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スキマ時間 DE 映画レビュー https://sparetime-moviereview.hatenadiary.com

新旧問わず、見た映画のレビューをするサイトです。 だいたい5~10分で読める1500~2000文字でまとめています。

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2020/05/30

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  • 【ネタバレあり・レビュー】ザ・レジェンド 伝説の男ニコラス・ケイジがヘイデン・クリステンセンと挑む超アクション歴史映画!

    作品概要原題:Outcast 製作年:2014年(日本公開:2015年)監督:ニコラス・パウエル 脚本:ジェームズ・ドーマー 主演:ヘイデン・クリステンセン、ニコラス・ケイジストーリー12世紀の極東・中国。 皇帝が死を迎えたことからその跡継ぎとして長男シンが次期皇帝の座に着いた。 しかし、皇帝の死はシンによるものであった。 彼は皇帝の遺言により本来次期皇帝になるハズだった次男ジャオを消すため兵を送り出す。 姉リアンと共に逃げていたジャオは、その道中、元十字軍の騎士であったジェイコブを用心棒として雇う。内容はこてこてなアクションもの本作、12世紀の中東での十字軍vsイスラム教徒の戦いから物語が始…

  • 【ネタバレあり・レビュー】モスキート とにかくデ蚊い!夏場には見たくない蚊映画の決定版!

    蚊、それは人類誰しもが一度はわずらわしさを感じたことがある存在でしょう。 勝手に血を吸われ痒みを残されるという理不尽さ、羽音の不快さを考えると人類の敵と言っても過言ではありません。 「その蚊がもし巨大化したとしたら……」 そんなおバカな発想を1994年の技術力で再現した映画が今回レビューする『モスキート』です。作品概要原題:Mosquito 製作年:1994年(日本未公開)監督:ゲリー・ジョーンズ 脚本:ゲリー・ジョーンズ、 スティーヴ・ホッジ、トム・シャネイ 主演:ガンナー・ハンセン、ロン・アシュトンストーリーある夜、公園の沼に隕石が落下した。 そこにいたボウフラたちはその放射線を浴びて成長…

  • 【ネタバレあり・レビュー】アバンダンド 太平洋ディザスター119日 これってホントにサバイバル?奇跡だらけの119日間!

    海洋サバイバル映画といえば、実話、フィクション問わず、大抵の場合かなりの苦境に陥るものです。 その日数が長ければ長いほど、その苦境は増していき、見るに堪えない惨状に心が痛くなります。 そんな固定概念を覆すのが、今回レビューする『アバンダンド 太平洋ディザスター119日』です。 119日にも及ぶサバイバルを大きな犠牲も出さず過ごした4人の男たちの実話となっています。作品概要原題:Abandoned 製作年:2015年(日本未公開)監督:ジョン・レイン 脚本:ステファニー・ジョンソン 主演:ドミニク・パーセル、ピーター・フィーニーストーリー船乗りのジョンは自作のヨットにより、ニュージーランドからト…

  • 【ネタバレあり・レビュー】マンディ 地獄のロード・ウォリアー 狂気に溺れ、血にまみれ……こんなニコラス・ケイジが見たかった!

    「復讐」それは過去から現在まで、多くの人間が行ってきたであろう罪深い行為です。 しかし、映画ではそれをテーマに、痛快なアクションを見せたりするのですから面白いものです。 今回レビューする『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』では、その復讐心が生み出す狂気が見所になっています。作品概要原題:Mandy 製作年:2017年(日本公開:2018年)監督:パノス・コスマトス 脚本:アーロン・スチュワート=アーン 音楽:ヨハン・ヨハンソン 主演:ニコラス・ケイジストーリー1983年、カリフォルニアの郊外。 森林伐採を職としているレッドは、妻マンディと慎ましくも幸せな日々を送っていた。 しかしある日、カル…

  • 【ネタバレあり・レビュー】堕落の王国

    メキシコといったらタコスやテキーラ、美しいビーチなどの名物、名所が思い浮かびます。 その一方で治安の悪さも有名。 女性が暮らすには危険な場所とも言われています。 そんなメキシコの理想と現実の両方を描いた作品が、今回レビューする『堕落の王国』です。作品概要 原題:Decadencia 製作年:2014年(日本未公開)監督:ホアキン・ロドリゲス 脚本:ホアキン・ロドリゲス 主演:ナタリー・ウマーニャ、アレハンドロ・エストラーダストーリーメキシコでお酒の販売員をしているアナベルは、ある日車に轢かれそうになったことからオスカーと出会う。 顔も良く、性格も良く、お金持ちであった彼に、アナベルはどんどん夢…

  • 【ネタバレあり・レビュー】エンドレス・エクソシズム 死体安置所でうごめく悪魔がじんわり怖いホラー!

    遺体安置所と聞けばそのフレーズだけでもなんだか不気味な印象を受けます。 死んだ人を扱う部屋なので、それが本能的に恐ろしさを感じさせるのかもしれません。 そんな遺体安置所ではありますが、意外とホラー映画の舞台には選ばれていないように思えます。 その遺体安置所を舞台に、悪魔の取り付いた死体が大暴れする作品が、今回レビューする『エンドレス・エクソシズム』です。作品概要 原題:The Possession of Hannah Grace 製作年:2018年(日本未公開)監督:ディーデリク・ヴァン・ローイェン 脚本:ライアン・シーヴ 主演:シェイ・ミッチェル、カービィ・ジョンソンストーリー警察時代のある…

  • 【ネタバレあり・レビュー】隣のヒットマン ブルース・ウィリスが越してくる!ヒットマンと歯科医が織り成すハチャメチャコメディ!

    殺し屋=ヒットマンといえば、映画やドラマなどでは珍しくない存在です。 しかし、普通に生きていればそんな人間と出会うことはまずないでしょう。 今回レビューする『隣のヒットマン』では、そんな幻の存在とも言えるヒットマンが突然隣に引っ越してくるという純度100%のコメディ作です。作品概要原題:The Whole Nine Yards 製作年:2000年(日本公開:2001年)監督:ジョナサン・リン 脚本:ミッチェル・カプナー 主演:マシュー・ペリー、ブルース・ウィリスストーリーカナダ・モントリオールで歯科医を開業しているオズ(マシュー・ペリー)は、妻ソフィ(ロザンナ・アークェット)と姑にいびられ続け…

  • 【ネタバレあり・レビュー】テイクバック 雪山でジーナ・カラーノが駆け回る!寒いけど熱い作品!

    女優ジーナ・カラーノといえば、総合格闘技でも活躍をした人物です。 その経歴から『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)、『デッドプール』(2016)などに出演し、一躍有名となりました。 そんなカラーノが雪山でのアクションに臨んだのが今回レビューする『テイクバック』です。作品概要原題:Daughter of the Wolf 製作年:2018年(日本未公開)監督:デビッド・ハックル 脚本:デビッド・ハックル、ニカ・アジアシュビリ 主演:ジーナ・カラーノストーリー元軍人でシングルマザーであるクレアは、誘拐された息子を救うため身代金を持ち、雪山の取引場所に向かった。 犯人たちはク…

  • 【ネタバレあり・レビュー】大いなる幻影 ジャン・ルノワール監督が世界にもたらした戦争に抱く幻影

    戦争映画というのは、その歴史を伝えると同時に、その製作国の兵士がいかに偉大であったのかを伝える役割も担っています。 そのため、多少のリアリティの欠如があっても贔屓目で描いてしまうのは仕方がないことだと言えるでしょう。 今回紹介するフランスで製作された『大いなる幻影』は、リアリティを重視した一作。 監督ジャン・ルノワールが反戦の意を込めて製作し、物議を醸した作品です。作品概要原題:La Grande Illusion 製作年:1937年(日本公開:1949年)監督:ジャン・ルノワール 脚本:シャルル・スパーク、ジャン・ルノワール 主演:ジャン・ギャバンストーリー第一次世界大戦下、ドイツ軍に捕虜に…

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  • 【ネタバレあり・レビュー】映画『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』に見る、死後の人体のアレコレについて!

    今となっては無数に存在するゾンビ映画。様々なシチュエーション、様々な特徴を持ったゾンビによるそれらの作品は面白さはあるものの、ゾンビへの恐怖というのはどんどん薄くなってきているように思います。今回紹介する『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間』は、そんなゾンビに対する恐怖を少し変わった視点から描いた作品です。<h3>ストーリー</h3>レズビアンであるサマンサはある夜、友人のパーティーで謎の男に薬を盛られレイプされる。翌日、パーティーでの出来事を思い出せないサマンサはいつも通りの生活を送る。しかし、あり得ない量の出血など体の不調が次々に起こり始めた。<h3>感想</h3>本当に…

  • 遂に決定!午前十時の映画祭のまとめ!

    2021年3月5日(金)、映画ファン待望の「午前十時の映画祭11」の上映作品とスケジュールがようやく解禁されましたね。そこで個人的な使用目的もあり、作品の一覧表を作ってみました。ソート機能も搭載しております。要素名(「作品名」、「製作年」などをクリックすると機能するハズです。 No. 上映期間 作品名 製作年 製作国 上映回数 1-A A:4/2~4/15 B:4/16~4/29 ザ・ロック 1996 アメリカ 1 1-B A:4/16~4/29 B:4/2~4/15 アンタッチャブル 1987 アメリカ 2 2-A 4/30~5/13 ティファニーで朝食を 1961 アメリカ 2 3-A A…

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  • 【ネタバレなし・映画紹介】ショウ・ボート(1951)

    昔から多くの人に愛され慣れ親しまれてきた作品というのは、何度も映画化されたりするものです。 今回紹介する『ショウ・ボート』もその内のひとつ。 1926年にエドナ・ファーバーが発表した小説がミュージカル化され、さらには3度に渡り映画化された一作です。 今作は、1929年、1936年を経て製作された1951年の作品です。 作品概要 原題:Show Boat 製作年:1951年(日本公開:1952年)監督:ジョージ・シドニー 脚本:ジョン・リー・メイヒン 主演:キャスリン・グレイソン、エヴァ・ガードナー、ハワード・キール ストーリーミシシッピ川を行く興行船コットンブロッソム号。 その船長であるアンデ…

  • 【ネタバレなし・映画紹介】黄昏のチャイナタウン

    16年という年月はかなりの期間です。 少年少女は大人に、中年は初老に変わります。 街もその姿を変え、あったハズのものが無くなったり長いこと訪れていなかった地が思い出の場所に変わっていたりするものです。 そんな16年の年月を感じさせる作品が、今回紹介する『黄昏のチャイナタウン』です。 1974年に公開された『チャイナタウン』から実に16年の期間を経ての続編となります。 作品概要 原題:The Two Jakes 製作年:1990年(日本公開:1991年)監督:ジャック・ニコルソン 脚本:ロバート・タウン 主演:ジャック・ニコルソン、ハーヴェイ・カイテル ストーリー1948年、ロサンゼルスで探偵業…

  • 【ネタバレなし・映画紹介】チャイナタウン ジャック・ニコルソン×フィルム・ノワール!

    チャイナタウンといえばその名の通り、外国へ移住してきた中国人たちが居住する区域のことを指します。 アメリカのみならず、日本でも「中華街」としてチャイナタウンは国に一種の文化として根付いていると言えるでしょう。 今回はそれをタイトルに冠した作品『チャイナタウン』を紹介していきます。 作品概要 原題:Chinatown 製作年:1974年(日本公開:1975年)監督:ロマン・ポランスキー 脚本:ロバート・タウン 主演:ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ ストーリーロサンゼルスで探偵業を営むジェイク・ギテス(ジャック・ニコルソン)は、モーレイ夫人から夫であり市の水道局幹部のホリスの浮気調査を依…

  • 【ネタバレあり・レビュー】夜の訪問者 南フランスで魅力が光る!チャールズ・ブロンソン×テレンス・ヤング第一弾!

    ストーリーフランス南部の港町で、観光客にフェリーを貸し出すジョーは、妻と義娘と平穏な暮らしを送っていた。 ある夜、ジョーたちの暮らす家にジョーの刑務所仲間ロスの部下が現れる。 ロスは、過去に脱獄計画をジョーの裏切りにより失敗したことから恨みを持っていたのだ。 ロスの部下を殺したジョーであったが、間もなくロスたちが現れ妻子が人質に取られてしまう。 ジョーはロスの計画するアヘン密輸入を手伝うこととなるが、逆襲の機会をうかがっていた。感想主演チャールズ・ブロンソン、監督テレンス・ヤングといえば、翌年の『レッド・サン』(1971)やさらにその翌年の『バラキ』(1972)でもタッグを組みます。 そんな二…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ある日どこかで

    ストーリー1972年、大学生であるリチャードは老婆から時計を渡される。 それから8年後、劇作家となった彼は1枚の写真の女性に惹かれる。 それは1911年の女優エリーズであった。 彼女に逢いたい一心でリチャードはある教授が提唱していたタイムスリップを実行に移す。感想SF映画というのは、良い作品であればあるほどコアなファンが付きやすい傾向にあります。 本作もその例に漏れず、良質な作品でした。コアなファンが付くのも納得です。 ただ、本作がその他の名作SFと異なるとすれば、あくまでメインテーマはロマンスであることでしょう。 あくまで本作のSF要素―――タイムスリップは時代を超えたロマンスを成立させるた…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ミツバチのささやき

    ストーリー1940年のスペイン。 内戦直後の村で暮らす少女アナは、姉イサベルと映画館で『フランケンシュタイン』を鑑賞した。 そこで怪物の存在を知ったアナは、イサベルから怪物が実在していると聞かされる。 それを聞いたアナは、精霊の存在を探し始める。感想難解映画として名高く、興味本位で見た作品。 うん、難しいです。 なんとなく、言わんとすることは分かるのですが、ちょいちょい「このシーンなんのために入れたんだ?」と思うシーンがチラホラ。 で、その難しくなっている原因はひとえに、映像でしか説明をする気がないからでしょう。 極端にセリフが少なく、登場人物(あるいは俳優)の動きや表情で全てを成立させようと…

  • 【コラム】クリストファー・プラマーという俳優の凄さと思い出!

    2021年2月5日で一人の俳優の訃報が流れました。 それはクリストファー・プラマーが亡くなったというもの。 大御所の俳優であっただけにショックを受けた方は多いのではないかと思います。 今回は、そんなクリストファー・プラマーがいかに凄い人物であったのかのまとめと、個人的な思い出について書いていきます。クリストファー・プラマーの凄さ出演作品まず彼の凄いのが出演作品の数です。 彼は全体で215作品に出演(映画119作品、テレビ79作品、舞台17作品)しました。 1953年にブロードウェイでデビュー、1958年に映画デビューを果たします。(デビュー作は、ヘンリー・フォンダ主演の『女優志願』) しかし、…

  • 【ネタバレあり・レビュー】パリに見出だされたピアニスト 今の時代に生まれるピアニストのサクセスストーリー!

    ストーリーフランス・パリ郊外で暮らすマチュー・マリンスキーは、ピアノの才能がありながらも燻った生活を送っていた。 ある日、彼は駅に置かれたピアノを演奏しているところを国立高等音楽院のプロデューサーであるピエール・ゲイトナーに才能を見出だされる。 乗り気ではないマチューであったが、警察に逮捕されたことから、ゲイトナーに助けを乞うこととなる。 そんな彼に課されたのはゲイトナーのいる音楽院での公益奉仕であった。感想チャンスに恵まれて来なかった才能ある青年がチャンスを手にするという絵にかいたようなサクセスストーリーであったこの作品。 努力して、恋をして、師弟関係を築いてと、それこそ王道を行く展開は非常…

  • 【ネタバレあり・レビュー】クリスタル殺人事件

    ストーリー1953年イングランド。 片田舎のセント・メアリ・ミードにハリウッドからの映画隊が訪れていた。 それを率いる監督のジェイソン・ラッドと、その妻であり女優のマリーナ・クレッグはそこでパーティーを開く。 近隣に住んでいた女性ミス・マープルもまたそのパーティーに参加をしていた。 しかし、彼女はパーティー中、足を痛めて帰宅することに。 同じ頃、邸宅では一人の女性がお酒を口にして死亡する事件が起きていた。感想ミス・マープルといえばアガサ・クリスティの小説の登場人物であり、安楽椅子探偵……すなわち現場にいかず伝聞により事件の真相に近づいていく探偵というイメージが強いです。 本作もその例に漏れず、…

  • 【ネタバレあり・レビュー】フィールド・オブ・ドリームス

    ストーリーアリゾナの片田舎でレイ・キンセラは妻子と暮らし、農場を営んでいた。 ある日、彼はどこからともなく聞こえてきた声から「畑を潰して野球場を作る」という使命に突き動かされる。 「夢を諦めた父親と違う生き方をしたい」という説得により、妻からも了承を得たレイは野球場を作り上げた。 やがてそこに死んだハズの野球選手シューレス・ジョー・ジャクソンが現れる。感想これほどジャンルを形容するのに困る作品はありません。 スポーツ?ヒューマンドラマ?ファンタジー? なんにしても言えるのはひとつ。素晴らしい作品でした。 その「素晴らしい作品」という結論に至ったのには理由が2つあります。まず1つ目が、本作が野球…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ダブルボーダー 譲らない、譲れない、男たちの闘い!

    ストーリーメキシコの近くテキサス州の町ウバルデ。 そこでレンジャーとして町を守るジャックは、メキシコから輸入されてくる麻薬を追っていた。 その麻薬ビジネスを牛耳っているのはジャックの過去の友人ベイリーであった。 その頃、町には元軍人たちが貸金庫に眠るある物を狙い暗躍していた。感想一人のテキサス・レンジャーと六人の元軍人、一人の悪漢の計九人の男たちが集まったなんともむさ苦しいヴィジュアルが印象的であったこの作品。 それはなにも男たちが集まっているからというだけでなく、彼らが常に汗だくであったからでした。 それもそのハズ、本作の舞台となるのはテキサス州とメキシコという、温暖な地域。 そこを走り回っ…

  • 【ネタバレあり・レビュー】マネートレイン

    ストーリー鉄道保安官であり、義兄弟であるジョンとチャーリーは、おとり捜査により窃盗犯を捕まえる日々を送っていた。 ある日、逃走した窃盗犯が、上司のパターソンの管理するマネートレインの警備により射殺されてしまう。 あまりの傍若無人さに憤りを感じる二人であったが、パターソンはそれを一蹴した。 納得のいかない二人であったが、鉄道局員に火を点けようとした異常者が現れたことから、二人はその犯人を追うことになる。感想ウェズリー・スナイプスとウディ・ハレルソンのW主演。 どちらも映画界の第一線を走る俳優ということもあって、これだけでもワクワクさせられました。 唯一、心配であったのは二人が噛み合うのかどうか。…

  • 【ネタバレあり・レビュー】人面魚 THE DEVIL FISH

    ストーリー ある日、悪霊に取り憑かれた中年男が家族一家を殺害するという事件が起きた。 霊媒師であるリンはその男から悪霊を取り出し、魚へと憑依させる。 しかし、その除霊の様子を見ていたジャハオが好奇心から魚を家へと連れ帰ってしまう。 悪霊は、精神的に不安定なジャハオの母ヤーフェイに取り憑こうと目論む。 感想 タイトルからしてシーマン的なやつが出てくるオカルトチックなB級映画を期待していた本作。 蓋を開けてみれば、魚に魔神が取り憑いて人を襲うという予想外なものでした。 まあ台湾の都市伝説をベースに、シリアス&真面目なホラーを展開しているため、駄作というわけではないのですが、色々と物足りなさすぎる……

  • 【コラム】劇場で見たい!2021年2月公開映画!

    2月に入り、はや1週間。新作も少しずつ公開される中、個人的に見たい映画をまとめてみました。今回は、その中でも特に見たい作品10作をランキング形式で紹介していきます。まずは、個人的に見たい作品の一覧から紹介。 上映日 上映作品 制作国 ジャンル 2021/02/05(金) 樹海村 日本 ホラー イルミナティ 世界を操る闇の秘密結社 アメリカ ドキュメンタリー ダニエル アメリカ スリラー ディエゴ・マラドーナ 二つの顔 イギリス ドキュメンタリー インビジブル・スパイ 香港中国 クライム 食われる家族 韓国 サスペンス シンクロニック アメリカ SF ダーリン アメリカ ホラー ブラック・クロー…

  • 【ネタバレあり・レビュー】星空の用心棒

    ストーリー無実の罪で30年の刑期を言い渡されたテッド・バーネットは復讐のために脱獄を果たす。 その事を知った保安官ダグラスは、警戒を強める。 それを退けたバーネットはダグラスの他にコッブが復讐の対象であることを知り追い始める。感想ジュリアーノ・ジェンマが主演のこの作品。 内容は良かったですが、特にジェンマ演じるバーネットは用心棒でもなければ星空の下で戦うわけでもない、間違いだらけのタイトルでした。 まあ、西部劇界隈では続きでもなのに「続」をつけたり、夜に戦闘が開始されるのに「真昼の」とつけていたりと、「人気作を連想させれば勝ち」みたいな風潮がありますから問題ないのでしょう。 ちなみに、原題は『…

  • 【ネタバレあり・レビュー】三人の名付親

    ストーリー西部のならず者ボブ、ピート、キッドは、アリゾナ州ウェウカムの町で銀行強盗をはたらく。 しかし、スイート率いる保安官たちにより、キッドは負傷。三人が持っていた水袋も破壊されてしまう。 砂漠へと逃れた三人は、僅かな水しかないことから水場を探して彷徨っていた。 そこで三人が出会ったのは、妊婦が乗る一台の馬車であった。感想タイトルそのままに、西部のならず者であった三人が名付け親になるという異色の西部劇でした。 本作の原題は『3 Godfathers』 「ゴッドファーザー」なんて聞くと、マフィアのボスなんかを想像しますけど、カトリックでの洗礼時の代父(名付け親)を指す意味もあるらしく、なるほど…

  • 【ネタバレあり・レビュー】スキンウォーカー カナダ発の異色ホラー映画!

    ストーリー 人の命と記憶を乗っ取る力を持つある"生き物" 彼は人間社会に紛れては他人の体を乗っ取り、長い年月を生き抜いてきていた。 しかし、近頃は新たな体に乗り換えてもその体は数日で腐るようになっていた。 そんなある日、彼はバーで出会った一人の女性に恋をする。 彼は、腐る体を入れ替えつつ、違う体で何度も彼女に声をかけ続ける。 感想 正直な所、あまり期待をせずに見た作品です。 で、全体的な感想としてはその低いハードルとどっこいどっこい。それなりな面白さでした。 その中で一番興味を惹いたのが、一番の売りでもあるスキンウォーカーの設定。 そもそも「スキンウォーカー」は、作中でも若干触れていましたが、…

  • 【ネタバレあり・レビュー】燃えよデブゴン/TOKYO MISSION

    ストーリー 香港警察の刑事チュウ・フクロンは、優秀ながらも犯人逮捕時に物を壊すなどの多大な被害を与えることから、証拠品保管室へと左遷されてしまう。 さらに、仕事一筋であったことがたたり、恋人であるホーイにも別れを告げられてしまう。 それから6ヶ月後、フクロンはデスクワークと暴飲暴食により体重120kgまで太っていた。 そんな折、元同僚であった上司ファンから、日本で轢き逃げ事件を起こした容疑者を日本へ移送する任務を押し付けられる。 しかし、その容疑者はヤクザのある取引を目撃しており、日本で命を狙われていた。 日本に着いて間もなく、容疑者は姿をくらませてしまう。 フクロンは、容疑者を追う内に、その…

  • 【ネタバレあり・レビュー】アルカトラズからの脱出 クリント・イーストウッドが挑む実際に起きた脱獄劇!

    ストーリーサンフランシスコ湾に位置するアルカトラズ島刑務所。 アメリカ国内の問題のある犯罪者が集められたその刑務所に、フランク・モリスが収容される。 彼はそこで冷酷な所長と出会い因縁を持つ。 脱獄を決意したモリスは、刑務所内で出会ったおしゃべりな青年チャーリーと、過去に同じ刑務所に服していたアングリン兄弟の4人を仲間に引き入れ準備を始める。感想タイトルの通り、アルカトラズの刑務所から逃げ出すことだけを目的としている本作。 「脱獄映画にハズレなし」とはよく聞きますが、まさにその言葉通りの素晴らしい作品でした。そもそも、脱獄映画は「入念に準備して脱獄を開始するタイプ」と「一発逆転で脱獄するタイプ」…

  • 【ネタバレあり・レビュー】昼下がりの決斗

    ストーリーカリフォルニア。 元保安官のスティーヴは、銀行から金鉱で取れた金を運搬する仕事を依頼される。 彼はその旅路に偶然再開した旧友ギルと彼が連れていた若者ヘックを同行させることにした。 その道中、家出少女のエルサと出会った一行は、共に目的地に向かうことに。 しかし、彼女を巡りスティーヴたちは荒くれ者たちと対立することとなる。感想サム・ペキンパー監督作ということもあって、結構期待値は大きかった本作。 結論としては、地味な良作といった感じでした。 そもそも、本作は哀愁や教訓を感じ取る映画であって、娯楽作のような銃をバンバンと撃つタイプの西部劇ではありません。 そのため、見終わってスッキリ爽快な…

  • 【考察】『新感染半島 ファイナル・ステージ』ヨン・サンホ監督は続編でこれがしたかった!?

    現在公開中の映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』 一週間前に私も鑑賞し、感想もどきのレビューを書いたのですが、別の視点で作品を追ってみたいなと思い今回の記事を書いてみました。 ↓ちなみにそのレビュー記事 sparetime-moviereview.hatenadiary.com テーマとするのは、今回の続編でヨン・サンホ監督がやりたかったのではないかと思うことです。 あくまで個人的な推察なので成否については不明なので悪しからず。 今作はもちろん、前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』のネタバレがあるためお気をつけ下さい。①軍人を主人公とした作品まずは主人公のジョンソクについて。 彼はパン…

  • 【ネタバレあり・レビュー】RBG 最強の85才 アメリカで平等に生きるために戦った正義の味方!

    ストーリーアメリカ史上2人目の女性最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ。 彼女は85歳にしてなお最高裁判事として働き続けていた。 その彼女が、いかなる信念の下に仕事に取り組んでおり、いかに国を変えたのか、彼女の半生を通して描く。感想公開当時の2019年にも劇場で鑑賞していたのですが、2020年9月にルースが亡くなったこともあり、今回再度鑑賞してみることに。 2度見た感想ですが、やはり面白かったです。 今見てみると、バイデン大統領の上院議員時代が映っていたり、当時(撮影時はおそらく2017年くらい)のアメリカの政権の様子が感じられたりと、新たな発見があるのがあったのも嬉しい気づきでした。そん…

  • 【ネタバレあり・レビュー】感染源 BIOHAZARD

    ストーリー2004年7月6日。アラスカの山奥にある生物研究所で事件が起こる。 陸軍に所属するトレイナーは仲間と共に、その研究所で生き残った職員を救助する極秘任務を言い渡された。 しかし、その任務に随行する研究員のラングは何かを隠していた。 研究所へと潜入したトレイナーたち6人は、そこである生物に襲われる。感想DVDを買ったものの、長年ほったらかしにしていたこの作品。 時代も時代だけに、タイトルに惹かれて見たわけなのですが、なんだか思っていた内容と違いました。 たしかに、有害生物が暴れるため「biohazard」要素は満たしているのですが、肝心の「感染源」要素がなかったです。 で、よくよく見たら…

  • 【ネタバレあり・レビュー】16ブロック ちょっと変わったブルース・ウィリスが見れるアクション作!

    ストーリー夜勤明けの刑事ジャックは、上司からある任務を押し付けられる。 それは、逮捕されていたエディを16ブロック先の裁判所へ連れていくという簡単なものであった。 しかしその道中、エディは何者かに命を狙われる。 ジャックの機転もあり難を逃れた二人は、ジャックの元相棒であるフランクと合流をする。 だが、フランクこそがエディによる不利な証言を黙殺しようとしている汚職刑事であった。ストーリーブルース・ウィリスといえば丸刈りというイメージがすっかり染みついてきていた昨今。 それだけに、今作の髪もあるしヒゲも生やしているブルースというのはなり新鮮味がありました。 そんなレアなブルースは見た目だけではあり…

  • 【ネタバレあり・レビュー】溶解人間 涙腺まで溶ける!感動の溶解ホラー!

    ストーリー土星探査を行っていた宇宙飛行士のスティーヴ・ウェストは特殊な宇宙光線を浴びてしまう。 地球に帰還し一命を取り留めたスティーヴであったが、彼の体は少しずつ溶解し始めていた。 ショックのあまり研究所を飛び出したスティーヴは、次々に人を襲い始める。 友人で会ったテッド・ネルソン博士は、彼を救うためその行方を追う。感想「ようかいにんげん」と聞くと普通ならベ〇・ベ〇・ベ〇の妖怪人間を連想するかと思いますが、ホラー映画好きであれば間違いなく本作『溶解人間』の方を思い浮かべるハズ。 それくらい、本作は記憶に残る衝撃の一作なのですね。で、何がそんなに衝撃的なのかというと、やはり「溶解」要素。 CGの…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ゾンビガール ホラー映画の巨匠ジョー・ダンテが贈るホラー愛がこもった作品!

    ストーリーホラー映画好きのマックスは、ホラーショップでアルバイトをする冴えない男であった。 そんな彼の心の支えは恋人であるイヴリンであったが、彼女はエコに対して過剰な意識を向けていた。 だんだんとエスカレートする彼女の要求に、耐えられなくなったマックスは別れることを決意。しかし、彼女はバスに轢かれて命を落としてしまう。 だが、願いを叶える悪魔の人形に二人の永遠を願っていたことから、イヴリンはゾンビとして蘇るのであった。感想『ハウリング』や『グレムリン』シリーズの監督としてお馴染みのジョー・ダンテによる現状最新作ということで興味を持った作品。 感想としてはまあまあ楽しめたくらいなものでした。 そ…

  • 【ネタバレあり・レビュー】マッド・ウォーリアーズ 頂上決戦

    ストーリー42戦無敗のファイター、ケイス・ウォーカーはセコンドの指示に従わないことから、試合の出来ない状況に陥っていた。 友人であるブロディと再会したケイスは、彼から次の試合に向けての専属コーチを依頼される。感想タイを舞台に主人公ケイスが戦う作品……かと思いきやあらすじにあるように、彼は友人ブロディの専属コーチでした。 その設定はある意味記憶に残るのですが、そのせいでツッコミどころが満載な内容になっていたと思います。 まず、主人公が戦わないというのは面白くないからか、なにかにつけて誰かと戦わせていました。 ジムでいちゃもんを付けてきた男であったり、嫉妬したブロディとであったりと様々。 正直、端…

  • 【コラム】寒い冬を乗りきれ!寒い映画10選+一番寒かった映画!

    まだまだ寒い時期が続いていますね。 1月20日(水)は、1年でもっとも寒い時期「大寒」でした。 そこで、今回は寒い映画特集をお送りします。 ただ紹介するだけだと他のサイトとの被りもありそうなので、今回は個人的に作品に感じた寒さについても書いていこうと思います。デイ・アフター・トゥモロー 寒さ度:★★★☆☆ローランド・エメリッヒ監督が描くディザスタームービーの代表格となる作品です。 地球温暖化が引き金となり、世界各地での天災が頻発。やがては氷河期までやってくるというのを知った人々が逃げ惑う様を描いています。(若い頃のジェイク・ギレンホールが出演しているのが個人的な見どころ) その氷河期をもたらす…

  • 【ネタバレあり・レビュー】新感染半島 ファイナル・ステージ アクションも世界観も進化した正統派続編!

    ストーリー謎のウイルスが韓国を襲った日、軍人のジョンソクは、姉一家を連れて香港行きの船へ乗っていた。 しかし、その船内でウイルス感染者が現れ、姉と甥が命を落としてしまう。4年後。 香港では韓国人は難民同然の扱いを受けていた。 ある男から韓国に残されているお金を回収すれば半分の分け前を渡すと言われたジョンソクは、義理の兄と共に再び韓国へと足を踏み入れる。感想ゾンビ映画にはたいていテンプレート的なものが存在します。 登場人物の生活が、ゾンビウイルスの発症→パンデミックを経て、崩壊していくといった感じです。 これをやらないと面白さが半減……というより、脈絡が無さすぎて観客がついていけなくなってしまい…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ソウル・ステーション/パンデミック

    ストーリーソウルの民宿で暮らしている家出少女ヘスンは、ヒモ男の恋人キウンに体を売ってお金を稼ぐように強要されそうになり、彼のもとから飛び出してしまう。 同じ頃、ソウルの駅で寝泊まりをしていたホームレスの一人が命を落とす。 しかし、その男は命を吹き返し、仲間を次々に襲い始める。 ソウル駅がパニックに陥る中、ヘスンは偶然そこに居合わせてしまう。感想『新感染 ファイナル・エクスプレス』を見て、同じ監督ヨン・サンホが手掛けた前日譚があると知って今回鑑賞しました。 で、そこで知りましたがこの監督はもともとアニメーション映画などを主として活動していた人だったんですね。 それだけに、本作もクオリティの高いア…

  • 【ネタバレあり・レビュー】新感染 ファイナル・エクスプレス 革新的な表現でゾンビ映画に新たな面白さを与えた怪作!

    ストーリーソウルでファンドマネージャーとして働くソングは妻と別居し、娘スアンと共に暮らしていた。 スアンは誕生日に、釜山にいる母親に会いたいと言い、ソングは渋々ながらもそれを了承した。 翌日、二人はソウル発釜山行きの新幹線に乗る。 しかし、その新幹線には怪我をし、体に異変を来たし始めている女性も乗り合わせていた。感想「ゾンビが走るのは御法度か」という論争が始まったのは、ザック・スナイダー監督作『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)からでしょう。 『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968)で根付いた「ゾンビはゆっくりと歩きながら襲ってくるもの」という固定概念を壊す走るゾンビというスタイル…

  • 【ネタバレあり・レビュー】黄金のアデーレ 名画の帰還

    ストーリー1998年、オーストリアにて第二次世界大戦時にナチスがユダヤ人から奪った美術品の返還法が制定された。 それを知ったアメリカに暮らすユダヤ人女性マリアは、芸術家クリムトが叔母アデーレを描いた「黄金のアデーレ」の返還を希望する。 しかし"オーストリアのモナ・リザ"とまで称されるその作品をオーストリア政府は返還する気がなかった。 マリアは、友人の息子である駆け出しの弁護士ランディに掛け合い「黄金のアデーレ」を取り返すために動き始めるのであった。感想公開当時から好評の声を聞いていて見よう見ようと思いつつ、今日まで見る機会がなかったこの作品。 主演を見てみれば、ヘレン・ミレンにライアン・レイノ…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ドント・スリープ 蘇る悪夢 まさに悪夢のような95分間!

    ストーリー青年ザックと恋人ショーンは同棲のために、大家夫婦から格安で家を借りる。 しかし、同棲を始めて少しした頃、ザックは子供の頃に見ていた悪夢を再び見始める。 彼はその悪夢に登場する人間が、現実でも見えるようになりつつあった。 ある日、大家夫婦と同居していた父親が何者かに襲われる事件が起こる。感想基本的にどんな映画であっても、どこかしら面白さ、あるいはネタになる要素というのがあるものです。 しかし、本作はそれを探すのが難しいくらいの駄作と呼べる作品でした。 そもそもの話、見るのが退屈過ぎて苦痛! 脈絡のないストーリー、やたら長ししてくるカット、特に意味のないシーンの数々、とにかく無駄が多すぎ…

  • 【ネタバレあり・レビュー】エントラップメント

    ストーリー保険会社に勤めるジンは、とある絵画が盗まれた事件が大泥棒マックの仕業だと当たりをつけ彼を追跡する。 マックにたどり着いた彼女は、マックを現行犯逮捕するため、古代中国の秘宝を共に盗むよう提案した。 しかし、彼女には裏の考えがあるのであった。感想ショーン・コネリー追悼特番として放送されていたものを鑑賞しました。 率直な感想とすれば「もう少しイケてるショーン・コネリー作品放送してよ……」と思う内容でした。 そもそも、本作は強盗系アクション映画なのですが、コネリーは撮影時、既に60歳オーバーくらいなんですよね。 そのため、アクションなんてほとんどしないオブザーバー的立ち位置にいました。 では…

  • 【コラム】2021年に見たい!「21」にまつわる映画10選!

    あけましておめでとうございます。 2020年も早々と終わってしまい、2021年がやってきました。 2020年は多くの映画が公開延期となってしまいました。そして、その余波は2021年にもまだ残りそうだと言えます。 そこで、今回は2021年にちなんで、家でも見れる「21」にまつわる映画10選を紹介していきます。 ①21ジャンプストリート(原題:21 Jump Street) ジョニー・デップが主演したTVドラマシリーズ(1987-1990)を映画化した作品。 ジョナ・ヒルとチャニング・テイタムの二人が、「童顔だから」という理由で新種のドラッグが流通する高校へと潜入捜査をすることに。 高校生活をエン…

  • 【ネタバレあり・レビュー】魔女がいっぱい アン・ハサウェイが超怖い!ハリウッドの力を総結集させたダークファンタジー!

    魔女といえば作品により、良いイメージ、悪いイメージそれぞれあります。 しかし、良いイメージがつき始めたのは最近の話で、もともと魔女は恐ろしい存在であることが伝承されてきています。 そんな魔女の原点のような姿をユーモア満載な世界観で送るのが、今回レビューする『魔女がいっぱい』です。ストーリー1960年代、両親を事故でなくした少年は、祖母に引き取られ田舎の町で暮らし始める。 ある日、少年は町で奇妙な姿をした女性と遭遇する。 その話を聞いた祖母は過去に出会った魔女の存在を思いだし、少年を守るためホテルへと連れていく。 しかし、そこへは各地の魔女が集会のために集まるホテルであった。豪華スタッフ&キャス…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ジョン・デロリアン 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でお馴染みデロリアンを作った男のヤバすぎる実話!

    夢を追うこと、それにはリスクが伴います。 その夢が大きければ大きいほどより大きなリスクを負うのは必然だと言えるでしょう。 今回レビューする『ジョン・デロリアン』は、革新的な車を作るためリスクを負いながらも挑戦をした男を追った作品です。ストーリー1977年。 パイロットであるジム・ホフマンは、麻薬のバイヤーであるモーガンに騙されコカインを運ばされたことからFBIにマークされる。 彼らの情報屋となることで逮捕されないでいたジムであったが、FBI捜査官ベネディクトはモーガンを捕まえるべく口うるさくホフマンを煽った。 時を同じくしてホフマンは隣人と出会う。 それは名車を世に送り出してきた男ジョン・デロ…

  • 【ネタバレあり・レビュー】アンデルセン物語(1952) 歌って踊るアンデルセンの童話集!

    ハンス・クリスチャン・アンデルセンといえば、「裸の王様」や「人魚姫」といった有名童話を数多く作ってきた作家です。 まさにデンマークを代表する作家と呼んで差し支えないでしょう。 そんなアンデルセンの童話をミュージカル仕立てにし、彼の生涯をフィクションとして描いたのが、今回レビューする『アンデルセン物語(1952)』です。ストーリー1805年、デンマーク・オーデンス。 靴職人のハンス・クリスチャン・アンデルセンは、町の子供に創作した童話を話すのを日課としていた。 しかし、子供が話に夢中になるあまり、学校へ遅刻する事が多々あったため、市長は彼を町から追い出すことを決める。 助手であるピーターの機転で…

  • 【ネタバレあり・レビュー】博士と狂人

    私たちが常日頃から当たり前のように使っている辞典。 それは、あることが当たり前のように思っていますが、それがなかった時代も当然のことながらあります。 今回レビューする『博士と狂人』は、そんな辞典のない時代に、新たな風を呼び込もうとした男たちの努力と友情を描いた作品です。ストーリー1872年、イギリス・ロンドン。 精神を病んでいるアメリカ人ウィリアム・チェスター・マイナーは、戦時中に脱走兵として焼き印を押した男の幻覚に追われていた。 その幻覚がきっかけとなり、彼は赤の他人を殺してしまう。 死刑こそ免れたものの、彼は精神病院へと収容されることとなった。一方その頃、独学で言語学の博士となったマレーは…

  • 【ネタバレあり・レビュー】オリ・マキの人生で最も幸せな日

    スポーツ選手にとって幸せな瞬間。 それは自身の力により勝ちを得た瞬間だと言えるでしょう。 それが世界王者ともなると、その喜びははかり知れません。 しかし、それと同じくらい人間にとって大切なのが"愛"です。 今回レビューする『オリ・マキの人生で最も幸せな日』は、そんな愛と栄光を天秤にかけたボクサー、オリ・マキが運命の一戦に挑むまでを描いた作品です。ストーリー1962年、フィンランド。 ボクサーであるオリ・マキは、フェザー級世界王者との戦いを控えていた。 しかし、セコンドのエリスはスポンサーやマスコミへの対応ばかりをさせ、オリは減量すらままならない日々が続いていた。 そんな彼の癒しは意中の相手であ…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ウォーデン 消えた死刑囚

    中東に存在する国イラン。 そこではイスラム法に則り、死刑制度が定められています。 その基準は非常に厳しく、死刑執行数は中国に次いで二番目だと言われています。(2019年次) それだけに恐ろしいのは冤罪でしょう。 日本とは異なり、死刑執行までの期間も短く、冤罪の可能性も自ずと高まると言えますからね。 今回レビューする『ウォーデン 消えた死刑囚』では、死刑を言い渡された囚人が消えたことから彼を追うこととなった看守たちの視点で描かれる作品です。ストーリー1950年代、イラン。 刑務所の所長であるジャヘド少佐は、飛行場の建設に伴い、刑務所を移設することとなっていた。 囚人を移送し、すべては順調かに思わ…

  • 【ネタバレ・レビュー】100万ドルの決斗 西部の魂が消えかけた時代を生きる男ジョン・ウェイン!

    西部開拓時代とは主に1860年代から90年代にかけてを表します。 20世紀(1901年~)に入ってからは、自動車が普及し、建物は近代化、カメラを用いた写真や動画の撮影までできるのが普通となってきました。 けれど、そうして近代化されていく時代の中、西部にはまだカウボーイ魂を持った男たちが生きていました。 今回レビューする『100万ドルの決斗』は、そんな魂を持ったガンマンの戦いを描いた作品です。ストーリーテキサスの牧場主ジェイコブ・マッキャンドルズは、家を開けている間、息子ジェフたちに留守を任せていた。 ある日、牧場が悪党から襲撃を受け、ジェフが重症を負い、彼の息子が誘拐されてしまう。 悪党は身代…

  • 【ネタバレあり・レビュー】羅生門(1950) 人間の本質を露にする黒澤明の傑作!

    芥川龍之介の著作「羅生門」といえば、たいていの人が知っている小説でしょう。 重苦しいながらも教訓のある内容は、小学校の教科書などにも乗せられています。 そんな名作小説を名匠黒澤明が映画化したのが、今回レビューする『羅生門(1950)』です。ストーリー平安時代の京の都。 羅生門で杣(そま)売りと旅法師が雨宿りをしているところへ、一人の下人が駆け込んできた。 杣(そま)売りと旅法師は、羅生門へ来る前、ある事件に関わったが、その真相に納得がいっていなかった。 興味を持った下人はその詳細を話すよう杣(そま)売りに促す。 杣売りは、ある山中で起きた、殺された武士とその妻・真砂、悪名高い多襄丸の三人の物語…

  • 【ネタバレあり・レビュー】(500)日のサマー 愛の始まりと終わりと始まり

    運命の出会いというものは果たして存在するのか?それは誰にも分かりません。 偶然を運命と信じれば運命になりますし、偶然をそのまま偶然と捉えればそれは偶然でしかありません。 今回レビューする『(500)日のサマー』は、運命を信じた男の人生が変わるラブロマンスを描いた作品です。ストーリーロサンゼルス。 メッセージカードを製作する会社に務めるトムは、ある日、秘書として雇用されたサマーと出会い恋に落ちる。 高嶺の花であるサマーに挫けかけるトムであったが、偶然にも歌の趣味があい、それがきっかけとなり、二人の距離は縮まっていく。 恋人同然の関係まで発展した二人であったが、サマーは恋人を作らないことを宣言して…

  • 【ネタバレあり・レビュー】アバウト・ア・ボーイ

    人は一人では生きていけないというフレーズはよく耳にするかと思います。 実際その通りで、全てのことを一人でこなし、誰にも迷惑を掛けずに生きていくことはできません。 そんなかかわり合うことの素晴らしさを描いた作品が、今回レビューする『アバウト・ア・ボーイ』です。ストーリーウィル・フリーマンは、38歳になっても父親の印税を頼りに働かずに過ごす日々を送っていた。 ある日、シングルマザーと付き合いたいと思い立った彼は、シングルペアレントの会に参加する。 そこで出会った女性とデートの約束を取り付けたウィルであったが、当日その女性は友人の息子12歳のマーカスを連れてきていた。 マーカスの母親フィオナはうつ病…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ビバリーヒルズ・コップ3 これが最後(?)のアクセル・フォーリー!

    前作『ビバリーヒルズ・コップ2』から7年。 エディ・マーフィー演じるアクセル・フォーリーが帰ってきた! そのシリーズ3作目となる作品が今回レビューする『ビバリーヒルズ・コップ3』です。ストーリーデトロイト市警に刑事アクセル・フォーリーは、違法な自動車解体業を行っている工場に仲間たちと共に突入する。 しかし、そこに待ち構えていたのは工場内の人間を皆殺しにした武装集団であった。 撃ち合いの末、トッド警部が殉職したことからアクセルは武装集団を追い始める。 残っていた手掛かりから彼は、ビバリーヒルズにあるテーマパーク「ワンダーランド」へと潜入した。感想冒頭にも書いた通り7年ぶりの続編となっていたこの作…

  • 【ネタバレあり・レビュー】恋愛小説家 ジャック・ニコルソンによる偏屈男の恋愛譚!

    恋の駆け引きに置いて大切なこと。それは、相手を思いやることです。 いかに相手を気遣い、共感し合えるかがキモだと言えるでしょう。 今回レビューする『恋愛小説家』では、ジャック・ニコルソン扮する、潔癖症で偏屈な男が愛を手に入れようと奮闘する物語です。ストーリーマンハッタンに暮らす小説家メルヴィンは、潔癖症で偏屈な男であった。 そのため、周りからは疎まれていたが、それを意に介すことなく日々を送っていた。 そんなある日、通いつめているレストランのウエイトレス、キャロルが子供のぜん息を理由に休みがちになってしまう。 さらに、隣人の画家サイモンが強盗に襲われたことから、飼い犬の世話もするようになった。 こ…

  • 【コラム】さよなら、ユジク阿佐ヶ谷!その歴史と思い出についてのまとめ!

    2020年12月9日。ひとつの映画館が閉館しました。その名は「ユジク阿佐ヶ谷」2015年4月25日にオープンしてからおよそ5年7ヶ月(2020年8月28日の休館からそのまま閉館であるため実質5年4ヶ月)阿佐ヶ谷に2館しかない映画館として愛されてきました。今回はそんなユジク阿佐ヶ谷についてのいろいろなまとめと思い出話について書いていきます。 ユジク阿佐ヶ谷はどんな劇場だったか ユジク阿佐ヶ谷は、その名の通り阿佐ヶ谷に存在した映画館でした。阿佐ヶ谷駅からは徒歩2,3分。非常に小さな劇場ではあるものの、阿佐ヶ谷に2つしかない劇場(洋画も取り扱っているのはここだけ)ということもあって、平日、土日祝、い…

  • 【ネタバレあり・レビュー】天国は待ってくれる

    「死んだ人間は天国か地獄に行く」 その死生観は昔から信じられてきました。 しかし、その世界がどのようなものであるかは、これまでもこれからも分かることはないでしょう。 そんな死後の世界、ある一人の男が抱える後悔から始まる作品が『天国は待ってくれる』です。 ストーリー老紳士ヘンリーは、あの世の入り口で地獄の閣下と顔合わせする。 彼は多くの女性を傷つけてきたことから、自分は地獄行きだと告げる。 しかし、彼の半生に興味を持った閣下は、彼の70年余りの人生譚を聞くことにした。感想タイトルに「天国」というワードが出てくることからも、「死がなにかしら関わってくるのだろうなと」漠然ながらも思ったのが始めの印象…

  • 【ネタバレあり・レビュー】クリミナル・ミッション ジョン・トラボルタはあまり活躍しないけど面白い作品!

    ストーリー 高校時代の友人が急死したことからザック、ノア、ウォーレン、ブライスの4人は再会を果たす。 彼らはブライスのツテから、ある製薬会社の株が高騰することを知り、インサイダー取引を目論む。 しかし、その製薬会社の汚職が発覚したことから株は全て紙切れ同然と化してしまう。 その軍資金をマフィアのエディから借りていたことから4人は命の危機に晒されることとなる。 借金返済が不可能な4人に対してエディは、敵対組織の甥を誘拐することを命ずる。 感想 ジョン・トラボルタが出演すると聞いていたものの、あらすじを見て「どうせ端役だろう」とハードルを下げていたこの作品。 見てみると意外と面白いじゃないか! た…

  • 【ネタバレあり・レビュー】砂漠の鬼将軍 アメリカが描く実在したドイツ軍人エルヴィン・ロンメルの物語

    第二次世界大戦時のナチス・ドイツといえば悪党というイメージしかありません。 しかし、それは独裁者アドルフ・ヒトラーの行き過ぎた思想があったがため。 ドイツ軍人皆がヒトラーのような過激思想を持っていたわけではありません。 そんなヒトラーの考え方に疑問を抱き、ドイツを救うために戦った一人の軍人エルヴィン・ロンメルの物語を追った作品が『砂漠の鬼将軍』です。ストーリー第2次世界大戦下のアフリカ戦線。 最前線で指揮を執るドイツ軍のロンメル将軍は、最前線の過酷な状況を顧みない上層部の判断に不満を募らせていた。 やがてその怒りは、ロンメル将軍をヒトラー総統の暗殺計画に向かわせる。感想『砂漠の鬼将軍』なんてい…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ミネソタ無頼 盲目なガンマンの孤独な戦い!

    西部劇のガンマンといえば孤高の存在。 その身ひとつで悪を討つ姿はロマンだと言えるでしょう。 しかし、もしそのガンマンの目が見えないとすれば、それは絶望的な状況だと言えるでしょう。 今回レビューする『ミネソタ無頼』は、少しずつ視力を失っていく孤高のガンマンの戦いを描いた作品です。ストーリーガンマンであるミネソタ・クレイは、無実の罪で20年間服役させられていた。 無実の証人に心当たりがあるクレイは、看守の隙をつき銃を奪い脱獄に成功する。 かつての仲間フォックスが保安官として牛耳っていた。 やがて、フォックスこそがクレイに罪を着せた裏切り者であることを知る。感想頼りにする人がいない孤独な一匹狼を指す…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ディレイルド 暴走超特急 ヴァンダムが挑む暴走列車!

    限られた空間でのテロリストの戦いというのはアクション映画の王道と言えます。 迫る緊迫感と敵を一人ずつ減らしていく爽快感は、まさに映画向きだと言えるでしょう。 今回レビューする『ディレイルド 暴走超特急』では、暴走する列車内でテロリストにアクション界のスター、ジャン・クロード=ヴァンダムが挑んでいます。ストーリー家族とヨーロッパを旅行中であったNATO工作員のジャックは、スロバキアの研究所から生物兵器を盗み出した女盗賊ガリーナを護衛する任務を言い渡される。 指令通り、列車での移動をする二人であったがそこへ生物兵器を狙うコール率いるテロリスト集団が現れる。感想ジャン・クロード=ヴァンダムが主演だか…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ローマ発、しあわせ行き ハッピーエンドへのロードムービー!

    旅をすることは人を大きく変えます。 それは多くの出会いや出来事を経て成長をするからです。 そんな人を変えるロードムービーをラブロマンスに落とし込んだ作品が今回レビューする『ローマ発、しあわせ行き』です。 ストーリー シングルマザーであるマギーは、思春期の娘サマーを連れてアメリカからイタリアへと訪れる。 しかし、サマーは薬物所持の疑いを掛けられた恋人を救うため、自ら罪を被ろうとしており、帰国を目論んでいた。 叔父の家に到着したマギーはそこで、20年前に別れた元恋人ルカと再会する。 気まずい空気の中、再会を喜ぶ2人であったが、サマーがルカの母親を連れてローマへと出たことから事態は急転する。 感想 …

  • 【ネタバレあり・レビュー】夕陽の用心棒 ジュリアーノ・ジェンマの伝説のはじまりとなる作品!

    ジュリアーノ・ジェンマといえば、西部劇でブレイクした俳優です。 その爽やかな顔立ちと、軽快な身のこなしはマカロニ・ウェスタンの花形ともなりました。 そんなジュリアーノ・ジェンマが一躍有名となった作品が、今回レビューする『夕陽の用心棒』です。 ストーリー クリスマスが間近に迫ったテキサスの街。 サンチョ率いる一味が銀行を襲い大金をせしめる事件が起きた。 逃走中にサンチョが負傷したことから一味は、地主の父と娘ルビーが営む農場に人質を取り立て籠った。 手出しの出来ない状況に陥った保安官ベンは、殺人容疑で逮捕していた腕利きガンマンのエンジェル・フェイスことリンゴに手助けを求める。 感想 ジュリアーノ・…

  • 【ネタバレあり・レビュー】大統領の料理人 フランスの美味しいを詰め込んだ映画!

    大統領や官僚たちが普段どのような食生活をおくっているのか、という事は一般市民では知り得ません。 ましてやそれがフランスとなればなおのこと。漠然とオシャレなものを食べているというイメージしかつかないです。 今回レビューする『大統領の料理人』では、そんなフランス大統領が食した料理を作ったある女性シェフの戦いを描いた作品です。ストーリーフランスの片田舎でレストランを営む女性シェフ、オルタンスは、大統領の指名によりエリゼ宮で昼食を作ることを任ぜられる。 男性シェフしかそれまでいなかったこともあり、オルタンスは主厨房とは相容れない。 逆境の中、彼女は助手のニコラと共に大統領に喜ばれる料理を提供していく。…

  • 【ネタバレあり・レビュー】アイ・アム・ユア・ファーザー 故デビッド・プラウズへ捧げる、愛に満ちた作品!

    映画において、素顔を晒すことのない役柄というのは珍しくありません。 特殊メイクであったり、かぶり物を着けての出演であったりがあるからです。 そうした素顔を晒さないキャラクターとして、おそらく最も有名なのが『スター・ウォーズ』に登場するダース・ベイダーでしょう。 そんなダース・ベイダーのマスクの下に素顔を隠してきた俳優デビッド・プラウズを追ったドキュメンタリーが、今回レビューする『アイ・アム・ユア・ファーザー』です。感想つい先日、デビッド・プラウズの訃報が報じられました。 そこで、以前デビッド・プラウズのドキュメンタリーがあったことを思い出し、今回鑑賞するに至りました。 この作品、実は公開当初に…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ビバリーヒルズ・コップ2 続編だからできるキャラクターを生かした映画!

    「ビバリーヒルズを舞台にした映画」と聞くと、おそらく多くの人が『ビバリーヒルズ・コップ』を連想するハズです。 それは、単純にタイトルにビバリーヒルズが入っているのと同時に、作品がシリーズ化されており知名度が高いからでしょう。 そんなシリーズの2作目となる作品が、今回レビューする『ビバリーヒルズ・コップ2』です。ストーリー高級住宅街が立ち並ぶビバリーヒルズで、アルファベットごとに強盗を襲う「アルファベット強盗事件」が相次いで起こっていた。 その事件を追っていたボゴミル警部は強盗団に撃たれ重傷を負ってしまう。 かつて事件で世話になっていたデトロイト市警のアクセルは、ビバリーヒルズ市警のタガート、ロ…

  • 【ネタバレあり・レビュー】ビバリーヒルズ・コップ エディ・マーフィーの魅力全開の刑事モノ!

    ビバリーヒルズといえば高級住宅街。 気品と風格に満ちたその街は憧れの場所とも言えます。 そんな街に上品さなんてクソくらえな型破りな刑事が現れたとしたら…… それが今回レビューする『ビバリーヒルズ・コップ』です。ストーリーデトロイト市警の刑事アクセルは、優秀ながらもその型破りな性格なために上司からは煙たがられている存在であった。 そんなある日、アクセルはビバリーヒルズから帰った友人と再会する。 しかし、ドイツ債権を盗んでいた友人は何者かによって殺されてしまう。 上司から事件への介入を禁じられるアクセルであったが、独断でビバリーヒルズに乗り込む。感想エディ・マーフィーの主演作といえば、1番目か2番…

  • 【ネタバレあり・レビュー】西部魂

    ストーリー1861年。 ウエスタン・ユニオン社の技師長エドワード・クレイトンは、電信線の拡張を計画の調査中に落馬してしまうが、偶然通りかかった若者に助けられる。 落馬の傷も癒えた頃、クレイトンは電柱建設工事の作業員の中に自分を助けた若者がいることに気づく。 ヴァンス・ショウと名乗ったその若者に恩義を感じるクレイトンであったが、彼はお尋ね者であった。感想西部劇と言ったら荒野!そんなイメージがあります。 けれど、本作の目標はその荒野に電信柱を立てること。つまりは何もないだだっ広い荒野に異物を立てるのが目的となっています。 その工事を担う会社内での人間関係や、工事を狙ってのゆすり、インディアンとの抗…

  • 【ネタバレあり・レビュー】グッバイ、リチャード! 余命半年のジョニー・デップが見せる最後の生き様!

    生きる者として決して避けられない運命、それが死です。 その事実に人は恐怖し、不安を抱くのは当然のことだと言えるでしょう。 それだけに、人の死を尊く美しいものとして描いた作品は共感を呼び、愛される傾向にあります。 今回レビューする『グッバイ、リチャード!』は、余命を宣告された男が自分の好きなように最後の時間を過ごす作品です。ストーリー大学で英文学の講師を勤めるリチャードは、肺癌により余命半年を宣告された。 タバコは吸わず、不摂生もしてこなかった彼は大きなショックを受けながらも、それを受け入れようとする。 その事実を妻ヴェロニカと娘オリヴィアに打ち明けようとするが、ヴェロニカが浮気を、オリヴィアが…

  • 【ネタバレあり・レビュー】太陽の中の対決 白人として生まれ、インディアンとして生きた男の孤独な戦いを描いた西部劇!

    インディアンと白人というのは相容れない存在です。 そうした対立の模様は、西部劇ではもはやお約束の展開だと言えるでしょう。 今回レビューする『太陽の中の対決』は、白人がインディアンに育てられたという設定の作品です。ストーリー19世紀後半のアリゾナ州。 アパッチ族に育てられた白人男性ジョン・ラッセルは、養父が亡くなったことから遺産として宿屋を手にした。 その宿屋を売ることにしたラッセルは、経営者であるジェシーと衝突しながらも宿屋を売り払い大金を手にした。 新天地へと向かうことにしたラッセルは、ジェシーと共に駅馬車に乗るが、そこでグライムス率いる強盗団と遭遇する。 ラッセルは遺産を守るためグライムス…

  • 【ネタバレあり・レビュー】インベージョン 眠ったら発症の激やばウイルス映画!

    人が人を認識するのに第一に見るのが外見です。 見知った顔であればまず疑う余地もなく知り合いだと認識するでしょう。 しかし、もしその中身が違ったとしたら? そんな人間の内部が侵略される恐ろしさを描いたのが、今回レビューする『インベージョン』です。ストーリーある夜、宇宙探査を行っていたスペースシャトルが墜落する。 その船体には宇宙に漂う未知のウイルスが付着していた。その頃、精神科医であるキャロルは患者からの相談で自身の夫がまるで別人のようだという相談を受けていた。 初めの内はそれが精神的な問題であると考えていたキャロルであったが、やがて自分の周りにも同じような不気味な人間がいることに気づく。 キャ…

  • 【ネタバレあり・レビュー】マルタの鷹 これぞハードボイルド!ハンフリー・ボガートが魅せるフィルム・ノワール!

    ハードボイルドな主人公というと、冷静沈着で無口な人物というイメージがあります。 しかしハードボイルドとは、ゆで卵などが固くゆでられた状態=そうした感情に流されたりしない固い意志を指しています。 そのため、意志を曲げない強さを持っていればそれはハードボイルドだと言えるんですね。 今回レビューする『マルタの鷹』は、口がよく回り感情豊かな主人公が見せるハードボイルドさが印象的な作品です。ストーリー相棒マイルズと共に探偵事務所を営むサム・スペードは、女性ブリジッド・オショーネシーから駆け落ちした妹をサースビーという男から取り戻してほしいと依頼してくる。 その依頼をマイルズが担当することとなったが、その…

  • 【ネタバレあり・レビュー】エンド・オブ・カリフォルニア アサイラムが送る地震よりも恐ろしいB級映画!

    ストーリーカリフォルニア州ロサンゼルスが地震により、大きな被害を受けた。 地震学者であるヤンは、それがまだ前震であり、12時間後にさらなる巨大地震が起きることを突き止める。 それを回避するためヤンは、元妻デボラが開発した「地震砲」を使うため、彼女との再会を決意する。感想B級映画の大手とも言えるアサイラム制作のディザスタームービーということで、だいたい察しが付きながらも見ました。 まさに安定のアサイラムクオリティ!裏切りません。 CGの酷さは言うまでもなく、設定のぶっとび具合や全力の手抜きシーン、とにかく詰め込んどけと言わんばかりのストーリーなど、ある意味見所のある作品でした。そんな本作は冒頭い…

  • 【レビュー】アクセラレーション(ネタバレあり)

    ドルフ・ラングレンといえば、知る人ぞ知るアクション俳優です。 近年では年を取ったこともあってか、あまりアクションをする姿を見なくなってきています。 しかし彼の存在感は凄まじく、出演すれば必ずその存在に気づくほどの風格をいつも漂わせています。 そんな彼が挑む(現状日本で見られる作品の)最新作が、今回レビューする『アクセラレーション』です。ストーリー女殺し屋であるローナは、銃を売り捌く仕事が失敗に終わったことから裏切りの容疑を掛けられる。 クライアントであったマフィアのボスヴラディクは、落とし前を着けさせるために彼女の息子を誘拐し、5つの仕事を強要した。 リミットは夜明けまでの7時間。ローナは息子…

  • 【レビュー】ロイヤルネイビー 米軍最強兵器を破壊せよ!(ネタバレあり)

    B級映画を輸入する際、配給会社はまず第1に多くの人に見てもらうことを意識しなくてはなりません。 そのためには、多少の脚色は厭わないとさえ言えるでしょう。 そんな脚色をしまくった邦題がつけられたB級映画が、今回レビューする『ロイヤルネイビー 米軍最強兵器を破壊せよ!』です。ストーリー元軍人であったサムは、ある日生後八ヶ月の子供が熱を出したことから薬を買うため外出をする。 その道中、何者かに拉致されたサムは、目覚めると無人の工場に閉じ込められていた。 脱出を試みるサムであったが、彼女は目に見えない何者かからの攻撃を受ける。感想タイトルからして戦争モノかと勝手に思っていたのですが、まさかのSFモノ。…

  • セイビング・レニングラード 奇跡の脱出作戦

    ストーリー1941年4月。 ソ連第2の都市レニングラードはドイツ軍に包囲されていた。 200万人の市民が食料危機に見回れる中、唯一の逃げ道はラドガ湖を渡ることであった。 しかし、湖を渡れるのは一隻の古い船だけであった。感想戦争映画とはたいてい、史実をもとにしているからか長丁場となってしまうのが常です。 しかし、本作は90分弱。「薄っぺらい内容になるのでは?」と思いつつ鑑賞しました。 たしかに内容はレニングラードがナチスにより包囲される直前の話(1941年)で、戦場よりも市民の脱出がメインとなっていました。 しかし、戦火が迫る市民の恐怖をしっかりと描いていたのは面白かったと思います。 国vs国の…

  • 【レビュー】聖女/Mad Sister(ネタバレあり)

    韓国ノワール映画といえば、一種のジャンルとして確立されるほど有名なものとなっています。 そのバイオレンスな描写は、刺激的で見る者を魅了してくれます。 今回レビューする『聖女/Mad Sister』は、そんな刺激的な世界を女性主人公が見せる韓国ノワールです。ストーリー格闘技でたしかな実績を持つイネは、過剰防衛により科せられた1年半の服役生活から釈放された。 学生の妹ウネと再会を果たしたイネは、学校へ行くのを渋る妹を説得し、学校へと行かせる。 しかし、ウネは知的障害を患っており、それがきっかけで学校ではイジメられていた。 それがエスカレートしたことから、ウネは裏社会の男と接触をしてしまう。 それを…

  • 【レビュー】エスパーズ 超人大戦(ネタバレあり)

    SF映画において、異質な存在とそれを追う者の関係というのは王道ストーリーです。(おそらく『ブレードランナー』が火付け役) とはいえ、そこからどう面白くしていくかは制作陣の手腕しだい。 今回レビューする『エスパーズ 超人大戦 』は、そんな王道ストーリーを面白くする難しさを考えさせられる作品です。ストーリーハイテク企業"サイセイ"社の実験により、特殊な能力を持たされたミュータントを追うジョージは、一人の女性アンナと出会う。 ミュータントは攻撃的で危険な存在だと聞いていたジョージであったが、アンナと言葉をかわす内に、それが"サイセイ"社の嘘であったことを知る。 二人は協力し、これまで捕らえられたミュ…

  • 【コラム】ジョニー・デップの『ファンタスティック・ビースト』降板問題についてのまとめ他

    11月6日にあるニュースが報じられました。 それは、俳優のジョニー・デップがDV疑惑容疑の裁判で敗訴し、それにより『ファンタスティック・ビースト』シリーズから降板が決まったというものでした。 ジョニー・デップといえばシリーズの中でも悪の親玉であるグリンデルバルドを演じていました。 意外とはまり役であっただけに、これはなかなか驚きのニュース。 興味があったため、簡単にまとめたり、個人的な思いを書いてみました。 事件の流れ ここでは大まかに事件の流れを追っていきます。 事件には欠かせない人物アンバー・バードとの結婚から見ていきましょう。 2011年10月 『ラム・ダイアリー』にてジョニー・デップと…

  • 【レビュー】パペット大捜査線 追憶の紫影

    パペットといえば、「セサミストリート」を初め、子供に人気な存在です。 それだけに長年愛され、認知度もかなりのものだと言えます。 そんなパペットが人間と共存している世界観を舞台にした作品が、今回レビューする『パペット大捜査線 追憶の紫影』です。ストーリー人間とパペットが共存するロサンゼルス。 元ロサンゼルス市警で警察官として働き、現在は私立探偵であるパペットのフィルは、ストーカー行為に悩まされるサンドラの依頼を受ける。 フィルが捜査の一貫でアダルトショップを訪れるが、そこでパペットたちが惨殺される現場に遭遇した。 その後もパペット殺しが続いたことから、市警はフィルと元相棒であったエドワーズに協力…

  • 【レビュー】ディープ・インパクト

    「1999年7の月に人類が滅亡する」 ノストラダムスの大予言は世界を震撼させました。 それと同時に訪れたのが「世界が滅亡する」ことをテーマにした作品たちです。 CG技術の発展もあり、そのブーム(?)は、映画界でも巻き起こりました。 そんなブームにより大ヒットを記録したディザスタームービーが、今回レビューする『ディープ・インパクト』です。ストーリーある夜、天文学部に所属するレオ・ビーダーマンは、彗星を発見する。 その報告を聞いたウルフ博士はあることに気づくがそれを世間に公表する前に事故死をしてしまう。それから一年後。 テレビ局に勤めるジェニーは、財務長官が突然辞任した理由を探っていた。 それがき…

  • 【レビュー】エレファント・マン(ネタバレあり)

    デヴィッド・リンチといえば、映画界でもカルト的な人気を誇る監督です。 そんな彼のデビュー作が1976年に公開された『イレイザーヘッド』でした。 そんな彼の2作目となったのが、今回レビューする『エレファント・マン』です。 アカデミー賞で8部門にノミネートされ、デヴィッド・リンチの出世作となった伝説的な作品。 今回、それが4k修復されたものが公開されました。ストーリー外科医であるトリーヴスは、ある日、見世物小屋で「エレファント・マン」というものを見つける。 しかし、それはあまりの醜さゆえに警察からも見世物として止められているほどであった。 興味を持ったトリーヴスは、興行師バイツにお金を払い、エレフ…

  • 【レビュー】人間の運命(ネタバレあり)

    戦争によって人生を大きく捻じ曲げられた人は少なくありません。 それは戦時中はもちろんのこと、戦後であってもなお傷跡を遺していることは多くの映画(他の媒体)でも伝えられてきています。 今回レビューする『人間の運命』もそうした戦争による傷跡を描いた作品です。 第二次世界大戦直後、過酷な運命に翻弄された元ソ連兵士の視点で語られる物語となっています。ストーリー第二次世界大戦終結後の最初の春。 元ソ連兵の運転士アンドレイは、少年ワーニャを連れて戦後の地を歩いていた。 そこで同士と出会ったアンドレイは、戦時中の自身の身の丈を語り始める。 それは、戦争によってもたらされた過酷な運命に耐えた物語であった。感想…

  • 【レビュー】BATS 蝙蝠地獄(ネタバレあり)

    コウモリとは昔から恐怖の対象として描かれることが多い存在です。 暗闇に潜み、人間を襲うという印象があるからでしょうか。 しかし、人を襲うコウモリはごく一部であるのが事実です。(少なくとも日本では人を襲うコウモリはいないとされています) そんなコウモリを狂暴に描いたコウモリパニックムービーが、今回レビューする『BATS 蝙蝠地獄』です。ストーリーテキサス州の田舎町ギャラップ。 そこで一組のカップルがコウモリに襲われ惨殺されるという事件が起こる。 コウモリの生体を研究するシーラは、事件を受けて死体を確認するが、本来なら その種のコウモリは人を襲うハズがなかった。 彼女はそこで政府のある実験により、…

  • 【レビュー】めぐり逢えたら(ネタバレあり)

    運命の出会いのひとつに一目惚れがあります。 目と目があった時運命を感じた、というアレです。 しかし、運命とは複雑怪奇なもので、出会っていなくても惹かれ合うなんてこともありえます。 そんな運命に惹かれ合う二人の恋を描いた作品が、今回レビューする『めぐり逢えたら』です。ストーリーシカゴで暮らす建築技師サムは、1年半前に妻を亡くし意気消沈としていた。 そんな父の姿を見ていた8歳の息子ジョナは、相談を受け付けているラジオ番組に電話をし、父の再婚相手を探す。一方、ボルチモアに暮らす新聞記者アニーは、婚約者こそいるものの、その出会いに運命的なものを感じられずにいた。 そんな折、息子の電話がきっかけでラジオ…

  • 【レビュー】ナチュラル・ボーン・キラーズ(ネタバレあり)

    殺人がには必ず理由(動機)がある。 普通の人間ならそう考えるはずです。 しかし、世の中には理由なき殺人があるのも事実。 そんな異常者がもし身近に居たらと思うとゾッとします。 そんな生まれついての殺人鬼について描いた作品が、今回レビューする『ナチュラル・ボーン・キラーズ』です。ストーリー荒くれ者の男ミッキーは、父親から性的虐待を受けていた少女マロリーを救うため、彼女の父親を殺害した。 二人は逃走するが、行く先々で動機なき殺人を繰り返していく。 やがて二人の話題はマスコミを賑わせ、若者たちは彼らをヒーロー視するようになっていった。 TV番組キャスターのウェイン・ゲールは彼らのスクープを手にするため…

  • 【レビュー】ジオディザスター(ネタバレあり)

    ディザスタームービー(災害映画)といえば、一定期間ごとに映画化されている印象があります。 とはいえ、災害には限りがあります。 そんな限りある災害をありったけ詰め込んだような映画『ジオストーム』が2017年には公開されました。 その同年、まったく同じようなネタで勝負した映画がありました。 それが今回レビューする『ジオディザスター』です。ストーリー宇宙から飛来した暗黒物質“ダークマター”が地球を貫通した。 その影響により、地球では天変地異が起こり始める。 ロサンゼルスに住むメイソン一家は、突然の大地震に巻き込まれ離散してしまう。 彼らはなんとかして合流しようとするが、マグマや津波、台風などの災害が…

  • 【レビュー】キリングゲーム(ネタバレあり)

    ロバート・デ・ニーロとジョン・トラボルタといえば映画好きなら必ず一度は聞いたことがある名前だと思います。 どちらも40年以上のキャリア(2013年時点)を持っていることから、多くのジャンルの映画に出演してきました。 そんなベテランとも呼べる二人の俳優が初めて共演し、ただただ殺し合いを繰り広げるという作品が『キングゲーム』です。ストーリーアメリカ、アパラチア山脈に小屋を構える元アメリカ軍人のベンジャミンは、元セルビア兵士のコバチという男と出会う。 二人は意気投合し、山へ狩りに出ることになった。 しかし、突然コバチが矢を放ってきたことから、ベンジャミンは命懸けの戦闘を強いられることとなる。感想謳い…

  • 【レビュー】怒りのガンマン/銀山の大虐殺(ネタバレあり)

    リー・ヴァン・クリーフといえば、西部劇で有名な俳優です。 時に悪役として、時に善玉として活躍していましたが、どちらにも共通して言えるのが渋くてカッコいいということ。 そんなリー・ヴァン・クリーフが、ミステリアスな元保安官に扮するのが『怒りのガンマン/銀山の大虐殺』です。ストーリー西部の町シルバーベルに、おたずね者の男フィリップが潜伏していた。 賞金稼ぎたちがその首を狙う中、駅馬車で村に現れた元保安官クレイトンは、フィリップを助け、町を脱出させる。 やがて合流した二人は、フィリップの無実を証明するため、事件の起きたサクソンシティを訪れる。感想個人的に最もリー・ヴァン・クリーフがカッコいいと思うの…

  • 【レビュー】ゴールデン・チャイルド(ネタバレあり)

    チベットには不思議な力を有する僧がいるというイメージがあります。 本当か否かはともかく、映画でチベットが登場すれば大抵は重要な意味を持っているものです。 そんなチベットの不思議な力を全面に押し出してきたのが、今回レビューする『ゴールデン・チャイルド』です。ストーリー千年に一度、産まれてくるという「ゴールデン・チャイルド」 それは、世の中の優しさの化身であり、彼が死ぬと世界は地獄と化すと言われていた。 そのゴールデン・チャイルドをサードという男は誘拐し、殺す手立てを探していた。ロサンゼルスで行方不明の子供を探すことを生業としているチャンドラーのもとに一人のチベット人女性が現れる。 彼女の依頼を受…

  • 【レビュー】海の上のピアニスト(ネタバレあり)

    狼に育てられた子のように、世の中には人間社会から隔絶された環境で育った人間が存在しています。 そうした人間は、私たちが普通だと思っている文明に馴染むことが出来ないことがあるものです。 そんな特殊な境遇……海の上で生まれ、海の上で育った一人の男の物語を描いたのが、今回レビューする『海の上のピアニスト』です。ストーリー第二次世界大戦後。 トランペット奏者であったマックス・トゥーニーは、金に困り長年愛用してきたトランペットを売るため楽器屋を訪れた。 トランペットを売ったマックスであったが、最後にもう一度だけトランペットを吹く許可を店主からもらいある曲を吹き始める。 その曲を収めたレコードを持っていた…

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