荼枳尼天と言えば、文殊菩薩、如意輪観音、十一面観音などの「化身」と聞く。 私が授かった次第には「文殊大士行化の応作也」とあるし、尊像も文殊菩薩の三昧耶形の一つである「利剣」を持つお姿なので「文殊菩薩」を本地仏としている。 荼枳尼天は護法神とはいえ、実類に近しい天部尊で「恐ろしい」という属性を強く持つ。 よって思うところあって(というより師僧からのアドヴァイスもあり)本地仏との繋がりを強くするべく文殊菩薩をよく修法することにした。 現状は、文殊様のお像はないので、今のところ十六善神図にある文殊様を前に拝んでいる。 ……ということで、早急に文殊菩薩様のお像の作成に入るべく、材料の石塑粘土を取り寄せ…