ミーミの妹分のカンナ。全盲でありながら、若くしてリンパ腫になりました。病気と闘いながらも明るく懸命に生きた記録。
飼い主である私は現役の動物看護師。母と猫たち10匹と暮らしています。
うちに来てからというもの こちらの心配をよそに カンナはパワフルにたくましく育ってくれた。 一見すると眼が見えないとは思えないくらいに。 棚のてっぺんにだって登れるし キッチンにだって登れる キャットタワーだって登れる たくさんヒヤヒヤさせられた。 心優しいカンナは 友人の子猫だって上手にあやしてみせてくれた。 よく食べ、よく遊び、よく寝て 元気に育ってくれた。 2才と8ヵ月を迎えたころ ちょうどゴールデンウィークの前あたり 食いしん坊のカンナの食欲が落ちている。 食べると吐く。 年齢的にも若いし、ちょっと胃腸が弱ってるのかなっていうくらいにしか思ってなかった。 病院へ連れて行って、 血液検査…
私の猛プッシュに根負けしたような感じだったが、 子猫を家族に迎えても良いと言ってくださる方がいた。 Aさんはいつも子猫を見て可愛いと言ってくれた。 犬はたくさん飼ってきたが、猫は飼ったことがない。 猫飼育の初心者なのに、 盲目の猫を家族に迎える自信がないので、 決断までに時間を要したようだ。 Aさんが子猫を迎える条件として 今いる犬と仲良く出来ること これが家族に迎えるための子猫のノルマ。 その判断をするために、まずはショートステイに送り出すことになった。 子猫を送り出す日。 2週間の暮らしができるように、ごはん、トイレ、おもちゃの準備をしながら ちょっと寂しくなった。 当の本人は気にせず遊び…
みるみる元気を取り戻してきた子猫。 しかし眼は… 右目は萎縮し 左目は腫れていく一方。 かろうじて光だけを感じるのみ。 かろうじて感じている光を奪ってしまうことに罪悪感があったが、将来のことを考えて 生後4ヶ月齢を待って手術に踏み切った。 手術はちょっと早い避妊手術と同時に、 腫れている左眼の摘出。 眼はまぶたと癒着していて難航したが、 無事に終わった。 眼の腫れととも間延びしてしまったまぶたは、 少し短くしてきれいに縫い合わされた。 術後は痛み止めを使っているせいか 手術後とは思えないくらいに元気だった。 手術から8時間が経過する頃、 急に自分のベッドでうずくまっている。 どうしたんだろう……
2013年10月1日 いつもと変わらない朝だった。 いつものように仕事へと向かう。 職場の裏口通路 遠目から見てもドアの前に何かが置かれている。 嫌な予感がした。 片手で持つには少し大きいくらいのダンボール箱。 開けてみると、やっぱりだ… 子猫が捨てられている。 中を除いた私の方を見て ニャア と鳴いた。 中からはご丁寧にお手紙まで添えてあった。 ようやく漢字を書けるようになったくらいの子供に書かせたみたいだ。 「小さな命を守ってください」と 親に捨ててこいと言われたのだろうが、 命を捨てるなんて許せない。 仕方なく中へ箱を持ち込み じっくり眺めてみた 体はガリガリに痩せて、 ノミだらけ 猫風…
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