国際高校のIB入試は毎年グラフの読み取りがでます。数字を短時間で読み取るために、さまざまなパターンの問題を練習しなければなりません。今回は図書館の数から、質の変化までを読み取る問題を取り上げました。
【診断重視】人は病名をつけてもらった瞬間から想像力を失う【特定病因説】
病気には必ず名前がありますね。逆にいえば、名前のつかない病気は存在しないのと同じなのです。今日、それだけ診断は深い意味を持っています。特定病因説とも呼ばれているのです。
【全国学力調査】中3の3割が3時間以上視聴という現実【SNS・動画】
全国学力調査の結果が発表されました。それによれば前年と大きく数字はかわっていません。ただし中3の国語は読解力がかなり落ちています。今回、同時にアンケートを取り、スマホなどの視聴時間を調べました。中学では一日に3時間以上みている人が約3割いました。
【落語・天災】なにごとも運命と思えば腹もたたないという心学の心得は
落語に「天災」という話があります。この噺の基礎には当時はやった心学の考えが入っています。心学とはどのような学問だったのかについて、少し考察してみましょう。なかなかユニークで面白い噺なのです。
【セルフレジはイヤ】究極のDX化から高齢者が遠ざかる日は近いのか
セルフレジの登場は画期的な出来事でした。しかしDX化の究極の形に近づけば近づくほど、その枠に入れないお客は、店から遠のいていきます。特に高齢者にとってセルフレジは苦痛なのです。来客数がへった店ではスローレジにする動きもあります。
【人生は後悔の連続】過去にこだわる生き方から自由になりたいけれど
人間は誰でも過去を後悔する生き物のようです。あの時、ああしていればと思いながら、残りの人生を生きるという人もいるでしょう。しかしなぜ人間は後悔するのか。そのメカニズムを知りたいとは思いませんか。ここで少し深堀してみましょう。
【足柄山・更級日記】神秘的な夜の山の美しさと少女の夢見がちな心の風景を知る
『更級日記』の足柄山を読みましょう。菅原孝標女が父親と一緒に京都に戻ることになりました。 その時の喜びと戸惑いを実に見事に描写しています。彼女の持つ観察力の鋭さが文章の中ににじみ出ています。味わってみてください。
【情報化社会】世界を最後に支配するものは数字だけだという怖ろしい真実
情報化社会を牛耳るものは何か。その中に数字がありますね。普段はあまり気にはしていません。しかしよく考えると、私たちは完全に数字に踊らされているのです。あらゆるデータの基本に数字が居座っています。最後には数だけの世界になるかもしれません。
【カジュアルにエンドレスに】勉強は自分を信じて素直に一歩ずつ進めていく
カジュアルにエンドレスに進めていくことが勉強の王道です。世界基準をイメージして留学し、ハーバード大学で日本史の授業を行った女性の生き方をつづった本をご紹介しましょう。そのユニークさに驚くことだろうと思います。
(真実の百面相・大森荘蔵)本当などというものはどこにもない(関係が命)
本当と呼べるものはどこにあるのでしょうか。自分の人間性を探ってみようとしても、簡単にはいきません。ましてや、他人の性格を知ろうとしても、難しいのではないでしょうか。真実のありかを探ってみると、意外な事実がみえてきます。
【癇癖談・書を読むは】学者は貧乏と相場が決まっているという風刺話
本をよむことがそんなに価値あることなのかどうか。それを根本から考えてみようという随筆です。作者はあの『雨月物語』の上田秋成です。どういうつもりでこのエッセイを書いたのでしょう。その意味の深層を探ってみることにします。
【襲名披露】名前をかえるたびに芸風が微妙に変化するというこの道の謎
芸人の襲名披露に出かけたことがあります。実ににぎやかで楽しいですね。しかしそこに至る道は険しいものがあります。襲名をし、名前をかえるだけで、その人の芸の格が変化するというのはなぜなのでしょう。一緒に考えましょう。
【真打すごろく・柳家権太楼】死ぬまで続く芸の道にあがりはないという真実
柳家権太楼は爆笑派の噺家です。大変な人気ですね。彼の落語にはひじをはったところがありません。自然体でのんびりと聞けるのです。代表作は「代書屋」でしょうか。ほかの人には出せない味があります。
【岩鼻や・去来抄】芭蕉・去来・酒堂3人の解釈の違いに俳諧の深みが潜む
俳句の話です。向井去来の『去来抄』の中にでてきます。岩鼻やという句の解釈をめぐって芭蕉との考え方の違いが明らかになります。たった一つの表現を変えただけで、世界の構図が違ってしまうのです。
【大学共通テストとデジタル読解力】文章の核心をすばやく読み取るには
大学入学共通テストがいよいよ、本格的に始動します。新学習指導要領が完成する年になります。新しく「情報」という試験までが加わります。受験生にとっては試験時間が長くなり、緊張を強いられることになりそうです。その内容はどう変化するのでしょうか。
【2025年度小論文予想】生成AI・ジェンダー・働き方・少子化・戦争・環境が核
いよいよ来年度2025年度の小論文テーマを予想する季節がやってきました。何がでても不思議はありません。それくらい難しいのです。一つだけ言えることはすべてがネットにからむということです。インターネットが私たちの日常を変えてしまいました。
【三遊亭好楽・どちら様もお先でございます】自然体の人生がいきつく先は
テレビの人気番組『笑点』で活躍している噺家、三遊亭好楽の聞き書きです。今日までどう生きてきたのかを淡々と新聞記者に語っているのです。特に目新しいことは書いてありません。誰もがたどるごく普通の内容です。ただし噺家の暮らしは特別ですね。
【メーラーのフォント】サンダーバードの文字が小さい時はこの方法で調整を
メーラーのフォントというのは結構厄介です。いろいろな種類があるうえに大きさが一定しません。 どうしたらサンダーバードのフォントを大きくできるのか。知らないと悩み苦しむのです。今回はCSSエディターを使った方法をお教えします。
【馬ぶねの人・大和物語】男が結局元の妻のもとに帰ったワケ【歌徳】
『大和物語』は日本を代表する歌物語です。その中に「馬ぶねの妻」という話があります。男が新しい妻を持ってから、前の妻とくらしていた時の家財道具を全部運んでしまったのです。たったひとつ残された馬ぶねを使いの者が取りに来た時、彼女は歌をうたいます。
【権力とは何か】境界線を引くのと生存に配慮するという2つの仕組みが命
権力というものが持っている構造を深堀していくと、2つの要素がそこにあることに気づきます。それが領土に対する線引きと、内政に対する圧力です。この2つのバランスの上にたって、権力は構成されているのです。
【盲亀浮木・今鏡】人がこの世に生まれることの不思議は語りつくせない
盲亀浮木という言葉を知っていますか。仏教の経典からとった表現です。盲目の亀が大海に浮かんだ木につかまることの困難さを示したものです。それだけに木につかまった時の幸福度を想像してみてください。『今鏡』に所収されています。
【ノートPCのテカリ】永遠の悩みを解決したのはこの方法だけだった
本当にノートPCのテカリは嫌です。なんとなく古臭くなってしまったようで、がっかりします。そこであらゆる手段をつくそうとしてみたものの、有効な方法がありません。最後にたどり着いたのがこれです。ただし自己責任でお願いしますね。要注意ですよ。
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国際高校のIB入試は毎年グラフの読み取りがでます。数字を短時間で読み取るために、さまざまなパターンの問題を練習しなければなりません。今回は図書館の数から、質の変化までを読み取る問題を取り上げました。
令和6年度国際高校IBコースの小論文を考えます。森林資源の問題を考える問いでした。多くの受験生にとっては、あまり実感のないテーマだったのではないでしょうか。どのような問いが出ても、それに食いついていく気概が必要です。
都立困祭高校のIBクラスを受験するためには小論文のテストが必須です。過去にどのような問題が出たのかをグーグルの新ソフトを使って分析してみました。解答例もあげたので、読んでみてください。
NotebookLMというアプリをご存知でしょうか。生成AIを使ったアシスタントプログラムです。短時間で問題のありかをつきとめ、要約します。さらに会話体でまとめることもしてくれるのです。そのスピードも驚異的です。
蜻蛉日記には複雑な女性の心がみごとに描かれています。自分の夫が昇進するのもそれほど嬉しくはありません。仕事が忙しくなり、かまってもらえなくなるのがイヤなのです。そのため、ちょっとした歌の中に、その気持ちが強くあらわれました。
兼好法師の『徒然草』には今も通用する真理がたくさん含まれています。そのうちの一つがこの芸能に関するものです。芸の道に精進するということの厳しさを実感させられます。飽きずにコツコツと長くやり続けることの大切さが示されています。
ネット社会の中で、本を読むことの意味はどこにあるのでしょうか。考えてみると、なかなかに難しいテーマです。自分の知らない世界への飛躍に満ちた想像力の遊飛とでも考えることはできませんか。
働くことの意味みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。子ども時代との断絶を経験しなかった人が増えていますね。大人と同じような価値観を、いかにも自分の考えとして述べる子どもも増えました。学歴厨などと呼ばれる人も、その中に入るか...
ネット時代とはとういう表情を持っているのか。人はそこでどんな行動をとるのか。考えてみる価値がありますね。本来、人間がしてきた考えるという行為も、今やAIが代わって行う時代になりました。そこで人の知識や経験はどういう意味を持つのでしょうか。
落窪物語といえば、中世から読み継がれている継子いじめの話しです。人間は本質的にいじめという行為をやめられないものなのかもしれません。どこかで非難しつつ、やはり好奇心をそそらずにはいられないのでしょう。
いつも何度でもという「千と千尋の神隠し」の主題歌には死生観が色濃くにじんでいる。作詞家、覚和歌子さんの詩の中に「ゼロになるからだ」という表現が何度もでてくる。ここに彼女の持つ死への観念が滲み出ている。今回は詩の中にある意味を読み取ってみた。
福原遷都みなさん、こんにちは。元都立高校国語科教師、すい喬です。今回は平清盛が周囲の反対を押し切って、強引に福原へ都を遷そうとした話を取り上げます。『続古事談』は説話集です。編者はわかっていません。成立は鎌倉時代前期と言われています。源顕兼...
同町圧力の強い社会の中で生きていくということは、容易ではありません。しかし何かの拍子に異邦人になる可能性があるのです。それは病気になった時と同じ質を持っています。その内側を少し探っていきましょう。
ことばと沈黙の関係は複雑です。饒舌であればそれでよいというワケではありません。沈黙が十分なコミュニケーションの役割を果たすこともあります。どちらも必要にして十分な力を持っているのです。
改訂版「現代の国語」には今年からかなり小説が載りました。従来は文科省が承認していなかったのです。定番小説を所収し、高校生達に文学を知ることの意味を学ばせたいとする意向なのでしょうか。あるいはほかに意図するところがあるのか。
セレンディピティというのは難しい言葉です。日本風にいえば、縁と出会いということでしょうか。ふとしたきっかけが元になって、大きな成果がもたらされるということです。人生には本当にいろいろなことがありますね。
学校へ行くという行為にはどういう意味があるのか。大江健三郎は自らの著書で問うています。子供が障害児として生まれたことで、さまざまな現実を見ることになりました。それが教育や学校という命題に向き合うきっかけになったのです。
9割本と呼ばれる本のジャンルがあります。タイトルに9割があふれかえっているのです。今までに何冊出版されたのでしょうか。人間の心理の奥に9割がヒットする場所があるのかもしれませんね。そのヒミツを探ってみましょう。
漢字とひらがなの使い分けにはいくつかのルールがあります。もちろん、これが完全な正解だというものではありません。それぞれの人の感覚に負う場面も多いのです。しかし基本を知っておけば、あまり悩むこともなくなります。
少子化の問題は日本が抱えている大きな課題です。その原因はどこにあるのか。一言では説明できません。女性の社会進出にともなう晩婚化なども理由の1つでしょう。しかしそれ以上に問題なのは、教育費の高騰なのです。
「千両みかん」という落語があります。たった1粒のみかんが千両もしたなんてと思いますが、真夏にどうしても食べたかった人にとっては、それだけの価値があったのです。冷蔵設備もなにもない時代の話ですかね。そこから経済のしくみを考えます。
孔子の弟子は多士済々です。その中で最も有名なのは子貢と子路です。2人はどういう性格の人だったのでしょうか。その違いについて、『史記』の中で司馬遷は詳しく論じています。ぜひ、じっくりと読んでみましょう。
「春暁」という孟浩然の書いた詩を御存知ですか。中学か高校で必ず習います。誰もが一度は聞いたことがあるのではありませんか。 漢詩の代表と呼べるものです。科挙の試験に落ちた詩人の一生はどのようなものだったのでしょうか。
『源氏物語』にはユニークな教育論がでてきます。光源氏が自分の息子、夕霧をどのように育てようとしたのかという点です。12歳の元服の時には、貴族の特権で4位になれるところを、きちんとルール通りの6位から始めたのです。なぜだったのでしょうか
難しい時代になりました。作文コンクールにChatGPTで書かれた文章まで登場するようになったのです。近年は総合型選抜の自己推薦書などにも使われるようになりました。さらには探求型の論文にも利用されいます。どのように判断をしたらいいのでしょうか
ポピュリズムという言葉をよく聞きますね。正確にはどういう意味なのか。把握している人はそれほど多くはないのではないでしょうか。ここでもう一度その意味を考えてみましょう。宗教の熱情にも似たその内側には何があるのか。
男言葉と女言葉というものがあります。最近では随分減ってきたとはいうものの、全くなくなったわけではありません。このような表現はどのようにして、私たちの内側に棲みつくようになったのでしょうか。そのプロセスを探ってみます。
夢をみたあと、人はだれでもその意味をしりたくなるものです。しかしとんでもない判断のミスが、その後の人生を左右することも゜あります。甘くみてはいけません。誰に絵解きをしてもらうのかということを、よくよく考えなければいけません。
ジャンクPCと戦っている人の動画をたまに見ます。実に楽しそうなのです。こんなにものすごいのをどうやってなおすのかと思いますが、なんとかしちゃうのです。しかしその苦労は並大抵のものではありません。ちょっと覗いてみましょう。
北宋時代の儒学者に司馬光という人がいます。彼が著した本が『資治通鑑』です。そこにはさまざまな帝王学が記されています。その中でも徳と才のどちらをより高く評価すべきなのかという大きな問題について考えた箇所があります。読んでみましょう。
饗庭(あえば)孝男先生のことは、いつか書きたいと思っていました。久しぶりに著書の中でも好きな本の一冊、『故郷の廃家』を久しぶりに読んだのがきっかけです。大学時代に授業を受けることができ、幸せでした。今になっても、当時のことをよく覚えています。
ソネットという詩の形式を御存知ですか。わずか14行の詩です。これを見事に自分のものにした詩人がいます。立原道造がその人です。彼の持つ言葉はとても明るいものが多いのです。しかしその反対に人間の孤独と戦う横顔も見えます。
多田行綱の 密告によって鹿ケ谷の変が始まります。『平家物語』の中のクライマックスです。しかし学校では滅多にやりません。やはり密告という事実が重いのでしょう。平清盛邸に馳せ参じた気弱な男の心境はどのようなものだったのでしょうか。
排除ベンチという言葉をご存知ですか。わざと座りにくいベンチのことです。ホームレスの人に長居をされては困るので、居心地の悪い椅子を設置してあるのです。私たちは寛容の言葉の裏に、悪意も持っています。その意味を少し考えてみましょう。
矢野誠一という演芸評論家を御存知ですか。彼のユニークな本は面白いですね。今朝もなんとなく本を拾い読みしていたら、途中でやめられなくなってしまいました。エスプリのきいたおしゃれな話がたくさん載っています。人間に対する愛情がたっぷりです。
ノートPCのバッテリーはどれくらいもつのか。それを数字で知りたいですよね。そのために今回は2つの方法をお教えします。どちらのアプリも同じ数字を正確に教えてくれます。電池のへたり具合を知るには最適です。
ips細胞の研究は日々進化しています。今回は、精子卵子のもととなる細胞を作り出すことに成功したというニュースから考察してみました。とくにips細胞の理論を使い、精子卵子になる直前の細胞に至る方法を発見した点が大きいのです。
もともと「ハレルヤ」という表現は神の恩寵を称えるものでした。その言葉を使ってレナード・コーエンは、詩を書き、歌をうたったのです。それが「ハレルヤ」でした。イタリアの歌手、ボッチェリもみごとです。聞いてみましょう。
徒然草217段にはお金の話が出てきます。学校では扱ったことがありません。ユニークな段ですね。大金持ちの大福長者はどのような金銭哲学を持っているのか。兼好法師はどのような考えだったのか。その違いについて少し探ってみましょう。