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シリコンバレーロックダウン後日記 https://sarukunsv.hatenablog.com/

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

sarukunSV
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2020/04/11

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  • J&J ワクチンの持つ意味

    米国で3番目に承認される可能性の高いワクチンであるジョンソン&ジョンソンのワクチンのテスト結果が発表になった。このテスト結果は、このワクチンの位置づけをはっきりさせていて興味深い。単刀直入にいうと、このワクチンは非常に優秀だ。 先に承認されたファイザーやモデルナのワクチンがウィルスの発症を抑える効果が95%前後であったことを考えると、ジョンソン&ジョンソンは72%なので、相対的にみれば先のワクチンに比べて効果が劣っているようにみえる。しかしながら、重症化を抑える効果は85%であり、このワクチンを接種した治験者は一人も亡くならなかっただけではなく、入院をする必要もなかったという報告をしている。 …

  • 1月の1万ページビュー、ありがとうございます

    いたって私事なので申し訳ないのだけれど、今月のページビューが1万を超えた。いつのまにか沢山の方に読んで頂けるようになっていて、素直に嬉しい。 みなさん、ありがとうございます。 そもそもこの日記を始めたときは、このテーマで10ヶ月書き続けるとは思っていなかったし、こんなに沢山の人に読まれるとも思っていなかった。3月中旬にロックダウンが始まり、COVIDとは何ら関係のないような、うちの会社でもビジネスが急激にスローになったため、時間を持て余しニュースを読み続けていたことがきっかけで、インプットのガス抜きアウトプット用に始めたものだった。 始めた頃は、ロックダウンも感染も6ヶ月ぐらいで収束するだろう…

  • 新規感染者数の急減少

    カリフォルニアの新規感染者数を追っていたら、突然、本当に突然、1月25日前後を堺に急落した。これはカリフォルニアだけではなくて、米国の新規感染者数も急にストンと落ちたのだ。 この10ヶ月間の間、米国と世界の新規感染者数の動きを追ってきた者ならば「おや?データ遅延かな?」っと思ったに違いない。なぜなら、このようにストンと新規感染者数が落ちる現象は、米国以外の国ではこれまでもよく見られている現象だったが、米国ではほぼ初めてなのだ。 この一年間、新規感染者数が急速に登っていくと、ヨーロッパやアジアの各国は国を上げてロックダウンやそれに近い規制や推奨を出すため、その影響でしばらくすると新規感染者がスト…

  • ダブルマスクが流行りだす

    米国の新しいトレンド紹介、ということで、最近めっきり話題のダブルマスクをとりあげる。ちなみに米国で呼ばれるダブルマスクというのは、日本のダブルマスクのように、マスクの中に更にもう一枚分のガーゼのレイヤーを挟み込む機能がついているような、機能的でおしゃれなものじゃない。本当にマスクを二枚重ねて着用することだ。一般的には下のマスクは通常の白の使い捨てマスク、サージェリーマスク、たまにN95マスクで、その上に布製のマスクをしている人が多い。おしゃれな人はこの布製のマスクに凝っていて、服と色を合わせたり柄を合わせたりしている。下着と上着の関係みたいだ。なので下の白いマスクが見えると、なんとなくトランク…

  • カリフォルニアの規制緩和は混乱中

    本日、12月半ばからの大幅な感染拡大に伴ってカリフォルニアに発令されたStay-at-Home命令が撤回され、カリフォルニアはそれ以前の緩和のためのティアシステムに戻ることになった。ティアシステムについては『再挑戦(ティア1』を参考にしてほしい。 規制が緩和されることは予想されていたのだが、この展開はちょっと予想外だった。そもそも Stay-at-Home規制が始まったときに規制の基盤は各エイリアのICU残有率だった。エリアのICU残有率が15%以下になったらStay-at-Homeと呼ばれるティアシステムよりも遥かに厳しいロックダウン体制に入るという規制だったのだ。 今日、その規制がカリフォ…

  • 高リスクの業界

    今日も数字の話。米国エピデミックが始まってから、労働人口の年齢層の死亡リスクの増加率についての話だ。 カリフォルニアの労働人口の年齢層全体で、死亡リスクは22%増加している。これだけでも大変高い増加率だと考えることができるが、ここから先の数字が怖い。この中でレストラン業と農業で働いている人たちだけ抽出すると、死亡リスクはなんと40%も増加しているというのだ。そして、極めつけは、この中でラテンアメリカ系を抽出すると、なんと60%も増加しているという数字が出ている。 これらの業界で働いている人々は、それ以外の業界で働いている人々よりもこのような現状を把握せざるえない状況にあるので、大きな不安を抱え…

  • 米国の失敗に向き合う

    今日の地元新聞のニュースで読んだ数字は、改めて米国のコロナ対策の失敗を再認識させるものだった。 世界での感染者累計は9千7百万人だが、そのうち2千4百万人は米国の感染だ。つまり4人に1人は米国の感染者ということになる。米国の人口は世界人口の5%にも達していないというのに、感染者の25%近くが米国人だということになる また、米国の4倍の人口を持つインドの累計感染数は米国の約半分だ。米国に継ぎ世界で2番目に感染者数の多いブラジルの人口は米国の3分の2だが、米国の死者数はブラジルの死者数の約2倍である。 とにかく米国だけが世界から突出して、COVIDにやられ続けているのだ。米国のウィルス対策は大失敗…

  • 水を得た魚

    この日記を長く読んでいる人ならば知っていることだが、私はファウチ博士が好きだ。ファンだといってもいいぐらいかもしれない。 80歳という年齢を感じさせない、エネルギッシュな姿勢を尊敬しているし、科学的な解説を難しい言葉で煙に巻くようなことはせず、わかりやすく解説できるところも素晴らしいと思っている。そして、なによりも自分の好きな仕事と与えられた使命のために、一日の時間をほぼ使い果たしているというちょっとオタクっぽいところが良いなと思っている。科学を愛する科学者だなあと思わせる人だ。そして、そんなところが、彼が多くの人々に信用される理由だと思う。彼のように、好きな科学と仕事に時間を費やすことこそが…

  • 連邦政府のマスク令

    とうとう政権が交代した。1月6日の事件の後では、とにかく何も起こらずに平和に就任式が終わるだけでも十分だった。 感染と暴動の両方のリスクを回避するためにワシントンは厳戒態勢で、通常なら就任式に集まる一般人は皆無、ゲストも最小限に抑えた就任式だったが、通例ならば就任を祝う人々で埋め尽くされるナショナルモールの広場が、参加できない人々の代わりに無数の旗で埋められた光景は美しかった。人の代わりに旗を立てることを思いついた人はとてもよいセンスをしている。 就任式は全般的に落ち着いて和やかな雰囲気で行われ、レディガガのド派手な衣装とあまり聞き慣れないポップアレンジの国歌や、ジェニファーロペスの途中でスペ…

  • 400,000 人に追悼を

    今日一番印象的だったのは、やはりリンカーンメモリアルで行われたCOVIDの犠牲者に捧げる追悼式だった。 明日の就任式を控えたワシントンが、従来であればお祭り騒ぎがあってもおかしくない就任式の前夜に催したのは40万人の犠牲者に捧げる追悼式だった。これだけ多くの感染者と犠牲者を出している米国であるが、実はこれが初の公式な犠牲者への追悼となる。米国がロックダウンに入った去年の3月から今まで政情は混乱していた。ウィルスの驚異と犠牲から目をそらして続けた政権主導のもと、沢山の人が亡くなっていることはニュースになっていたけれども、それはマスコミが取り上げていただけで、政府としては一度も犠牲者への追悼を正式…

  • ここまで待ったのだからもうちょっと待てる

    昨日はワクチンに関するちょっとポジティブな記事について書いてみたのだが、もちろん現場レベルでワクチンの接種が混乱をきたしている記事を読んでいないわけではない。とりあえず、広い視点からポジティブになって、この戦いには必ず出口があり、出口は見えてきていることを書いておくのは意味があると思ったからだ。 実際のところ、カリフォルニアの現場レベルでは、ワクチン接種は未だ混乱が続いている。そもそも、州政府が65歳以上の住民に接種を促すような発表をしたのが、混乱の一つの原因だ。なぜなら、現時点では人口の多い郡には、その条件を満たすだけの十分なワクチンが配布されていない。そこで、郡当局は75歳以上の住民だけが…

  • 100日間で1億接種をめざせ!

    12月末にバイデン次期大統領は、トランプ大統領のパンデミックの対応を批判、ワクチン接種数が一向に目標数に近づかない事態に懸念を表明し、自分が就任した日から100日間で1億接種を実現すると表明した。 このニュースを聞いた時は、「また大きく出たなあ、でも言うだけならできるし」と思ったのは、たぶん私だけではないと思う。なにしろ、私達はこの一年間、政権によりなんでもかんでも水増しして語られる様々な数字にすっかり慣らされてしまっていたので、「ふーん、そうなるといいね」ぐらいの真剣さでしか捉えなかった人も多かろう。 今週の水曜日にいよいよ就任式を迎えるに当たり、100日で1億接種というバイデン氏の誓約が急…

  • スポーツ奨学金が必要なのに!

    米国の高校は2学期制が多いと思う。前半の秋学期は8月からクリスマスまで、後半春学期は1月から5月末までというパターンが多いんじゃないかと思う。 さて、カリフォルニア州の公立高校では、2020年3月に始まり、夏休みを挟んで、秋学期はすべてオンライン授業だ。一部、特別な必要性がある生徒が学校に登校できる制度もあるが、ほとんどの生徒は家からオンラインで出席している。このような状態なので、高校の部活動もオンラインであり、スポーツ部はコンタクトスポーツといわれる体が触れ合うものは、試合禁止だ。屋外で基礎練習をするのは禁止ではないはずだが、体が触れ合うような練習は基本的に許可されていない。 これによって、…

  • ワクチン観光

    非常におかしな記事を読んだ。フロリダの州の話だ。 なんとフロリダ州では、65歳以上であれば州の住民以外でもワクチンを接種できるという決まりにした。 なぜそんな決まりにしたのかと言うと、フロリダ州はその温暖な気候とビーチにより、州外のみならず国外の富裕層のセカンドハウスがたくさんある。また、引退した人々の隠居場所としても有名な州なので、親戚がフロリダに住んでいて、年に数週間はフロリダで一緒に過ごすという家族もいる。そのうえ、南米からの移民が多く暮らす州でもあるので、南米からも家族を訪ねてやってきて何週間も滞在していく外国人がいる。 彼らは一年のうち数週間や数ヶ月を定期的にフロリダに暮らすだけで、…

  • ワクチン観光

    非常におかしな記事を読んだ。フロリダの州の話だ。 なんとフロリダ州では、65歳以上であれば州の住民以外でもワクチンを接種できるという決まりにした。 なぜそんな決まりにしたのかと言うと、フロリダ州はその温暖な気候とビーチにより、州外のみならず国外の富裕層のセカンドハウスがたくさんある。また、引退した人々の隠居場所としても有名な州なので、親戚がフロリダに住んでいて、年に数週間はフロリダで一緒に過ごすという家族もいる。そのうえ、南米からの移民の多く暮らす州でもあるので、南米からも家族を訪ねてやってきて何週間も滞在していく外国人がいる。 彼らは一年のうち数週間や数ヶ月を定期的にフロリダに暮らすだけで、…

  • 迫りくる危機と備え

    今週に入ってから米国はすべてが流動的だ。 毎日のように先週の暴動の参加者の逮捕が報じられ、逮捕者のエピソードもことかかない。同時に、当日の様子やその場にいた人たちの証言が次々と集まり、私が実際にテレビで見ていたよりも、相当に危険で切羽詰まった状況だということがわかってきた。特に議会の審議中だった議員たちの証言は真に迫るものがあり、内部にいた議員たちが戦いと死の覚悟をしていたというドキュメント記事を読むとゾッとする。 一方で、議会ビル内の避難部屋で、マスクを渡されてもしなかった議員たちの記事を読んで感染の心配をしていたら、早速今週に入って避難した議員のうち2人が陽性となった。避難中に感染した可能…

  • ワクチン接種後のプランは?

    ワクチンの接種が現実的になってきた。シリコンバレーのあるサンタクララ郡でも8月1日までには住民の85%がワクチン接種済みとなるのが現在の見通しだ。この状況を受けて「ワクチン接種後にマスクが必要な理由」でもちょっと触れたけれど、ワクチンの接種後はなにができるようになるのか、マスクはいらなくなるのかという記事が増えてきた。 今日読んだ記事は、なかなか具体的で面白かったので抜粋する。テーマは、自分と自分の友達が全員がワクチンを接種している場合、バケーションにコテージを借りて、マスクもソーシャルディスタンスもなしに過ごしてもよいのかだ。 結論から言うと、専門家の意見はイエスだ。ただし、これにはいろんな…

  • ICUベッドの残りが1%以下になった...

    データというのは見れば見るほど新しい気づきがあるものだ。「ワクチン配布の新計画 」でカリフォルニアの一日あたりの新規感染者数が12月20前後から横ばいで、クリスマスホリデーの影響が思ったよりも小さいくてほっとしたと書いたが、その判断は大間違いだった。 感染データでは、常に人々の行動が変わった結果が反映されるのに1、2週間かかる。ウィルスの潜伏期間があるためだ。つまり、新規感染者数が12月20前後から横ばいであったのならば、その1、2週間前にさかのぼる、と、カリフォルニアが再ロックダウンの規制を始めた12月6日とほぼ一致する。12月20日前後に横ばいになり始めたのは、再ロックダウンの効果が出始め…

  • スーパースプレッダーにならないで

    「暴徒」にも書いたのだけれど、連邦議会に暴徒がなだれ込んだ時に、暴力による被害と同時に心配したのは、感染による被害だった。なにしろ暴徒たちはだれもマスクをしていないし、押し合いへし合いビルの中に流れ込んだ。ビルの中、つまり室内だ。そのうえ、叫んだり怒鳴ったりして息をあげている。あれは、スーパースプレッダーイベントが発生する典型的な環境にぴったり当てはまっていた。 幸いなことに議員たちは、彼らと同じ部屋で面と向かうことはなく安全な部屋に避難した。なにしろ国会議員たちというのは政治家のキャリアの最終到達点に近いので、年齢層が高い人たちが多い。平均年齢71歳である。現在の米国の感染死者の80%が65…

  • ワクチン配布の新計画

    暴徒による連邦議会の選挙に揺れた水曜日の翌日、ニュースは暴動の話題で持ちきりだったわけだが、その影では米国のウィルス感染による死亡者がその日だけで4000人を超えるという最新記録を出していた。 米国の感染はほぼ毎週新記録の連続で、どこまでいけば天井をつくのか予想がつかない。たとえ天井をついたところで、そこから下がってくるのには相当の時間がかかるので、大量の感染者と死亡者を横ばい状態で出し続けるという事実が待っている。いまや米国のあらゆる地域で医療崩壊は常に目と鼻の先だ。ギリギリのラインにいる地域がほとんどである。 少し前から一日の感染者数が横ばいになっているカリフォルニアは、感染者数を追いかけ…

  • とりあえずの着地点

    昨日の状態で書きっぱなしも何なので、今日は珍しく感染から離れた話。 昨日の混乱から一夜明けたら、バイデン氏の次期大統領当選が正式に決まっていた。議員たちの夜通しの審議により深夜に最終集計結果を元に、現職のペンス副大統領が正式にバイデン氏の勝利を宣言した。 それに応えるように同深夜、トランプ大統領のツイートが流れた。彼のツイッターアカウントはロックされていたので、側近のツイッターアカウント経由のツイートだった。どこまでツイッターが好きなんだろう。このツイートでは、未だに選挙の敗北は認められないが、政権の移行には応じる構えを表明していた。 ここまでが、私が寝ている間に起こったこと。そして、ワシント…

  • 暴徒

    今日は一日中、仕事をしながらニュースをテレビで流していた。普段はニュースは読むほうが専門でテレビで流し続けたのは久しぶりだ。 もちろん見ていたのは米国連邦議会で発生した暴動だ。最初はトランプ支持者による平和的なデモンストレーションだったのに、いつのまにか無法地帯の暴動に発展し、壁をよじ登り窓を割って侵入した暴徒たちが連邦議会を一時占拠した。あれだけ暴動が予測されていたのに、随分警戒態勢がゆるかったのだなあとちょっと意外だった。 もちろん、夕刻までには機動隊がどんどん追加され、暴徒はビルから追い払われ何人かは逮捕され、また、何人かは後日逮捕されることが確実な証拠を残し、連邦議会周辺は秩序を取り戻…

  • ワクチン貯蔵用冷凍庫が壊れた!

    シリコンバレーの北、メンドシーノ郡の病院でちょっとした事件が発生した。この病院はModernaのワクチンを冷凍庫に保管していたのだが、その冷凍庫が故障していたのだ。 病院のスタッフが冷凍庫の故障にきずいた時には、ワクチンの室温での貯蔵寿命12時間のうち、2.5時間を残すのみとなっていた。2.5時間以内に接種してしまわなくてはいけないワクチンの数は850ショット。 これは大変とばかりに、病院は郡の衛生局に200回分を送り、郡当局は保安官や刑務官を含むエッセンシャルワーカーに急遽接種、ついでに受刑者にも接種した。ここで、受刑者?っと思う人もいるかもしれないが、カリフォルニアの大きなクラスタは介護施…

  • 救急室でのクラスタ

    書くのに気が進まないニュースなのでよっぽど書かないでおこうかと思ったのだけれど、シリコンバレー視線でのパンデミックについて書いているからには、やっぱり触れておこうかなと思う。 数日前にニュースになったサンノゼの病院でのクラスタで感染した44人の医療従事者のうち1人が亡くなった。心からお悔やみを申し上げたい。 サンノゼはシリコンバレーの中心となる市であり、土地の広さも人口の多さも半端ないため、市内に複数の総合病院を持っているのだが、その中の1つの病院の救急用施設でクリスマスの日にクラスタが発生した。 未だに調査中ではあるが、クリスマスの日にファンで内部に空気を送り込んで膨らますクリスマスツリーの…

  • 米国の介護施設でなにが起こってるんだろう

    今回のパンデミックで分かったことがある。老後は米国で暮らせない。 実はパンデミックの前からも思っていたことなのだが、とにかく米国の介護にかかる費用というのはあり得ないほど高い。日本のような公共の介護保険は存在していないので、介護が必要になったら格安で様々なサービスを受けることができたり、介護施設へ入居できたりすることはない。介護施設は、米国ではロングタームケアと呼ばれる施設なのだが、その使用料金は非常に高額で、働いているころから自分で民間の保険を買って準備している人でなければ、数か月入っただけで破産してしまってもおかしくない。 それに加えて、今回のパンデミックでのロングタームケア施設の状況が悲…

  • 専門家が語る2021年何がいつできるか予想

    ファウチ博士を筆頭とする様々な感染症の専門家たちはマスコミにでるたびにいろんな質問をされる。特にワクチン接種が始まってからというもの、来年のいつごろにはどのような生活ができるのかという質問をひきりなしに聞かれている。 それをまとめた記事が出ていたので、ここに抜粋する。これは米国の感染状況とワクチンの分配予想を元に各専門家が語った予想である。 米国の多くの人々がワクチンを接種する → 2021年4月5月6月 ファウチ博士をはじめとする多くの専門家が3月か4月には一般の人々が薬局や医療施設でワクチンの接種ができるようになると考えられている。ただし、子供に対するワクチンのテストは大人のワクチンのテス…

  • 愛が人を盲目にする

    突然、恋愛小説を書きだしたわけじゃなくて、ある医療従事者のレポートからの印象的なフレーズをタイトルにしてみた。 現在米国のほぼすべての場所で医療従事者は休む間もなく働き続けている。防護服は重く暑く、動き回るとぐっしょり汗をかくそうだ。防護眼鏡も重くて頭を締め付けるため、頭痛に悩まされる人も多い。そのような服装で12時間のシフトをこなすだけでも疲れ果てているだろうに、増え続ける患者のためにシフトはだんだん厳しくなっていき、担当しなくてはいけない患者は増えていく。疲労困憊しているので、オフの日はただひたすら寝て休養を取る以外なにもできないという人が多い。そして、明けたシフトの日は、新規感染者の行列…

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