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シリコンバレーロックダウン後日記 https://sarukunsv.hatenablog.com/

起点はシリコンバレーがロックダウンされた2020年3月。2021年6月、シリコンバレーのロックダウンが解除されてから、シリコンバレーと世界がどのように回復に向かっていくのかを日記に記録してみようと思う。

sarukunSV
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2020/04/11

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  • 揺り戻し(規制緩和フェーズ2)

    今日メールボックスに会員になっているフィットネスジムからメールが入っていた。 ロックダウンに入ってから3ヶ月間一度もジムには足を運んでいないが、会費は払い続けている。15年以上会員になっている地元の個人経営のジムだが、このロックダウンで潰れてしまったら寂しすぎるし、馴染みのインストラクタたちが一生懸命エクササイズクラスをオンラインライブしてくれている努力に敬意を払いたい。実際、バーチャルクラスに参加もさせてもらって運動不足の解消に役にってもいるし。 さて、冒頭のメールに話を戻すと、メールはハイパーにジムの再オープンを知らせていた。人数制限のため予約制で制限付きではあるものの、7月1日から全面的…

  • マスクをしない理由(規制緩和フェーズ2)

    今日は食料品の買い物に行ってきたのだが、どこで周りを見回してもマスク着用率は100%だった。やはりシリコンバレーで買い物をするときのマスク着用率は非常に高い。 ところが、南に下ってカリフォルニア中でも最も多くの感染者を出しているロサンゼルス周辺に行くと、光景はだいぶ違ってくるらしい。多くの人々がマスクなしで街を散策し、バーやレストランに集ったり、公園でバスケットボールをしたり、ごく当たり前のパンデミック前の生活を目にすることになるらしい。ちなみにロサンゼルス郡の過去2週間の感染者数累計は約23000人、死者は433人だ。 今朝読んだ記事では、カリフォルニアでもトップの感染者及び死者数を計上して…

  • 違法花火(規制緩和フェーズ2)

    近頃、全米の主要都市で毎晩のように花火の音がする。それも日本の家の前や公園で楽しむような花火じゃなくて、どーんどーんという打ち上げ花火の音だ。日本お祭りであげるような花火よりは低く小さい規模の打ち上げ花火だけれど、しっかり打ち上がって、しっかり開くやつ。 毎年、米国独立記念日の7月4日が近づくと、近所の住宅街の道路や公園で打ち上げ花火があがる。ちなみに、私が住んでいるサンノゼ市では個人が花火をあげるのは違法だ。違法だけれど、7月4日とその前後の日は無礼講なのか、たくさんの人たちが思い思いに花火をあげる。私は、彼らが花火をどこから買ってきているのかがいつも不思議だった。 そう、確かに違法花火は毎…

  • ユニバーサルマスクが米国を救う可能性(規制緩和フェーズ2)

    以前もこの日記に登場したことのある University of WashintonのCOVID-19 Projections が昨日更新された。1週間に一度ぐらいの頻度で更新されるこのサイトは、COVID-19感染者数や死者数のこれまでのデータを元にした予測値に加え、必要になると予測される医療リソース数(ベッド数、ICUベッド数、人工呼吸器数)と実際に使用可能なリソース数の比較など信頼性の高いデータとして知られている。 規制が緩和されるに従って急激に増える感染者の数のことを考えると今回のデータは注目すべきものだが、実際見てみると非常に興味深く、たくさんの人にこのデータを見て欲しいと思った。 今…

  • 感染者が増えるのに生活が戻っていく不安(規制緩和フェーズ2)

    3月中旬のロックダウンを受けて3月末からこのブログを始めてから、一昨日と昨日と2日続けて休んだのは初めてで、その理由は明確だ。 そもそもこのブログを始めたのは、ロックダウンとはあまり関係のなさそうな私のビジネスが、思ったよりも遠くまで広がり続ける爆風をくらって、仕事がびっくりするほど減ったことにある。その上、外に出て用を足すこともなくなり、友人と出歩くこともなくなり、家の中で過ごす有り余る時間を外界へのアウトプットに使ってみようかなと思ったことだった。 6月になりロックダウン規制は徐々に緩和され始めたが、私自身は相変わらず散歩と食料品の買い物以外は出ていない。規制が緩和されてきたとはいえ、感染…

  • 何が確かで何が不確かなのか(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り?日)

    とうとう「残り?日」と表示してしまった。実は6月5日にシリコンバレーが本格的なフェーズ2の規制緩和に入ってから次の緩和レベルがいつ来るのかはずーっと謎だった。ただ、サンタクララ郡の保健局はとても慎重なので2週間は規制緩和の影響をみるだろうと報道されていたので、2週間を目安に数えていたわけだ。 その2週間が今日で終了したわけだけれど、その結果はといえば、サンタクララ郡に限っていえば多少の感染増加はあったものの、全般的にはそれほど状態は悪化しなかった。しかし、周りの郡の中には飛躍的に状態が悪くなった郡もあるし、良くなっている郡もある。そして、カリフォルニア全体で見れば南部を中心に非常に高いレベルで…

  • デモによる感染拡大の波は来ないみたいだ!(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り1日)

    この日記でも何度か触れているが、5月末にミネアポリスの事件を皮切りに、全米を揺るがしている人種差別と警察による過剰な暴力に対する大規模な抗議行動がパンデミックの社会を直撃した。何百何千という人々が、全米の主要都市及び小都市においても、スローガンを声高に合掌し、プラカードを掲げ、集会をしたり更新をしたりした。 たくさんの専門家たちは、この抗議行動の精神に同意し、サポートする発言をしていたが、同時にこのデモが米国の新たな感染拡大の大波を作り出す可能性があると警告を発していた。参加者たちも、感染拡大のことを考えて、参加するかどうか迷った人たちが多い。参加せずに家でニュースを見ていた人たちは、あんなに…

  • ここまでしないとダメなのか?(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り2日)

    米国に暮らして数十年たつが、この国の良いところは個人の考え方の多様性を認めているところだと思っている。 特に教育の場において、その長所は発揮される。米国の教育現場では、大多数とは違った考え方や行動をする子供たちを、可能な限りその子供の個性として受け入れようとする懐の広さがあって、そういう教育現場で育ってきた子供たちは、変わった思考や行動をする子供を「変わっている」ことだけを理由につまはじきにするという行動はしない。そういう子供は変わったヤツだなと思われるだろうし、友達になる必要はないなと思われることはあるだろうが、それだけだ。変わっていることを理由に責められることもないし、直すように強制される…

  • ピントを外して世界をみる人々(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り4日)

    最近気になることといえば、マスコミの報道と人々の生活との乖離である。 先週までデモンストレーションの大きさに影響されて、やや控えめに報道されていた感染者数の再上昇のニュースが、今週になってから毎日のように幅を利かせている。第二波の到来だとか、いや、まだ第1波が終わっていなかったから、これは第1波の拡大だとか、とにかく様々な数字や根拠をあげてマスコミが危機感を煽っている。あれはするべきではないとか、これは避けるべきだとか、ニュースだけ読んでいると、米国は未だ非常に緊迫した臨戦態勢のように思える 実際のところ、アリゾナ州を代表するいくつかの南に位置する州では相当早いペースで感染者数が増えており、入…

  • 若者に広がる感染(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り5日)

    薄々そんなこともあるだろうと思っていたので、特にショックを受けたわけではないが、じゃあどうすればいいんだと頭を抱えるのが若者の間で広がっている感染である。 今日発表された新しいデータによると、新たに感染が報告された人々の44%が35歳以下の若者であった。先月のデータでは、この世代の感染者は全体の29%にすぎなかったのにである。今や感染者の中で一番人数が多いグループを構成しているのは18歳から35歳の世代である。同時に17歳以下の感染者も急激に増えている。 この結果に驚かない理由は、デモンストレーションがあったからではない。感染者数に対するデモンストレーションの影響が明確になるには、もう少し時間…

  • 買い手が殺到している意外なもの(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り6日)

    3月の半ばロックダウンが始まった頃、品薄で手に入らなかったものといえば、紙類、卵、粉類、パスタ、パンといった毎日の生活の基本となるものだった。今はこれらのものが手に入らないことはない。もし某店でなくても、別の店では見つかるといった具合に、当時のように商品をハンティングするということはなくなった。 しかし、実は、その頃から品薄で今でも品薄のものがある。自転車だ。欧米の多くの都市で自転車が飛ぶように売れて供給が追いつかずに、なかなか買えない事態になっている。ロードバイクのような特殊な高級自転車ではなくて、ごく普通に乗り回すファミリータイプの安価な自転車が店頭からなくなっていくらしい。同様に、電動自…

  • データを読む難しさ(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り7日)

    数日前から注目を集めているのは、5月半ばからの本格的な規制緩和が始まった米国において、感染の第二波が始まったかどうかである。 ワシントンポストによれば米国の21の州で、先週の1日あたりの平均感染者数が増加しているという記事が載っている。しかし、このデータから単純に21の州で感染が広がっていると判断することはできない。なぜなら、州によっては大幅にテスト数も増加しているからである。母数であるテスト数が多くなれば、テスト結果の陽性者数も増えて当然である。 だからと言って、感染者数の増加が全てテスト数の増加によるものであると決めつけるのは非常に危険である。実際のところ、テスト数の増加よりもはるかに高い…

  • 無知という罪(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り8日)

    5月の後半から徐々に規制緩和を進めてきたカリフォルニア州が、全ての郡で本格的な緩和体制に入ってきたのが6月の初めだ。住民の多い都市部を含む郡は規制緩和に非常に慎重だが、地方の郡は比較的早く緩和を進めている。 規制緩和の条件はNew Normalな生活を受け入れることだ。それが、感染を拡大を抑えつつ、ビジネスを再開できる唯一の方法だと言われている。New Normalでは、公衆では常にマスクを身につけ、可能な限りソーシャルディスタンスをとって行動する。また、人がたくさん集まるようなイベントはなるべく避けなくてはならない。ワクチンが摂取できるようにまで、そのような地味で窮屈な生活を続けるのは簡単な…

  • 良いニュースと悪いニュース(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り9日)

    米国の各州が規制を緩和し始めたのは、だいたい5月の半ばぐらいからだったことを考えると、約4週間が過ぎようとしている。それぞれの州で規制緩和のスケジュールは違うし、緩和の程度も違うが、そろそろなんらかの結果が出てきてもいい頃だ。 そこで、感染拡大についてのニュースを読めば、良いニュースと悪いニュースが同時に目に飛び込んでくる。 まず、米国のいくつかの州では感染数が今週になって再び多くなり始めたというニュースが多い。最初はテスト数が増えたのに伴う増加かもしれないと誰もが思っていたが、ここカリフォルニアを含めいくつかの州では、どうやらそれだけで片付けることができない増加数である。やはり、人々が動くに…

  • マスクのある生活(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り11日)

    2週間ほど前、スプリングフィールドで、症状が出ていたにもかかわらず、何十人もの顧客の髪を切った美容師のニュースを読んで、その無責任さや非常識さに衝撃を受け「悩める床屋」という日記を書いたのが5月24日。今日は、そのニュースの後日談としてもっと衝撃的なニュースを読んだ。 この事件で感染が陽性と診断された美容師は2人で、彼らは5月12日から20日までの間、合計で100人を超える顧客と同じ店で働いている同僚の美容師6人に感染リスクを与えた。幸いヘアサロンという店の特徴で、該当する顧客とコンタクトを取るのは簡単だったはずで、彼らは全員追跡され、何度か感染テストを受けた。 その結果、潜伏期間と言われる2…

  • 錯覚(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り12日)

    野外の飲食が許可されたことだし、近所のタピオカティーを売っているお茶屋さんまでエクササイズを兼ねて自転車で15分。家を出る前にオンラインで注文をして、店で受け取るときのためにマスクを懐にいれて準備万端である。店の前のベンチで飲んで帰って来よう。 お茶屋が入っているストリートモールには、他にもサンドイッチ屋やハンバーガー屋、スターバックスにスーパーマーケットなどが軒を連ね、すでに夏休みに入ったとはいえ学校が近いこの場所は、ロックダウンに入る前はいつも老若男女で賑わいを見せていたが、3月半ばのロックダウン開始後2ヶ月半の間は主に食料品の買い物をする主婦層の姿が多かった。 しかし、6月になり本格的な…

  • パンデミックと抗議行動(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り13日)

    シリコンバレーでレストランのパテオでの飲食が再開された金曜日のニュースでは、ハイエンドのショッピングセンターにあるおしゃれなピザ屋のパテオで食事をする人々の映像が流された。カリフォルニアらしい明るい日差しを避けた日陰のパテオは本当に気持ち良さそうで、家族と座ってピザを頬張っているティーンエイジャーが「家族以外の人たちの顔をみられることが、ただただ嬉しい」と笑っていたのが印象的だった。シリコンバレーはこのまま2週間様子を見て、感染状況が悪化しないようであれば、21日の父の日を目安にさらに規制を緩和する予定である。 しかし、歴史の紐を解いてみれば、今後2週間の感染の行方はいたって不透明だ。 話は、…

  • 諸刃の剣(規制緩和フェーズ2)

    今日からいよいよシリコンバレーは本格的な規制緩和に入った。といっても、私は今日も家を出る必要がなかったので街の様子は見ていない。ショッピングができる、パテオで食事ができるといっても、その前にしっかりと衛生局から住民の携帯電話に警告メッセージが入り、できるだけ家で過ごすようにと念を押された。友達と食事に行けるわけでもないし、ウィルスが消えてなくなったわけでもないし、相変わらず平和的ながらもデモンストレーションは続いているしで、家から出る理由が見つからない。 それでも毎日のように通っていたジムのプールが予約制で解禁されたと言うお知らせには触手が少し動いた。朝と夜は1レーンに一人の予約制のラップスイ…

  • 予想不可能な緩和の行方(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り0日)

    明日、シリコンバレーは規制緩和への大きな一歩を踏み出すはずだった。しかし、今はもうわからない。 シリコンバレーのあるサンタクララ郡は今週の初め、金曜日からの大幅な規制緩和を発表した。2ヶ月半の間、食料品の買い物と近所の散歩以外は、半幽閉状態だったシリコンバレーの住民に、マスク着用とソーシャルディスタンスを守る条件付きではあるが、生活必需品の買い物と運動以外の目的で、外に出かけることを正式に許可したのである。レストランのパテオでの飲食や小売店での店内でのショッピングが許可された。また、12人以下のクラスであれば、デイケアやサマースクールも許可された。25人以内であれば宗教関係の集会も許可された。…

  • デモと感染(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り2日)

    ミネアポリスを発端にした米国の抗議行動は収まるところを知らず、すでに8日目に入った。全米の様々な年で様々なスタイルのデモンストレーションが行われていることは、昨日書いた通りだが、ニュースで報告される各都市でのデモの様子の写真や動画をみると、どうしても考えてしまうのは、感染のリスクである。 何しろ2ヶ月半のロックダウンの間、感染のリスクを最重要事項と捉えて暮らしてきたのだから、何を見るときも、その視点でみてしまう。 デモの初期は、マスクをしていない参加者も結構いたような気がするのだが、日が進むにつれてほとんどの人がマスクをしている映像が増えた。これは、もちろん感染リスクを考えた行動だと思うのだが…

  • パワフルモーメント(規制緩和フェーズ2・次の緩和レベルまで残り3日)

    とうとう6月がやってきた。シリコンバレーがロックダウンに入ったのは3月16日なので、2ヶ月半の長いロックダウン期間を経て、今週の金曜日から本格的な緩和への幕が開く。 これまでも少しづつ緩和を進めていたのだが、一般的にはわかりにくいレベルの変化だった。しかし、今週の金曜日、シリコンバレーは大きな緩和への一歩を踏み出す。 まず、レストランでの屋外の飲食が許可される。レストランが持ち帰り以外は完全に閉鎖された長い期間の経て、ようやく扉が開かれることになった。今の季節、カリフォルニアはパテオで過ごすのは気持ちいいので、誘われて人々が出てくるかもしれない。 また、これまで店頭ピックアップのみだった小売店…

  • 混沌としたメルティングポット(ロックダウン77日目・現時点の解除予定日まで残り0日)

    *この日記でロックダウンと呼んでいる規制は正確にはShelter-in-PlaceまたはStay-at-Home(自宅避難)規制と呼ばれています。ロックダウンには広範囲の意味があり、緩い規制から厳しい規制にまで幅広く使われいます。 今日がシリコンバレーのあるサンタクララ郡のロックダウン最終日だ。と言っても、「ロックダウンが終わりました。みなさん元に戻りましょう。」ではないことは、みんな知っている。シリコンバレーは未だ緩和段階の一番最初のステージで厳しい規制がかかっている。レストランは引き続き持ち帰りのみ、ショッピングは店頭でピックアップのみ、家族以外の人間が集まるパーティやイベントは禁止、スポ…

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