「ま〜た断っちゃったの?なんか、マジで真面目ちゃんになっちゃったのな」「前は寄ってくる女を、ふるいにかける勢いだったのにな」「…っるせえな……」また一人断り、もやもやと晴れない霧を胸に抱えたままで戻った教室の中。クラスメートの一人がかけてき
あれから半年の時間が経ち、俺達は今も変わらず互いの温もりを一番近くに感じていた。でも、シュウの俺に対する態度は変わらない。いつまでも俺に遠慮し続け、焦れったくなるほどに控えめな態度も笑顔も、何も変わらないままだった。いつの間にか逆転してしま
あの日から、何故か俺の隣にはシュウがいて。シュウが与えてくれる空間が、何故か妙に心地よくて。離れられなくなってしまったのは、きっと俺の方──…。あの日の帰り道、結局繋いだ手を離す事なく歩いた俺達は、初めて互いの家が徒歩圏内にある事を知った。
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