がみられます。これをシイタケ皮膚炎と言いますが、生ないし半生のシイタケやシイタケの戻し汁、味付けした乾燥シイタケなどのシイタケ加工
よもやま話-3.ミツバチがミツバチが地球上から消えたら、人類はあと4年生きられるだろうか?-
著名な物理学者アルバート・アインシュタイン(1879~1955)は、『ミツバチが地球上から消えたら、人類はあと4年生きられるだろうか?」』と発言しています。ハチがいなければ世界中の農業は苦しくなり、ハチによる受粉がなければ、栄養価の高いものが食べられなくなります。
オオシャコガイは、地球上で最大の二枚貝で殻長2m近く、重量200kgを超えます。自然界での寿命は100年以上とされ、400年以上生きた個体も存在します。太平洋の中西部とインド洋からの熱帯から亜熱帯にかけて生息しています。サンゴ礁の海底にいて上に向けて口を開けているだ
ギリシャ神話において、女神アテナとオリーブは密接な関係があります。アテナは、知恵、芸術、技術、戦争などを司る女神で彼女ゼウスの頭から生まれたとも、父親であるゼウスがティターン族の智慧の女神メティスを飲み込んだ際に、メティスの頭から生まれたともいわれていま
1794年フランス革命の数年後、一人の天才科学者がギロチンの露と消えました。彼の名はアントワヌ・ロラン・ラヴォアジェ(1743~1794)です。彼は裕福な家庭に生まれ、若い頃からずば抜けた才能を持っていて科学の研究に勤しむことになります。25歳の若さでフランス王立アカデ
ブラジルの医師でフランスでピエール キュリーとマリー キュリーに師事し、ブラジルで最初のX線写真を撮影したアバロ・アルヴィム(1863~1928)は、放射線の障害で両手の指から左手そして右前腕と次々と侵されついには両腕を切断することになります。彼は両腕をなくしてからも
早すぎた発見・学説-6.悲劇の天才数学者エヴァリスト・ガロアー
エヴァリスト・ガロア(1811~1832)は、フランスの数学者であり革命家です。この天才的数学者は、20歳という若さでこの世を去っています。彼は10代の時に『ガロア理論』を作り上げてとされています。ガロア理論は、代数方程式や体の構造を "ガロア群" と呼ばれる群を用いて
早すぎた発見・学説-5.不運な実験科学者カール・ヴィルヘルム・シェーレ-
スウェーデンの科学者カール・ヴィルヘルム・シェーレ(1742-1786)は、18世紀最高の科学者とされていますが、ほとんどの人は彼を知らないのが現実です。彼はシュウ酸、クエン酸、安息香酸、乳酸、尿酸、亜ヒ酸およびモリブデン酸などの多くの化学物質を発見し、塩素、マンガン
早すぎた発見・学説-4.人工がんを初めて作り出した山極勝三郎-
山極勝三郎(1863~1930)は、ひたすらウサギの耳にコールタールを塗擦し続けるという地道な実験を助手の市川厚一(1888~1948)と共に、実に3年以上に渡って反復実験を行い、1915年にはついに人工がんの発生に成功します。当時がんの発生原因は不明で、主たる説に「刺激説
我々が学校で習った遺伝の法則は、1865年にグレゴール・ヨハン・メンデル(1822-1884)がエンドウマメを用いた植物雑種実験で得られた結果をブリュン自然協会において「植物雑種に関する実験」として発表されました。彼の実験はエンドウの種子の形や子葉、種皮の色、サヤの硬
2023年は地動説を唱えたポーランドの天文学者ニコラウス・コペルニクス(1473~1543)生誕550年に当たります。静止した地球の周囲を太陽が回るという天動説が、紀元前から数千年に渡って信じられていました。当然のことながらキリスト教の聖書にも天動説が自然科学の常識として
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夏の夜、ふと耳をすませば聞こえてくる虫の声――その音に「風情」を感じるか、「雑音」と思うかは…実は脳の使い方と文化の違いに関係しているのです!今回はそんなちょっと面白くて不思議な現象、**「外国人には虫の声が雑音にしか聞こえない!?」**という話題をお届けしま
🌿皆さんは「半夏生(はんげしょう)」という言葉を聞いたことがありますか?これは、夏至(げし)から数えて11日目、つまり夏の始まりを告げる**「雑節(ざっせつ)」のひとつで、2025年は7月1日でした。昔から農業の大事な節目とされており、「半夏生までに田植えを終わら
こんにちは。今日はちょっと不思議で興味深い医学のトピックを紹介します。題して——「フロイトの寝椅子」!映画やドラマで、カウンセリングのシーンに登場する「横になって話す長椅子」。あれ、実はストリアの精神分析の創始者 ジークムント・フロイト(1856~1939)が考えた
ヤマアラシのジレンマとは、人間関係を構築する上で起こる心理的な現象を言います。人間同士が互いに仲良くなろうと心の距離を近づけるほど、互いに傷付けあって一定距離以上は近付けない心理を指します。ヤマアラシのジレンマは、ドイツの哲学者として知られるアルトゥール
ツツジやサツキのきれいな時期は既に終わってしまいましたが、今回はこれらの花についてのお話です。ツツジは漢字で躑蠋(てきちょく)とも読み、これは2、3歩行っては止まるという意味もあります。要するにツツジに毒性があることを知っている牛や馬が避けて通ることから命
この鈴虫の声、実はスマホなどの携帯電話では聞くことのできない音であることをご存知でしょうか?電話で聞き取れるのはおよそ300Hz~3,500Hzですが 一方、鈴虫の鳴き声は一般的に4,000Hz以上です。 つまり、携帯電話の対応周波数外の音になり携帯の音声通話では音を拾うこ
花粉食物症候群とは、花粉症と食物アレルギーが相互に関連している症状を指す言葉です。一部の人々は、特定の花粉に曝露されると、それと類似したタンパク質を含む食物を摂取した際にアレルギー反応が起こることがあります。花粉食物症候群の主なメカニズムは交差反応と呼ば
日本人の腸内のみにしか存在しないバクテリアがあり、海苔を消化できるのは世界中で日本人のみという調査結果があります。 ゾベリア・ガラクタニボラン(Bacteroides plebeius)という海洋性バクテリアが、アマノリ属の海藻内の多糖類を分解できるのですが、それと同じ消化
ブチハイエナ(Crocuta crocuta)は、哺乳類の一種であり、メスの外部生殖器に似た構造である陰核(クリトリス)があります。この陰核は、外部に突き出ており、形状がペニスに似ているため、一部の人々にはペニスに見えることがあります。ブチハイエナのメスは、陰核を介して
2023年は国連食糧農業機関(FAO)が制定する「国際雑穀年(International Year of Millets)」でした。目的は、雑穀の栄養面、健康面、環境面での利点を世界に広く認識してもらい、持続可能な生産と消費を促進することです。雑穀とは、主に米や小麦などの主食以外の穀物の総
アスパラガスは疲れを取るのに効果的な野菜の一つです。その主な理由は、アスパラガスに豊富に含まれるアスパラギン酸というアミノ酸にあります。名前に“アスパラ”とつくように、アスパラガスにはアスパラギン酸がとても豊富に含まれています。アスパラギン酸は、疲労物質
新型コロナウイルスの代表的な変異株は、以下のものがあります。・アルファ(α)株・・2020年9月英国で発見・ベータ(β)株・・2020年5月南アフリカで発見・デルタ(δ)株・・2020年10月インドで発見・カッパ(κ)株・・2020年10月インドで発見・ガンマ(γ)株・・2020年11月ブ
新型コロナウイルスの流行時期に、商業施設や飲食店への入店時などに、非接触体温計での検温を受けた経験があるのではないでしょうか。しかしこの非接触体温計は本当に正確な体温が測れているのでしょうか?その前にまず最初に非接触体温計の測定原理について見てみましょう。
除虫菊は、シロバナムシヨケギクと呼ばれ学名は Pyrethrum cinerariifolium (ピレトルム・キネラリフォリウム)です。除虫菊は、地中海・中央アジアのセルビア共和国(旧ユーゴスラビア)を原産地とする、マーガレットに似た白い花をつけるキク科の多年草です。古くから除虫菊
そろそろ蚊取り線香が必要な季節になってきましたねぇ!蚊取り線香は、蚊などの害虫を撃退するために使用される日本の伝統的な防虫剤です。通常、蚊取り線香は蚊やその他の害虫を遠ざける香りを放ちながら燃えることで、周囲の空間を保護します蚊取り線香にはさまざまな種類が
水は無機物なので、基本的には腐ることはありませんが、空気中の細菌や浮遊物に反応して、水の中の栄養素(ミネラル分など)が腐ってしまうこともあります。完全に純粋な水でしたら腐ることは絶対にありませんが、普段の日常生活でみなさんが利用している水道水などの水の中
天然のはちみつは基本的に腐りません。その理由は以下の3つです。1. 高い糖度ハチミツは約80%もの糖度がありこの高い糖度によって、水分活性が低くなり、雑菌が繁殖しにくい環境となります。2. 低い水分量ハチミツの水分量は約20%と非常に低いことから微生物が活動に必要な水
ランドセル症候群とは、重すぎるランドセルを長時間背負うことで、筋肉痛や肩こり、腰痛など身体への負担だけでなく、通学が憂鬱になるなど心にも影響を及ぼす状態を指します。自分の身体に合わない大きさや重さのランドセルを背負ったまま長時間通学をすることによる心と身
爪甲が全体的に大きくなって時計皿状に丸く隆起し、指趾末節が太鼓ばちのように肥大する状態を指します。ばち状指(clubbed finger:クラブド・フィンガー)とも呼ばれます。ヒポクラテスによって最初に症状が記録されたことから「ヒポクラテス指」や「ヒポクラテス爪」とも
1403年にイングランドでシュールズベリーの戦いと呼ばれる内戦があり、その戦いにイングランドのヘンリー王子(後のヘンリー5世:1387~1422)も参戦していましたが、戦いの中敵の放った矢が左目の下に突き刺さり上顎洞から下顎骨まで15cm以上にもなる深い傷を負ってしまいます
デジデリウス・エラスムス(1466~1536)は、ネーデルラント出身の人文主義者、カトリック司祭、神学者、哲学者で"ロッテルダムのエラスムス"とも呼ばれています。彼が1511年に出版した『痴愚神礼讃』(ちぐしんらいさん)は、特に有名で人間社会の馬鹿馬鹿しさや繰り広げら
悪天候で考えるなら、ドレーク海峡が挙げられます。南米大陸の最南端と南極大陸の間にあるこの海峡は、世界で最も荒れた海として知られていて強風と高波が頻繁に発生し、多くの船舶が難破しています。サー・フランシス・ドレーク(Sir Francis Drake、1543年頃 - 1596年)は
ホレーショ・ネルソン提督(1758~1805)は、18世紀末から19世紀初頭に活躍したイギリスの海軍軍人でトラファルガー海戦でフランス・スペイン連合艦隊を破り、イギリスの勝利に大きく貢献したことで知られています。1805年10月21日、トラファルガー海戦にて敵弾を受け戦死した
無線通信発明は、イタリアの発明家グリエルモ・マルコーニ(1874~1937)ですべての功績を讃えられています。1901年に、彼は大西洋を横断する無線メッセージを初めて送信し、1909年にその発明に対してノーベル物理学賞を受賞しました。彼はその後も自身の発明に改良を重ねまし
ニコラ・テスラは、1856年から1943年まで活躍したセルビア系アメリカ人の物理学者、電気技術者、発明家です。電気とエネルギーに関する研究で有名で、長距離の送電を可能にしたほか、無線通信やエネルギー伝達についての研究でも知られています。テスラは、27か国で270を超え
月桂樹はギリシャ神話における太陽神アポロンの聖樹とされており、月桂樹の小枝で作った冠を勝者や英雄にさずけ称えていた習慣が転じて月桂冠という冠の名前がつけられました。そのような神聖な月桂樹を何故庭に植えてはいけないのでしょうか?その所以は、下記のようです。1.
東郷ターンとは、日露戦争の日本海海戦で連合艦隊司令長官を務めた東郷平八郎(1848~1934)が用いた戦法で敵艦の進行方向を遮り、一斉砲撃する戦法で、丁字またはT字戦法とも呼ばれます日露戦争終結後、世界中でその功績が讃えられた東郷平八郎は、「ADMIRAL TOGO(東郷提督)
203高地の戦いは、日露戦争中の1904年8月19日から1905年1月1日にかけて、遼東半島の旅順要塞周辺で行われた攻防戦で、第1次旅順総攻撃(1904年8月19日~25日)・第2次旅順総攻撃(1904年10月26日~30日)でも攻略できず、第3次旅順総攻撃(1905年1月1日)において日本軍は、
自国の独立を守るための重要な海戦で勇敢に戦い歴史的な勝利を収めたことから世界の三大記念艦といわれている船があります。世界三大記念艦と呼ばれる船は、下記のとおりです。1.戦艦三笠三笠は日本海海戦(1905年(明治38年)5月27日から5月28日)において、東郷平八郎司令長
アマゾネス起源はギリシア神話によると、アマゾネスは神アレスと女神アフロディーテの娘であるセミラミスの末裔とされています。アマゾネスは、男性と結婚せず、戦闘に明け暮れる生活を送り、右胸を切り取って弓射ちの邪魔にならないようにしたという伝説も有名です。ギリシ
新型コロナウイルスのデルタ株は、インドから世界各地に広まりました。デルタ株は、2020年10月にイントで発見されたB.1.617.2系統の変異株で世界保健機関は. 懸念される変異株(Variants of Concern : VOC)に分類し監視を強化しました。2021年春にインドにおいて、1日の感染
新型コロナウイルスの変異株はギリシャ語のアルファベットで呼ぶことを世界保健機関は、2021年5月31日に提唱しました。新型コロナウイルスの変異株は多く存在しますが、今回の切手には以下の5種類の変異株が描かれています。α株(アルファ株)…イギリスで最初に検出された
2021年サントメ・プリンシペ発行(正式な国の発行ではなくエージェント会社発行)の小型シートで、切手面には新型コロナ対策をする医療従事者と新型コロナウイルスの模式図とともにこのウイルスの発祥地が中国武漢であることがはっきり記されています。またシート面には中国武
ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。性交渉を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人々がHPVに感染し、そのうち一部の女性が将来高度前がん病変や子宮
2022年5月シエラレオネから新型コロナウイルスの変異株デルタクロン株を描いた連刷シートが発行されました。シート面上部には、DELTA+OMICRONとDELTACRONとCOVID-19 VARIANTの文字と、医療従事者とコロナウイルスの変異株粒子、そして4枚の切手全てにDELTACRON(デルタクロ
ランヤウイルスは、中国東部で35人が感染した新種のウイルスです。2018年4月~2021年8月に中国の山東省、河南省で動物由来の感染症の疑いのある患者が発見され、2022年8月に患者検体からランヤウイルス(Langya henipavirus: LayV)が検出されたと報告されました。38℃以上の
ヘルペスB病は、1933年にサルを取り扱う研究者がサルに咬まれ、脳脊髄炎を発症して死亡しその神経組織よりウイルスが分離され、患者の名前にちなみ、Bウイルスと命名された。正式名称はMacacine alphaherpesvirus 1(マシーン・アルファヘルペスウイルス 1 型 )ですが、Bウイ
ポックスウイルスは、線状の2本鎖DNAをゲノムとして持つDNAウイルスです。またその形は220-450nm×140-260nm×140-260nmの煉瓦状ないし卵形で、エンベロープを持っています。ポックスウイルス科には、約150種類のウイルスが属してそのうち、ヒトに感染するウイルスは、天然痘
エボラウイルスは、フィロウイルス科のウイルスでフィロウイルスとはライン語で"糸"という意味です。エボラウイルスの大きさは80~800nmの細長いRNAウイルスで、ひも状、U字型、ぜんまい型など種々の形態をし形は決まっておらず、多種多様です。エボラウイルス属は、これまで
ジカウイルスは、フラビウイルス科フラビウイルス属に属するウイルスでデングウイルス、黄熱病ウイルス、ウエストナイルウイルスなどのウイルスと関連しています。このウイルスは、ネッタイシマカやヒメネッタイシマカなど熱帯および亜熱帯地域に生息している蚊に刺されるこ