初版 2014年10月 講談社文庫 あらすじ 入江冬子(フユコ)、34歳のフリー校閲者。人づきあいが苦手な彼女の唯一の趣味は、誕生日に真夜中の街を散歩すること。友人といえるのは、仕事で付き合いのある出版社の校閲社員、石川聖(ヒジリ)のみ。ひっそりと静かに生きていた彼女は、ある日カルチャーセンターで58歳の男性、三束(ミツツカ)さんと出会う・・・。 (アマゾン商品紹介より) SNSで、「文章がきれい」「彼女の書く表現が好き」との声をたびたび目にして。 比較的若い女性層から支持されてるのかな、となんとなく気になっていた作家です。 しかしオッサンの私には合わないか?と躊躇していたところ。 たまたま立…
あらすじ 1975年、台北。偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。内戦で敗れ、追われるように台湾に渡った不死身の祖父。なぜ?誰が? 無軌道に生きる17歳のわたしには、まだその意味はわからなかった。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡。満票決着「20年に一度の傑作!」(北方謙三氏)。第153回直木賞受賞作! (アマゾン商品紹介より) 国民党戒厳令統治下の70年代台湾が舞台。主人公は17歳の青年、秋生。 ゴリゴリの国民党員の祖父は中国山東省に生まれ、抗日戦争を戦い、親日派の一家を皆殺しにし、戦後は中国共産党との抗争に追われ、蒋介石と共…
初版 2020年7月 角川文庫 主人公は40歳独身女、柊令央。ビストロでバイトしながら小説書いている。 離婚した元夫からの慰謝料を頼りに生活しているが、最近は滞りがち。 向こうも生活が厳しいと金額の値引きを打診されたり・・・。 直近、母が死んだらしいが、それにたいしての感情は希薄なようだ。 疎遠な妹がいるが、お互いにあまり干渉しあわないドライな関係だ。 この妹が実は娘で・・そのあたりの身の上話を私小説風にして書いていたのだが。 あちこちの文芸新人賞などに原稿を応募しては落選を続けている。 そんな落選原稿に目を止めて連絡してくる風変わりな女編集者小川乙三。 「あなたの身の上話など、誰も興味ありま…
「ブログリーダー」を活用して、にゃんこざむらいさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。