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スキマ時間 DE 映画レビュー https://sparetime-moviereview.hatenadiary.com

新旧問わず、見た映画のレビューをするサイトです。 だいたい5~10分で読める1500~2000文字でまとめています。

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2020/05/30

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  • 【レビュー】ジョン・F・ドノヴァンの死と生(ネタバレあり)

    芸能人と一般人の関係は片思いに似ています。 一般人がどれだけ親近感や愛着を感じようとも、芸能人からすればただのファンの内の一人でしかありませんからね。 では、もし芸能人から一般人に対するアプローチがあったなら……? そんな夢みたいな物語を、同じ境遇に立つ一人の俳優と一人の少年の視点から描いたのが、今回レビューする『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』です。 ストーリー 11歳の少年ルパート・タナーは、母サムと共にアメリカからイギリスへと引っ越してきたばかり。 母親とはぎくしゃくし、学校ではイジメに合う日々の中で、彼の心の支えは俳優ジョン・F・ドノヴァンとの秘密の文通であった。 そんなルパートの夢は…

  • 【レビュー】チリ33人 希望の軌跡(ネタバレあり)

    実話を映画化というのは映画業界では珍しくない風潮ですよね。 普通の暮らしをしていても、何かしら劇的な事件に巻き込まれれば、私のような一般人でも映画の主人公になるかと思うとロマンがあります。 今回レビューする『チリ33人 希望の軌跡』では、2010年に発生した「コピアポ鉱山落盤事故」を題材にした作品です。 ストーリー 2010年8月5日。 チリのサンホセ鉱山に派遣された33人の炭鉱作業員たちはその日も作業に取り組んでいた。 安全管理担当のルチョは、山が脆くなっていることから危険を会社に訴えかけるも、それは封殺されてしまう。 やがて、鉱山は崩落を始め33人は避難所に取り残されてしまった。 地下70…

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  • 【レビュー】グッド・ボーイズ(ネタバレあり)

    子供の頃というのは、なにもかも刺激的に感じられるものです。楽しいことがあれば感情を爆発させて大はしゃぎし、悪いことがあればこの世の終わりのように落ち込む……そんな無邪気さは子供の特権とさえ言えるでしょう。今回レビューする『グッド・ボーイズ』は、そんな子供時代の素晴らしさを描いた笑えて泣ける、ちょっと下品な作品です。 ストーリー 12歳の小学6年生のマックスはルーカスとソーの3人は「ビーンバック・ボーイズ」というグループを作っていた。 そんな3人はある日、パーティでキスゲームが行われることを聞き、いいところを見せるために、よりよいキスの仕方を知ろうとする。 彼らはマックスの父親が所有するドローン…

  • 【レビュー】宇宙戦争(ネタバレあり)

    スティーヴン・スピルバーグ監督といえば、おそらく誰もが知っている映画監督でしょう。 そんな彼の経歴を語る上で外せない作品はいくつもあります。 今回レビューする『宇宙戦争』もまたその内の1作だと言えます。 ストーリー 妻と離婚したレイは妻が実家へ行く間、一時的に長男ロビーと長女レイチェルを預かることとなる。 しかし、突如襲来した宇宙人によって彼らは命懸けの逃走を余儀なくされるのであった。 感想 名作も数多くあるスピルバーグ監督作の中でも駄作という意見が多い本作。 しかし、個人的には冒頭でも書いたように、スピルバーグ史を語る上では欠かせない存在だと思います。 というのも、スピルバーグ監督はそれまで…

  • 【レビュー】ナイチンゲール(ネタバレあり)

    ナイチンゲールと聞くと、かの有名なフローレンス・ナイチンゲールが思い浮かびます。 人生を看護師として捧げたその高い志は今なお語り継がれています。 そんな彼女の名前をタイトルにつけた作品が今回レビューする『ナイチンゲール』です。 ストーリー ブラック・ウォー(1828-1832)の最中、オーストラリア、タスマニア島。 囚人として流刑されてきたアイルランド人クレア・キャロルは、イギリス軍部隊に日々奉仕をしていた。 イギリス軍中尉ホーキンスは、奉仕の暁に仮釈放の推薦状を出す約束をしていたが、いっで経ってもその約束を守ろうとする意志が見られなかった。 クレアの夫エイダンが直談判を行うが、ホーキンスは取…

  • 【レビュー】ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-(ネタバレあり)

    どこの国でも刑事ドラマは人気です。 笑いありシリアスありの幅広い展開ができるのが利点なのかもしれません。 そんな刑事ドラマにエドガー・ライト監督が挑んだのが、今回レビューする『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』です。 サイモン・ペッグ×ニック・フロストによる「スリー・フレーバー・コルネット3部作」の第2弾でもあります。 ストーリー ロンドン首都警察で優秀な成果を残していたニコラス・エンジェルは「優秀すぎて周りの人間が無能に見られる」という理由から田舎の村サンドフォードへの転勤を命じられる。 数十年事件など起きていないサンドフォードでエンジェルは退屈な仕事ばかりをさせられることとな…

  • 【レビュー】海底47m(ネタバレあり)

    今やA級B級問わず、多くの作品が産み出されているサメ映画。 たいていのサメ映画は、グロありの殺りくがメインに描かれているものです。 今回レビューする『海底47m』は、サメが恐怖の対象ではあるものの少し異質。 サメに襲われる恐怖を常に感じる作品です。 ストーリー メキシコへバカンスへやってきたリサとケイトの姉妹。 二人は現地で出会った男たちからケージダイブに誘われる。 リサは乗り気ではなかったものの、ケイトの強引な誘いに乗り体験してみることにした。 ケージダイブを楽しむ二人であったが、ケージを固定していたアームが破損してしまい、二人はそのまま海底へと沈んでしまう。 感想 タイトル文字通り、海底4…

  • 【レビュー】ランボー ラスト・ブラッド(ネタバレあり)

    ランボーといえば、日本でも有名なキャラクターです。 おそらく映画を見たことがない人でも知っている人がいるほどでしょう。 1982年から始まり現代まで続いたのもランボーが愛されるキャラクターであったからだと言えます。 その最終作となるのが、今回レビューする『ランボー ラスト・ブラッド』です。 ストーリー アメリカアリゾナ州ボウイでランボーは、旧友マリアとその孫娘ガヴリエラと共に暮らしていた。 ある日、ガヴリエラがメキシコに暮らす父親の所在を突き止める。 ランボーらがの制止も空しく彼女は単身メキシコへ向かってしまう。 まもなく、ランボーは彼女がメキシコへ向かっていたことを知るものの、その時にはすで…

  • 【レビュー】E.T.(ネタバレあり)

    名作映画というと何度見ても楽しめるものです。 そんな中でも老若男女に今なお親しまれているスティーヴン・スピルバーグ監督作品が、今回レビューする『E.T.』です。 本作、十数年あまり見ていなかったにも関わらず、去年の「午前十時の映画祭 Final」で1回、コロナ禍による再上映で1回、そして昨日のBS放送で1回と、およそ1年の間に立て続けに3回も見てしまいました。 しかし、その面白さは全く薄れることがなく、毎回涙腺を緩ませてくるのですからこの作品は凄いです。 "E.T."と初遭遇する時のドキドキ、彼がどこから来たのか訪ねるとそっと空を指差すワクワク。 いつ、どんな時に見ても童心に帰らせてくれるのは…

  • 【レビュー】マイ・ボディーガード(ネタバレあり)

    ボディーガード=要人を守る仕事というイメージがあります。 しかし、メキシコではそれ以外にもボディーガードを雇うそうです。 それが富裕層の子供の警護になります。 今回レビューする『マイ・ボディーガード』は、そんなメキシコでのボディーガードと少女の関係を描いた作品です。 主演がデンゼル・ワシントン! もうこれだけでただ事では済まないニオイがプンプンしてくるこの作品。 とはいえ、序盤は幼き頃のダコタ・ファニング演じるルピタと打ち解けるまでを描いており、意外と微笑ましいです。 クリーシーが「ボディーガードの対象と仲良くする気はない」と突き放しておきながら、ルピタの優しさに惹かれ、親友にまでなるのはチョ…

  • 【レビュー】ゼット 見えない友達(ネタバレあり)

    子供がイマジナリーフレンドの存在を作り出すことは珍しくありません。 世間一般では「ほうっておけばその内消える」という見解がされています。 しかし、その存在がもし本当にいたとしたら……? 今回レビューする『ゼット 見えない友達』はそんな作品です。 ストーリー 8歳の息子ジョシュを持つ母親ベス(エリザベス)は、彼がイマジナリーフレンドと接していることを知る。 夫のケヴィンはその内消えると言うものの、その症状はしだいに酷くなっていった。 ベスがイマジナリーフレンドの名前を聞くと、ジョシュは"Z"(ジィー)だと答える。 感想 イマジナリーフレンドだと思っていたら実は幽霊だった!というシンプルなホラー映…

  • 【レビュー】レッド・サイレン(ネタバレあり)

    オリヴィエ・メガトン監督をご存じでしょうか? フランスの監督で、『トランスポーター3 アンリミテッド』(2009)や『96時間/リベンジ』(2012)、『96時間/レクイエム』(2015)など、フランス発のアクション映画の続編を監督することに定評のある人です。(勝手なイメージです) そんな監督が2002年にメガホンを取った作品が今回レビューする『レッド・サイレン』です。 ちなみに、タイトルの意味は本編中にも触れられていますが「赤い妖精」となります。 ストーリー ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992-1995)に傭兵組織『自由の鐘』として参加していたヒューゴは、子供を誤射して殺してしまう。 フ…

  • 【レビュー】お!バカンス家族(ネタバレあり)

    コメディ映画に『ホリデーロード4000キロ』という作品があります。 1983年というかなり昔の作品なのですが、その精神的続編の5作目となるのが、今回レビューする『お!バカンス家族』です。 ストーリー 毎年、夏休みは同じログハウスで過ごすことになっていたグリズワルド家。 その風習に一家の主であるラスティは満足していたが、妻や息子たちはうんざりしていた。 ある日、隣人から旅の自慢話を聞かされたラスティは、車を使いテーマパーク「ワリーワールド」へ行くことを決意する。 そこは、かつてラスティの父クラークに連れて行かれた思い出の場所でもあった。 【感想】コメディ要素たっぷり!おバカな家族の珍道中! 原題…

  • 【レビュー】デンジャー・クロース 極限着弾(ネタバレあり)

    ベトナム戦争と聞くとアメリカvsベトナムの戦争というイメージが強いです。 しかし、大規模な戦争であるだけに多くの国を巻き込んだものであったことは言うまでもありません。 今回レビューする『デンジャー・クロース 極限着弾』は、その多くの国の内のひとつ、オーストラリア軍によるベトナム戦争での戦いを描いた作品です。 ストーリー 1966年8月18日木曜日。 オーストラリア軍D中隊11小隊は、南ベトナムの農園地帯・ロングタンにてベトナム兵と交戦する。 初めは優勢かに思えたが、数で押してくるベトナム兵を前に彼らはその場から動けなくなってしまう。 味方による爆撃により、連絡が取れなくなった11小隊を救うべく…

  • 【レビュー】ルース・エドガー(ネタバレあり)

    人の感情や思いは口にしなくては伝えることは困難です。 逆に言えば口にしない限りは悟らせないことも可能です。 今回レビューする『ルース・エドガー』は、そんな人の見えない内面について描いた作品です。 <h3>ストーリー</h3> バージニア州アーリントンの17歳の高校生ルース・ エドガーは文武両道な模範生であった。 しかし世界史教諭のハリエットが、彼の論文から過激派思想にあると判断し、ロッカーを探ったところ違法な花火が見つかる。 ハリエットは、ルースの母エイミーにそのことを告げた。 だが、エイミーは10年前に紛争地帯エリトリアから養子として引き取ったルースとの確執を作りたくないあまりにそのことをす…

  • 【レビュー】WAVES/ウェイブス(ネタバレあり)

    青春に挫折は付き物です。 大なり小なり、それを乗り越えることで人は成長すると言えます。 今回レビューする『WAVES/ウェイブス』は、挫折と成長、それに影響される人々を描いた青春映画です。 本作は開始直後は正直言って面白くなる気が全くしませんでした。 それもそのはずで主人公のタイラーは、レスリングで活躍をし、恋人であるアレクシスとは良好な関係を築き、友人も多く、裕福な家庭で、両親との仲も良い、という問題も不自由もない生活を送っていたからです。 「こんな完璧な男でドラマが描けるのか?」というのが、初めに受けた印象でしたね。 そうした「完璧」が崩壊するのは、タイラーのケガしていた左肩が重症であるこ…

  • 【レビュー】悪の偶像(ネタバレあり)

    人は車に乗るかぎり、交通事故を起こしてしまう可能性が常にあります。 もし、起こしてしまった場合、普通は警察救急車を呼ぶでしょう。 しかし、まれに轢き逃げをしてしまう者もいます。 今回レビューする『悪の偶像』は、轢き逃げ事件を権力でもみ消そうとしたことで、とんでもない事態に発展してしまう作品です。 この作品、あらすじだけ見ると政治家が権力を使い息子の起こした轢き逃げ事故を隠ぺいしようとし、遺族の家族がそれに反発するという、日本でも見たことあるようなサスペンス映画です。実際、やっていることはそれに近いのですが、本作の歪んだ作風には圧倒されるばかり。生々しい死体に、暴力的な言動、血なまぐさい展開が次…

  • 【レビュー】さらば青春の光(ネタバレあり)

    青春とはいい思い出ばかりではありません。時にバカをやり、時に傷つく。 後から振り返ると「なんでこんなことしたんだ?」と思うようなことなんていくらでもあります。けれど、青春時代が光り輝いていた事実に変わりはありません。そんな青春の輝きと、後悔を描いたのが今回レビューする『さらば青春の光』です。 この作品、1960年代のイギリスの時代が色濃く描かれていました。というのも、「モッズ」に所属する青年ジミーが「ロッカー」との対立の末に、大人にな るということを学ぶからです。今時、スーツとモッズコート(M-51)を着て、バックミラーをわんさか付けたスクーターで街を疾走していれば、指さして笑われSNSに挙げ…

  • 【レビュー】オーシャンズ8(ネタバレあり)

    『オーシャンズ』シリーズといえばカッコいい男たちがスマートに強盗を行う人気シリーズです。 その精神的続編であり、主要キャラクターを女性に交代したのが今回レビューする『オーシャンズ8』です。 豪華女優陣が8人集まって目指せ1億5千万ドルの宝石!というなんとも分かりやすいストーリー。 仲間を集め、作戦を立て、準備をしてから実行に映す。 本作でやるのはただそれだけ。けど、それがいい! シンプルで分かりやすいストーリーは取っ付きやすく、売りでもある美しい女優陣を堪能する時間にじっくり当てられます。 もちろん彼女たちを彩る衣装にも力が入っており、シーンごとに変わるという美しさを見せていました。 その最た…

  • 【レビュー】幽霊と未亡人(ネタバレあり)

    幽霊と人間の恋と聞くと、おそらく多くの人が『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)を思い浮かべるでしょう。 その斬新なラブロマンスは、感動とときめきを与えてくれました。 しかし、それからさらに遡ることおよそ40年。 1947年に幽霊と人間のラブロマンスを描いていた作品が今回レビューする『幽霊と未亡人』です。 本作はタイトルからも分かるように、主人公であるルーシーは夫を亡くした未亡人です。 夫の死から1年が経ち、継母とその娘が暮らすロンドンから港町ホワイトクリフへと引っ越します。 そこで、幽霊の出る家"カモメ荘"なる邸宅に暮らすようになるまでが話の導入です。 そんな幽霊と未亡人によるラブロマン…

  • 【レビュー】ハンター(2011)(ネタバレあり)

    ハンターと聞くと冷酷かつ残忍なイメージがありますよね。 しかし、動物の命を取る彼らだからこそ最もその価値を理解しているとも言えるのかもしれません。 そんなハンターを名優ウィレム・デフォーが演じたのが今回レビューする『ハンター』です。この作品、アマゾンプライムのおすすめ映画として2週間ぐらいずっと出続けていたので見てみました。 で、率直な感想。なんてものをおすすめしてくるんだアマゾンプライム!いや、たしかに作品は悪くないです。 ハンターであるマーティン(ウィレム・デフォー)が、バイオ企業「レッドリーフ」からの依頼でタスマニアデビルを追い求めてオーストラリアの森林地帯へ行くというストーリーで、森林…

  • 【レビュー】15年後のラブソング(ネタバレあり)

    15年後の自分が何をしているかと考えると途方もなく思えます。 けれど15年前ならどうでしょうか? 「あっという間だった」と思う人も少なくはないはずです。 そんな「失われた15年」を振り返りつつ、現在とこれからについて考えさせる作品が今回レビューする『15年後のラブソング』です。 この作品、私はイーサン・ホークが目当てで見に行きました。その満足度はと言うと……大満足でした!まあ、イーサン目当てで見に行っている時点で、扱いが悪いとかでもない限りは肯定しちゃうんですけどね。本作で彼が演じたのが、数十年前に引退したミュージシャン、タッカー・クロウでした。イギリスの港町で暮らす主人公アニー(ローズ・バー…

  • 【レビュー】ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(ネタバレあり)

    テニスは野球やサッカーと異なり紳士のスポーツというイメージがあります。しかし、スポーツであるからには負ければ悔しいのは当たり前のこと。誰しもが負けたくないでしょう。そんな負けず嫌いの二人が、歴史に残る試合を繰り広げた実話を元にした作品が、今回レビューする『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』です。 ウィンブルドン5連覇の偉業達成を目指すビヨン・ボルグと、悪童と呼ばれるほど試合態度の悪いジョン・マッケンローによるウィンドブルドン決勝戦の模様を描いた作品となっています。もちろん、ウィンドブルドン決勝戦だけで2時間近くも持つはずがありません。そんなわけで、本作は大きく分けると「1980年のウィンド…

  • 【レビュー】アンフレンデッド: ダークウェブ(ネタバレあり)

    近年、ダークウェブというものが流行しています。普段、私たちが使っている検索エンジンではヒットしないアングラなサイト全体を指して そう呼ぶらしいですね。犯罪なんかの取引にも使われていて危険だとか。今回レビューする『アンフレンデッド: ダークウェブ』はそんなダークウェブを舞台にしたような、していないような微妙な作品です。 話は至ってシンプル。ネットカフェから盗んできたノートPCがダークウェブに繋がってい て、殺人の動画を見た一般人五人が危険な連中に狙われる、というもの。ダークウェブを題材にした本格派サスペンス。これはワクワクする……と思っていたの ですが、だんだんと本格派が崩れ始めます。 チャット…

  • 【レビュー】その手に触れるまで(ネタバレあり)

    世界にはさまざまな宗教が存在します。 そうした宗教には決まり事や、やってはいけない事があるのも珍しくはありません。 今回レビューする『その手に触れるまで』は、イスラム教に執心する一人の少年の物語です。 本作を見て率直に感じたのが、融通の利かない信仰心のおそろしさでした。 主人公となる少年アメッドは、冒頭にも書いたようにイスラム教の信徒です。 決まった時間に礼拝を行い、手を清める事を欠かさず、女性とは握手をしません。 それをいち少年が実行しようとすれば周りから浮いてしまうのが必然です。 そうなれば、周りの大人はほっとくわけにはいきません。 けれど、その心配が逆にアメッドの反抗心を煽ってしまうとい…

  • 【レビュー】別離(1939)(ネタバレあり)

    人は結婚をすることで、生涯を添い遂げる相手を決めます。 けれど、そんな運命の相手が実は他に存在していたら……? そうした不倫物語は珍しくはありません。 そんな不倫物語をモノクロで描くのが、今回レビューする『別離』です。 本作を語る上で声を大にして言いたいのが「不倫物語であっても美しい作品である」ということです。 物語はシンプルで、世界的に活躍するバイオリニスト、ホルガーが娘のピアノ教師アニタと愛し合うようになるというものでした。 では、なにが美しかったのかと言うと、二人の共通の仕事である音楽でした。 本作は上映時間が70分と非常に短い作品なのですが、二人がデュエットをするシーンはカットすること…

  • 【レビュー】ちいさな独裁者(ネタバレあり)

    権力とはおそろしいものです。 命令すればひと度に人を従えることができ、それが強ければ強いほど好き勝手な命令ができてしまうからです。 もし、自分が会社で上司に叱られている時にその立場が入れ変わったとしたら……? おそらく多くの人が復讐を目論むでしょう。 そんな、妄想で終わってしまいそうな話が、第二次世界大戦下のドイツで実際に起こりました。 今回レビューする『ちいさな独裁者』は、上等兵ヴィリー・ヘロルトが将校の軍服を見つけたことから権力を振りかざす独裁者へと変貌する様を描いた作品です。 【感想】実際に起きた人が独裁者へと変貌する瞬間時代は1945年4月。 時代は1945年4月。ドイツの降伏宣言が1…

  • 【レビュー】邂逅(めぐりあい)(1939)(ネタバレあり)

    人の出会いは一期一会。 そんなことわざがあるように、どんな時に運命の相手と出会い、恋に落ちるか分かりません。 そんな男女の数奇な運命を描き、第12回アカデミー賞(1939年)を席巻した(作品賞、主演女優賞、助演女優賞、原案賞、美術賞、歌曲賞)作品が、今回レビューする『邂逅(めぐりあい)』です。 ヨーロッパからアメリカへ向かう豪華客船内で、プレイボーイのミシェル・マルネーが、大富豪の令嬢テリー・マッケイに偶然出会い、一目惚れしたことが始まり。 ミシェルがプレイボーイとして有名なだけあって、船の乗客からの注目を避けたいテリーはことあるごとに彼を避けます。 しかし、ミシェルからの度重なるアプローチに…

  • 【レビュー】エクストラクション(ネタバレあり)

    「スパイに私情は厳禁」 素人の私たちでも知っている常識です。 しかし、スパイも人間。家族の命が危険に晒されれば私情に動かされるのも仕方がないのかもしれません。 そんなスパイが私情に振り回されるのが今回レビューする『エクストラクション』です。 <h3>あらすじ</h3> 核ミサイルの発射コードをもハッキングできてしまう機械「コンドル」。 その護衛をしていたレナード(ブルース・ウィリス)は「コンドル」ごと拉致されてしまう。 CIAのデスクワーカーである息子のハリーは、父親を助けるために単身行動を始める。 <h3>【感想】身勝手なスパイたちの暴走物語</h3> 冒頭にも書いたように、スパイに私情は厳…

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