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2020/05/25

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  • 特殊な検査に用いる採血管

    採血管の中には特殊な検査項目にのみ使用する採血管があります。 今回は特殊な検査項目にのみ使用される採血管について解説します。 ※使用する採血管は施設により異なるため、あくまでご参考にして下さい。 ACD-A入り採血管 抗血小板剤入り採血管 アプロチニン入り採血管 除タンパク液入り採血管 遮光採血管 ACD-A入り採血管 ・ACD(Acid-Citrate-Dextrose)とは輸血用製剤にも使用される血液保存液であり、 クエン酸、クエン酸Na、デキストロースの混合液です。 ・組成の異なるACD-AとACD-Bがあり、血液との混合比が異なります。・主に血小板の表面に結合しているIgGを測定する検…

  • 採血検体の遠心条件

    採血検体の遠心条件 血清、血漿を検体とする場合、検体を遠心分離する必要があります。 今回は採血検体の遠心条件について解説します。 ※あくまで一例ですので、遠心条件は各施設の規定にお従い下さい。 室温遠心する採血管 生化学検査 凝固検査 冷却遠心する採血管 アンモニア 室温遠心する採血管 生化学検査 採血直後に遠心すると凝固が不十分でフィブリンが析出する場合があるため、 凝固促進剤を含む場合、遠心前に5分間ほど室温放置する必要があります。 ・2500~3000rpm/5~10分 (室温) 凝固検査 血小板が血漿中に残存すると、抗リン脂質抗体症候群に関する項目が偽陰性化する場合があります。 よって…

  • 生化学検査用採血管が影響を及ぼす項目

    生化学検査用採血管が影響を及ぼす項目 血清を分離する目的で生化学検査用採血管を使用しますが、 検査項目によってはその採血管成分が影響を及ぼす場合があります。 今回は生化学検査用採血管が影響を及ぼす項目を採血管成分ごとに解説します。 ゴム栓 凝固促進剤 分離剤 ゴム栓 ・ゴム栓には亜鉛が含まれるため、亜鉛の混入が生じてしまいます。 亜鉛を測定する際は金属専用の採血管を使用する必要があります。 凝固促進剤 ・採血後の転倒混和が不十分だったり、遠心条件を守らなかった場合、 凝固促進剤によりマイクロフィブリンが生じる場合があります。 ・マイクロフィブリンが生じると、免疫測定法において偽陽性となる場合が…

  • EDTA依存性偽性血小板減少症

    EDTA依存性偽性血小板減少症 血算用採血管には抗凝固剤としてEDTA-2Kが含まれていますが、 稀にEDTAにより血小板凝集するEDTA依存性偽性血小板減少症が生じる場合があります。 EDTA依存性偽性血小板減少症 機序 対応 EDTA依存性偽性血小板減少症 機序 ・採血管内でEDTAにより血小板が凝集してしまい、血小板数が偽低値化する現象です。 ・EDTAによって血小板表面の抗原の構造が変化してしまい、 その構造と反応する免疫グロブリンが血漿中に含まれる場合、 免疫グロブリンが血小板と結合し、血小板が凝集してしまうと考えられています。 ・血球分析装置では通常は血球の大きさで血球を計り分けて…

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