DMM TVで映画『栞』視聴。三浦貴大くんが真面目さゆえに苦しんでしまう理学療法士の役です。病院内の描写がやけにリアルだと感じたのですが、監督の榊原有佑さんは元々このお仕事をされていたのだそうです。だとすると主人公のモデルは、前職時代の自分
庄司雅彦『すぐに結果を出せる すごい集中力』読了。サラリーマンを経て司法試験にも通り、数々のノウハウ本も執筆している著者による「集中力」の養い方の本です。こういう本は、昔よりもニーズはあるのだと思います。スマホが手元にあるだけで、ツイッター
映画『茜色に焼かれる』視聴。コロナ禍での格差拡大と、そのしわ寄せをもろに食らった弱い人々を中心とした物語です。冒頭、オダギリジョーが老人の暴走車にはねられて死ぬ過去のシーンから始まります。ワイドショーでよく使われるような安っぽい再現CGを使
バリー・ランセット『トーキョー・キル』読了。主に東京を舞台にしたアメリカ人作家の推理小説なのですが、解像度が非常に高いです。日本に住む我々が読んでもまったく違和感を感じません。スシもゲイシャも出て来ないしハラキリもありませんので。その代わり
湊隆幸『人生のリアルオプション』読了。タイトルからすると、オプションの考え方を人生での意思決定に使えるように解説する、というのが本書のコンセプトだったように思えます。ところが、前半は格言や昔話を少し論理的に捉えてみる、といった段落が続きます
映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』視聴。岸井ゆきのの視点で父方のおじいちゃんが死んでから葬儀が終わるまでを綴ったお話です。伊丹十三監督の『お葬式』の現代版みたいな感じですね。田舎の自宅で執り行われる葬儀というのも、今後は珍しくなってい
Amazonプライム・ビデオで映画『君の膵臓をたべたい』視聴。脚本は吉田智子さん。もしかしたら『僕等がいた』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を観ていたのでオススメされたのかもしれません。でも、アマゾンのレコメンドは脚本家まで覗いている
松尾諭『フラッパー』読了。1975年生まれの著者の、小6の夏からつい最近2016年までの物語。爪切男さんの『クラスメイトの女子、全員好きでした』的な軽めのエッセイを期待していましたが良い意味で裏切られました。タイトルの「フラッパー」という語
映画『ハナミズキ』視聴。『僕等がいた』『先生!』を見ていたためでしょう。おそらくは生田斗真繋がりでアマゾンにオススメされました。2010年の作品です。『僕等がいた』よりも前の撮影で、まだ斗真くんの高校生役もそこまで無理ない感じです。水産高校
映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』視聴。『僕等がいた』と『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を見たのでアマゾンからオススメされたのだと思います。同じく三木孝浩監督。2017年の作品とのこと。『僕等がいた』の前篇では高校生だっ
映画『マイ・ブロークン・マリコ』視聴。映画公開時にだいぶツイッター上でCMを見ました。永野芽郁がシャウトしてるな、と気になってはいましたが、公開から3ヶ月程で配信にやってきましたね。原作は漫画だそうですが、ネット誌上での連載で全4話というの
映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』視聴。『僕等がいた』の三木孝浩監督の作品です。一気見したのでアマゾンにオススメされたのでしょう。タイトルの意味にモヤモヤしながら、事前知識無しに見始めました。叡電で出会いそして別れる、京都を舞台にし
ドラマ『ハイポジ 1986年、二度目の青春。』視聴。2020年のドラマですが、漫画の原作は2017年にマンガ誌に連載されたものだそうです。お話の中では2016年に46歳の主人公が30年前の1986年の16歳の体にタイムスリップします。198
映画『僕等がいた』視聴。前後篇ともイッキ見です。高校2年の釧路での前篇と、大学生活をほぼ飛ばして社会人生活を送る東京での後篇。人生のある期間を切り取るにはこれくらいの分数(ほぼ2時間✕2)は必要だよな、と再確認させられました。本作に比べると
Amazonプライム・ビデオで映画『弱虫ペダル』視聴。漫画もアニメも未視聴なので、先入観なしで観ることとなりました。それに、ロードバイクの世界も全くの未経験。駅伝とはまた違った形のチームワークが必要なのですね(小並感)。『宮本から君へ』のよ
読売新聞社会部「あれから」取材『人生はそれでも続く』読了。読売新聞の連載「あれから」をまとめたものとのこと。連載は、ニュースになった人々のその後を追うルポ企画だそうです。昔、朝日新聞でもこういう連載があったように記憶しています。ツービート以
Amazonプライム・ビデオで映画『地獄の花園』視聴。ところどころ中途半端にバカリズムが出てきて、なんかもったいないなあと思っていましたが、エンディングロールで納得。彼の脚本作品だったのですね。それを知って振り返ってみると、一旦決めた世界観
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DMM TVで映画『栞』視聴。三浦貴大くんが真面目さゆえに苦しんでしまう理学療法士の役です。病院内の描写がやけにリアルだと感じたのですが、監督の榊原有佑さんは元々このお仕事をされていたのだそうです。だとすると主人公のモデルは、前職時代の自分
川村元気『私の馬』読了。ご自身の手によって映画化されることを前提にした作品でしょうか。実際の事件に着想を得たとのことですが、2時間できっちり完結しそうなちょうどよい内容に仕上がっていますね。流石です。勤め先のお金に手を付けてしまう独身女性の
齊藤寅『桐島聡 逃げる。』読了。副題に「哀しき49年の逃亡生活」とある通り、桐島容疑者の逃亡生活を追ったルポです。しかしながら、のっけから梯子を外されます。49年のうち40年を報道された例の藤沢の工務店に住み込みで過ごしていた、というのです
ジェームズ・クラベル『将軍』1~4読了。エミー賞受賞おめでとうございます、と言上はするものの、さすがにディズニープラスに加入してドラマを見る気までは起きなかったので、最近復刻した原作を読みました。全4巻ですが、今(2024年9月26日)のと
小谷野敦『あっちゃん』読了。副題は「ある幼年時代」とありますが、幼年期から小学校卒業までの自伝です。書き下ろしの長編で、よくこんなに書くことがあるなというくらい子供の頃の記憶が文字化されています。テレビについての話題が多いですが、一回り上の
徳本栄一郎『角栄失脚』読了。副題は「歪められた真実」で、表紙にはさらに「ロッキード事件はアメリカの陰謀だったのか?今、30年間の封印を解く。」とあります。30年間?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は2004年出版とかなり古い本
柴田哲孝『暗殺』読了。話題の一冊。無論、フィクションとして楽しませていただきました。陰謀論にならないレベルの背景なのが素晴らしいです。大きな陰謀論で語られることの多い巷の未解決事件も、あるとしたらこれくらいの怨恨なのかな、と感じられるくらい
橘玲『テクノ・リバタリアン』読了。副題が「世界を変える唯一の思想」というもので、ずいぶんと大きく出たな、というのが読書前の印象。ですが、読み終えてみると案外違和感は無いです。我々の日々の生活は、SNSに限らずGAFAが提供してくれるものに覆
森永卓郎『書いてはいけない』読了。副題は「日本経済墜落の真相」というもので、ともすると「日本航空機墜落の真相」と空目してしまいますが、無論、それを狙ってのこの文字の並びだろうと思われます。上品な売り方ではありませんが、確信犯にそれを指摘する
田村秀男・石橋文登 『安倍晋三vs財務省』読了。田村さんと石橋さんの対談本です。同じ新聞記者とはいえ、経済畑の記者と政治畑の記者ということで少し系統が違うわけですが、安倍さんを軸にすることでツーカーで話が進むあたり、安倍政権を語るならまず経
外山薫『君の背中に見た夢は』読了。タワマン文学の第一人者、窓際三等兵こと外山薫さんによる単著二作目は小学校受験のお話。主人公たちの住む家は都内の戸建てで、すでにタワマンですら無くなっとるやんけ、というツッコミを入れたくなりますが仕方ありませ
プライム・ビデオで映画『桐島、部活やめるってよ』視聴。実をいうと朝井さんの原作は途中で投げ出した口でして…。ありもしなかった青春時代の心のキズが疼くと言いますか、なかなかしんどくて読破できなかったのでした。そもそも自分は高校に行ってないので
麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』読了。麻布競馬場さんの単著二作目ですね。デビュー作である『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』は短編集でしたが、本作はどちらかというともう少し長めの作品が4つ。いずれも主人公こそ違うものの、脇役として慶
山田昌弘『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』読了。副題は「結婚・出産が回避される本当の原因」というものです。2020年のコロナ禍真っ最中のときに書かれた本ですが、最近になってX(旧ツイッター)のTLで話題になっていたので手に取りました。
佐川恭一『就活闘争 20XX』読了。佐川さんの描き下ろし小説でテーマは就活。以前、『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』を読んだ際、「学歴へのこだわりとリビドーが抜けたら、この著者はどういう筆致になるのか」と書きましたが、今回
鈴木涼美『YUKARI』読了。源氏物語を題材にしているそうですが、済みません。どのあたりがオマージュなのか、あまりよくわかりません。教養がないと、こういうところで楽しみが減りますね…。というわけで源氏物語云々を抜きにして本書を解説しますと、
森永卓郎『ザイム真理教』読了。実は本書を読み始めるまで「ザイム真理教」という言葉は、森永さんが考案したものとばかり思っていたのですが、どうも違っていたようです。ネットで流行っているワードを拝借してきたとのことなのですが、それでもその「教義」
プライム・ビデオで映画『青天の霹靂』視聴。劇団ひとりの小説を自らが監督として、また助演もするという作品。2014年の映画なので、もう10年前になるのですね。主人公(大泉洋)は浅草の劇場にも出入りする売れないマジシャンという設定です。後に『浅
プライム・ビデオで映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』視聴。アマプラ入りを機に消化しました。方々で評価されているのは存じておりますが、アニメオタクでもないし押井守のファンというわけでもないので、これまで特に見る機会もありません
プライム・ビデオで映画『市子』視聴。前回の『ある男』が戸籍が入れ替わった男の話なら、今回はそもそも戸籍のない女の話。彼女が無戸籍であることについては、当然に本人に過失があるわけではないですし、親を含め環境に恵まれなかったのは事実です。そのこ
プライム・ビデオで映画『桐島、部活やめるってよ』視聴。実をいうと朝井さんの原作は途中で投げ出した口でして…。ありもしなかった青春時代の心のキズが疼くと言いますか、なかなかしんどくて読破できなかったのでした。そもそも自分は高校に行ってないので
麻布競馬場『令和元年の人生ゲーム』読了。麻布競馬場さんの単著二作目ですね。デビュー作である『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』は短編集でしたが、本作はどちらかというともう少し長めの作品が4つ。いずれも主人公こそ違うものの、脇役として慶
山田昌弘『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』読了。副題は「結婚・出産が回避される本当の原因」というものです。2020年のコロナ禍真っ最中のときに書かれた本ですが、最近になってX(旧ツイッター)のTLで話題になっていたので手に取りました。
佐川恭一『就活闘争 20XX』読了。佐川さんの描き下ろし小説でテーマは就活。以前、『清朝時代にタイムスリップしたので科挙ガチってみた』を読んだ際、「学歴へのこだわりとリビドーが抜けたら、この著者はどういう筆致になるのか」と書きましたが、今回
鈴木涼美『YUKARI』読了。源氏物語を題材にしているそうですが、済みません。どのあたりがオマージュなのか、あまりよくわかりません。教養がないと、こういうところで楽しみが減りますね…。というわけで源氏物語云々を抜きにして本書を解説しますと、
森永卓郎『ザイム真理教』読了。実は本書を読み始めるまで「ザイム真理教」という言葉は、森永さんが考案したものとばかり思っていたのですが、どうも違っていたようです。ネットで流行っているワードを拝借してきたとのことなのですが、それでもその「教義」
プライム・ビデオで映画『青天の霹靂』視聴。劇団ひとりの小説を自らが監督として、また助演もするという作品。2014年の映画なので、もう10年前になるのですね。主人公(大泉洋)は浅草の劇場にも出入りする売れないマジシャンという設定です。後に『浅
プライム・ビデオで映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』視聴。アマプラ入りを機に消化しました。方々で評価されているのは存じておりますが、アニメオタクでもないし押井守のファンというわけでもないので、これまで特に見る機会もありません
プライム・ビデオで映画『市子』視聴。前回の『ある男』が戸籍が入れ替わった男の話なら、今回はそもそも戸籍のない女の話。彼女が無戸籍であることについては、当然に本人に過失があるわけではないですし、親を含め環境に恵まれなかったのは事実です。そのこ
プライム・ビデオで映画『ある男』視聴。上映時にTwitterで映画のCMを見た記憶があります。失踪というか背乗りというか、戸籍入れ替わりのお話とのことでしたが、そのCMでは当該の「ある男」でもそれに振り回された女でもない妻夫木くんの映像がメ
黒川博行『騙る』読了。どこまでが本当かわからない、古美術の世界の物語が6編。どいつもこいつも欲得ずくで動く胡散臭い輩ばかりなのですが、それら登場人物のほとんどが関西の言葉なので、そんな彼らのしょーもない欲望も、なんとなくほんわかしてしまうと
万城目学『八月の御所グラウンド』読了。直木賞受賞の表題作ともう一本が「十二月の都大路上下ル」。いずれも京都を舞台にした物語です。片方は陸上で青春している高一の女子が主人公、他方は爛れた学生生活を送っている京大の四年生が主人公です。「Numb
現代ビジネス編『日本の死角』読了。雑誌で話題になった記事のうち日本社会について書かれたものをまとめて一冊の本にしたもののようです。執筆者もテーマも千差万別ですし内容も玉石混交。そもそも、それぞれ十数ページなので分析が浅いといえば浅いのかもし
プライム・ビデオで映画『犬王』視聴。平家物語を題材にしていますが、南北朝時代のお話です。アマゾンレビューやWIkiなどを見ると設定もかなり作り込まれているようですが、そこまで理解できていないままでも、絶えず音楽が鳴っていて、そのビートで持っ
プライム・ビデオで映画『ヒノマルソウル』視聴。田中圭&土屋太鳳という『哀愁しんでれら』と同じペアですが、中身は全く違います。本作はおどろおどろしい要素は限りなくゼロのスカッとスポーツ系邦画です。それにしてももう26年も前になるのですね。長野
相場英雄『覇王の轍』読了。相場作品を読むのは『Exit』以来です。あの作品はコロナ前からコロナ禍に至るまでの時期を描いていましたが、本作はすでにコロナ後の物語になっています。「STORY BOX」という雑誌で2021年9月号から2022年7
平戸萌『私が鳥のときは』読了。表題作とその続編というか前日譚みたいな描き下ろしの2作。いずれも中学生が主人公です。氷室冴子青春文学賞の大賞作とのことですが、それもうなずけます。最近の中学生はこんなに無垢だろうか、なんてことを思ったりもします
万城目学『鹿男あをによし』読了。『鴨川ホルモー』がデビュー作で本作が二作目なのですね。前作は京都の街の描写が多く、こういうのは映画にしたら街の良いPRになるよなぁ、なんて思っていたら、その通りになりました。程よくストーリーが整理されていて、
『安倍晋三 回顧録』読了。今更ではありますが、年末年始で読んでみました。いわゆる政治家の回顧録というものをこれまで読んだことがなかったので、こういう形式のものがスタンダードなのかどうかは知らないのですが、インタビュアーの問いに対して、安倍さ
橘玲『世界はなぜ地獄になるのか』読了。いわゆるキャンセルカルチャーについての解説本です。タイトルからも分かる通り、それを称揚しているわけではありません。もちろん自分はキャンセルカルチャーで取り上げられる類の議論の門外漢ですが、あの手の主張を