『日本の偽書』藤原明 荒唐無稽なものに人は魅せられる
六冊の偽書をとりあげる 2004年刊行。筆者の藤原明(ふじわらあきら)は1958年生まれのノンフィクションライター。古今有名な六つの偽書を題材に、怪しげな文献が制作者の意図すらも越えていつのまにか一人歩きしていく謎について、新書のボリュームでコンパクトにまとめた一冊。 日本の偽書 (文春新書 379) 作者:藤原 明 文藝春秋 Amazon 2019年には河出文庫版が登場。現在読むならこちらの方かな。 内容はこんな感じ 偽書は何故人々の心を惹き付けて止まないのか。記紀以前の書として古くから喧伝されてきた、「上記(うえつふみ)」「竹内文献(たけうちぶんけん)」「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐん…
2024/07/23 09:30