僕の年間自慰回数が最多を記録した二〇〇四年と翌〇五年は、ひとえに石井めぐると滝ありさという終生忘れ得ないオナペットと、彼女たちの写真集を発行した彩文館出版の功績が大きい。自慰用の媒体が写真集から動画に替わり、それに伴う性的想像力の衰えと加齢によって、当時狂ったように自慰に耽った「Be―New―」と「ありんこ」が、今日においても素材になり得るかどうかは正直言って難しいが、三十代前半の僕の性欲を支えてくれた金字塔であることに変わりはない。石井と滝から大きく引き離された二番手グループは、野崎亜里沙や中村知世などこれまで何人か紹介してきたが、今になってまだ漏れがあったことに気づいた。先に名前を挙げると、鈴木あきえだ。写真集とイメージビデオ(IV)を所持していたにもかかわらず、またも「忘れていたオナペット」として後追いで...忘れていたオナペット~鈴木あきえ編~
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