3年DVを受け別居後、夫のパーソナリティ障害が判明。3人に1人の女性が配偶者からの暴力を経験しています。もっと社会全体がDVに敏感になってほしい。感じたこと、被害者支援の情報などつづっています。
自己愛性パーソナリティ障害の夫は2度の結婚でDVを繰り返しています。DVは加害者の問題であり、ひいては、パートナーに手を出してもいいという誤った価値観を加害者に植え付ける社会の問題です。
夫と離婚時の財産分与について話し合い、紛糾しました。俺の金だと電話口で1時間わめかれ、お前じゃなかったらこうはならなかったと言い募られ、道を間違えました。道を間違えたというのは、そのまんまの意味です。遠出した先で電話を受け、わんわん泣きながら歩いたので、道が分からなくなったのですね。おかげで帰宅に本来の倍の時間がかかりました。なぜ紛糾したかと、夫が私に対して続ける投影同一視を紹介します。 「やっぱり金だったのか」 自分の欠点を他人に押し付ける「投影同一視」 「やっぱり金だったのか」 「財産分与」と言った途端「やっぱり金だったのか」「俺は絶対に同意しない」「俺の金だ」。DV被害者が加害者と直接交…
「ん?」と思われるかもしれません。DV加害者の方が強いに決まっているじゃないかと。加害者は暴力で被害者を支配します。それは弱さの裏返しなのです。 夫は暴力、暴言、屁理屈で自分の弱さを隠す 被害者を精神的に追い込んでやっと上に立てる 加害者には被害者になる強さはない 精神的に強いからDVのターゲットになる 被害者は強いけど、DVからは逃げよう 夫は暴力、暴言、屁理屈で自分の弱さを隠す 私は腕力で夫にかないません。カボチャも2分の1サイズだと、切るのに相当苦労するぐらい力はないです。夫は私より約30センチ身長が高い偉丈夫。中年太り気味ながら、昔筋トレに凝ったらしく、腕力は無駄にあります。同居した3…
DV被害者がどんなに加害者の更生を願っても、報われることは少ないです。夫はパーソナリティ障害*1とアルコール依存、未熟さと虐待性が合体した、私からするとこれ以上なく厄介な相手です。 DV加害者は誰が相手でも同じサイクルを繰り返す 加害者にとってパートナーはあなたじゃなくて全然いい 殴られてケガしたら怒られる意味不明 DV加害者は常習犯 DV常習犯ほど恋愛の最初のうちは魅力的に見える DVはやり得。自衛しかない DV加害者は誰が相手でも同じサイクルを繰り返す パーソナリティ障害の治療を受けており、努力すれば障害は克服できるのかもしれません。ただ、DVについての専門的なアプローチはしないと断言して…
夫は私に不自由と我慢を強いてきました。結婚しても、自分の生活を変えるつもりはなく、俺の邪魔をするなと言い続けました。 気に入らないとすぐキレた 夫と一緒でなければしていたこと 結婚は犠牲を強いるものだけれど もし夫がDV加害者でなかったら 気に入らないとすぐキレた 何が夫の気に障るか分からない最初のころ、夫はすごい頻度で怒りを爆発させました。料理を作ったら品数が少ないと文句を言うので、慌ててすぐできるもう一品を作ったら、「日本酒を飲むのにバター味の料理を作るとは」と怒鳴られ、バカ呼ばわりされました。 かなりの頻度で献立にダメだしされたので、私は献立を考えられなくなり、夫はブツブツ言いながら半分…
パートナーから感じる違和感が、モラハラやDVといった虐待の色を帯びたものなのかどうか。判断の助けになるのが、ダブルスタンダード。パートナーがあなたにダブルスタンダードを適用するのは、自分のしたいことが優先されるべきという特権意識を持っているからです。 夫のダブルスタンダード お前は俺に借りがある パートナーから自信を奪う 自分の価値を下げるパートナーからは離れて 夫のダブルスタンダード 夫は私にダブルスタンダードを適用しました。こんな感じです。 私の基準:門限は9時。勤めていたころは、終業は6時で帰宅に1時間かかったので、飲み会は無理です。 夫の基準:門限なし。ベロベロに酔っぱらって終電で帰る…
ランディ・バンクロフト/ジャク・パトリッシ『別れる? それともやり直す? カップル関係に悩む女性のためのガイド――うまくいかない関係に潜む“支配の罠”を見抜く』 第2章 問題は未熟さか を読んで頭を抱えました。 夫が成長する可能性は低い 問題をそろい踏み 夫が成長する可能性は低い 「次の項目が当てはまるなら、あなたのパートナーが成長する可能性は低いでしょう」 この下に箇条書きされていた項目のほとんどに、夫が当てはまったのです。ああ、もっと早く読めばよかったと心底思います。 これまで夫は治らないタイプだと思うというご指摘を、読者の方からも頂いてきました。私はアメリカ人カウンセラーである著者のラン…
岩木山 堀川惠子『永山則夫 封印された鑑定記録』 今日は一日、布団から出ずにこの本を読みふけっていました。布団から出なかったのは、パーソナリティ障害の夫との離婚話で精神的に参っていたのと、外気温の肌寒さに身体が慣れないからです。永山則夫(のりお)は1968、69年に19歳で4人を次々と射殺。世間を震撼させた犯人の膨大な鑑定記録と録音テープをもとに、犯罪に走らせたものが家族だったと明かしたノンフィクションです。 家族の荒涼とした風景 凶悪犯の悲しすぎる素顔 虐待は脳を傷つける 頭で理解しても救いにならない怖さ 家族の荒涼とした風景 賭け事に狂い家族を捨てた父、育児放棄する母、兄弟からの虐待や無視…
認知と行動だ。 パーソナリティ障害の夫のこのところの口癖でした。 クリニックでこれを学んでいたそうです。 過去形なのは、離婚するからもう治療しないと断言したためです。私は認知行動療法が何なのか、調べる気力もないし、もはやその必要もなくなったので知りません。ひとつ言えるのは、夫は認知と行動と言うようになっても、私の通帳を取り上げたままだし、私がいろいろできなくなったのは私のせいだと言うし、私を苦しめるのに良心の呵責も何もないということ。パーソナリティ障害がすぐに治らないのは知っています。 ただ、夫の場合、DVの治療にパーソナリティ障害の治療はほとんど役に立たないのだと思います。DVはDV加害者更…
ティッシュの山ができてしまいました。 枕元に置いてある分厚い本は、DV加害者が更生するかどうかを書いたもの。 読み進める必要がなくなりました。 自分ってつくづくバカだなと思います。 ここ2ヶ月くらいの心の浮き沈みは、振り返ると情けないです。 もう別れるしかないと何度も思いつつ、それでも夫が更生してくれるんじゃないかと思う。 そのせめぎあいでした。 ようやく決着がつきました。 夫からひどい言葉を浴びせられたので、もう心が揺れることはないはずです。 私は稼げなくて、夫に頼りきりで、世の中のことを何も知らない一人で生きていけない子どもだと夫は吐き捨てました。 親に借金するなんてありえないし(夫がカー…
夫が離婚に同意しました。 この数ヶ月、ずっと望んできたことです。 それなのに、なんでこんなに喪失感でいっぱいなのか。 自分でよく分かりません。もう離婚したらいいと思っている。 別居して(家に)いないから、そう思うようになった。 さっさとして。夫はこう言いました。 言われた夜、落涙こそしませんでしたが涙が目に溜まって... 胸のつかえが取れるどころか、息苦しさまで感じる、どうしたらいいのか分からなくなるのは何なんでしょうね。本当なら、支えてくれた人に喜んで報告することなんじゃないかと思います。 でも、できそうにありません。
夫が私にこれまで何を求めてきたのか。理不尽なことが多いのは分かっていますが、具体的にどうおかしいか、分析したことはありませんでした。これから何回かにわたって、夫との関係を振り返ります。 敬意の対象にならないこと 暴力、収奪の対象となること 支配されること 自分の話だけ聞くこと、自分の聞きたいことだけを先回りして報告すること 自分が必要とするときに長時間にわたって相手をすること 家事を自分が気に入るようにすること 敬意の対象にならないこと 罵る 馬鹿にする 否定する 酔ったら威嚇する、殴る 暴力、収奪の対象となること 結婚後、何か気に入らないことがあると「離婚すると実家に電話する」と何度も脅され…
東京都大田区蒲田のマンションに8日間置き去りにされた3歳の女児が餓死した事件。逮捕された24歳のシングルマザーは、実母と養父からの虐待や育児放棄で保護された過去を持つということです*1。熊谷俊人・千葉市長が「育児放棄を責める以上に、親を放棄しなかったことを私は責めたい」とツイートし、話題になりました。「親を放棄しなかったことを私は責めたい」。これは私がDV夫の義両親に言いたいことでもあります。 理想の夫婦の実際 呼吸をするように虐待する 家庭に問題があったと40歳を過ぎて気づく夫 理想の夫婦の実際 夫の実家は、もともと一流企業のエリート社員と美女という周囲から羨まれる夫婦だったようです。過去形…
DV加害者と別れないという選択をする被害者は、少なくありません。現状維持を望むから、世間体、経済的依存、子どもが可哀そう、別れたくないなど、理由はさまざまです。日本のDV被害者支援は共生、共存をすすめず、別居、離婚が前提になります。これには、それなりの理由もあるのです。共生が被害者に与える悪影響をまとめます。 1. 加害者は被害者と一緒にいる限り楽なので、自分を変える理由がない 2. 加害者は加害事実をろくに覚えていないので、やられ損 3. 最悪死に至る 4. 医療費の負担が大きい 5.本当に大切な人との関係が壊れる 1. 加害者は被害者と一緒にいる限り楽なので、自分を変える理由がない DVを…
ちょうど4年前の今ごろ、私は地方から関東に引っ越すための準備で忙殺されていました。夫と結婚するために、会社を辞めて同居すると決めたからです。その時の私は、人並みに幸せになることを夢見ていました。結婚して、両親に喜んでもらって、何年かしたら子供ができてということを、無邪気に想像しました。今、六畳間で段ボールを机代わりにし、消費電力の一番低いオレンジ色の電球だけつけて、パソコンにこんなことを打ちつけていると知ったら。当時の私は何と言うでしょうね。 ずっと東京なのになぜ自分で物件を探さないのか 精神的DVは結婚前にあった DVなのに気づかず良い人だと思おうとした 身体的DVの予兆は交際時に十分あった…
近く処刑される運命にある死刑囚と対話を重ね、最後は死刑執行にも立ち合う教誨師(きょうかいし)。半世紀にわたって教誨師を務め、心身に不調をきたすほどの苦しみの末、僧侶がたどり着いた境地とは。「わしが死んでから世に出して下さいの」という約束に基づき、その死後、2014年に出版され、それまで日の目を見なかった教誨師という存在を世に知らしめた名作。 悪人こそが救われる 死刑立ち合いで崩れる使命感 きれいごと抜きの凄み 悪人こそが救われる 堀川惠子『教誨師』講談社、2014年 honto.jp 本書は一人の僧侶の死と引きかえに、世に出された。病魔におかされ、余命を悟った人間だからこそ、教誨師の仕事につい…
夫に家を追い出され、コロナ禍の悪化で何もすることがなかった数ヵ月前、ひたすらチラシや新聞紙で箱を折っていました。屑入れ用です。折り方がどんどん上手くなって、売りにいくくらいできて。でもやめず、ポストに投函されたチラシをことごとく折り、荷物に梱包材として入っていた雑紙、新聞紙を折り尽くし、果てはフリーペーパーのページを一枚ずつ折ろうとしました。幸い途中から仕事が来るようになり、最近ずいぶん折っていないです。癖で相変わらず紙は溜め込んであります。もともと、この数倍の紙箱が、狭い我が家に積み重なっていました。マトリョーシカみたいに各種サイズのものを折り重ねて。ちょっと病的だったかなと思います。ものが…
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