旅行をすると宿泊先にある書店に立ち寄ることが多い。書店に並んでいる本はほとんど同じ売れ筋の書籍が並んでいるが、その土地ならではの書籍を並べていることが多いからだ。自分の生まれ育った地域が物語の舞台になっているのは嬉しいもので、大都市よりも地方都市の方がその傾向が強いと思う。私も九州のとある地方都市で生まれ育ったので、その気持ちは良く分かる。旅行で訪れた者としても同様で、自分が歩いたり見学したりした場所が物語の舞台になっていると、再び訪れてみたいなと思うものだ。だからこそ、旅先の書店巡りで出会ったその土地を舞台にした物語りを、その土地で買って読むのが旅の楽しみかたのひとつとなっている。 静岡旅行…