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Marimoさんのプロフィール

住所
横浜市
出身
横浜市

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ブログタイトル
まりも日和 
ブログURL
https://marimotan.hatenablog.com/
ブログ紹介文
先天性腎臓形成不全による重度の腎不全のため、2歳と18日で虹の橋へ旅立った愛犬「まりも」との日々 ~腎不全と闘った642日間の記録~
更新頻度(1年)

21回 / 21日(平均7.0回/週)

ブログ村参加:2020/08/30

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ハンドル名
Marimoさん
ブログタイトル
まりも日和 
更新頻度
21回 / 21日(平均7.0回/週)
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まりも日和 

Marimoさんの新着記事

1件〜30件

  • 「まりも物語」を書き終えました。

    2019年6月 まだ元気だった頃のマリモ 「まりも物語」を書き終えて 「マリモが虹の橋へと旅立ってから、あの子の生涯を書き残したいという思いから綴った「まりも物語」を昨日遂に書き終えました。 書いている間も色々な事が思い出されて、パソコンに向かって泣いてばかりいた私ですが、書くことで少しずつ気持ちが整理されていき、また、暖かいコメントを頂いたりしたことで、随分と心が癒されました。読んでくださった皆さん、コメントをくださった皆さん、ありがとうございました。 一気に書き上げた「まりも物語」を改めて読み返してみると、マリモの生涯が腎不全の犬と暮らす飼い主さんの参考になればと思って書き始めた筈なのに、…

  • まりも物語:43、手紙 〜大好きなマリモへ〜

    いつも台所仕事をする私を見ていたマリモ 43、手紙 ~大好きなマリモへ~ マリモはとうとう虹の橋に行ってしまったね。ママとパパはマリモに会いたくて仕方ないよ。朝起きたとき、外出から帰った時、日常の端々でマリモの居ない現実を強く感じると今でも涙がこぼれる。マリモが死んでしまってから、ママが泣かなかった日は1日だってない。あの可愛かった顔を思い出さない日も1日だって無い。 49日が過ぎて、マリモは天国に行ってしまっているかな?よく言われるように虹の橋の袂でママ達を待っているのかな?どこに居るとしてもマリモが苦しさから解放されて、お友達と楽しく遊んでいるのなら、ママは嬉しいよ。 マリモの我が家での生…

  • まりも物語:42、小さな骨壺袋 ~どうか安らかに~

    2019年8月ごろ 42、小さな骨壺袋 ~どうか安らかに~ マリモの葬儀の翌週、私は布地を買いに大型の生地屋に向かった。マリモの骨壺袋用の生地やそのほかの材料を買うためだ。葬儀場で頂いたピンク色の骨壺袋は、あまり作りが良い物とは言えず、素材もナイロンであまり上質な物ではない。家に置いておくにしても、可愛かったマリモのイメージに全く馴染まない。どう見ても2歳の女の子が眠る骨壺にはあまりふさわしいとは思えないので、考えた末、自分で作ることにした。 あれこれと悩んだ後、私は優しいアイボリー色のオーガニックリネン生地と薄い水色のリボン、アジサイとスズランのアップリケを購入した。そして家に帰ると早速骨壺…

  • まりも物語:41、マリモは約束を果たしてくれた 〜2歳までは生きる〜

    マリモ、2019年9月ごろ ソファーのお気に入りの位置で 41、マリモは約束を果たしてくれた ~2歳までは生きる~ マリモの葬儀を無事に終えた翌日、私は膨大な量のマリモの写真を整理していた。マリモの写真は生後3か月で対面した時から始まり、我が家にきて1年9か月の間に撮影されたその枚数は、約2,000枚になる。中には獣医さんに様子を伝えるために撮影したものもあるけれど、それらを除いても1,500枚はあるだろう。 真っ黒な小さな赤ちゃん犬だったマリモが、少しずづ大きくなっていく様子がつぶさに残されている。先天性の腎臓形成不全を抱えた体でよく成犬まで成長してくれたものだと思う。マリモは本当に頑張った…

  • まりも物語:40、葬儀 ~最後のお別れ~

    苦しさから解放されて、穏やかな顔のマリモ。 40、葬儀 ~最後のお別れ~ 21日のお昼にマリモの葬儀は行われた。実家の母が同席したがったけれど、このコロナ禍では同居家族以外の出席は禁止されていた為、私と夫の二人で見送ることになった。葬儀は12時からなので、11:30にマンションの前に送迎車が来る予定になっている。マリモの亡骸を撫でていられる時間はもう僅かしかない。 改めてマリモの冷たい頬を撫でる。毎日保冷剤を入れ替えて冷やしていたけれど、その体から微かに臭気を感じる。やはり今日が家においておける限界だったのだろう。 ベッドに横たわるマリモは、息をしていないものの、穏やかにスヤスヤ眠っているよう…

  • まりも物語:39、見送りの前に ~飼い主として最後の役目~

    古い靴下を咥えてきて、遊びに誘うマリモ。 39、見送りの前に ~飼い主として最後の役目~ 葬儀の手配が電話を切ると、私は区役所へと向かった。人間と違って死亡届を出さないと火葬できないわけでもないのに、何も雨の中を今日行かなくてもと夫は止めたけれど、家で何もしないでいると涙が止まらない。 何か手を動かそうにも掃除も、大好きな手芸さえもやる気が起きない。たとえ雨降りでも少し外に出たほうがいいように思い、私は雨の中を一人、隣の駅にある区役所まで歩いた。 区役所で登録を抹消して犬観札を返却しようとすると、担当した窓口の女性は、丁寧にお悔やみを言って、犬観札は記念に取っておくこともできると教えてくれた。…

  • まりも物語:38、通院記録 ~200回に及ぶ通院を耐え抜いたマリモ~

    病院から帰ってきてベッドで休むマリモ。 32、通院記録 ~200回に及ぶ通院を耐え抜いたマリモ~ 翌朝、私は5時ごろに目を覚ました。昨夜はほぼ一晩中泣いて、朝方にウトウトした程度だったけれど、不思議と眠気は無い。昨夜、病院から連れて帰ったマリモは、いつものように犬用ベッドに寝かせてある。その顔は今にも起きだしてきそうだ。 頬の辺りを撫でてみると、その頬は既に固く冷たくなっていた。つい昨日の朝までは、衰弱してはいても触ればしっかりと暖かく、柔らかかった頬から、生命は完全に去ってしまった。 私はマリモをベッドごとリビングに移した。昨夜は混乱していて忘れてしまったけれど、マリモの身体が傷まないように…

  • まりも物語:37、最後の日(2)~腎不全と闘い抜いた642日間の終わり~

    私の膝で甘えるマリモ 37、最後の日(2)~腎不全と闘い抜いた642日間の終わり~ 幸い、業者の倉庫へは全く迷わずにつくことができた。もうすぐ13時になる。早くレンタルしてマリモを迎えに行かなくては。しかし、私と同じように今日中にレンタルしたい人たちが何組か待っていて、かなり待たなければならなかった。 事前予約して宅配で設置してもらう人が殆どなのだろうと思っていたけれど。考えてみればかなり切羽詰まった状況でない限り、ペット用の酸素ボックスなどレンタルしないだろう。皆、急に必要な事態になって、大急ぎで借りに来ているのだ。しかも営業時間が短いことが混雑に拍車を掛けていた。 14時少し前に私の順番が…

  • まりも物語:37、最後の日(1)~まりもが生きた最後の1日~

    ぼんやりと外を眺めるマリモ 37、最後の日(1)~まりもが生きた最後の1日~ 5月19日は朝から強風の中パラパラと雨が降り、5月にしてはとても寒い日だった。マリモは相変わらず苦しそうにしている。呼吸以外にも私には気になることがあった。昨日も午前中に点滴を受けているのに、マリモは全く排尿をしていなかった。 腎不全の末期症状の中でも、尿が出なくなったらもう相当に危険な状態だという。少なくともマリモは、20時間以上は排尿をしていない。そんなことを考えていると、マリモがふいにベッドの上で立ち上がり、ふらつきながらもベッドから出てきてお尻を下げた。 トイレまで歩く力が無いのだろう。マリモはベッドの横でよ…

  • まりも物語:36、最後の夜 ~一晩中背中を擦り続けた夜~

    5月2日、まだソファーに立ち上がる元気があった。 36、最後の夜 ~一晩中背中を擦り続けた夜~ 家に帰って暫くの間はマリモの呼吸は幾分落ち着いていたが、また夜になると苦しそうに肩で息をし始めた。涎もたくさん出ている。様子を見れば見るほど私には肺水腫に見える。もうマリモの体をあまり動かさない方が良さそうだったので、その夜はマリモを寝室に運ぶのではなく、私がリビングに布団を敷いてマリモに添い寝することにした。 夜中になってもマリモの呼吸は安定せず、苦しそうに肩で息をしている。そして時折上体を起こしてこちらを見る。私は傍らに寄り添ってひたすらマリモの背中を撫で続けた。マリモは苦しそうに私を見つめてい…

  • まりも物語:35、呼吸 ~突然始まった呼吸困難~

    ソファーで寝転ぶ夫の上に乗るマリモ。 35、呼吸 ~突然始まった呼吸困難~ 5月18日、日曜日は朝からあまり天気が良くなかった。今月になってから、雨の日はマリモの体調もすぐれないことが多くなっている。医師も末期の最後の方では体調はちょっとした気圧の変化や天候にも左右されるようになると言っていた。 マリモは、相変わらず寝室から離れない。ただ、昨日までは私達のベッドに上がりたがっていたのに、昨夜一緒に眠った後は、朝から犬用ベッドに入って横たわっていた。 昨日よりも少し元気が無いので動かすのは少し躊躇われたけれど、昨日あたりからお水を飲む量が明らかに減っている。脱水を防ぐためにも点滴を受けさせなけれ…

  • まりも物語:34、苦しませないために ~腎不全末期・安楽死の是非~

    朝、パパを起こそうと奮闘するマリモ。これが生前最後の写真となった。 34、苦しませないために ~腎不全末期・安楽死の是非~ マリモは、ほぼ毎日寝室のベッドで寝ていて、もうトイレとお水を飲む以外は全くリビングに来なくなってしまった。私はこまめに様子を見るようにはしていたけれど、万一ベッドの上でオシッコを漏らしてしまった時の為にオムツをさせることにした。 以前もヒートに際にオムツをさせようとしたけれど、その時はとても嫌がって抵抗したのに、今では全く抵抗しない。もう抵抗する元気さえないのだろう。 私はマリモに何かしてやれることは無いか、看病で気を付けることは無いかを調べるために、インターネットで腎不…

  • まりも物語:33、夜も一緒に ~近づいてきたお別れの足音~

    5月4日頃。ここから急に衰弱が始まった。 33、夜も一緒に ~近づいてきたお別れの足音~ 5月14日の夜、私がお風呂からあがって寝室に行くと、マリモは夫が寝転がっている横に、ちょこんとお座りしていた。いつも夜はリビングの自分のベッドで寝ていたのに、その日はいつも通りにベッドに寝かせ、リビングの電気を消したら寝室までやってきたのだという。 もう一度リビングのベッドに連れて行ってみたけれど、やはりそこには眠らず寝室に来てベッドに上がりたがる。一人で朝までリビングに眠るのは不安なのだろうか。私はとりあえずマリモのベッドを寝室に移動させて、夫のベッドの横に寝かせた。 マリモはベッドに上がりたがったけれ…

  • まりも物語:32、投薬中止 ~欠かすことのなかった投薬の中止を決めた日~

    マリモをあやす夫。もうマリモは殆どベッドから出なくなっていた。 32、投薬中止 ~欠かすことのなかった投薬の中止を決めた日~ 生涯最後の散歩を終えた日の夜、マリモはヨーグルトと混ぜたクレメジンさえ飲まなくなっていた。あれほど大好きだったヨーグルトさえ、もう受け付けなくなってしまったのだ。本来であれば無理に口の中に物を入れるこはしたくはないけれど、毒素の吸着剤は何としても飲ませたい。 可哀想だけれど抱っこして口を開かせ、クレメジンを私の指先につけて少しずつ飲ませた。しかし、マリモは途中で嫌がって口を閉じてしまう。口臭も以前にも増して腐敗臭のような異様な臭いが強くなっていた。 最近では口の中を触ら…

  • まりも物語:31、再びの悪化 ~腎不全末期・奇跡の終わり~

    初夏の日差しの中、日向ぼっこするマリモ。 31、再びの悪化 ~腎不全末期・奇跡の終わり~ お誕生日の翌日、早速サラダチキンを作って食べさせてみると、マリモは喜んで食べた。私は嬉しくなって、きっとこの分ならもう少し食べられるものも増えていくだろうと思っていた。 しかし、マリモが2歳を迎えた2日後の5月4日の朝、マリモは朝食を食べなかった。前日に買ってきておいたマドレーヌやクロワッサン、シフォンケーキを少し加熱してみても全く食べない。 しかしヨーグルトに混ぜたクレメジンだけはペロペロと舐めて綺麗に食べた。1時間置いていつものように漢方薬を飲ませようとしても、口を固く閉じて開けない。今まで嫌々でもち…

  • まりも物語:30、マリモ、2回目の誕生日を迎える ~腎不全末期・奇跡的に迎えた2歳の誕生日~

    祝!マリモ2歳!この頃はまだ目に凛とした力が宿っていた。 30、マリモ、2回目の誕生日を迎える ~腎不全末期・奇跡的に迎えた2歳の誕生日~ 3月に奇跡的な回復を見せ、4月も比較的安定し体調で乗り切ったマリモは、5月2日に無事に2回目のお誕生日を迎えた。マリモの腎臓形成不全が発覚し、治療が始まった時から2歳の誕生日を迎えることは私の悲願だった。生後9か月で症状が発覚した際には既に第3期に入っていたことや、2月下旬の衰弱を考えると、マリモが無事に2歳を迎えられたことは、かなり奇跡的なことだった。 祝!マリモ2歳! 2日の朝は、前年のマリモの誕生日にもそうしたように、私は5時過ぎに起きて、既に目を覚…

  • まりも物語 (番外編) : 止まった腕時計

    2019年3月ごろのマリモ。お散歩が大好きだった。 まりも物語(番外編): 止まった腕時計 最近私は新しい腕時計を買った。それまで使っていた腕時計は、マリモが亡くなった5月19日以降、壊れて動かなくなってしまったからだ。 その腕時計は23年前に買って、以来ずっと愛用してきたものだった。特にブランド物や高価な時計だったわけではない。確か百貨店の入口で友達と待ち合わせていた時に、だいぶ早く着いてしまって、時間潰しに店内をウロウロしている時に見つけた物だった。ごくシンプルなシルバーの時計で、金額は1万5千円ぐらいだっただろうか。スッキリと無駄な装飾がない静かな佇まいに一目惚れして購入した。 以来23…

  • まりも物語:29、コロナ禍の日々、つかの間の平穏(2)~腎不全末期・最後の穏やかな日々~

    私と夫が毎日在宅で、ご機嫌なマリモ。 29、コロナ禍の日々、つかの間の平穏(2)~腎不全末期・最後の穏やかな日々~ 絶望的な検査結果を尻目に、マリモは体調も安定して夫に甘え放題の毎日を送っていた。貧血が進んでいるので心配ではあったけれど、公園に行けば特にフラつくこともなく、尻尾をフリフリしながら歩いている。 公園内にある緩やかな階段も、駆け足で軽快に上ってきた。しかし、食欲だけはほんの少しずつ、確実に細くなっていった。良く食べる日もあるけれど、それまでは大好きだったリンゴもあまり食べなくなり、乳酸菌スティックさえ食べない日もあった。主食となったのはパン類で、あとは私が自分用に焼いたクッキーをよ…

  • まりも物語:29、コロナ禍の日々、つかの間の平穏(1)~腎不全末期・最後の穏やかな日々~

    コロナ禍の中、ご機嫌で日向ぼっこするマリモ。 29、コロナ禍の日々、つかの間の平穏(1)~腎不全末期・最後の穏やかな日々~ 3月に奇跡の復活を遂げたマリモは、4月になっても体調は安定していた。そして新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、4月1日より夫が在宅勤務になり、非常事態宣言後の4月8日より私が自宅待機となった。 夫と違って私はパートタムの派遣社員なので、本来であれば休業補償の対象外となる。当然派遣会社からは補償は無いと連絡があったが、私の雇用主は私に給料の6割を支払うと言ってくれた。 マリモの医療費が嵩む中で給料が減るのは痛い。しかし、これでマリモを置いて仕事に行かなくてもいいと思うと、…

  • まりも物語:28、2度目の桜 ~腎不全・余命宣告後の奇跡~

    3月28日、2度目のお花見をしたマリモ 28、2度目の桜 ~腎不全・余命宣告後の奇跡~ その後もマリモは激しい偏食ながらも乳酸菌スティックやパンを主食に回復していき、朝晩公園をお散歩するまでに回復していった。家の中でも以前のように散らかして歩くことはしないものの、尻尾をピンと上げて歩き回り、時々私が靴下を脱いでその辺に置いておくと、得意そうに咥えて逃げ回る。 以前に比べればやはり動きにキレがなく、寝ている時間が多いとはいえ、公園でもスタスタと歩き、その歩調はほんの数日前まで絶食で死にかけていた子には到底見えなかった。 激しい下痢症状 しかし、食欲が回復して暫くすると、マリモは酷い下痢になった。…

  • まりも物語:27、腎不全に負けずに成長した子、その生命力

    3月の陽だまり。ママが洗濯物を干す横で日向ぼっこ。 27、腎不全に負けずに成長した子、その生命力 3月に入り余命宣告を受けた直後、10日間以上も絶食が続いていたマリモは、二度目のお雛祭りの日に突然ボーロを食べ始め、夜にはボーロと炊き立てのご飯を食べ始めた。 トイレと水を飲む以外は全く立ち上がらなかったのに、よろよろとリビング内を歩き、ソファーのお気に入りの場所に上ろうとし、さすがに自分では上がれないので私にのせてくれとせがむ。 乗せてあげるといつものひじ掛けに顎を乗せて、ご機嫌そうな表情を浮かべた。そして電気釜からご飯が炊けたことを知らせるアラームが鳴ると、まるで「ママ、ご飯ちょうだい」と言う…

  • まりも物語:26、奇跡の回復

    3月3日、10日以上続いた絶食から奇跡の復活を迎えた瞬間 26、奇跡の回復 マリモの絶食状態は3月になっても続き、体重は3kgちょうどまで落ちた。連日の通院も空しく、マリモが回復する様子はない。それでも私は少しでもマリモの苦痛が和らぐのであればと連日点滴に通った。 3月でマリモは1歳10か月。生後9か月目から通院ばかりの毎日で、特に11月からは河川敷やドッグランにも、大好きなトレーニング教室にも行くことができず、週3~4日の通院と毎日近所の公園を散歩する以外は特に何もない日々だった。 生まれながらに重篤な疾患を持ち、ここまで懸命に通院に耐えてきたのに、僅か1歳10か月で生命の危機にあるマリモを…

  • まりも物語:25, 絶食

    食欲が落ち、急に痩せてしまったマリモ 25, 絶食 2月に入り、体調も安定して通院も皮下補液のみの日が続いていたが、当初は比較的良好だったマリモの食欲が、月半ばぐらいから僅かに落ちてきた。私はトッピングを色々工夫してみたけれど、前のように食べてはくれない。とうとう療法食を食べさせることは諦めて、好物の犬用カステラやサツマイモ、カボチャ、バナナ等を食べさせるようになった。 腎不全の子の食事は、食欲にムラがあるし、喜んで食べたからと言って同じものばかりあげると直ぐに食べなくなってしまう。私は常時、療法食2種類以上、おやつは市販の犬用おやつ以外に、サツマイモ、カボチャ、バナナ、リンゴを常備し、手作り…

  • まりも物語:24、つかの間の平穏

    お散歩の後、疲れてすやすや眠るマリモ 24、つかの間の平穏 誤嚥性肺炎から回復したマリモは、2月に入る頃にはかなり体調が安定した状態が続いていた。そこで、ずっと点滴し続けていた静脈を休ませるためにも、一回点滴を中止して皮下補液に戻してみることにした。マリモにしても、3か月近く続いた点滴生活で、ほぼ毎日つけていた管が外れれば快適だろう。また前回のように体調を崩す調ならまた点滴に戻すしかないけれど、できるだけ血管を休ませてあげたい。 医師の話では、普通は1ヶ月程度点滴を続ければある程度数値は改善されて落ち着いてくるので、マリモのように3か月もぶっ続けで点滴をする子はいないということだった。やはり、…

  • まりも物語:23、肺炎と貧血

    元旦、初詣に出かけたマリモ 23、肺炎と貧血 2020年になり、マリモは2回目のお正月を迎えた。私達は朝からお雑煮とお節を食べたけれど、マリモは普段通りの療法食とサツマイモ、あとはお正月ということで、クレメジンを飲ませる用以外に、少量のヨーグルトにバナナをトッピングして食べさせることにした。マリモはヨーグルトもバナナも大好きなので、大喜びで食べてくれた。 午後からは、前年にもマリモを連れて初詣に行ったお寺に行くことにしたが、今年のマリモにはもう長い距離は歩けない。マリモをキャリーバッグに入れて、身体を冷やさないように低温に設定した蓄熱式の湯たんぽをタオルに巻いてお腹の下に入れ、上からブランケッ…

  • まりも物語:22、年末

    静脈点滴は欠かせないものの、体調は安定していた。 22、年末 年末が近づいてもマリモの一日置きの通院はずっと続いていた。マリモはその後、特に嘔吐することもなく、脚に管を付けているものの普段通りに暮らしていた。私達夫婦は毎年12月には1泊で温泉に行っている。昨年はトレーナーさんにマリモを一晩預けて川治温泉に出かけたが、今年はどうしたものかと考えていた。 11月にマリモが尿毒症になるまでは、今年はマリモもつれて、箱根か湯河原など近場のペットOKの温泉に行こうと思っていたけれど、今のマリモを連れて出かけるのは到底無理なことだ。一日おきの点滴があることと、脚に管を付けて他の犬じゃれ合うと危険なことから…

  • まりも物語:21、静脈点滴生活(2)

    前脚から点滴用の管が外れて、遊んでほしそうな顔で座っているマリモ。 21、静脈点滴生活(2) マリモがやっと皮下補液に戻せるようになり、一安心と思ったのもつかの間、このひと時の安心は、翌々日には破られることになった。火曜日の朝に管を外したマリモは2日間の管無し生活をエンジョイし、公園を警戒に歩いていた。そして木曜日の朝もいつも通りお散歩に連れて行こうと思った時、マリモが嘔吐した。 つかの間だった回復 木曜日は、動物病院はお休みの日だったが、私はとりあえず病院に電話をした。電話は留守電になっていたけれど、伝言を残すと直ぐに院長先生から電話があり、朝一で来られるのであれば対応してくれると言う。私は…

  • まりも物語:21、静脈点滴生活

    静脈点滴開始から10日、すっかり元気を取り戻したマリモ 21、静脈点滴生活 マリモが静脈点滴を開始して10日が過ぎた。マリモの体調はかなり改善されて、前脚に管を付けた状態ではあるけれど、近所の公園を朝夕お散歩するようになった。そしておやつ類しか食べなくなってしまっていた食事も、前よりトッピングを増やせば以前と同じ療法食を食べるまでに回復していた。 この10日間、私は苦しそうなマリモが可哀想で病院でも家でもほぼ毎日泣いていた。私があんまりしょっちゅう泣くのでやりづらかったのだろうか、それまでは男性の院長先生ともう一人の女性医師のどちらかが見てくれる感じで、どちらかと言うと院長先生の診察が多かった…

  • まりも物語:20、突然の悪化(2)

    嘔吐の2日前、夫とソファーに座るマリモ 20、突然の悪化(2) その週末、マリモに新品の腹巻を洋服の下に着せて、私と夫はいつも通り散歩に出ようとした。しかし、外に出てもマリモは歩かない。あれっ?と思って様子を見ていると、マリモは突然、大量に嘔吐した。 マリモはこれまでの時々嘔吐することはあった。しかしそれは大概漢方薬を飲ませた数分後のことで、それ以外での嘔吐は無かったし、量もほんの少しだった。驚いた私は直ぐに動物病院に向かい、マリモは血液検査を受けた。 実は前回の7月の血液検査以降、この日まで、マリモは血液検査を受けていなかった。1月から7月までの期間は、少しの変化はあったものの、数値に大きな…

  • まりも物語:20、突然の悪化(1)

    元気いっぱいだった最後の日々。10月は食欲も大せいだった 20、突然の悪化(1) 10月に入っても、マリモの体調は安定していて、毎日元気いっぱいに過ごしていた。なぜか食欲も増していて、以前は食事のたびに付きっ切りになり、トッピングを足すなど色々工夫しないと、なかなか食事を全て食べさせることができなかったのに、この10月は最初のトッピングだけで規定量を全て平らげ、おかわりまで欲しがる日もあった。 マリモの食事に時間がかかることは、私にとって大きなストレスでもあったので、私は大いに喜んだ。そしてこんなに元気なマリモを見ていると、やはり一緒にどこかへ行きたいと思うようになった。 この頃、私は密かに複…

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