5年間で一変した欧州の中国への見方 習近平主席はフランスを皮切りに欧州歴訪を開始しました。 欧米の中国への見方が厳しさを増す中、今回の欧州歴訪がどの様な意味を持つのか、大変興味深いものがあります。 今回の欧州訪問の目的は米国からの呼びかけに応じて厳しい対中政策を打ち出そうとする欧州諸国の足並みを乱し、欧米の仲に楔を打ち込もうというものと理解されますが、うまくいくでしょうか。 欧州で訪問する3カ国(フランス、ハンガリー、セルビア)は入念に検討した上で選択されたものと思われます。 特にフランスはドゴール主義の伝統があり、最近もマクロン大統領が安全保障面での欧州の自立を唱えており、中国側は付け入る隙…