暑い日々が続いており職場のお昼は冷たい麺類ばかり食べている僕、そういえば作業中はテーブルにかったるそうに手をついてあくびばかりしてうる日雇いバイト「N子(略名)」は冷やし中華が大好物みたい。個人的な意見ですが冷やし中華は、醤油・酢・砂糖の味が混ざったシロップみたいな脱力感溢れるタレと、店の残り物を千切りにしたみたいなハム・キュウリ・錦糸卵といった具材の組み合わせが、どこで食べても同じで一緒の怠慢料理に思えてしまうのです。ですがそんな脱力・怠慢の共通キーワードがN子が冷やし中華を好きな理由なのかもしれません。 そんな気持ちで訪れた店は神保町にある冷やし中華発祥の店として有名な、1906年(明治3…