“頼もう ” 店先から声をかける!店は掛川城からほど近く、今では面影もないが、かつては掛川藩城下の一角にあたる場所だ。“頼もう ”クニオは再度、店の奥に声をかける。 店主“どちら様でしょう ”中年の目鼻立ちのすっきりした温容の顔立ちの店主奥から顔を出した。店主“書画、軸をご所望で ”クニオ“いや、こちらに鬼卵の書画があると聞き及んだので …… ”店主“さようでござ
「本物の木の家」と「熟練の手仕事」大工と左官とでつくる「土壁と木組みの家」、清新な空気と健康な住まいを提案
無垢の木と自然素材の土壁+漆喰でつくる「時ノ寿木組みの家」=「心地よい木組み家」を提案しています。 以下が「時ノ寿木組みの家」のつくり方です 1)環境負荷が小さい構法・素材でつくります。 2)安全で長寿命な家づくりです。 3)古民家の知恵に学んだ家づくりです。 4)つくり手に愛がある家づくりです。 5)現代版「結」でつくります。 6)美しい地域の風景をつくります。
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“頼もう ” 店先から声をかける!店は掛川城からほど近く、今では面影もないが、かつては掛川藩城下の一角にあたる場所だ。“頼もう ”クニオは再度、店の奥に声をかける。 店主“どちら様でしょう ”中年の目鼻立ちのすっきりした温容の顔立ちの店主奥から顔を出した。店主“書画、軸をご所望で ”クニオ“いや、こちらに鬼卵の書画があると聞き及んだので …… ”店主“さようでござ
能「石橋」(宝生流) 後場突如として赤と黒の獅子が出現し、紅白の牡丹に戯れ激しく乱舞する連獅子の振る舞いが後場の見どころだ。ヨシコ“連獅子の乱舞に もうー 釘付け!”クニオ“舞台を圧倒してたね”連獅子の威風堂々とした舞に心をわしづかみにされた二人。ヨシコ“獅子って霊獣(*1)でしょ”クニオ“文殊菩薩の乗り物だよね”日本の釈迦三尊では、左脇侍に獅子に乗った文殊菩薩、右脇侍に白像に乗
「石橋(シャッキョウ)」(*1)はドラマチックな能だ、古代中国の唐土清涼山の石橋を舞台に、前場と後場が劇的に変わる演出に、ヨシコとクニオの二人は心をわしづかみにされた。いや正確にはクニオはわしづかみにされ、ヨシコは少々納得のいかない面持ちだ。能「石橋」前場「出家して寂昭法師と名乗る大江定基は、清涼山の文殊浄土に係る石橋の基に着く、そこに現れた樵童(しょうどう)は、石橋を渡ろうとする寂昭法師を止め、渡る事の困難さを示し暫くここで待てと告げて去っていく」
森は海の恋人」というフレーズを聞いたことがあるだろう、海と森は食物連鎖や自然環境の面で密接な関係にある事から命名されたと聞く。日本美術にも絵画の構成要素が互いに密接な関係をもって絆を深めたジャンルがある、文字絵(*1)というジャンルだ。 文字絵は文字(書)と絵それぞれが絡み合い、響き合って絵画の魅了をさらに高めることができる、まさに「文字(書)は絵の恋人」である。特に、やまと絵の世界で、葦手(あしで)という手法がちりばめられた作品は日
平安時代の絵画で思い浮かぶといえば絵巻物ではないだろうか。その中でも源氏物語を題材にした「源氏物語絵巻」は絵巻物の精華と言っていいだろう。 晩秋の東京国立博物館にて特別展「やまと絵」(*1)が開催され、平安期の四代絵巻が展示されると聞き、二人は早速出かけることと相成った。ワイワイがやがや …… ゾロゾロもぞもぞ …… ワクワクいらいら 閉展を二日後に控えた祝日の博物館は人で溢れかえっていた。クニオ“鑑賞ベル
青葉の上を吹き渡ってくる緑風が心地よい、東京にいることを忘れさせる。 東京に降り立った目的の魅惑の館は、広々とした庭園の先にあった、魅惑の館とはアール・デコの粋を集めた建築と評される旧朝香宮邸(*1)のことだ。さくらの開花予想が始まった、TVではすでに、上野公園の四年ぶりの花下遊楽の光景を伝えている。ヨシコ“アール・デコの館にしては、装飾性に乏しく、シンプルな表現ね!”クニオに“でも、列柱が古典を、縦長の窓が新
福島の処理水を8月24日に放出するらしい。自ら起こした不始末の処理を、自らの責任で解決しようとせず、人類の公共財である太平洋に流すなどという愚行を行うことに、東電の、日本政府の、日本人の「魂の貧困」を覚える。2023年8月24日は、日本人としての矜持、誇りを無残にドブに捨てた日として記憶され、記録されるだろう。 私は、一人の日本人として、この愚行を恥じ、抗議し、反対する。 私の考える「自らの責任で解決する処理方法」敷地
クニオ“スゲー富士だったね!”ヨシコ“どの富士山のこと? 今日は沢山の富士山を観たからお腹一杯、どの絵にも感動したけど”クニオ“「霽るる」(*1)だよ、観た瞬間、頭をガツンと揺さぶられちゃた”春の一日、東京・山種美術館に「富士と桜」展を鑑賞に出かける。副題に「北斎の富士から土牛の桜まで」とある。北斎や広重、横山大観、奥村土牛等々の神々しい富士。渡辺省亭、上村松園、速水御水、千住博等々の絢爛たる桜
無言で「冨峰驟雨図(ふほうしゅううず)」(*1)を見入る二人。ヨシコはいたく感動したようだ、「冨峰驟雨図」の少々物悲しく寂しい風情が侘びなる美的な感情を発露させたのかもしれない。 落款に「冨峰驟雨図 画為松風老人 時天保甲午龍潜月 崋山外史登」とあり、松風老人なる者の依頼で描いたと読み取れる。 ヨシコ“松風老人って誰?クニオ“no idea ”シャカシャカ ふむふむ クニオ“大庭松
さくらの開花予想が始まった、TVではすでに、上野公園の四年ぶりの花下遊楽の光景を伝えている。クニオ“春の訪れが聞こえてくるね!”ヨシコ“聞こえてくる? ”音から、何かが訪れる時は必ず音を伴うと言われている。松岡正剛氏(*1)によると、昔、日本ではカミ(神)の到来やカミ(神)の気配を「おとずれ」と呼んだそうだ。「おとずれ」は「音連れ」でもある、かすかだから、感じるか感じないかの微妙な気配であったそうな。
お新しい年が始まりました、新しい年を迎えることが出来る喜びに感謝!クニオ“「去年今年貫く棒の如きもの」 高浜虚子” ヨシコ“ほんとうに、去年から今年、一瞬でしたね!”クニオ”僕は、その一瞬、寝てました“ヨシコ“去年今年に立ち会えないなんて、残念な人ね”クニオ“ (ノД`)ハァ ”二人には昨年、積み残した話題があります、京都・智積院の名宝展(サントリー美術館)」です、今日は、この話題に関
おおーっと! 全く、真っすぐ歩けやしない……”クニオとヨシコは、東京の雑踏の中、あまりの人の多さに閉口久しぶりの東京を過ごすその目的は、神坂雪佳展(パナソニック汐留美術館)と京都・智積院の名宝展(サントリー美術館)のため。ヨシコ“神坂雪佳って、初めて聞くんだけど”クニオ“雪佳は、明治から大正時代に活躍した、画家であり図案家なんだ”ヨシコ“図案家ね ………だから琳派っていう冠が
……前回は、気候変動に対する危機感等から、建築界でも木の利活用が大幅に進められつつあります、一方、木材産地にとっては大津波となる可能性があることを指摘しました。さて今回は、その大津波に襲われても水没しないための取り組み(掛川産材を地場産業にする)について話が進みます。ヨシコ“津波で沈没しないためにはどうしたらいいと考えているの!”クニオ“鍵は報徳訓の「衣食住」にあると思うんだ”ヨシコ“身命の長養は衣食住
……どうしたんだろう、クニオはぶつぶつ言いながら考え込んでいる。クニオの心の内に分け入ってみよう、耳を凝らすと …… 「日本各地の木の産地に大津波がやってくる!」とつぶやいているようだヨシコ“「大津波がやってくる!」 はー? 何のこと!”クニオ“ヨシコさん、まじに、木の産地に大津波がやってくる!と心配しているんだ、虚言でも僕が狂ったわけでもありませんよ”ヨシコ“別に謝らなくてもいいだけどね ううーン どういう
ヨシコ“天高く、馬肥ゆる秋だー!”クニオ“秋とは関係ないけど、鎌倉の13人も少なくなりましたね”ヨシコ“鎌倉といえば( ^ω^)・・・… ”クニオ“鎌倉と言えば ( ^ω^)・・・… ”ヨシコ“鎌倉幕府の成立の端緒は源氏と平氏の合戦でしょう 源氏に追われる平氏の無念を描いた能「清経」を堪能してきました”クニオ“「清経」か…世阿弥作だね 誰が演じたの?”ヨシコ“観世流能楽師の
ニオ“こんにちは「気候風土型住宅」は、今や近代を超える未来住宅であるという話をしましたね!”ヨシコ“未来住宅???? そんな話題ありましたっけ?”クニオ“???? いやいやその技術的・形態的な特質が再評価されつつあるんじゃないかなと思うわけね”ヨシコ“気持ちはわかります (゚ー゚)(。_。)ウンウン 「サスティナブルな住まいとして、重要な役割を担っていくに違いない」っと言いたいんのね! 期待を込めてね
「気候風土型」という住まい その五 すり合わせ型・ローテク系
ヨシコ“「気候風土型住宅」に特徴づけられる五の要素について伺いましょうか”クニオ“その前に、現代の家づくりの特徴って何だと思いますか”ヨシコ“そうね、組み合わせるっていうのかな、ハイテクで品質が一定の建材を組み合わせて作るから、短時間に完成する……かな?”クニオ“そうですね、マニュアルどうり施工すれば完成後の品質はバラつかないで、保証されていますよね、一方、組み合わせ型技術はクローズされています”
「気候風土型」という住まい その四 「おさらい」しながらエンボディドを考える
ヨシコ“おさらいをするわね 地球の環境悪化を受けて脱炭素は喫緊の課題、建築部門でも省エネ目標が強化されて、断熱性能の基準と一次エネルギー消費基準の二つの基準が示され、この基準をクリアーできないと建築できなくなる”クニオ“そうですね”ヨシコ “でも民家のような伝統的な住まいの暮らしは、省エネ基準をクリアーすることは困難なので、このままだと伝統的住まいが建てられなくなってしまう …… ここまでOKね”クニオ
クニオは「兵馬俑と古代中国展」(県立静岡美術館)を鑑賞して、ついでに併設するロダン館に立ち寄った。ヨシコ“それからロダン館に立ち寄ったんだったわね”クニオ“はい……ロダンの「考える人」を観て……頭にね、浮かんだんだ「弥勒菩薩半跏思惟像」が” ヨシコ“「弥勒菩薩半跏思惟像」って奈良・中宮寺のアレ?”ク二オ“ええー あの半跏の姿勢で、深く思慮し瞑想しているあの弥勒菩薩です”ヨシコ“確かに、
ヨシコ“「兵馬俑と古代中国展」を観てきたんだって!”クニオ“ハイ、行ってきました 兵馬俑と古代中国展、じっくり鑑賞し堪能できました”ヨシコ“私も来週予約しました 楽しみ ところで、感想を聞かせてくれる!”ヨシコクニオ“了解、秦の時代は約2300年も前なんだけど、兵馬俑はリアルだし、今にも動き出しそうな迫力がありました 当時は彩色もされていたようです“ヨシコ“兵馬俑を効率よく製造する仕組みや、工房とか技術者が存在したってことかしら
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“頼もう ” 店先から声をかける!店は掛川城からほど近く、今では面影もないが、かつては掛川藩城下の一角にあたる場所だ。“頼もう ”クニオは再度、店の奥に声をかける。 店主“どちら様でしょう ”中年の目鼻立ちのすっきりした温容の顔立ちの店主奥から顔を出した。店主“書画、軸をご所望で ”クニオ“いや、こちらに鬼卵の書画があると聞き及んだので …… ”店主“さようでござ
能「石橋」(宝生流) 後場突如として赤と黒の獅子が出現し、紅白の牡丹に戯れ激しく乱舞する連獅子の振る舞いが後場の見どころだ。ヨシコ“連獅子の乱舞に もうー 釘付け!”クニオ“舞台を圧倒してたね”連獅子の威風堂々とした舞に心をわしづかみにされた二人。ヨシコ“獅子って霊獣(*1)でしょ”クニオ“文殊菩薩の乗り物だよね”日本の釈迦三尊では、左脇侍に獅子に乗った文殊菩薩、右脇侍に白像に乗
「石橋(シャッキョウ)」(*1)はドラマチックな能だ、古代中国の唐土清涼山の石橋を舞台に、前場と後場が劇的に変わる演出に、ヨシコとクニオの二人は心をわしづかみにされた。いや正確にはクニオはわしづかみにされ、ヨシコは少々納得のいかない面持ちだ。能「石橋」前場「出家して寂昭法師と名乗る大江定基は、清涼山の文殊浄土に係る石橋の基に着く、そこに現れた樵童(しょうどう)は、石橋を渡ろうとする寂昭法師を止め、渡る事の困難さを示し暫くここで待てと告げて去っていく」
森は海の恋人」というフレーズを聞いたことがあるだろう、海と森は食物連鎖や自然環境の面で密接な関係にある事から命名されたと聞く。日本美術にも絵画の構成要素が互いに密接な関係をもって絆を深めたジャンルがある、文字絵(*1)というジャンルだ。 文字絵は文字(書)と絵それぞれが絡み合い、響き合って絵画の魅了をさらに高めることができる、まさに「文字(書)は絵の恋人」である。特に、やまと絵の世界で、葦手(あしで)という手法がちりばめられた作品は日
平安時代の絵画で思い浮かぶといえば絵巻物ではないだろうか。その中でも源氏物語を題材にした「源氏物語絵巻」は絵巻物の精華と言っていいだろう。 晩秋の東京国立博物館にて特別展「やまと絵」(*1)が開催され、平安期の四代絵巻が展示されると聞き、二人は早速出かけることと相成った。ワイワイがやがや …… ゾロゾロもぞもぞ …… ワクワクいらいら 閉展を二日後に控えた祝日の博物館は人で溢れかえっていた。クニオ“鑑賞ベル
青葉の上を吹き渡ってくる緑風が心地よい、東京にいることを忘れさせる。 東京に降り立った目的の魅惑の館は、広々とした庭園の先にあった、魅惑の館とはアール・デコの粋を集めた建築と評される旧朝香宮邸(*1)のことだ。さくらの開花予想が始まった、TVではすでに、上野公園の四年ぶりの花下遊楽の光景を伝えている。ヨシコ“アール・デコの館にしては、装飾性に乏しく、シンプルな表現ね!”クニオに“でも、列柱が古典を、縦長の窓が新
福島の処理水を8月24日に放出するらしい。自ら起こした不始末の処理を、自らの責任で解決しようとせず、人類の公共財である太平洋に流すなどという愚行を行うことに、東電の、日本政府の、日本人の「魂の貧困」を覚える。2023年8月24日は、日本人としての矜持、誇りを無残にドブに捨てた日として記憶され、記録されるだろう。 私は、一人の日本人として、この愚行を恥じ、抗議し、反対する。 私の考える「自らの責任で解決する処理方法」敷地
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お新しい年が始まりました、新しい年を迎えることが出来る喜びに感謝!クニオ“「去年今年貫く棒の如きもの」 高浜虚子” ヨシコ“ほんとうに、去年から今年、一瞬でしたね!”クニオ”僕は、その一瞬、寝てました“ヨシコ“去年今年に立ち会えないなんて、残念な人ね”クニオ“ (ノД`)ハァ ”二人には昨年、積み残した話題があります、京都・智積院の名宝展(サントリー美術館)」です、今日は、この話題に関
おおーっと! 全く、真っすぐ歩けやしない……”クニオとヨシコは、東京の雑踏の中、あまりの人の多さに閉口久しぶりの東京を過ごすその目的は、神坂雪佳展(パナソニック汐留美術館)と京都・智積院の名宝展(サントリー美術館)のため。ヨシコ“神坂雪佳って、初めて聞くんだけど”クニオ“雪佳は、明治から大正時代に活躍した、画家であり図案家なんだ”ヨシコ“図案家ね ………だから琳派っていう冠が
……前回は、気候変動に対する危機感等から、建築界でも木の利活用が大幅に進められつつあります、一方、木材産地にとっては大津波となる可能性があることを指摘しました。さて今回は、その大津波に襲われても水没しないための取り組み(掛川産材を地場産業にする)について話が進みます。ヨシコ“津波で沈没しないためにはどうしたらいいと考えているの!”クニオ“鍵は報徳訓の「衣食住」にあると思うんだ”ヨシコ“身命の長養は衣食住
……どうしたんだろう、クニオはぶつぶつ言いながら考え込んでいる。クニオの心の内に分け入ってみよう、耳を凝らすと …… 「日本各地の木の産地に大津波がやってくる!」とつぶやいているようだヨシコ“「大津波がやってくる!」 はー? 何のこと!”クニオ“ヨシコさん、まじに、木の産地に大津波がやってくる!と心配しているんだ、虚言でも僕が狂ったわけでもありませんよ”ヨシコ“別に謝らなくてもいいだけどね ううーン どういう
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ニオ“こんにちは「気候風土型住宅」は、今や近代を超える未来住宅であるという話をしましたね!”ヨシコ“未来住宅???? そんな話題ありましたっけ?”クニオ“???? いやいやその技術的・形態的な特質が再評価されつつあるんじゃないかなと思うわけね”ヨシコ“気持ちはわかります (゚ー゚)(。_。)ウンウン 「サスティナブルな住まいとして、重要な役割を担っていくに違いない」っと言いたいんのね! 期待を込めてね
ヨシコ“「気候風土型住宅」に特徴づけられる五の要素について伺いましょうか”クニオ“その前に、現代の家づくりの特徴って何だと思いますか”ヨシコ“そうね、組み合わせるっていうのかな、ハイテクで品質が一定の建材を組み合わせて作るから、短時間に完成する……かな?”クニオ“そうですね、マニュアルどうり施工すれば完成後の品質はバラつかないで、保証されていますよね、一方、組み合わせ型技術はクローズされています”
ヨシコ“おさらいをするわね 地球の環境悪化を受けて脱炭素は喫緊の課題、建築部門でも省エネ目標が強化されて、断熱性能の基準と一次エネルギー消費基準の二つの基準が示され、この基準をクリアーできないと建築できなくなる”クニオ“そうですね”ヨシコ “でも民家のような伝統的な住まいの暮らしは、省エネ基準をクリアーすることは困難なので、このままだと伝統的住まいが建てられなくなってしまう …… ここまでOKね”クニオ
クニオは「兵馬俑と古代中国展」(県立静岡美術館)を鑑賞して、ついでに併設するロダン館に立ち寄った。ヨシコ“それからロダン館に立ち寄ったんだったわね”クニオ“はい……ロダンの「考える人」を観て……頭にね、浮かんだんだ「弥勒菩薩半跏思惟像」が” ヨシコ“「弥勒菩薩半跏思惟像」って奈良・中宮寺のアレ?”ク二オ“ええー あの半跏の姿勢で、深く思慮し瞑想しているあの弥勒菩薩です”ヨシコ“確かに、
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青葉の上を吹き渡ってくる緑風が心地よい、東京にいることを忘れさせる。 東京に降り立った目的の魅惑の館は、広々とした庭園の先にあった、魅惑の館とはアール・デコの粋を集めた建築と評される旧朝香宮邸(*1)のことだ。さくらの開花予想が始まった、TVではすでに、上野公園の四年ぶりの花下遊楽の光景を伝えている。ヨシコ“アール・デコの館にしては、装飾性に乏しく、シンプルな表現ね!”クニオに“でも、列柱が古典を、縦長の窓が新
福島の処理水を8月24日に放出するらしい。自ら起こした不始末の処理を、自らの責任で解決しようとせず、人類の公共財である太平洋に流すなどという愚行を行うことに、東電の、日本政府の、日本人の「魂の貧困」を覚える。2023年8月24日は、日本人としての矜持、誇りを無残にドブに捨てた日として記憶され、記録されるだろう。 私は、一人の日本人として、この愚行を恥じ、抗議し、反対する。 私の考える「自らの責任で解決する処理方法」敷地
クニオ“スゲー富士だったね!”ヨシコ“どの富士山のこと? 今日は沢山の富士山を観たからお腹一杯、どの絵にも感動したけど”クニオ“「霽るる」(*1)だよ、観た瞬間、頭をガツンと揺さぶられちゃた”春の一日、東京・山種美術館に「富士と桜」展を鑑賞に出かける。副題に「北斎の富士から土牛の桜まで」とある。北斎や広重、横山大観、奥村土牛等々の神々しい富士。渡辺省亭、上村松園、速水御水、千住博等々の絢爛たる桜