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  • 西蔵編(21)ラサ郊外(その5)サムイェ寺(後編)

    チベット仏教ニンマ派に属するサムイェ(-)寺(サムエー寺)(サムイェ・ゴンパ)(桑那寺)( Samye Monastery )は、チベット最初の仏教僧院として有名(8世紀中期創建)。 チベット仏教建築史上最高傑作とも評される寺院は、全体が巨大な曼陀羅(マンダラ)になっており、密教の宇宙観を表している。※ニンマ派は、チベット仏教の主要な四大宗派の一つ(他は、ゲルク派、カギュ派、サキャ派)で、カギュ派・サキャ派と共に紅帽派・古派と呼ばれている(ゲルク派は黄帽派・新派・改革派と称される)。 中央にはウツェ(大本殿)(須弥山)、北にダワ・ラカン(月亮殿)(月)、南にニマ・ラカン(太陽殿)(太陽)が配置…

  • 西蔵編(20)ラサ郊外(その4)サムイェ寺(前編)

    ラサからサムイェ寺(サムイェ・ゴンパ)(桑那寺)( Samye Monastery )(ニンマ派)に移動する際、帰りは直通バスがあった(所要約6時間)が、行きはバス⇒船⇒バスと乗り継ぐ形となった(所要約7時間)。※ニンマ派とは、チベット仏教の主要な四大宗派の一つ(他は、ゲルク派、カギュ派、サキャ派)。 道中の船で写真を撮影したのでUPしたい。 遠くを見つめながら船の進路を決めていく船頭の、静かに澄んだ眼差しがとても印象的で、ヘルマン・ヘッセの著作『シッダールタ』(高橋健二訳)(新潮文庫刊)に登場する渡し守ヴァズデーヴァを思い出した(単に眩(まぶ)しかっただけかもしれない)。※以下、『シッダール…

  • おまけ(その5)メメント・モリ

    ※西蔵編(19)ラサ郊外(その3)ディグンティ寺(後編)のおまけ記事 鳥葬を見学した日の旅日記を読み返したところ、以下の記録が残っていた。(1)睡眠中に藤原新也さん(作家・写真家)の面接を受ける夢を見た旨を記している(夢の詳細は不明)(2)この日は私の祖父の命日だった (1)について 藤原新也さんは好きな作家で、その著作を愛読していた。 鳥葬を見学する前に以前読んだ『メメント・モリ』(情報センター出版局刊)を思い出したのかもしれない(『メメント・モリ』は現在、朝日新聞出版より復刊されている)※本の副題(サブ・タイトル):Mémento-Mori 死を想え※メメント・モリとはラテン語で「自分が(…

  • 西蔵編(19)ラサ郊外(その3)ディグンティ寺(後編)

    翌朝、ディグンティ寺(ディグンティ・ゴンパ)(直貢替寺)( Drigung Monasteryy )の西にある鳥葬場に向かった。 鳥葬場に着くと既に旅行者達が来ていて、更に人が増えてくる(最終的には20~30名位いたと思う)。ラサ(拉薩)からのツアー客達だ(ランクル(ランドクルーザー)で来ていた)。 しばらくするとディグンティ寺の小坊主がチケットを持っているか確認に来た。 無いと伝えるとついて来いと言う。せっかく山を登って来たのにディグンティ寺まで下りる形になったが仕方ない(ラサから持参したポテトチップの袋が気圧の低下によってパンパンに膨れあがっていたので、ここはラサ(3650m)より標高が高…

  • 西蔵編(18)ラサ郊外(その2)ディクンティ寺(前編)

    ガンデン寺(ガンデン・ゴンパ)(甘丹寺)( Ganden Monastery )のシウタン祭のタンカ(チベット仏画)開帳を見学した後、メルド・グンカル(墨竹工卡)という街に泊まった(ガンデン寺からバスで約1時間)。 翌朝メルド・グンカルで食事をした後、ラサ(拉薩)から130km程東に位置するメンバ村(門巴郷)に向かった(バスで約2時間)。 宿を決めた後、15km程離れたところにあるテルドム(徳仲(忠))温泉に行った。メルド・グンカル、メンバ村の宿にはシャワーが無かったのだが、チベットで温泉に入れると聞いて喜んで出かけることにしたのだった。 テルドム温泉は、尼寺であるテルドム寺(テルドム・ゴンパ…

  • 西蔵編(17)ラサ郊外(その1)ガンデン寺

    今回より、ラサ(拉薩)郊外を訪問した記事をUPしたいと思う。 ラサに到着してから数日後に、ガンデン寺(ガンデン・ゴンパ)(甘丹寺)( Ganden Monastery )のシウタン祭(セタン祭)のタンカ(チベット仏画)開帳を見学している。 シウタン祭は、チベット暦(陰暦)の6月15日に行われる(ショトン祭(雪頓祭)より早い)。※シウタン(セタン)とは、「シルクの仏画」の意。 ガンデン寺は15世紀にツォンカパ(ジェ・リンポチェ)(1357~1419)によって創建された。 ゲルク派(黄帽派)六大寺院の総本山、ラサ三大寺院の一つ。※ゲルク派とは、チベット仏教の主要な四大宗派の一つ(他は、ニンマ派、カ…

  • おまけ(その4)同調の話

    ※西蔵編(16)ラサ(その9)ラサの思い出のおまけ記事 以前に旅のブログを書いたことがあり、その時気付いたことがある。 過去の自分には同調しやすいのだ。 ブログを書く為に旅日記を読み返すことにより、過去の自分に意識を向ける。 体調が悪い時の状況を思い出した場合、現在の自分の体調も悪くなるといった感じだ(お腹を下す等)。 (楽しい時に人は笑うが、笑うことにより楽しくなることも出来る。人間の脳は様々な状況を作り出すことが可能だ。) 余談になるが、経営者の方から聞いた話を一つ紹介したい。 その方は若かりし頃独立して事業を始めた。 しばらくは業績が順調だったが、その後経営が傾いてしまったらしく、信頼関…

  • 西蔵編(16)ラサ(その9)ラサの思い出

    ラサ(拉薩( Lhasa ))での思い出について。 まずはラサ滞在中に(市内)観光した場所を列記したい。・チャムパ・ラカン バルコル(八廓街、八角街)(ジョカンの周囲をぐるりと巡る道)の内側に位置する弥勒堂。・ムル・ニンパ(木如寧巴) バルコル内側に位置する。9世紀にラルパチェン(レルパチェン)王(802~836)(吐蕃国)が創建。・マニ・ラカン バルコル内側に位置する。・アニ・ツァングン(倉姑寺)(尼寺) ラサ三大尼僧院の一つ(他は、ドゥプトプ・ラカン、チュプサン・ゴンパ)。 ここで会った尼さんの話では、104名の尼さんがいるとのこと(当時)。 尼さん達から写真撮影をせがまれた。・ギュメ・タ…

  • 西蔵編(15)ラサ(その8)ノルブリンカ

    ショト(ゥ)ン祭(雪頓祭)期間中、ノルブリンカ( Norbulingka )(羅布林卡)(世界遺産)を訪問している(「ノルブ」は宝、「リンカ」は庭園の意)。※ショト(ゥ)ン祭とはチベット最大の祭りであり、チベット語で「ヨーグルト祭り」という意味。「ショ」はヨーグルト、「トゥン」は宴・祭りの意。 「ヤルネ」という一定期間境内に閉じこもる修行の解禁日に、ヨーグルトを用意して僧侶を出迎えたのがショトン祭の起源と言われている。 チベット暦(陰暦)の6月30日の早朝にデプン寺(デプン・ゴンパ)(哲蚌寺)( Drepung Monastery )(ゲルク派(黄帽派)六大寺院、ラサ三大寺院の一つ)のタンカ(…

  • 西蔵編(14)ラサ(その7)デプン寺

    ゲルク派(黄帽派)六大寺院、ラサ(拉薩)三大寺院の一つであるデプン寺(デプン・ゴンパ)(哲蚌寺)( Drepung Monastery )には2回訪問・参拝している。※ゲルク派とは、チベット仏教の主要な四大宗派の一つ(他は、ニンマ派、カギュ派、サキャ派)。15世紀にツォンカパ(ジェ・リンポチェ)(1357~1419)によって開かれた学派で、戒律を重視している。戒律を守っていることを示す黄色い帽子を被っていた為、黄帽派と云われた。17世紀にチベット最大勢力となり、ダライ・ラマやパンチェン・ラマもこの学派に属する。 デプン寺は、1416年にゲルク派の開祖ツォンカパの弟子ジャムヤン・ジェチェ(139…

  • 西蔵編(13)ラサ(その6)セラ寺(後編)

    ラサ(拉薩)滞在時、運良くお祭りを見ることが出来た。 以下、セラ寺(セラ・ゴンパ)(色拉寺)( Sera Monastery )のショト(ゥ)ン祭(雪頓節)のタンカ(チベット仏画)開帳について紹介したい。 ショト(ゥ)ン祭とはチベット語で「ヨーグルト祭り」という意味。「ショ」はヨーグルト、「トゥン」は宴・祭りの意。 「ヤルネ」という一定期間境内に閉じこもる修行の解禁日に、ヨーグルトを用意して僧侶を出迎えたのがショトン祭の起源と言われている。 ショトン祭はチベット最大の祭りで、チベット暦(陰暦)の6月30日にデプン寺(デプン・ゴンパ)(哲蚌寺)( Drepung Monastery )(ゲルク派…

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