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  • シェルターはなんぼあっても良い

    ここ1週間強、何かと気の塞ぐことが多く、ブログを触れないでいた。一つは新規事業の契約が伸び悩んできたこと。営業から上がってくる報告は、「反応はいいのだが、成約まではもう一押しと言ったところ」というものが連なっている。その調子の良い報告を鵜呑みにするわけには行かないものの、端から疑ってかかってテコ入れに繰り出そうとすれば、せっかく善意で協力してくれている営業の顔を潰すことになる。身動きの取れない中でジリジリとした日々が続いていた。新規事業について言えばもう一つ、サービスの拡張方向性がなかなかまとまってこない。いくつか筋の良いアイディアはあり、各アイディアについて開発に協力的な業者と設計を詰める会…

  • 落ち度

    今日は長女の習い事の日。いつものように夕飯の準備をしていると、普段送迎を担当している妻が一向に自室から出てこない。「送りいけそう?」と様子を伺いに行くと、「あー!!」と絶叫。予定を失念していたらしい。「それで、行けるのかな」と再度聞くと、「行けない」との返事。私はそこで「ごめん、代わってくれる?」くらいの打診が続くと想定し、「大丈夫だよ、行ってくるね」と言う口を作って構えていた。すると妻からは「なんでもっと早く声かけてくれないの、こんなギリギリに言われても行けるわけないじゃない、まだ化粧だってしてないのに…」とまくしたてられた。その剣幕に思わず「ごめん」と怯み、すごすごと退散して送迎を代行した…

  • 若者たちのすべて

    お盆休み明けの高校野球準々決勝は、名勝負の連続だった。低反発バットの影響か長打が減った。それにより、一つの判断ミス、一つの継投タイミングの遅れ、一つのエラー、一つのフォアボールで試合が決してしまう。そんな緊迫する接戦の連続となっている。第1試合はベスト8進出校の中で唯一優勝経験のあった東海大相模が、関東一高に敗れた。結果論だが、9回表に許した暴投後の内野安打による失点が勝敗を決した。関東一高は9回裏に、勝ち急いで無理にゲッツーを取りに行ってエラーになった1プレーを除き、隙のないプレーの連続だった。東海大相模の敗戦により、今年の甲子園の優勝校は必ず初優勝の栄冠となることが確定した。第2試合は青森…

  • 腫物

    長いお盆休みも、ようやく終りが見えてきた。相変わらず妻は情緒不安定で、長い時間同じ空間にいるとちょっとのコミュニケーションの齟齬で破滅的な局面まで口論に発展させてしまう。ほんの少しの異論、ほんの少しの聞き間違い、ほんの少しの決めつけ、ほんの少しの失言。彼女の言う事を総合すると、私に「私見の表明」というのを許さない、いうことだ。そのためには「主観」というものを全て棄却して生活をしなければならない。平たく言うと人間であることをやめろ、ということだ。それでいて、死ぬことも関係を解消することも許さないとも言う。いかに生理前とはいえ、思ってもいないことは言えないので、それが包み隠さぬ彼女の本心ということ…

  • 独裁

    昨日は子ども達を祖母宅に預け、ひたすら家の掃除。冷蔵庫上の拭き掃除、レンジフード上の掃除、風呂換気扇の掃除、トイレ掃除などを黙々と続けた。その合間に食事の準備。妻は生理が近いとか夏バテとか転職先が見つからないとかで特に何も動いていない。もはや公平性とか対等性とかに何も感じなくなっている。妻の存在を労働力としてカウントしていない。家庭が抱えているタスクを勘定して、自分が解消できることに集中するだけだ。問題が解消すればよいのであって、誰がどれだけ貢献したかなんて些細なことではないか。家計や在庫の管理をしていて大変だと妻は言うけど、実働で汗をかき、時間を多く使っている方が偉いのだ。妻には生暖かい目で…

  • 【書評】寺岡泰博「決断」

    これを読んだ人は、昨年あった西武池袋店のストライキを覚えているだろうか。労働運動にしては珍しく耳目を集めた出来事だったが、1年の時を経て日々の喧騒のうちに忘却の彼方、という人がほとんどだろうと思う。現時点では西武池袋店は営業しているし、ストライキに参加した人たちも大半が普通に働いているはずだ。あの出来事は何だったのか?どういう意味をもたらしたのか?そんなことを整理したく手に取った。この本では、ストライキに至るまでの労使交渉の経緯と、労働組合執行部の決断、そしてストライキ当日の記録が淡々と描かれている。感情的な要素を極力廃することで過度に劇場化させることを避けて慎重に言葉を選んでいる印象。そのせ…

  • パンケーキと家系ラーメン

    連休初日、ランチは外食しようという話になり、ハワイアンカフェへ。私の家族は妻と娘二人という構成のため、女子の喜ぶお店に行くことが決まっている。民主的な意思決定の欠陥。ロコモコやハンバーガー、カレーなどいろんな食事メニューがある中で、子ども達が選んだのはパンケーキ。こんなお菓子のどこが昼食なのだと思ったが、発言権のない私は口をつぐみ、自分はロコモコを頼んだ。パンケーキが到着し、嬉しそうに頬張る子ども達の様子を見ていると、男が好んで食べるものと大差ないといえばないか、と思えてきた。家系ラーメンと比較すれば、麺にパンケーキとどちらも大半が炭水化物である。申し訳程度の野菜と申し訳程度のフルーツ、背脂チ…

  • イレギュラーを人生に取り込むことの弊害

    昨日、自動車事故を起こした。営業中のレンタカーで、ブロック塀に左後方部を擦ってしまった。ノロノロとバックしながらだったので、車は塗装が剥げて少し凹んだ程度、私にも外傷はなく、塀の方にも塗装が付着しただけで欠損はなさそうだった。車を安全な場所に停め、レンタカー会社のフリーダイヤルをコールする。事故の顛末を伝えると、借りるときに保険に入っていたので賠償の負担はないこと、保険が適用されるには警察への報告が必須なことを伝えられた。直ぐに警察にも110番をして、現場に来てもらった。免許証と自賠責保険書類の確認、塀の管理人立ち会いのもと現場検証などがサクサクと進む。塀の管理人さんは「こんな程度で賠償しろと…

  • いずれにせよ退屈

    毎朝長女の弁当を黙々と作っていると、俺の人生何なんだろうなと虚しさが襲ってくる。午前9時までの単調なルーティンワークと、午前9時からの仕事場での戦いとのギャップが大きすぎて、人格の切り替えが身に堪える。独身でいる親友の女性は、仕事しかない日常、自分の生命維持のための家事や食事の虚しさを語るが、家族がいないならいないなりの、いるならいるなりの、退屈があるのだろう。弁当作りが耐え難いほど苦痛、と言うほどでもない。そんな鈍い苦しみが延々と続き、馴れ、いつの間にか子どもは成人を迎えるのだろうな。子どもが成人を迎えたその瞬間の気持ちは感動ではなく解放感なのかなと思う。私の母親もそんな感じだったな。今なら…

  • 灼熱のプール

    子どもたちは夏休み、ということで、遠出してレジャープールに行ってきた。自分は幼少期にレジャープールへ行った経験がないので、その良さは正直わかってはいない。けれど、去年に子どもたちを連れて行ったらドハマリし、今年も絶対行くというのでやむなく恒例行事として受け入れることにした。あらかじめ水着に着替え、開場10分前に並び、スタンバイ。開場後は着替えをすっ飛ばして、有料スペースを購入するためのレジに並ぶ。同じことを考えていたレジャー猛者たちがすでに列を出していたが、あらかじめ目星をつけていたスペースのうちの一つを無事に確保。次に 子どもたちに有料アトラクションフリーパスを購入。フリーパスのリストバンド…

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