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厳密な記録、甘いものを添えて。 https://qinn.hatenablog.jp

創作のアイデア、それに通ずる物事、雑記などを残します。 厳密な文章を心がけています。

かけだしの画家。 色々つくりたい、独学好き。

Qinn
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秋田県
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2020/05/10

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  • 年の瀬

    婆が70を過ぎた頃によく、存命の同級生を数えた方が早いと言っていた。その歳にもなると、誰でも生きていれば会いたくなるらしい。 嫌うことは若さであると思う。 死の間際にはカーテンコールと同時に手を繋げる人が多いといい。嫌いなものも好きなものもどうでもいいものも手放すのが惜しくなると思う。 のちに不要になることがわかっているから、今も要らないけれど、嫌うことも生きる楽しみのひとつなのだろう。 憎しみは疑問だと思うが、疑問は最後にはとけるのか。渡辺和子さんが2.26でお父さんを殺した人と対話したとき、心では許していてもコーヒーカップをもつ手が震えたと言っていた。 そして、自身にも父と同じ血が流れてい…

  • 気流

    数日家族の具合が悪く、気を送って治すのを数日繰り返した。どのように悪寒がたどるかを聞いて、頭の中に入るとそれがどういう道筋を辿るかわかってきた。前よりたしかにわかる感じで、何をどう感じるか自分事に感じる。 まず喉が締まっているのが気になり、そこから辿ると小脳のあたり、そこから首の後ろを通って手に伝わっていた。 しばらく気を流していると青い大きなコップみたいなのが開いたのが見えて、頭から砂みたいなのが濁流のように出ていったと本人が言っていた。 やっぱり人の悪きところは砂みたいなんだな、と思った。(グリーンマイルでは虫だった)私のほうは本人の動悸が伝わったのか、かなり息苦しかった。 もっと正確に気…

  • 怖くても進め

    心の澄んだ人が言っていた。 何年もかけて濁りを解いた水はやわらかい。

  • どっかにいった先生へ

    春に亡くなった先生へメールを送った。 先生が死んだということを思い出すとまだ悲しいので、思い出さないようにしていたが、自分の腹が決まってきたこともあったから送った。 彼女が死ぬ前の日の夜、耳元に何ともつかないヒロヒロとした楽しい電子音楽が聴こえて、そのとき何故か先生だと思った。 同期の者たちは何も悲しくなさそうで、私が心をえぐられていることを軽く踏みならしていくようだった。永遠に生きると思っている人たちは颯爽として暴力的です。 あぁこの人はこれほど自分を埋めていたのかと分かったが、それほど虚しかった。 先生に最後にメールした時、何も教えてはくれなかったこと。その時はすでに身体の血液が駄目になっ…

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