先日、古い刈払機を猟仲間から頂いてしまいました。軒下に放置してあったため「これ使えないの?」と。数年前にエンジンが掛からなくなり、新しい物を調達したそう。「直せるんなら あげるよ」とのことで頂戴することに。試しにスターターを引いてみると圧縮はあるため、エンジンは焼き付いていない様子。移設犬舎に持ち帰り、スパークすることも確認。ならばダメなところはキャブレターに違いない。「始動を試すこともなかろう」...
我が家の秘密兵器ユキカゼ号。三重県の犬屋さんから連れ帰った頃はクリーム色がかった白色でした。ところが成長して夏毛に変わったとたん、茶色に。ユキカゼ号と同腹の4頭の兄弟は、どれもが茶色でした。母犬カノと同じような感じの色だったのです。それでも当時生後3ヶ月のユキカゼ号の動きや反応に、自分好みのモノを感じたため「この子にします」と、唯一の白い子犬を連れ帰りました。その後、ユキカゼ号は私が予想したとおり...
我が家には、ゆかいな仲間たちが随分と増えました。しかし私は、どんなに頑張ってもムツゴロウさんにはなれない。舌でベロベロとやり合うムツゴロウさん流の犬との挨拶は、私には無理。とくに我が家の面々は、何でも口にしてしまう食いしん坊ぞろい。なので、静かに語りかけながら頭を優しく撫でてあげる。それも単頭飼いの区画内で。庭に複数頭放して同じことを行うと、もう大変。「私も!私も! オレも!オレも!」となり、頭撫...
飼い主は、様々な事で子犬の成長を感じるものです。どんどん食べる量が増えて・・・ずんずんウンチ君が立派になる。短い脚で、よちよち歩いていたのに・・・気が付いたら走り回る子犬を捕まえられない。自転車だって背が届かないと思っていたら、届くようになって・・・反射板は何処へ行ってしまったのかな。それに、これは何だろう。って、おい!ダイナモライトが使えないではないか。「けしからん!」でも、子犬たちのスペースに...
そろそろ子犬たちを単頭飼いにしなくては。その方が躾をヤリやすいのです。と言いますか、3頭一緒の躾は私には無理。また気質が荒めなため、見ていて心配になるほどのケンカぶり。ケンカが終わると、ケロッとして仲良くしているのですが。とにかく今後の猟行のことも含めて、相性が悪くならないようにケンカをさせないのも飼い主の役目。そもそも猟犬のケンカは、知らぬうちに飼い主がその原因を作っていることが多いと感じます。...
先日の出来事です。我が家に戻ると、いつもと何かが違う。聞こえるはずの音が聞こえない。少し前から風呂場の給水栓より水漏れが始まっていたのです。「ポチャン・・・ ポチャン・・・」と。その漏れた水をバケツに受けて、トイレや洗濯水に。給湯器をユニットごと交換する予定のため、そのまま交換修理はせずにいました。家を建ててから20年。さすがに古さが目立つようになってきた風呂。「古風呂や~漏れが止まらぬ水の音」風...
「おう、押し入れから付属の物が色々と出てきたで~♪」先日、モモちゃんを迎えに来てくださった龍さんからの電話。早速、我が家に『付属の物』を送って頂きました。中身はトップシューター狩猟ベスト用のポーチ類。本当に、ありがたいことです。先行して龍さんから頂いていたトップシューターの狩猟ベスト。そのベストに装着せずに仕舞ってあったのを思い出したそう。元から装着してあったポーチ類と併せると、こんなに沢山。これ...
7頭の子、全頭を見事に育て上げた母犬カノ。猛暑の夏の一番キツイ時期に、よくぞ頑張り抜いてくれました。「本当にお疲れさまでした」と言ってあげたい。なので言ってみたところ・・・何となく分かったのか、カノは尻尾をフリフリ。そして私の口元をペロリンチョ♪直前に食糞をした痕跡のある糞を始末しましたが、もう気にしない。カノは、いつもこうなのです。先日は息子がその犠牲となりました。口を拭きながら「なんだかウンチ...
昨日、裏庭からの「キュンキュン」と助けを求める声に気づいた娘。様子を見に行くと・・・コンゴーとレイが粗大ゴミの中で脱出不能に陥っていたそう。その必死の姿に、シャッターボタンを押さずにはいられなかった娘。スグに救出してくれたようですが。それにしても子犬の機動力の高さには、いつも驚かされます。成犬のように「これを越えたら怒られる」との学習や躾による自制は皆無。よって、どんどん行動範囲を広げようとします...
先日、マルタイラーメンを更に美味しく頂こうと作った猪肉チャーシュー。いい感じに仕上がったこともあり、抜群に美味しい豚骨チャーシュー麺となりました。これはもう替え玉をするしかない。「バリカタだ!粉落としだ!」で、稗田バージョンのスープを活かすために、同じくマルタイ棒ラーメンを犠牲?にします。。。そのおかげで本場のスープを目いっぱい堪能できて、満足マンゾ~!残った棒ラーメンのスープの素は、炒飯のスープ...
猟犬の名前を考えるのは、毎度の事ながら楽しいものです。呼びやすくて愛着を感じる名前。先輩勢子さんたちの犬と被らない名前。いくつかの抑えるべきポイントがある中で、アレコレと浮かんでは消える。猟の流れをシッカリと考えている猟師は、皆さん他人の猟犬の名前も覚えています。これは当たり前と言えば当たり前。今は、GPSでもある程度は分かりますが、実際に目で見た情報は大切。「どの犬が獲物を追っていたか」「猟場の...
私は職場では煙たがられています。それはナゼか。そう、口うるさいのです。とくに節電には厳しい。コンプレッサーの電源入れっぱなしもダメ。「使わないんだったら電源を切りなさい」と。工業用の大型コンプレッサーは、ビックリするほど電気を消費してしまうのです。それに伴い、エアラインのエア漏れに対しても、うるさい。空気はタダですが、圧縮空気は電気代の塊。つまり「シュ~ッ!」は「チャリ~ン!」お金がノズルの先から...
毎日が朝から晩までバタバタだった、この2ヶ月間。母犬カノと同じくらいに、私がピリピリしていたように思います。「絶対に、この7頭の子犬たちを健康に育て上げてみせる! 母犬カノと二人三脚だ!」と。『生きもの好き魂』に火が着いていたのです。一日の睡眠時間は3時間+1時間。1時間は職場で寝ていました。。。ホント。そして、母子ともに何事もなく2ヶ月間が過ぎていったのです。家族も快く全面的に協力してくれました...
マルタイの自信作『職人 稗田の博多豚骨拉麺』以前、福岡に赴任していた私としては、とても気になる一品でもあります。また、イノシシ骨を使ったスープ作りに挑戦中の身としても然り。因みに、その中身はと言いますと、至ってシンプル。麺とスープの素が、それぞれ2人前入っています。作り方も簡単。湯切りなどの必要がない、いわゆる袋ラーメンの作り方と同じタイプ。おまけに茹で時間は通常で90秒。驚くほどに早く簡単に食す...
今まで狩猟ベストのことを殆ど考えて来なかった私。お気に入りの狩猟用品メーカーの狩猟ベストを注文しようと、何度か問い合わせたことはありますが・・・欲しい物はいつも在庫切れ。私の体型は一番の売れ筋どころ・・・だからか。でも、考えてみれば当たり前。猟期直前や猟期中に注文をしようと、問い合わせた私が間違っている。狩猟ベストは、物によってはスキーウエアのように季節商品的な扱いなのかもしれません。メーカーが製...
あらら、あんなところに捨て犬が。。。と、勘違いするような場所にドッコイショ。チビちゃんでも、さすがに3頭もいると、かなりの重さ。それにケージが大きくて持ちにくいし。まずは搭乗手続きを済ませます。肝心の子犬たちも手続きを。荷物の受付担当の女性がとても優しそうな方だったので、ささやかなお願いを。3頭分のSサイズのクレートを予約していたけれど、Lサイズに全頭入れた方が子犬が落ち着く旨を伝えます。すると快く...
可愛い赤ちゃんの入った袋を咥えて降り立つがごとく・・・明日、私はコウノトリになります。そして、じゃんさんの元へと。では、まずは予行演習。空港までは、このケージで向かいます。そして空港では無料レンタルで輸送専用ケージにお引越し。航空会社では「クレート」と呼んでいますが、一般的なハードキャリーの規格品だと思われます。原則、1頭に1クレートだそうで、輸送料はFDAがサイズに関わらず1クレート5,000円。因...
猟犬用にと冷凍保存しておいたイノシシの腰椎と尻骨にかけての肉。ところが冬場のイノシシ肉だったため、シッカリと脂が乗っている。猟犬たちのカロリー消費が少ない今の時期に、こんな肉を食べさせたら太ってしまう。猟犬の体調管理に真剣に取り組んでいる私。。。この猟犬への一途な思いが「自らを犠牲にしろ」と囁きかけて来るのです。ならば止む無し。私たちが頂くことに。。。学徒君、今日はキミが焼きたまえ。息子にイノシシ...
さて、この子の名前はどうしよう。最後に産まれて呼吸開始が少し遅くなってしまった末っ子。初めの頃は少々気になる反応を示しましたが、今は他の子に後れを取ることのない、ワルワルのオテンバちゃんに成長。もう心配はいらないでしょう。それにしても・・・頭数が多いと、いつもの事ながら名前を考えてしまいます。発音や母音の並び、そして字数など、出来るだけ紛らわしくないように明確にしたい。私は勝手にその様に考えている...
祖父や父から太平洋戦争の話を聞かされて育った私。この悲惨な人類の歴史を語り継ぐことの意味と大切さを、娘と息子にも伝えています。そのような最中での昨今の世界情勢。愚かな者たちが指導者となってしまう背景を考え続ける日々でもあります。絶対に繰り返してはならない悲劇の窮み「戦争」毎年、夏が近づくと考えずにはいられません。猟犬訓練のために海沿いの山を登り、尾根伝いに進めば・・・そこには、敵機を迎え撃つための...
私の今は亡き師匠の盟友でもあった三重県の龍さん。三重地犬カノを、私に託して下さったのは5年前。その後、カノの素晴らしい猟芸に惚れ込んだ私は、カノの血筋を存続させることに使命感を覚え、躍起となります。そして何とか授かったカノの子犬たち。順調に成長して、7頭全てが超健康優良児に。そんな中、今日は三重県から遥々、ステキな奥様と一緒にメスの子犬を引き取りに来て下さいました。抜群の機動力と考察力で「脱走名人...
昨日の事でした。たまたま家に居た娘。その娘のおかげで九死に一生を得たカメ。ミカサに食べられる寸前だったカメを、犬舎から救出してくれたのです。「なんかヘンな鳴き声がしたから犬舎に行ったの。そうしたらミカサがカメを齧ってた」と娘。ところが、救出したカメが大変な状態に。甲羅にヒビが入った上に穴が開いてしまい、その穴から体液や血が出ていたそう。「あと1分遅ければ、ミカサは食べてたよ」と。救出したカメをキレ...
おっ、忘れてた!毎月一日がフィラリア症予防薬を飲ませる日だった!で、今日は成犬たちに薬入りのソーセージを。この薬は母犬カノにも与えています。お乳のことを考えると、少々心配。獣医さんに確認したところ「与えても大丈夫ですよ」と。あとは、各種ワクチン接種。これも獣医さんに伺ったところ・・・「妊娠中と子育て中はヤメておきましょう」と、強く。体に負担が掛かっている間は、危険性が高いとの判断でした。実は、この...
もうかれこれ25年ほど飛行機に乗っていない私。ましてや航空チケットを自分で手配した事など殆どなし。で、来週、久々に飛行機に乗ることになり、なんだか年甲斐もなくワクワクしています。おまけに、子犬たちも一緒。それにしても、今回は勉強になりました。ペット便やペットとの搭乗について色々と調べ、各航空会社にも直接確認して、不明な点もバッチリ。空港や航空会社によっては、ペットだけでは送れなかったりと、一筋縄で...
「助けてくれ~!」日増しに悪戯がエスカレートする子犬たち。このドアを開けるのが怖くなってきました。また何かがボロボロになってるんじゃないかと。ニンジャのフェンダーが齧られるのも時間の問題。ハズしましょう。とにかく元気過ぎて困っちゃう。飲み水用のタライも、プールだと勘違いしてるみたいだし。ヤルこと成すこと、もう幼稚園のチビちゃんたちと一緒。いや、それではチビちゃんたちに失礼だな。ゴメンネ♪でもまぁ、...
猟犬の中にはパニック状態に陥ると、コントロール不能となる個体が散見されます。とくに自分の動きが拘束されるような状態になったりすると大暴れして、手が付けられなくなることも。他には、体を不意に触られたり痛みを感じると、反射的に咬んでくる個体もいます。これは猟犬に限ったことではありませんが。また、仕留めた獲物に執着し過ぎるがあまり、他の猟犬や人にまでも攻撃的になる個体も時折見かけます。しかし、これらの問...
『狩猟安全6原則』の5番目にある『猟服に注意』これは、どのような意味かと申しますと・・・「誤射されないように一目で人だと分かる目立つ服装で猟行するべし」との事なのでしょう。しかし、それとは異なる観点でも猟服に注意するべきだと私は考えています。とにかく、携行品を落とさないこと。各許可証や実弾、またGPS受信機やスマホ等、法的にも紛失する訳にはいかない物が色々とありますから。そんな私自身も様々な携行品...
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先日、古い刈払機を猟仲間から頂いてしまいました。軒下に放置してあったため「これ使えないの?」と。数年前にエンジンが掛からなくなり、新しい物を調達したそう。「直せるんなら あげるよ」とのことで頂戴することに。試しにスターターを引いてみると圧縮はあるため、エンジンは焼き付いていない様子。移設犬舎に持ち帰り、スパークすることも確認。ならばダメなところはキャブレターに違いない。「始動を試すこともなかろう」...
猪や鹿の肉を美味しくいただくには様々な配慮が求められます。また捕獲時の状態に応じた処理、その後の解体作業における注意点や技術など含めて一定の考察力も必要です。残念ながら、これらを理解して実践できている者は ごく一部に限られると感じています。仕留めることと同等に解体も大切なのに。とにかく狩猟者である以上は、獲るだけでなく、その肉を全力で美味しく食べることにも拘って貰いたいものです。見ていると、射術向...
もう3日も断続的に大雨が降っている。近頃は予報で「線状降水帯」と耳にすると、まずは通勤手段を考えてしまいます。とにかく至る所で冠水が発生するため悩むのです。その点ではベトナム仕込みのディオ110は意外と心強い。機動力に優れる上に、20㎝くらいの水深なら走破できる。それにしても心配。また内水氾濫しなければいいのだけれど。おまけに移設犬舎への行き来も大変。それに盛大に泥だらけとなったサカエとホマレが「遊ぼ~...
早朝から元気に駆け回り、それが終わると同時に始まるワンプロ。移設犬舎の訓練区画では早朝と夕方の1日2回 猟犬たちを放ち、力いっぱい運動させています。その間に個々の呼び戻しやコマンドに対する服従等の躾も行い、犬たちが常に私の制御下にあるかを確認。これは安全狩猟の上でも大切だと実感しているため欠かせません。そんな中、訓練区画内の植物に目が留まり凝視。茎がオニヒトデのようにトゲトゲなのです。ネットで調べる...
猟場内に猪と鹿が混在している場合、猟犬は逃げ惑うだけの鹿を追いたがるもの。こんな話をよく耳にしますが、その度に「そんなことはないよ」と実際の状況を説明します。確かに これだけ鹿の生息密度が高ければ、真っ先に鹿を発見して追ってしまうのは仕方のないこと。でも「追ってしまう」と「追いたがる」は別の話で、それを混同してはいけない。勢子が上手く導けば「猟犬は、むしろ猪を追いたがる」と実感しているだけに冒頭の...
今年も子犬の世話でバタバタしていましたが・・・気がつくと、もはや制御不能なほどに激しくなってきた今回の2頭。もうワルワルなんてもんじゃない。生後3ヶ月半の子犬ってこんなに強烈だったかな。お婆ちゃん犬のコーシンが子犬だった頃のことを思い出してみると…確かにワルワルだった。先輩犬のヤマがノイローゼになるほどにコーシンも激しかったのを思い出します。でもヤマは幼いコーシンに揉みくちゃにされても決して怒らなか...
「熱中症になるのは気合いが足らないからだ!気合いだ!気合いだ!」と、いつも声高に言っている私。でも熱中症は気まぐれ。熱中症になりそうな時にならなくて、熱中症にならなさそうな時になったりもする。日中の気温が30℃にもなる初夏の捕獲業務で大汗をかきながら真面目に頑張る勢子の私。でも以前のように熱中症で尾根で倒れて、カラスの餌食になることは無くなりました。。暑さに慣れて、体力もレベルアップしたのでしょう。...
狩猟で酷使している私の猟車。林道での横転や大木への激突などもありました。もはや満身創痍の状態。でも猟車のスズキ キャリイは一生乗り続けるつもです。ところが…猟場の下見中に岩に乗り上げてしまい、下回りを強打したことが原因で面倒なことになってしまいました。フロントのシャフトブーツが破れて、取付金具も変形。そこで、いつもお世話になっている整備工場で直してもらうことに。すると驚きの事実が判明。純正品のシャフ...
この日曜日のニホンジカ管理捕獲は県境の標高の高い奥山。私はこの地域には苦い思い出があるため、長らく猟犬を引いていません。「なんだ、犬を連れて来なかったのか」と言われても、頑なにすっとぼけ続けた8年間。「いや、また皆さんに迷惑をかけちゃうんで」と。鹿の大群を猛追した猟犬たちが隣の県まで行ってしまい…回収したのは日が暮れてから。数十名の隊員たちが その帰りを待っていてくれたのです。そして先輩方が「お疲れ...
一ヶ月ほど前に移設犬舎の訓練区画で捕まえたヒキガエルの亜成体。雌雄の判別をしてみると、メスの特徴が出始めていたため「ヒキ美ちゃん」と命名。観察も兼ねて しばらく飼育してみることにしました。エサやりは専ら自然任せ。古家の玄関灯下に飼育ケージを置くと、勝手に蛾や小さな甲虫がその中へと落ちるため、ヒキ美ちゃんはせっせと舌を伸ばして お食事を。舌の伸ばす際に「ペチッ」と舌の発射音がするのが面白い。射程距離は...
不思議なもので、世の中にはウリ科の食物が大好きな人と全くダメな人が居るようです。考えてみれば、どんな食べ物にも好き嫌いはあるものですが、ウリ科の食物は身近なだけに その違いが目立ちます。我が家でも息子は大のウリ科嫌い。キュウリだけではなく、メロンやスイカもダメ。あの共通したニオイが受け入れられないのだとか。カットしたマスクメロンを前に「いらない」と皿を押し戻す姿の何と気の毒なことよ。その瞬間「待っ...
毎年、猟犬たちの体調や仕上がり具合に応じて出猟や予防接種のタイミング等を調整しています。しかし、ここ3∼4年は豚熱の影響もあって猪狩りの方は休止状態。また勢子役が激減する中で、各猟隊が協力し合っての合同猟が増えため、一銃一狗や少人数での出猟は減る一方。そんな中で一時期は日本犬(三重地犬)のみの飼育に徹して、その中から個々の特性や気質を鑑みて一銃一狗に使う犬と巻狩りに使う犬とに分ける予定でした。しかし...
猟場の事前調査の努力に応えてくれるかのように、遠方からも多くの猟師たちが応援に駆け付けてくれた昨日のニホンジカ管理捕獲。まさに鉄壁の布陣と言えます。隣山への逃走ルートを塞ぎ、前進守備の中タツには凄腕猟師たちを配置。その布陣はまるで大阪の陣の真田丸が如く。全員が赤備えで気合いもバッチリ。いや、オレンジ備えか…そして尾根上には全国大会上位者のライフルマンたち。つまり極めて優秀な狙撃兵を見通しの良い場所...
巻狩りにおいて、囲み役や その配置場所を「タツ」「マチ」「タツマ」などと呼びます。また、これらタツの目安となるのが「通り」「ウツ」と呼んでいる獲物の通り道。山から山への日常的な移動に使う通りや、水を飲みに行くためにだけ使う通り等々。一般的には日常的な移動の通りを逃走ルートとするため、その見極めは大切です。そんなタツの場所が決まったら、次に考えることはタツ役同士で撃ち合わないための位置取りやバックス...
まずは玉ネギとニンジンを炒めて、先に煮込みを開始。主役の猪肉は、塊のまま表面を軽く焼いて肉汁の流出をストップ。塊肉のまま鍋に投入します。ちょっと猪肉の量が多かったかな。で、30分ほど煮たら塊肉を取り出します。やはり1.5kgは多かったな。カレールーの箱裏に書いてあった量の3倍だもの。でも取り出した塊肉は煮る前と殆ど同じ大きさで、肉汁を蓄えたまま火が通った状態。小さく縮んでしまった肉とは違って筋繊維間の空間...
「シェー! もう やめてほしいザンス!」「そんな つぶらな瞳で見つめてもダメ」でもヤメられない止まらない地底探検への穴掘り。懸命に掘り進めるホマレ。そこへ作業効率をアップさせようと、サカエが連結。ツインパワーで土をかき出します。その後ろで様子を見ていたコーシンの顔に土が直撃。ほら出入口が土だらけになっちゃたじゃない…って、脱走禁止!よし、言うことを聞かないのなら奥の手じゃ。父ちゃんを侮るでないぞ。前...
まだまだ続くニホンジカ管理捕獲。県担当者と猟友会上役の方々から新たなる実施区域の調査依頼を受けて、猟仲間たちと共にタツ配置のマーキング等を行いに猟場へと向かいました。標高400m程の低山を囲む巻狩りとなるため、今回も かなり大がかりな捕獲となります。こんな事もあろうかとタツ配置場所に通じる林道を復旧整備しておいて正解でした。基本的には猟場に詳しい先輩に教えて頂きながらの調査。次々とマーキングして行きま...
雨降る森の中、移設犬舎の古家で一人黙々と焼く猪肉。半径200m以内には自分しか居ないとのヘンな優越感。森を独り占めした気分になれるのです。そして森の一部にもなっている。そんな森から授かった恵みを力いっぱい美味しくいただく。猪肉は やはり焼肉が一番。今回の部位は肩ロース肉とホホ肉とタン。そう言えば未だに食器を用意していなかったな。学生の頃から使っていたラーメン鉢が一つあるだけ。我が家の食器は全てセットな...
体をかがめて暗闇の中を進んで行く。まるでノストロモ号の排気ダクトの中でエイリアン狩りを行っている感じ。そして「ぐわぁ~っ!」と、自分が狩られる…でも私はダラス船長とは違って経験豊富な凄腕猟師だから大丈夫。。まずは強力なライトで視界を確保!武器は火炎放射器…ではなくて草刈り鍬と炭スコップ。これは何となく負けている気がする…なので強力掃除機で撃退!って吸ってどうするの。ゴーストバスターズじゃあるまいし。...
「積載量 積めるだけ」なんてステッカーが貼ってある貨物車を時々目にします。そんな茶目っ気ある文句に微笑ましい気持ちにもなりますが、これがインドやパキスタンだったら大変。彼らは本当に積めるだけ積みます。とにかく怖いもの知らず。また、スクーターならベトナムやタイだって凄い。家族全員でスクーターに乗ったり、荷台に大きな豚を積んだりもする。私の愛車、ベトナム・ホンダ製のディオ110は、それら過積載を想定しての...
東電が老朽化した鉄塔を建て替えるとのことで、私の職場は9日間も送電がストップ。主要なところは自家発電機で凌ぎますが、それは職場の中のほんの一部。なので私を含めて殆どの社員は夏季休暇を取ることに。その上で職場が9日間もクローズするということは、その前後が大忙しになるということでも。人手不足や新型コロナ感染者続出の影響と相まって、バタバタが続いていました。そんな中で父の容体が悪化。今は元気を取り戻しまし...
なんともグッドなタイミング。アマゾンプライムデーで目星を付けていた溶接機がほぼ半額になっていたのです。製造国は中国ですが迷わずに「ポチッ」とな♪中国製品でも優れた物は沢山あります。もちろん残念な商品も沢山。大切なのは、それを見抜く選択眼を有しているかどうか。以前に購入した㈱高儀の中国製チップソー。同レベルの日本メーカー品の半額以下でしたが、性能や使い勝手は遜色なしで耐久性も十分。我が家と犬舎移設地...
伊豆半島に移住を決めた両親に合わせて、私も移住を決断したのは およそ30年前。将来的に両親の面倒を見るために退職して、近くに住む可能性が高いと考えたからに他ならないのですが。また当時の転勤に次ぐ転勤では、家族にも負担が掛かり続けてしまうと考え「早いに越したことはない」と行動に移したのでした。その思い描いていた人生の流れは的中し、今日に至ります。つまり両親の面倒を本格的に見ることとなったのです。それに...
趣味の工作で金属を接合する場合は、それを職場に持ち込み、昼休みに工務室にて溶接作業を行っています。本当はダメなのですが、工務課の課長が笑顔で「いいですよ」と言ってくれるので、イイのです。。。とにかく職場の工務室は素晴らしい。200Vの溶接機が各種揃っているのです。アーク溶接、ノンガス半自動溶接、TIG溶接の交流と直流、そしてアセチレン溶接機も。なので材質や大きさは何でもござれ。ところが大きな物はどうにも...
我が家の犬舎横の道端に生えていた謎の植物。大きく育ってしまい ご近所さんの通行の妨げとなりだしたため、刈ることに。ところが庭にその植物を捨てたところ、犬たちが引っ張り出してムシャムシャと食べだしたのです。「もしや♪」と葉を齧ってみると、これが結構イケル♪粘り気があるあたりはツルムラサキにも似ている。でも毒性は大丈夫なのだろうか。今までに野草で このような植物を見たことが無かったため、調べてみることに。...
三重地犬の子犬、シオちゃん♪マチちゃん♪そして フミ君!みんな可愛い顔して もうワルワル!子犬が複数頭であっても躾のコツを掴んでいる私は、今まで全頭上手くいったと実感しています。ところが、このワルワルな3頭には そのコツが通用しない。とにかく激し過ぎるのです。そこでジックリと観察を続けたところ、あることに気が付きました。今までは数頭に一頭の割だった斬り込み隊長のような怖いもの知らずの子犬。それが今回の子...
私は素人の一狩猟者であってプロ猟師ではないため、獲物肉の販売に関する許可は得ていません。よって猪肉や鹿肉の販売はできず。また猟犬の繁殖は血筋存続が目的であり、販売を目的としていません。したがいまして、血筋存続に協力して下さる方にのみ子犬や仕込み犬を差し上げている状況です。そんなことなので、ブログ写真においては誤解を招かぬように解体場面などは極力掲載しないようにしています。以前に何度か猪の解体シーン...
私の職場では新型コロナウイルスによる病欠者が目立つようになってきました。エアコン使用による部屋の閉め切りが それを助長しているのかもしれません。いずれにしても夏季の第一次長期休暇を前に職場はテンテコ舞い。人材不足が深刻な問題となっている中で、更に人が足りない状況となり、皆がバタバタ。でも長期休暇は何が何でも休んでみせる。休日返上なんてまっぴらごめん。私は出勤日より休日の方が断然に忙しいため、休日は...
先日、近所のスーパーで半額にて購入した 丸のままのボイル豚足。1本はその日のうちに美味しく頂きました。ところが残りのもう1本はチルドルームに入れていたのに 3日ほどで残念なニオイに。ただでさえ悪くなるのが早い豚足。半額品ともなれば最大級の警戒をしつつ、早めに食べるべきでした。普段から「SDGs 命!」などと声高に言っておいて、これでは豚ちゃんに申し訳ない。とりあえず丸のまま洗ってみましたが・・・まだ少し臭う...
今年の冬で9歳になるビープロのメスのコーシン。発情期が来たものの、どうやら排卵はしていない様子。でも発情フェロモンはプンプンに発散しているようで、オス犬たちはメロメロ。犬もある程度の歳になると排卵は止まるようですが、発情は一生続くとのことで、なんだか不思議。その生態に意味があるのだろうか。祖先であるオオカミの存続において、この状態に優位性があったからに他ならないとは思うのですが。コーシンは早めに引...
最高気温が40℃とは何事なのだ!あまりの暑さにバリカンで頭を丸刈りにしてしまいました。ついでに子犬たちも丸刈りにしてあげたいくらい。暑すぎて大人しくなってしまったのです。今は扇風機で何とか凌いでいる状態ですが。でも少し体が冷えてると、大人しくしていた分を取り返さんとばかりにハッスルするのは如何なものか。子犬は冷やし加減が難しいのです。。。脱走禁止!エサも今は猛暑仕様。獲物肉と野菜を煮て一旦冷まし、後...
実直な猟犬のミカサ。人に例えるならば「真面目な働き者」といった感じで、私に似ています。。。今日はそんなミカサが猟師仲間さんへの元へと旅立ちました。その役目は先導犬として頑張ってもらうため。猟師仲間さん宅には生後4ヶ月になるプロットハウンドが飼われています。名前はスカイちゃん。とても可愛い女の子。そのスカイちゃんの先生役がミカサなのです。なんかイヤな予感がする。禁断の愛が。。。ミカサ、教え子に手を出...
狩猟を始めるにあたっては、まずは猟友会の先輩方を頼るのが一般的。右も左も分からぬ中で好き勝手に猟を始めれば、トラブルを引き起こすであろうことは誰でも察しがつくでしょうし。猟友会の会員になることは、狩猟を始める第一歩でもあるのです。問題は そのあと。「良好な人間関係の先に本来の狩猟がある」と私は強く感じています。「狩猟を行うために人を頼る」ではなく、あくまでもお互いに信頼し合えるような人間関係を構築...
生後3ヶ月半となった三重地犬の子犬たち。そろそろ躾を始めようかと考えて、1頭ずつ分けることにしました。初めのうちは寂しいのか、互いに鳴き合ったりもしましたが、程なくすると静かに。食事をゆっくりと取れるため「単独も悪くない」と気が付いたようにも見えます。毎度のことではありますが、単独飼育に移行した方が断然飼いやすい。やはり1対1だと互いの距離が一気に縮まります(これは物理的に)。マチちゃん近いよ。そして...
趣味的なことにアレコレと手を出す私ではありますが、実は一番の趣味は釣りなのです。小学二年生の時に貯水池でフナを釣って以来、もう釣りに どハマり。あの日の記憶は今でも鮮明に残っています。その後、進路においては紆余曲折あったものの、最終的には 釣り→魚類→水産との流れで その道を突き進み、挙句の果てには原点に立ち返り 脱サラして釣具屋を共同経営。傾きかけた釣具屋を買い取り、懸命に働き続けたところ、スタッフた...
昨日は3年ごとの狩猟免許更新のための講習に行ってきました。周りを見渡すと、今回が最後の更新になるであろう ご高齢の先輩方も多い。「歳なんだから やめろって家族がうるさいんだよ」と少し寂しそう。でも ご家族のお気持ちも十分に理解できます。狩猟は危険を伴いますから。人生の区切りのためにも、3年ごとの更新は意味があるのでしょう。昼過ぎに講習が終わると、同席していた会長が役場からの捕獲要請を伝えてきました。猪...
猟犬用のGPS発信機と受信機は今や無くてはならない存在です。狩猟事故防止や猟犬の命を守るにおいて、これほど心強いモノはありません。「便利なモノを手に入れてしまった以上、人類はもう後戻りはできない」との お決まりの流れに当てはまる物の一つに。つまり車や電話やパソコンといった利器と同じ。その運用のために法律が新しく制定され、今もなお改正が続いているのです。ところが運用上の不備における法律改正の狭間で、理不...
我が家の三重地犬の血筋存続計画において、次なる段階に入りました。まずは将来に向けての我が家の繁殖可能なメスが3頭となり、猟師仲間の元へと貰われて行った4頭を含めると7頭となったことで「最後の1頭」との危機的な状況は脱しました。そこでオスたちを別猟隊へと旅立たせ、武者修行を行いつつ、そちらの方の各系統の種親となってもらうことに。せっかく猪犬に仕込み上げても、こちらの地域では豚熱の影響が長引いたこと等によ...
これで三日目。日曜日は休診日なのにもかかわらず、父を診て下さった主治医の先生。抗生剤と栄養剤の点滴が父の窮地を何度救ってくれたことか。毎度のことながら感謝の言葉しかありません。父は今年で89歳。心臓弁の手術から10年以上が経過し、本人は「座して死を待つのみ」と雑音の混ざり出した心音に腹を決めています。「死の迫った老人でありながら、国家に高額な医療費を支出させてはならない」と。しかし今回の急性前立腺炎は...
今日の昼休みに母からの電話がありました。父が倒れたと。持病の急性前立腺炎が再発して、またもや動けなくなってしまったようなのです。仕事を早目に切り上げたものの、行く手を阻む線状降水帯による強烈な雨。車がアチコチで立ち往生する中、水しぶきを上げて突き進む愛機インターセプター。「マジで浮く!」と焦りながらも、なんとか実家へ到着。バイクは冠水に強い。その間、病院には家内が連絡を。こともあろうに母のスマホの...